てなわけで後半戦〜〜。
■前編の感想はこちら。
後編の感想は、
・食戟のソーマ
・ブラクロ
・鬼滅の刃
・約束のネバーランド
・火ノ丸相撲
・斉木楠雄のΨ難
・青春兵器ナンバーワン
・シューダン!
の 8 本でお送りいたします。
【センターカラー】 食戟のソーマ
なるほど、アーティチョークのシナリン効果を利用するだけじゃなく、まるで叡山先輩の料理そのものを自分のピザの前座のように扱い、三段跳びのようなコース料理に仕立てたわけでしたかー。
相手を意のままに動かし、まるで掌の上で躍らせるように己の料理の一部としてしまう。
やられたことをやりかえす意趣返しというよりは、これまでの経験をすべて生かしたという感じなのもかえってすがすがしい。
これはタクミ、大きく成長してくれました。
「今日まで噛み締めてきた
敗北と試練の味
それがこの皿を創ってくれた」
と、いままさに噛み締めるかのような表情のタクミがなんとも頼もしく見えました。
美作に大敗北を喫してからというもの、かなり負けキャラのイメージがついていたのですがねー。
いやー、一気に払しょくし、さらにでっかくなって帰ってきてくれた。
そんな印象の大勝利でありました。
しかしまー、叡山先輩、期待通りというか、期待以上の力いっぱいのこの顔芸(笑)。
涙まで浮かべちゃって、こんなの笑うしかないじゃないですか。
いやー、ある意味すごい律儀だと思いますわ〜。
絶対顔芸だけは外さない!
お見事!(笑)
ブラック・クローバー
なーー! 惜しい! 引分けでしたかー。
先週見事に敵側クリスタルをぶった切ったアスタでしたが、すでにアスタ側のクリスタルも致命的なダメージを受けていたんですねー。
しかし、今週はそこからはじまるゾラさんお説教タイムがまたまた素晴らしかった。
それぞれの出場者たちに浴びせかけられる、手厳しいけどもひじょーにポイントを突いた鋭いお説教。
頑張ってるミモザにはかなりお手柔らかで優しい内容だったのがゾラの公平さを物語っていると思うんですが、しかし言うべき相手にはほんっとすこぶる手厳しい。
フッハー……じゃなかった、セッケに対しては、
「テメーみてーなのが
一番しょーもねーんだよ…!!
とっとと魔法騎士団ヤメちまえカス!!」
と来ましたか(笑)。
いやいや、正論過ぎてイタタタターとなっちゃいますわ。
ここまで全否定の言葉になっちゃいますか。
ゾラのお説教は手厳しくても的確に、これからどうすべきかを指し示す内容が多かったんですが、これは完全に存在を全否定ですもんね。
まぁ、言われてみればセッケって、かなりしょーもないヤツですからねー。
「フッハー」とかのコミカルな描写でちょっと憎めないヤツっぽく描かれてはいますが、先日始まったアニメで今ちょうど入団試験でセッケがアスタを騙くらかしてたあたりをやってたんですよね。
それをあらためて見たら、ああ、やっぱコイツ、ぜんぜんクズだな〜と(笑)。
ただ適当に楽してうまい汁を吸おうとしているだけのヤツで、しかもそのためには人を利用して陥れたってかまわないし、負けたら今度は復讐をしようと、卑怯な手段をつかってアスタを再起不能にすることだって厭わない。
騎士団の自覚がないどころか、明確に害悪なやつなんですよ。
ゾラが心底憎むタイプじゃないですか。
そりゃあ全否定されたってしょーがないですわ。
そしてゾラ、ここれで終わらず、最後に自分で自分にお説教を
イカしたマスクヤローって、これ、アスタの言葉ですもんねー。
アスタの言葉を借りて己を刺すっていう感じが、すごくグッと来るものがありました。
信頼できるヤツがいると言う事を知ったゾラ、ここからちょっとずつ変わってくるかもしれませんね。
いやー、楽しみです。
ぶっ倒れるアスタに駆け寄る騎士団たちというのも熱かった。
ただただ一緒に戦いたいだけなんだというアスタの叫びへの、これが騎士団員たちの答えなんでしょう。
アスタの思いが広がって、黒の暴牛だけじゃなく、徐々に魔法騎士団全体を変えてゆく。
そう言う事がおころうとしているのかもしれません。
もちろんまだまだ下民に対する差別意識とか、いろいろ根深いものはあるかと思いますが。
アスタが魔法帝となり、そういう差別をなくしてゆく、そういう物語の始まりがいま繰り広げられているのかもなと、そう思わされるものがありました。
で、継続されるトーナメントですが、あら、事実上の決勝戦だって、アスタたちサイドは両チームとも引き分けで敗退ってことになっちゃうんだ。
まぁ、ワンデートーナメントみたいですから、この日のうちに意識が戻らない選手は敗退ってことかもですが。
いやー、これは残念。
アスタとユノの決着は、まだまだ先になりそうです。
鬼滅の刃
禰豆子大暴走〜〜〜!!
