2017年12月04日

週刊少年ジャンプ2018年01号 【ジャンプ創刊50周年イヤースタート!号】 感想<前編>

jump201801.jpg

 背表紙が、なかなか昭和的で味わい深いデザインになったなー、もしかして創刊号当時の?って思ったら、なるほどこれから一年間かけて創刊号から現在までの背表紙を全部やっていくってわけですか。
 これは面白い事を考えましたねー。
 ズラリと並べたときにジャンプの歴史が完成すってわけですね。
 しかし、どのあたりから見覚えがあるかで歳がバレてしまいそうです(笑)。

 ではではそんなわけで、2018年カウントのジャンプ第1号、さっそく感想まいりましょー!





 前半の感想は、

・ハイキュー
・約束のネバーランド
・ワンピ
・鬼滅の刃
・Dr.STONE
・ブラクロ
・ヒロアカ

 の 7 本でお送りいたします。



ハイキュー!!

 すッッッげぇえーーーーー!!!
 なんッッという激アツ展開か!!!
 ひとつ、またひとつと手がかり足掛かりが奪われて、崩れて、のしかかってきた絶望感と窒息感を、一発で吹き飛ばす激アツのレシーブ!!
 日向、まさかそこにドンピシャでいますかと!!
 世にいうスーパーレシーブとかではない、教科書のような真正直なレシーブなんですが、まさにそこに日向がいたこと、そのものが凄いっていうね!
 冬のあのボール拾いの日々、これまで地道に培ってきた日々が、すべてここに結実したっていう結晶のようなレシーブですよ。
 今まで戦ってきたライバルたちや、味方が一番驚いているっていうのがもう最高ですね!(笑)
 まさに重々しい空気を一変させる、最ッ高のレシーブ一発。

 そのあとのポエムもゾクゾク来ます。

「思い出すだけで心が奮い立つような

 自信が蘇るような(中略)

 それは奇蹟などではなく

 100本に1本

 1000本に1本であれ

 掴みに行って掴む1本」


 奇跡が起こったとよく漫画では表現しますが、そういう奇跡なんかじゃないっていうのがハイキュー魂を感じますよ。
 掴みに行くという意思と、行為と、そして愚直なまでに練習を積み重ねた日々がなければ、それはそもそも掴む可能性からしてゼロなんだと、そう熱く伝えてくれています。

 いやー、日向、まさかこういう起死回生展開のためのあのボール拾いの日々だったとは。
 バトル漫画で言うところの、修行の末に身につけた超必殺技が炸裂したかのような、そんな強烈な痛快さがありました。
 冷静に考えてみればただの地味なレシーブではあるんですが、でも、やっぱりその意味を考えちゃうとねー。
 あの、日向が!って言う。
 そしてこれまで地道に積み重ねてきた日向を見てきているからこそ、みんなに伝播する勇気のパワーっていうね!
 ほんっと素晴らしい、激アツ、感動の一発でした!
 さー、ここから一気に逆転だ!!



約束のネバーランド

 さーさっそく始まってしまったサバイバルゲームですが、なるほど、ここは農園からの「収穫」をかすめとって営む、貴族向けの秘密の狩場だったわけですかー。
 しかし、説明をしてくれた少年が言う「会わせたい人」というのもすっごく気になりますねー。
 それがミネルヴァさんなのか、もしかしてひょっとするとノーマンだったりするのかと。
 あのときノーマンがあのまま食事に供されていたら生存確率は限りなくゼロですが、こちらの秘密の狩場のほうに拉致られていたとすれば、生きている可能性はゼロではないという気もしますしねー。
 そういう流れだったらいいんだがなーと思います。

 しかしほんと、ミネルヴァさんは何を考えてこんなところをメッセージに残したんでしょうか。
 こんな危険なところで待ち合わせをする合理的な理由はないように思いますし。
 以前はそれともこんな施設などなくて、とても安全なところだったのか。
 それともミネルヴァさんはあえてこのような現状を子供たちに見せたかったのか。
 なんにせよ、ひと癖もふた癖もありそうな、一筋縄ではいかない人物っていう気がしてきました。



