ということで後半戦!
最近、運動不足解消のためにポケモン GO をやりながらあっちこっち歩いていったり自転車で行ったりしてるんですが、今日は新宿御苑に行きまして。
そしたらやたらめったらゼニガメが出ちゃいまして、で、面白くなってスタスタスタスタやってたら、今めっちゃ足が痛くて疲労困憊している状況なんですよね(笑)。
うーん、我ながら加減というものを知りません。
ってことで、わたしの体力が尽きたらそこで試合終了ということで、今日はどこまでいけるか耐久力勝負の感想です!(笑)
■前編の感想はこちら。
後編の感想は、
・【読切】グーとグー
・ぼくたちは勉強ができない
・ゴーレムハーツ
・ロボレーザービーム
・青春兵器ナンバーワン
・火ノ丸相撲
・食戟のソーマ
・シューダン!
・トマトイプーのリコピン
の 9 本でお送りいたします。
【読切】 グーとグー
谷本達哉先生描く、学生ボクシングもの。
ボクシングよりも家の八百屋を一人で切り盛りする母親を助けることを選択した少年と、その親友のボクシングストーリー。
「どっかの世界チャンピオンが「今すぐやれ」
っていうならさすがにやる」
という言葉を受けて、その親友が本当に世界チャンピオンになってそれを実現するというところにオオッと掴まれるものがありました。
でもこの構図、ちゃーんと気づいた読者がどれだけいましたかねー。
スルーッと気づかないまま読み終わってしまう読み手もけっこういるんじゃないかと思います。
私的にはこういう部分をもっと伝わりやすく構成を組み替えた方がいいんじゃないかと思うんですが、まぁこんな風にサラッと描いた方がオシャレではありますよね。
あとは完全に私の好みで言わせていただくんですが、残念ながらこちらは私の守備範囲ではない部分の多い作品でありました。
私はスポーツ漫画においては二つの判断基準がありまして、ひとつは主人公がそのスポーツを強く愛していること、もしくは強い執着を持っていることなんですね。
主人公たちがそのスポーツに情熱を傾けていれば傾けているほど、そのスポーツは魅力的に見えて読み手を惹きつけるものだと思うんですよねー。
最初はなんでやってるのかわからなかったり、もしくは嫌々やってたりしても、途中でパッと目覚める展開とかも大好きです。
「俺のほうがこのスポーツ大好きなんだー!」「いや、おれの方が愛しているねー!」なんてライバルとの暑苦しい対決とか、大好物すぎてヨダレダラダラです(笑)。
そこを行くとこの作品は、どうにもよくわからない感触なんですよねー。
もちろんボクシングが好きだからこそこれだけ強いんでしょうけれど、そこが描かれなければ伝わってくるものはありません。
淡々とボクシングをやめるだけじゃなく、一人の時にグッと悔しがってそうなところとか、自分でも無自覚にボクシングの練習やっちゃってるシーンとか、なにかしらのシーンが挟まってた方が「主人公にとってのボクシング」が伝わってきたように思います。
もうひとつ私が読む際の判断基準にしてるのが、そのスポーツを、「悪者退治の道具」としない事です。
これ、少年漫画ではほとんどの作品が王道テンプレートとして使う事ですし、使い方によってはぜんぜん面白かったりするんですが、けっこう多くの作品で私はガッカリさせられる展開なんですよねー。
これはもう個人の感性の問題に過ぎないんだろうなとは思うんですが、私個人としてはどうにもガッカリさせられることが多いのです。
どうしてかと言いますと、ひとつには「それは刑事事件だろ?」って思っちゃうんですよ(笑)。
スポーツで決着つけたからって何にも解決してないじゃん。ちゃんと警察に突き出したり、司法の裁きを受けさせて、被害者に弁償させたりして、二度と悪事を繰り返さないようにしなきゃダメじゃんって思うんですよね〜。
ファンタジー漫画なら悪者はバッサリ斬り捨てればいいんですが、現実社会の法治国家が舞台のスポ―ツではそうもいきません。
悪人はそのあとものうのうと生き続けて、そしてさらにその悪人の被害者が増え続けるわけです。
そんなことでよいのかとって思っちゃうんですよ。
スポーツでそいつに勝ったからって、いったい何が達成されたのかって思うんですよね。
今回の場合もそうで、この新人潰しを倒したところでこいつは今後もこういう商売を続けるでしょうし、さらに言えばこいつに依頼してきたバックは今後も別の新人潰しを派遣してきたりもっと悪どいイヤガラセをしてくるはずです。
いったいそのへんはどうなってるんだと思っちゃうんですよねー。
まぁ幸い親友君はその後も頑張って 3 年後には立派な世界チャンプになってくれたのできっと大丈夫だったんだろうなとは思うんですが。
それにしても歯がゆい思いがしたのは確かなところでした。
主人公が敵意とか憎悪を抱く相手でなければ本気になれないという設定も、そういった意味で私好みではないんですよねー残念ながら。
この設定だと主人公の敵はことごとく憎たらしい悪人になってしまいます。
まぁ実際ボクシングをやっている人にとってみれば、もしかしたら憎悪や敵意こそが原動力という感覚はあるものなのかもしれませんが、少年漫画的にはそれでも「親友相手だからこそ正々堂々全力で戦う」ということのほうが王道としてあってほしいなーと思ってしまいます。
んー、まぁいろいろと言ってしまいましたが、漫画にはひとそれぞれ向き不向き、好き好きは当然あることですしね。
私のようなタイプの読み手にとっては、ちょっと抵抗感のある作品だったかなと、そういうところが正直なところです。
漫画としては最後までちゃんと読み手を引っ張って読了させるだけの力のある、しっかりとしたレベルの漫画だったと思います。
ぼくたちは勉強ができない
縁日回かと思ったらななんとお泊り回!