切断された手足や首を血を使って引き寄せ合体!とか、ついに発動した爆血!とかはカッコ良くっていいんですが、しかし接続した手足の血管がぜんぜんつながってなくってメチャクチャだったり、完全に戦いを楽しんじゃってる表情だったり。
いやー、これは暴走しちゃってるなーと思ったら、ついにやっちゃいましたね!
人に襲い掛かっちゃった!!
これまでは鱗滝さんの教育(刷り込み?)で、人間の事を兄弟家族だと思い込まされていた禰豆子ちゃんですが、とうとうここへきてそのタガも外れちゃいましたか〜。
いやー、これはヤバすぎる。
こんなところ、他の鬼殺隊員に見られたら只じゃあ済まないなーって思っていたら、見ちゃいましたか天元さん!(笑)
うーん、これはどうなっちゃうんでしょうねー。
穏便に済ましてくれたらいいんですが。
しかしここからの天元さんの言葉が、そういう危惧とか軽く吹っ飛ばすほどの衝撃でした。
「お前上弦の鬼じゃねぇだろ
弱すぎなんだよ」
「俺が探ってたのはお前じゃない」
!!!!!!!!!!
なんと!!!!!!
堕姫は、上弦じゃあなかった!!!!
そして、この遊郭で天元さんが探している上弦は、他にいると!!!!!
いやいやいやいや、あまりにもこれは予想外でした。
だって堕姫自身がじぶんのこと上弦だって言ってませんでしたっけ?
無惨様だって会いに来てかなり可愛がってたじゃないですか。あの理不尽ヒステリーの無惨様がですよ!?(笑)
それがまさかの偽物と!
で、その証拠であるかのように、ポロッと落ちる堕姫の首!!
なんと、天元様、もうやっちゃってたんですかーい!!
いやー、これはとんでもない怒涛の衝撃でした。
これだけ炭治郎と禰豆子が死の限界ギリギリ、鬼化のギリギリまで死力を尽くして戦って、なんとか勝てそうかな? 惜しいところでやっぱりダメかな? ここまで追い込んで悔しいなーと思っていたら!
でも言われてみれば、いかに限界を突破しようと、それだけで追い込めてしまっていたこと、そのものが堕姫が偽物であることのなによりの証拠であったのかもしれません。
あの煉獄さんが相打ちになることすらできず、逃がしてしまった上弦が、これくらいで手が届いてしまうハズもなかったということか。
では、本物の上弦は、いったいどこにいるんでしょうかと。
今までなにをしてたんでしょうかと。
今までは、しれーっと普通の人のふりをしていたりする、既出の誰かが上弦だったりするのかもしれませんね!
