2017年11月20日

週刊少年ジャンプ2017年51号 【ボルトが表紙で鬼滅が巻頭カラー号】 感想<前編>

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 ときどきありますけど、表紙と巻頭カラーの作品が違うっていうの、どういう事情で発生するんでしょうね?
 そんな素朴な疑問が浮かびつつ、ではでは今週も感想いってみましょー。





 前半の感想は、

・鬼滅の刃
・ぼくたちは勉強ができない
・ハイキュー
・Dr.STONE
・ブラクロ
・火ノ丸相撲
・ゆらぎ荘
・約束のネバーランド

 の 8 本でお送りいたします。



【巻頭カラー】 鬼滅の刃

 あの派手好きな天元さんが実は自分よりも凄いヤツとして他の柱を認識していたりするところ、人にドラマありって感じがします。
 自分の手からこぼれた命にずっと苦しんでいたという言葉も胸を打ちますしねー。
 ああ、だからこそ自分の妻たちには死ぬなと言っていたんだなと、そういうところも思い返されてきちゃいます。
 エキセントリックな第一印象とはかなり違った、とても繊細なお人柄が見えてきたように思いますわー

 しかしそんな天元さんが、上陸コンビ相手に見せちゃうこの絶技!
 両手の刃で妓夫太郎のダブル鎌を受け止めて、右足で帯を踏みつつ左足で堕姫を蹴り上げる。
 さらに周囲には瞬時に斬ったものらしい帯がバラバラと散ってたり。
 これだけのことを上陸コンビ相手にやってのけてしまうんですから、やっぱり天元さん、才能がないなんてとんでもない。凄まじい才覚の持ち主ですよー。

 さらに火薬玉を使うなど終始押し気味の印象の戦いだったのですが、やはり少しずつ妓夫太郎の毒がまわってきましたか〜。
 妓夫太郎の戦闘能力自体は天元さんより下に見えますが、妓夫太郎の恐ろしいのはその毒を使った持久戦ってところなんですかね〜。
 その力でこれまで何人もの柱を屠ってきたということなんでしょうか。

 また、堕姫についての会話でも、さらになにかの秘密がある様子。
 どんな謎が隠されているのか、なかなかに興味は尽きません。

 そしてそして、今週はクライマックス、戦場に駆け付けた炭治郎たちがめちゃくちゃかっこよかった!
 実力で遠く及ばない、はるか下の後輩たちが駆けつけただけのハズなのにこの頼もしさ!
 やー、やっぱりこの三人組は最高です!



ぼくたちは勉強ができない

 おー、なんてうまい構成だ!
 自分の選択が正しかったのか迷う不安という話を軸に、勉強のアドバイスをからめつつ、あしゅみー先輩の心の中にもう一歩踏み込むエピソード。
 さらに今回の話の発端となったエキサイト本のタイトルが最後のオチと繋がってたり。
 いやー、今週のぼく勉はあしゅみー先輩とのツーショット写真というコミカルさもありますが、実に技アリな一話だったと思います。
 こういう構成の上手い話ってわたくし大好きですよ〜。

 それにしてもあしゅみー先輩、「このスケベ💓」、の表情があまりにも絶品です。
 いやー、ご馳走様でした(笑)。



ハイキュー!!

 宮侑、こうやってあらためて描かれると、人間的にはかなりダメな部類に入りそうな感じなんですね〜。
 過去の暴言の数々、なかなかにヒドい(笑)。
 高圧的に相手にでちゃうところが影山に対して言った「おりこうさん」発言に繋がったんだろうなと。
 あれは別に悪意があったとかそういうことではなくて、宮侑がそういう人だという、ただそれだけのことなんでしょうね〜。

 そしてそんな宮侑が見せたセッターの妙技。
 地味で気づきにくいけれどもなかなかできるものではないプレー、これは絵で見てすごい分かりやすく伝わってきました。
 ギリギリボールの下に体を滑り込ますのと同時に体を低く制御して、前ではなく、あえて後ろにトスしちゃうっていうこの凄さ。
 スピード、柔軟性、筋力、バランス、コントロール、判断力と空間認識力、いろんなものが高度に合わさってないとできない妙技っていう感じがします。
 いやー、一見地味だけど烏養コーチが思わず拍手したくなっちゃうっていうの、なんかわかるわーっていうプレーでした。

