ほいほーい、ではでは後編ですー。
後編の感想は、
・フルドライブ
・火ノ丸相撲
・【読切】グリム・リーパー
・ブラクロ
・食戟のソーマ
・青春兵器ナンバーワン
・シューダン!
の 7 本でお送りいたします。
フルドライブ
フルドライブ 3 話目で早くもこの日本卓球界最強クラスの選手と対戦。
同じコマに対戦相手と主人公の両方を入れたり、引きと寄った絵とを同時に入れたり、はたまた前から見た絵、後ろから見た絵を同時に描いたり。
なかなか凝った見せ方をしてきますねー。
この表現だと、本来の漫画では 2 〜 3 コマかけて描くところを 1 コマで描けるので、卓球らしいスピード感が出てきますし、大きなコマでダイナミックさも出てきます。
ちょっと読んでて混乱するところもあったので、まだまだ表現としてはこなれるのを待った方がいいのかもしれませんが、これはフルドライブを見ていくひとつの楽しみとなっていくかもなーと感じました。
いやいや、なかなか派手に見せてくれます。
火ノ丸相撲
刃皇、面白い横綱だなー。
神のような存在感も、獣のような剥き出しの荒々しさも、駄々っ子のような「バーカ!!」も、ぜーんぶひっくるめてのこの人なんですねー。
いやー、魅力的な横綱像をもってきてくれました。
この横綱からの強烈なダメ出し、挑戦状に、答えることができるのか日本人力士たちはって感じで、おおいに燃えてきちゃいます。
また、通路で距離をとっていたはずの鬼丸が、実は一番刃皇を燃えさせたかもしれないっていうのもグッときました。
2 年の沈黙もありましたし、これまで横綱には「何も残せていない」と忸怩たるものを抱えていた鬼丸にとって、横綱のほうから激しく反応してくれた、己を目に入れてくれたっていうのは、めっちゃ気持ちのいいものだったんじゃないですかねー。
さあ鬼丸、現状のこの距離を来場所どうやってつめていくのかいけるのか。
期待は高まるばかりです。
【読切】 グリム・リーパー
辻田大誠先生描く、餓鬼という怪物が跋扈する現代社会で平和を守る陰陽師バトル読切。
やー、これは絵のレベルが相当に高い新人さんですねーー。
しっかりとした描き込みとメリハリの効いたスッキリした線とが上手い具合にバランスが取れてますし、画風にもすでに独特の味を感じます。
アクションシーンでは迫力を出した上で、あんまりゴチャゴチャさせずになかなか見やすくてグッドでしたし。
これはハイレベルな新人さんが出て来たなーという感触です(ほんとに新人さんなのかなーと思うくらい)。
物語面はただ私的にはけっこうアッサリめかな?という感触。
村人 1000 人が全滅し、その過去に苦しんでいる少年に陰陽師の男が救いの道を指し示す、という王道の物語ではあるんですが、その味わいが意外と淡泊だったかな〜?と感じました。
とくに少年を前向きにするための説得シーンなんですが、え? それで説得されてくれたの?と思っちゃったんですよねー
まぁ読切ですからページ数の問題ももちろんありますが、もうひとつなにかの工夫があってもよかったかもしれません。
うーん、たとえばなにがいいかなー。
この説得に来た男のほうにも、なにか過去に事情があってもよかったのかなーと。
現状だと、説得内容とこの男との関係性があんまり見えてこないんですよねー。
説得というのは、やはり誰が言ったかというのがとても大事だと思うんですよ。
顔の見えない人がいいことを言ってもなかなか伝わりませんしね。
素材はとてもいいものだと思うので、ちょっとしたひと工夫で読者の心に残るいい話に料理できたような気がします。
ブラック・クローバー
おおーー! さすがアスタのライバル!
風精霊と合体って!!
アスタが魔人合体なら、ユノは精霊合体なんですねー!
見開きで描かれた新バージョンのユノ、めっちゃカッコよかったです。
アスタが黒くて悪そうなヒーローなら、ユノはやっぱり正義と光のヒーローなんですねー(風属性だけど)。
またユノの背中から伸びている翼みたいなものがまだ片翼しかないので、今後さらに成長する要素も十分ありそうですし。
いやー、今後のアスタとユノの成長競争、めっちゃ楽しみになりました。
そして勝負はなんとリル団長の自爆で決着と(笑)。
もしこれがガチ勝負だったらどうなったかはわかりませんが、うまいところに落としてきましたねー。
これなら団長クラスの格を落とし過ぎずに決着がつけられます。
そして、ユノと戦えずに悔しがるアスタを尻目に、ユノがまずクローバー王国の歴史にしっかと名前を刻み込んだというのがとってもでっかい。
今後このユノを目標にアスタがまたさらに研鑽を積むわけでしょうしね。
いやー、ほんと楽しみな二人です。
【センターカラー】 食戟のソーマ
四宮コーチと田所さん、例によってエースを狙えかと思わせておいてのまさかのあしたのジョー!
いやー、これはうまいことひっくり返されました(笑)。
まさに雑草魂、泪橋を逆に渡る下克上ですもんね〜。
ほんわかメルヘンな、お上品なもも先輩に挑戦する逆襲の田所さん。
意外にも闘志むき出しで荒々しい表情に、これは何か起こしてくれそうな期待感がわいてきます。
しかし田所さん、あしたのジョーも読んでたのね(笑)。
青春兵器ナンバーワン
アンヌ、重病で入院すの巻(食べすぎ)。
いかにも薄幸の美少女が死んじゃう病になっちゃった系の小説ってかんじのこと言ってるんだけど、ぜんぶ「食べすぎ」が原因っていうのが破壊力いちいち高すぎる(笑)。
「帰りたい…
…またみんなと… 学校に通いたい…」
とか、すごいイラッとくる面白さがありました(笑)。
ラストのビッグ・マムかよ!という展開もなかなか冒険しまくり。
あ、そういえばヒロインだったんだなって、最後の柱のアオリを読んで気づかされました(笑)。
シューダン
ヤマトくん大金星ー!!
シュート打った瞬間は実感がなくて、徐々に自分がやったんだと自覚していっての最後は大咆哮!!
いやー、普段はむやみに揺れ動かないヤマトくんもこういう風に熱くなるんだなーと、こっちまで感動してしまいました。
ヤマトくんだって波動砲といじられつつ天空高く飛んでっちゃう自分のシュートにはとっても苦しんでたでしょうからねー。
きっと誰よりも遅くまで練習していたっぽいことが描かれて、それがついに報われたんだってことがわかって超嬉しくなってしまいました。
いやー、よかったよかった!
またダイゴくんの浜西も好きだけど今のチームも大好きだっていう宣言も素敵でした。
そうですよねー。
これまでは浜西大好きアピールばっかりでしたから、今のチームメイトからしたらちょっとおかしなことになりかねませんでしたからね。
もちろんチームメイトだってダイゴくんのことは理解してるでしょうけど、こういうフォローが読者向けにちゃんとされていると作品としての安心感が違います。
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