いやー、一気にゾワーッとさせられるヒキでありました。
鬼滅、突然すんごい冷や水浴びせてきたなー(笑)。
約束のネバーランド
ぬぬー、オジサンが予想以上の猛者でけっこうビックリ。
てっきり外ではただ鬼から逃げ回ってうまいことサバイバルしている経験者……っていうくらいの想像をしていたんですが、これだけの野良鬼を自ら呼び寄せて、自分は生きて帰る自信満々って。
相当の経験を積んでないと、こんなことできないですよねー。
ただのひょろっとしたオヤジではなく、一瞬でランボー並みの強キャラに見えてきちゃいましたよ。
さーてエマ、レイ、この大ピンチをどう切り抜けてくれるんでしょうか。
このオジサンについてゆくことができたら、めちゃくちゃいい勉強になると思いますがねー。
火ノ丸相撲
強い! 強すぎるなー刃皇!!
あの草薙ですら何もさせてもらえず完封ですか!
いや、むしろ何かやろうと先手を打っているのは必ず草薙なのに、瞬時に最適手を打って完全に殺してしまえるんですねー刃皇は。
なにかド派手な技があるとかじゃなく、パワーやスピードで優っているわけでもないというのに、勝負勘と技の冴えという、相撲の王道が極まっている存在の物凄さ。
ただただそこにいるだけで凄いっていう感じの、王者の貫禄を見せつけられた一戦でした。
いやー、これはまだまだこの刃皇時代は長く続きそうだー……と思った矢先ですよ!!
なんですかあのインタビュー!!(笑)
突然くわっとキレたかと思えば、まさかの子供のような泣き顔って!!(爆)
思わず「可愛い!!」って思っちゃったんですが(笑)。
まさかまさかの引退宣言!
そして、
「お前らは俺がいなくなった土俵で
歴代二位争いでもしてればいいよ!
バーカ!!」
っていう、ほんと小学生かキミはーという罵りっぷり(笑)。
いやー、なんなんでしょうね! この横綱は!
どれが本当の横綱の顔なんでしょうか(笑)。
たぶんどれもこれもが本当の刃皇の本音の顔ってヤツで、心底本気の勝負に飢えちゃっているからこそ、こうやって本気でぶっちゃけちゃってるんじゃないでしょうかね。
まさに、相撲の神のうつし身である横綱は、「われ、さいこうの相撲を欲す!」ってところなのでしょう。
最高の相撲でわれをまんぞくさせてみよ!っていうね(笑)。
この、さびしんぼで、我が儘マックスな、赤ん坊のような可愛い横綱を、さあ鬼丸たち、全力で満足させてあげなくっちゃあいけませんよね。
それこそが鬼丸たちに課せられた最高のミッションなんじゃないでしょうか。
いやー、燃えてきました!
いい感じで焚きつけられちゃいましたわー。
ほんとしかし、どんな横綱なのかと思ったら、なんって魅力的な人物像を提供してくれたことでしょう(笑)。
斉木楠雄のΨ難
斉木の希望進路を見て、瞬時に自分のを書き換えてしまう照橋さんのスタープラチナばりの超早技(笑)。
あいかわらず迷いのない所に笑わせられつつほっこりしちゃいましたが、いやー、ここでいよいよ例の止められない崩壊劇の解決に着手することになりましたかー。
斉木楠雄もついに畳みはじめたってことなんでしょうかね?
とはいえ、まだ高校の時間はまる一年以上ありますから、そうすぐにはって思うんですが。
ちょっと今週の、トーンがすーっと変わってゆくムードは、そういうことを思わせるものがありました。
青春兵器ナンバーワン
自炊以外に趣味を持たぬ悲しい男、ついに鍋奉行と化す!
明日のナベを想像して布団のなかでハァハァしているエージ、かなりヤバすぎですねー(笑)。
エージの暴走シーンもそんなに珍しくはないですが、この絵はは指折りのヤバさだと思います。
そして最後のオチはツーの、みずからがダシになるの図!
先週の人気投票ページで「使いこなせなくてスマン」とまさかの作者みずからの謝罪があったツーですが、これがそのアンサーってことなのかもですね!(笑)
あ、それを言ったら予想外過ぎたナンバー・シックスの割り込み登場も先週の反省会の結果かもしれませんし。
やー、これは二年目、一年目の反省をもとに面白カオスっぷりがどんどん加速していきそうな気配です(笑)。
ところで巻末コメントで長谷川先生が書いてますけども、担当の斎藤さん、担当を異動されたんですって!?