 あ、たしか烏養コーチって、たしか元セッターじゃなかったでしたっけ。
 だからこそわかるものなのかもですね。

 そしてそんなプレーが影山にさらに火をつけた?
 前のセットから絶好調の影山ですが、格上のセッターの影響を受けて次なるステージに開眼でしょうかね。
 これは楽しみです。




Dr.STONE

 あー、見え見えの罠にかかっちゃいましたかー金狼(笑)。
 根がほんっと馬鹿正直なんですね〜。
 でもま、そんな金狼、嫌いじゃないですが(笑)。

 先週のヒキで、もしかして金狼、スイカマスクを投げ入れられたことが反則判定されて負けちゃうのか?とか心配してたんですが、いやー、まさかそっちだったとは。
 マグマの小悪党っぷり、なかなかやってくれますわい。
 こいつが味方になるところがどんどん想像できなくなっていきますよ(笑)。
 この村の人たちを全員味方につけたとしても、このマグマだけは裏切って司帝国についちゃうんじゃないですかねー。

 そして今度は銀狼の出番。
 千空の薬で超パワーアップしたつもりの銀狼ですが、これ、完全にプラシーボ効果ってヤツですねー(笑)。
 いわゆる気のせいという(笑)。
 さーて、これがどこまで続くのやら。



ブラック・クローバー

 ほっほー、白夜の魔眼のリヒト、人間とエルフの間の子供をもうけようとしてたわけですかー。
 ちょっと記憶があいまいになってるんですが、そこをクローバー王国に皆殺しにされたのを恨んでるのが発端でしたっけ?
 アライさん……じゃなかったライアさんがそのドラマに最初から絡んでいたっぽいのはちょっと意外でしたが、クローバー王国に潜入したライアさんもそろそろ動き出しそうな気配な感じ。
 いよいよ彼らとの決着がつくのかどうか。
 楽しみになってきます。

 あと気になるのはこのリヒトのお嫁さんのお腹の子ですかねー。
 この子はその後どうなったのか。
 実はそれがアスタとユノだったりする?とか深読みしちゃうんですが、まぁそれはちょっと飛躍しすぎかな。



火ノ丸相撲

 いかん、ニヤニヤが止まらん(笑)。
 なんって話をしてくれるんですか〜火ノ丸相撲。
 咲ちゃんのSっぷりが発揮された女子トークも可愛かったですし、不器用でシャイな火ノ丸とレイナさんの距離感もたまらない。
 なによりこの

鬼丸国綱 対 五條礼奈 待ったなし――


 ですね!!(笑)
 相撲かい!!っていうこの演出、最高でありました。
 いやいやー、ほんっとお似合いではないですか。



ゆらぎ荘の幽奈さん

 おー、幽奈さんが消えたことが災い転じてなんとやら、大成功の呼び水となったりするのかって感じの展開ですが、それはさておきイジワルなプログラムですねー。
 素人を前座じゃなくって、逆にプロのアイドルの直後に歌わせるって。
 これ、文字通りすっごい消え入りたくなるヤツですよ〜(笑)。



約束のネバーランド

 さすがエマ、めちゃくちゃ正攻法でいったー。
 自分たちが生き残るためとかの打算ではなくって、オジサンに自分を重ねて、オジサンを救いたいと心から思って言ってるんだろうなーと。
 これでこそエマだわーという熱い説得っぷりでした。
 こういう心の力を持ち、まわりへの強い影響力を持つエマだからこそ、オジサンも先にエマのほうを殺そうと考えたんだろうなーと。

 しかし今週はここからの展開が衝撃でした。
 てっきりオジサンとの関係が変化して協力関係樹立かと思ったら、最後からんできたのはいったい何?
 そしてエマはどこで目覚めたの?
 いやいやー、なんとも驚きの急展開。
 次週が楽しみです。



 といったところで前編の感想はここまで。
 続きは後編にて。



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