ジャンプ感想別室 ONE PIECE（ワンピース）第886話 “生き様でちゅよ”: 少年、グリグリメガネを拾う

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2017年11月28日

ジャンプ感想別室 ONE PIECE（ワンピース）第886話 “生き様でちゅよ”

　週刊少年ジャンプ2017年52号掲載分の感想に参ります。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

【コミック派ネタバレ注意！】

【感想小タイトル】
■制裁
■狙撃
■少し未来

■制裁

　さあ、いよいよケーキもおおまかに形ができあがってきて、あとは船上で完成させるばかり。
　運搬車に乗せて移動開始というところだったのですが、ここでオーブン兄さんがシフォンに襲い掛かっちゃいましたか。
　ビッグ・マム暗殺を企てた犯人グループ一員として、見せしめの意味が強いようですが、それにしてもオーブン兄さん、ちょっと気が早くないですかねー。
　今はビッグ・マム沈静化こそが第一だと思うんですが、そのためのケーキ作りを邪魔しちゃってるように見えてしまいます。
　まぁシフォンの担当調理部分はだいたい終わっていて、あとは WCI31 たちでも十分っていうことなのかもしれませんが。
　しかしシフォンとしては最後まで全力でサポートしたいって思ってるでしょうしねー。
　オーブンも、海上に出してしまえばいつ逃げられるかわからないっていう判断が働いたのかもしれませんね。

　しかしサンジ、目にも留まらぬスピードでオーブンをぶっ飛ばしてくれましたが、それをしっかり目に留めていたプリンちゃんもなかなか凄かった。
　プリンちゃん、実はかなりの猛者ってことなのか、それともこれぞ恋の力ってことなのか。
　たぶん後者かなー（笑）。

■狙撃

　サンジが工夫して救い出したシフォンでしたが、あらら残念、あっけなくオーブンにみつかってしまうことに。
　これ、オーブンも見聞色が使えるってことなんですかねー。
　気配を断てる人間でないと隠れることすらできないっていうのはやっかいな話です。

　しかし今週はここからのベッジがカッコよかった！
　実の妹であるシフォンを人質にとる非道なオーブンに対し、なんとベッジ、超長距離からの狙撃で返答！
　しかもこれ、ピストルじゃないですか！！（笑）
　まぁベッジのことですから体内には巨大な大砲が収納されてて、その出口がこのピストルの銃口ってだけなのかもしれませんが。
　それにしてもピストルの片手撃ちで超長距離狙撃をやってのけちゃう狙撃力、強力な覇気の使い手であるオーブンを吹っ飛ばしちゃう確かな威力。
　やー、正直、御見それしやした！（笑）
　ベッジ、めっちゃ凄いじゃないですか！

　さあ、再び始まろうとしている大騒ぎ。
　まずはオーブン率いる部隊バーサス、ファイアタンク海賊団（プラスサンジ？）。
　おかみさんを救うため、ファイアタンク海賊団の真価を見てみたいものです。

　あと、キャロットが今夜が満月かどうか気にしているところも気になりますねー。
　満月だとミンク族はパワーアップしたりするような、そんな狼男的なものがあったりするんでしょうか。
　だとしたらどんな変化を遂げることになるのか、そのへんも楽しみです。

■少し未来

　またルフィのほうも今週はかなり意外なことを。
　カタクリの覇気の消耗を待たず、強いピークでこそ倒したいっていうのは実にルフィらしい考え方だなーと思ったんですが。
　まさかの未来予知を自分も欲しいと言い出しますか！

　カタクリの能力がルフィの上位互換のように見えることや、この窮地そのものが、ルフィが「覚醒」する前フリなんじゃないかとは前々から言われていたことですが。
　覚醒ではなくて、なんと未来予知のほうだったとは！
　いやー、これは思ってもみない発想でした。

　たしかカタクリは見聞色を極め過ぎたからこそ少し先の未来が見えるようになったとか、そういう話だったですよねー。
　ルフィ、そこまで自分の見聞色を高めていくことができるんでしょうか。
　たしかルフィは覇王色に能力が偏っていて、見聞色ではサンジのほうが優れているとか、そんなことを単行本かなにかで読んだ記憶があるんですが。
　さー、どうなるんでしょう。
　少し先の未来が見えるようになったら、ほんっとめっちゃ凄いレベルアップだと思いますけどね。

　そしてまた、レイリーの言葉、

「覇気は実戦の

　極限状態にこそ更に開花する」

「強敵と向き合う程に…

　お前は益々強くなる！！！」

　というのも凄く重要な情報ですねー。
　2 年という修行で得た覇気は、しかしここからは修行ではなく実戦でこそ鍛えて行けるということなんですねー。
　これはすごい希望が見えてくる話でした。
　2 年の修行の成果でめっちゃ強くなったはずなのに、今やかなり限界が見えてきたルフィに、これからの戦いはいったいどうなっちゃうんだろうと心配はしていたんですよねー。
　なるほど、これならいちいち修行編とかしなくてもよいことになります。
　レイリーのような最高の師匠がそうあちこちで見つかるとも思えませんしねー。
　これからは立ちふさがる敵こそが、ルフィに次なる強さの方向性や可能性を教えてくれる最高の師匠になってゆくのかもしれませんね。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

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