つまり、先週の個人情報ぶっちゃけネタが別れの挨拶だったんだと!
いやー、長谷川先生、面白すぎですよ!(笑)
シューダン
熱すぎだろーーー!!
いやー、今週のシューダン、やっばいですね!
ナナセを勝利の女神と呼び、律くんに宣戦布告してみせたソウシもめっちゃ男前でしたが、なんと言っても最後のヤマトくんがホントにヤバかった!!
ついに炸裂!! 波動砲!!
こんなんリアルサッカーの小学生サッカーで止められるワケがない!!(笑)
ほとんど超人サッカー、キャプ翼世界のシュートですもんね!!
とうとうこれが武器になる日が来たのかと、めっちゃ鳥肌がたってしまいました。
いや、もちろんこれから全弾こういう枠をとらえたシュートになるかと言ったら別かもしれませんが(笑)。
そしてまた、このシュートにかけてのヤマトくんの宣言が素晴らしかった。
「積み重ねならば してきたさ」
「何度敗北を積み重ねてきたか
何度悔しさを笑ってごまかしてきたか」
「もういいだろう もう十分だ」
「ここから僕たちは
勝利を積み重ねる!!!」
んーーー、熱い!!!
何も積み重ねてないチームだなんてとんでもないと。
これまで負け続けてきた、その悔しさを笑ってごまかしてきたその日々こそが今の力なんだと。
いやー、これは力強い、すばらしいエールですよー。
世のふつうの男の子たちって(もちろん女の子だって)、誰もが強豪チームみたいな凄い鍛錬をおのれに課しているわけじゃないじゃないですか。
それはスポーツとか、部活とか、勉強とか、なんにしたって一緒の話で。
誰もがガリガリバリバリできているわけじゃない。
ほとんどの人は、平凡にそこそこ頑張ったり、なまけちゃったり、のほほんと生きてたりして。
漫画読んだり、ゲームしたり、みんなとわいわいするのが楽しかったりして。
でも心の中では、何かで負けるたびに悔しいなって思ってたりするんですよね。
で、自分は頑張れないからダメな奴なんだって、頑張ってないことを理由に自分をダメだと決めつけてたりなんかして。
でもヤマトくんは、そういうことではないんだよと言ってくれてるんですよね。
そうやって自分を決めつけるなよと。
心の中に隠してきた悔しさこそが、いつか花開くキミのパワー源になるんだと。
いまそうやって平凡にしている日々だって、いつか大活躍する日のバネになるんだよと。
無駄じゃないんだよと、キミはぜんぜんダメなヤツじゃないんだよと。
頑張ってない日々は、君がダメな証明じゃないんだと。
そう力強いエールを送ってくれているようで、いやー、すっごい勇気がもらえるなーと思いました。
もちろん頑張ってないままではダメなんですけどね(笑)。
でも、いつか「君のナナセ」=「踏み出すきっかけ」と出会えさえすれば、君だって絶対ヒーローさと。
そう言う事なんだと思います。
この漫画は、平凡な少年少女たちにこそ送られる、最高のエールなのかもしれないなと、そう思わされる一話でありました。
いやー、熱い!!
ちょっと今週は心震えまくりでありましたわ。
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あと、ノエルの『アスタ…』→『負けた皆も…』って言い直した事で両アウ展開回避を狙ったのでは?(結果ダメだったが…)
おっと! どうやらわたくしゾラのセリフのあとで小さく映っている倒れた人物を、うっかりゾラだと勘違いしてしまったようです。
ご指摘感謝です。
訂正させていただきます。
>あと、ノエルの『アスタ…』→『負けた皆も…』って言い直した事で両アウ展開回避を狙ったのでは?(結果ダメだったが…)
ごめんなさい、ちょっとどういう意味かよくわからなかったのですが、ここはノエル的に、アスタへの好意だけに先走りそうになっちゃったのを誤魔化して、敗退した黒の暴牛メンバー全員のぶんも頑張んなくちゃと、そういう意味で言い直したシーンだと読み取れました。