想像の遥かナナメ上をゆく超展開をやってくれましたねー僕勉(笑)。
個人的にヒットしたのは宿帳に同じ苗字で名前を書くときの文乃ん。
この絶妙な意識具合が年頃感をかもしだしててすっごいグッと来てしまいました。
いやー、青春っていいなー。
そしてわたくしすっかり忘れていた、文乃んが星が好きだと言うこの設定。
美しい星空に見とれる文乃んのドアップ、ハッとさせられるものがありましたわ〜。
星を見始めたら終電を逃しちゃうほどの星好きだってことですし、そのあとの熱くなってる星語りも実に可愛いらしい。
いやー、改めてこの子はいい子じゃのーと。
ゴーレムハーツ
おーー!生きてたかーー!!
てっきり死んだか、あるいは今わの際にちょっと言い残すくらいの展開かと思ってました!
いやいやー、なかなか読み手を振り回してくれますが、でもレメクが生きてたおかげで今回ラスト、しっかりしたいいお別れができました。
マスターとゴーレム、疑似親子の感動の別れ。
なかなか素敵なお別れだったと思います。
そしておっさん女子ことエイル。
ヒロイン登場かと思ったら、けっこう中身はおばちゃん的だった(笑)。
これが新時代のヒロインということなのか、それともヒロインは別に出てくるのかはわかりませんが、この作品いろいろと虚を突いてきますねー。
けっこう面白いです。
また今回はレメクがエイルに土下座しているシーンで、レメクの心中のセリフがはさまれる演出がなかなかよかったです。
こう言えば優しいコイツは絶対言う事を聞いてくれると、やりかたは卑怯なんだけれどもそれをせずにはいられない、そう甘えるほかは選択肢がなにもないという苦しいレメクの心中。
なかなかに切なく、レメクの本気度が伝わってくる演出だったと思います。
【センターカラー】 ゆらぎ荘の幽奈さん
アニメ化きたーーーー!!
いや、絶対そろそろだろーとは思ってはいましたが、やー、実におめでとうございますですね、ゆらぎ荘アニメ化。
でもまだ媒体はテレビなのかなんなのかの情報もないですし、細かい情報はなんにも明かされてないんですね。
制作はどこなのか、声優はだれなのか、いろいろワクワクしながら待ちたいと思います。
とにかく作画に力を入れてくれるところだといいんですけどねー(笑)。
気合の入った描写をお願いしたいところです。
声とかは、個人的には幽奈さんは東山奈央さんか雨宮天さんがいいと思うな〜なんて、どうしても勝手に妄想を始めちゃいますわ。
コガラシは小野友樹さんがいいと思うなー。って、東山奈央さんと小野友樹さんだと完全にグランブルーファンタジーか(笑)。
さて本編は、祝アニメ化を作品内でも盛り上げるためか(笑)、ゆらぎ荘ヒロインたちによるアイドルイベント勃発。
いやー、完全にアイドルに入り込んでる狭霧ちゃん。実に絶品でありましたが、コガラシたちに見られて逆上しているところ、ここは極上でありました(笑)。
本番でみんながいったいどんなアイドルっぷりを見せてくれるのか。
左門くん的に超えぐい内股とかを期待しちゃいますよ(笑)。
ロボレーザービーム
新キャラ登場。
その名も“ビッグフット”ドリアン・グリーン。
ドリアン・グリーンって、なんか戦隊ものの緑担当みたいな名前だなーとか思ってたら、めっちゃ可愛いヤツが出てきましたねー(笑)。
でっかい黒人の怖いヤツかと一瞬思わせておいてのこの落差。
めっちゃなごんでしまいました。
「皿洗い」→「ひとさらい」とかの言い間違えギャグもいちいち面白いですし(笑)。
帝王のキャラもすごい変化球でしたし、この作品、ライバルたちの掴みがほんと上手いです。
【センターカラー】 青春兵器ナンバーワン
おー、おもしろー!