ONE PIECE

 別エントリーにて。
 明日アップ予定。



鬼滅の刃

 おおー!激闘!激闘!さらに激闘!
 文字通り一心同体なほどの連携を見せる鬼兄妹に対し、炭治郎たちも阿吽の呼吸が取れてきました!
 くノ一が放ったショットガンのようなクナイ乱打で妓夫太郎の防御を誘い、動きが鈍ったところを天元さんが斬る(自分もクナイをくらいながら!)。
 さらに斬られた衝撃で隙ができたところにクナイが刺さり、クナイに仕込まれた藤の花の抽出液が回復力を奪う。
 そこについに迫る炭治郎の刃!!と!!
 まったく相談とかしてないんでしょうに、なんでしょうねこの連携!
 おそらく互いの信頼と観察力と素早い判断力といった、これまで鬼殺隊として鍛え上げてきたものがこういうところに結実しているんだろうなと。
 思わず呼吸を忘れて見入ってしまう畳みかけでした。

 しかし、ここで炭治郎が妓夫太郎の首を撥ねたとしても、同時に堕姫のほうも首を撥ねないとトドメにはならないんですよねー。
 さー、そっちのほうはどうなってるのか。

 いやー、まさに息をも尽かせぬ激闘編。
 手に汗握ります!



【センターカラー】 Dr.STONE

 うおーすげーー!勝っちゃったー!!
 凹レンズに水をためれば凸レンズになっちゃうんですね!
 たぶんこれ、くられ先生がちゃんと実験して実証していることでしょうし、なるほどそうきたかーと膝を打ってしまうアンサーでした。

 さらにアサギリゲンも参加しての、みんなの力が合わさって初めてゲットした大勝利という、少年漫画らしいド直球王道展開。
 震える手を制止するため、キーンと集中したクロムのアップもめっちゃくちゃにかっこよかったですし、いやー、ほんっとに熱い決着でした。

 しかし今週のジャンプ、ハイキューからはじまりワンピ、鬼滅の刃、ドクターストーンと、激アツ展開の連続すぎやしませんかね!
 めっちゃテンション上がります。



ブラック・クローバー

 のーーう! 下書き掲載じゃないですかー!
 そうじゃなくても最近はアニメ化やらなんやらで忙しくて負担がかかっているところでしょうに、最近ジャンプ連載陣では風邪が流行ってたりして作家先生がたを心配してたところだったのですが、これは田畠先生、お体壊しちゃいましたかねー。
 一コマや二コマではない下書き状態の多さにかなり心配になってしまいました。

 しかしこの、下書き状態でこそわかる絵の上手さってのも、不謹慎かもですがこういう時でしか見られないちょっとした恩恵かもなーと。
 アタリの線を使わず、下書きからして結構完成されちゃってる絵なんだなーと感心してしまいました。

 そして展開的にはアネゴレオンとライアが対決という、しょっぱなから主戦力同士の本気のマッチング!
 この出し惜しみしないスピード感がブラクロですわー。
 さー、この剛力ストレートパンチしか持たないような特攻姐御と、ひょうひょうとした搦め手を得意としそうな幻術士みたいな対決、どうなりますことか。



僕のヒーローアカデミア

 ミリオ先輩、この笑顔かー!
 むしろ逆にこちらの胸を締め付けられてしまうものがありますが、しかしナイトアイのためにも、こうやってあえて笑顔で明るく前向きに頑張ってゆこうとするこの姿。
 実にタフガイな真のヒーローだと惚れ惚れしますわ。
 ルミリオン、カッコイイ!
 デクが思わず OFA を渡したくなっちゃったその気持ちも分かりますわ。

 しかしそれに対するミリオ先輩の返答も実にシンプルで明快でした。
 そうしたらデクが困っちゃうし、デクだって立派なヒーローだったじゃないかと。
 そして自分だって可能性が断たれたわけじゃないんだよと。

 どんな窮地でもあきらめず、しかもそれはただの精神論ではなくて、冷静に打開策を出し続けるこの姿。
 こういう姿をデクも目指していかなくっちゃですよー。
 くよくよしている場合じゃない!って思いますわい。



 といったところで前編の感想はここまで。
 続きは後編にて。



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posted by BOSS at 21:27| Comment(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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