前半は「オレタチ同じところに住んでるの!?」とドギマギしまくるコントノリでドタバタしておいて、中盤からは秘密を共有してしまったエージとナンバー・ナインとの打ち合わせ会。
なんだかんだでなぁなぁにするんだろうなとは思っていたんですが、ちゃんと考え結論を出した上でそこにいたるっていうのがすっごく気持ちよかったです。
なし崩しに現状維持なのではなくて、状況を分析したうえで最適解を選択した、それが現状維持だったっていうのがとっても素敵なんですよねー。
それが、機械人間の冷徹な分析のようでいて、実は友情によるものなのかもしれないっていうのもすっごくいい。
やー、今回のおかげでナンバー・スリーもナインもシックスもキャラがさらに立ちましたねー。
とくにナインってそういうキャラだったんだ〜と(笑)。
今まで俊足っていうところくらいしか印象になかったんですが、一気に毒舌と、エージとの共通ポジションといういい立ち位置を得てくれました。
さすが二年目。あの一周年記念の「反省会」通り、いろいろと踏み込んで来ました(笑)。
火ノ丸相撲
鬼丸、愛の鉄拳制裁!
リアルだと奇しくも横綱の暴行問題で大変なことになっちゃってますが、鬼丸の場合はちゃんと手加減している上に、教育的指導としてしっかり言葉でもバトを教え諭し導いているんですよね〜。
世話焼きな先輩感が出てて頼もしい。
やー、鬼丸、将来いい親方になれそうです。
そして冴ノ山と薫丸、先輩たちの物語にしんみりしていたら、なんとここでヒロイン戦争勃発!?(笑)
恥ずかしそうに入ってくるレイナさんの破壊力よ!
堀ちゃんも咲ちゃんもふたりまとめて電車道にしちゃいそうな勢いでありますわ。
直前で話が出ていた「十両になれば結婚もできる」が妙に意味ありげに響きます(笑)。
つーか、お相撲さんって十両までいかないと結婚できない決まりなんですね〜。
ちょっとそこも驚きでした。
食戟のソーマ
リンゴがグローブになったー!(笑)
なるほど、先週エースをねらえがあしたのジョーになったのはそういう仕掛けでしたか。
そしてまだまだ田所さんのターンは終わらず。
さらに仕掛けがあるようですが、その仕掛けの正体はもちろんのこと、どんな演出イメージで次は見せてくれるのか。
そんなところにも期待しちゃいます(笑)。
シューダン
なんとーー!
時間が飛んだーーー!!
小学時代は終了し、一気に中学にまで飛びましたか!
打ち切り決定による巻きが入ったのならば中学編が開始するのはちょっと不自然さを感じますから、これは人気回復を狙っての路線変更ってことなんですかねー。
それとも当初の予定を早めて予定より早く中学編を開始したのか、あくまで予定通りの展開なのか。
男女混合のサッカーを描くということは小学生時代だけでやるんだろうなと思っていただけに、どちらにしてもかなりビックリさせられてしまいました。
でもそんなビックリを吹き飛ばしてくれるナナセちゃんの制服姿!
これは思考が吹っ飛ぶ可愛さですね〜。
これを見てソウちゃんがどういうリアクションをしてくれるのか。今からニヤニヤしちゃいます(笑)。
中学青春真っ盛り。
ソウちゃんとナナセちゃんの青春も、めっちゃ楽しみになりますわい。
しかしそれとともにナナセちゃんの意味ありげな表情もおおいに気になるところ。
もしかして、また引っ越し、転校とか、そういう展開なんですかねー。
あ、だとすると卒業を待ってから転校するっていうのは親として自然な判断ですから、それで物語は終了っていうのはありうる流れなのか〜。
うーん。そうでないことを祈るばかりです。
トマトイプーのリコピン
すっごいブラックなネタもってきたー(笑)。
途中からめっちゃ計算能力高くなっていっちゃうめめちゃんが実に面白い。
この漫画、こういう社会風刺ネタも力いっぱいやってくれちゃうんですね。
子供たちに SSR の怖さを教えるとてもいい話だと思いました(笑)。
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ちょっとした騒動もあった本作だけど個人的にアニメ化を望んでいたので何だか感慨深いです。
ほんと、感慨深いものがありますね〜。
あの騒動に負けず、ミウラ先生が作品性を貫き通し、そしてしっかりと編集部が雑音から守ってくれていたからこそって思います。
そしてそんな雑音があってもアニメ化にGOの決断を下したどこかの偉い人にも感謝です!
アニメ化をきっかけに、またまた変な炎上騒ぎになったりしないでもらいたいものですね〜。