せっかくの秋の行楽シーズンだというのに、土日になると雨ばかりという今日この頃。
ポケモン GO が面白くなってきているだけに(今さらですがw)個人的にかなりモヤモヤしてしまってるんですが、どうやら今日あたりからはようやっと天気が良くなってくれるようですねー。
さ、冬を前にどこに遊びに行こうとワクワクしつつ、結局いつもどおりジャンプを読み込む月曜日です(笑)。
さあ、感想行きましょー。
【巻頭カラー】 ゴーレムハーツ
大須賀玄(おおすか げん)先生描く魔導ゴーレムファンタジー。
何をやらせても失敗ばかりなポンコツ魔導学師レメクと、そのレメクが作ったこれまた何をやらせても失敗ばかりなポンコツゴーレム・ノアの物語。
個人的にはレメクの口先ばかりなハッタリの数々にけっこう笑わされてしまいました。
実に迷惑な人ですが、ちょっと憎めない魅力的な人物ではないですか。
特に冒頭、レメクのハッタリに思わず村人が騙されそうになって、慌ててもう一人が止めるっていう天丼ネタはかなり気に入ってしまいました。
感じとしては、どことなくワンピースのヒルルクのような印象を覚えますねー。
あんな感じで一見迷惑千万な人物だけど、実は熱い信念の人だったりして、ノアのために懸命になって戦ってくれたりする。
そんな感じの印象です。
二人は共に生きていく
あと少しだけ
とか言うナレーションが最後に入って、ヒルルクと同様の死亡フラグが匂わされちゃってるのが不穏極まりませんが、このレメクが死ぬことによってノアが旅立ちの決意をする、みたいな展開が待っているのかもしれませんね。
うーん、なかなかワクワクさせられます。
一方、主人公のノア君。
こちらは現状かなーり迷惑、というか危うい存在ですねー。
役に立ちたいと言ってもそれは相手の事を考えての事ではなくて、あくまでマスターのレメクのためで、失敗を繰り返してもその失敗からほとんど何も学ばない。
荷物を運ぶためなら鍵だって壊しちゃう常識・倫理観のなさ。
相手の村人も、ノア君が学習する人間らしさがあると思ってない様子なので、適当にあしらうだけでノアくんを教え諭したりしない。
なんだかこの構図が作り出してる現状のノアくん、すっごく危うくて恐ろしいです。
イフの話として、もし自分が手術中にノア君がその場にあらわれて、「手術するの手伝うよ」って言って来たら完全にホラーでしかないです。
しかもその場で断固断ったとしても「あ、この人はどうしても遠慮しちゃう人なんだな」って思い込んで、その夜皆が寝静まった病室にメスを持って現れたりするわけですよ(爆)。
ギャーーッてなりますよね(笑)。
いやー、この子、ほんと早くなんとかしてあげてくださいよレメクさん。
「気にすんな」とか言ってる場合じゃないですって。
誰だって失敗はする。でもそこから学ぶんだと。まずは失敗を謝って、そして正しいことを教えてもらうんだってことを教えてあげて欲しいですわ。
またこの作品は、ゴーレムに対する一般人の偏見というものが大きな壁になっていて、それを突破してゆくことがメインテーマになっているっぽいなと感じました。
明らかに人間らしい心や意志があるノア君を知っている村人が、
「ハハハハ
そんなに褒めても
コイツは喜んだりしないよ
ゴーレムは意志のない
ただの便利な道具なんだから」
とか言ってたりするんですよね。
いや、あなたもノア君がゴーレムだって知ってますよねって。
しかもその子、ノア君の友達じゃないですか。
この村人のお兄さん、もしかしてこの子とノア君を引き裂こうとしてるのかなとか深読みしちゃいましたが、どうやら村人たちにはノア君のことが、人格のある存在としてはまったく見えていないってことに、途中まで読んでて気づかされました。
この作品、こういう無理解や差別、偏見、不寛容といったものの壁をいかにして突破して、自分の承認欲求を健やかに満たし、自分の人格を形成してゆくのか。
そういたっところがメインテーマとなっていくのかもしれません。
そういった意味では、もしかすると初期の NARUTO と同系統と言っていいかもしれませんねー。
初期のナルトの戦う理由も、火影になってまわりに自分を認めさせるっていうところがテーマでしたもんね。
ゴーレムハーツの場合、ナルトの立場のキャラがゴーレムのノアくんと魔導学師レメクの二人に分割されているところが注目ポイントとなりそうです。
このノアくんの、ポンコツあんぽんたんだけど、マスターのためなら何でもする!っていう、アホのワンコのような健気さ。
ここは、なかなかのチャームポイントだと思いますわ。
とりあえず今回は最後、失敗したら「ごめんなさい」と謝るということを覚えてくれたようで、そこはなによりなにより(笑)。
この調子で、いろんなことをひとつひとつ学んでいって欲しいですわ。
ONE PIECE
別エントリーにて。
Dr.STONE
薬品関係一気にたたみかけましたねー。
小学生読者にとってみれば、ただわけのわからない呪文を並べているだけにしか聞こえない薬品の化学反応関連を、千空の恐ろしい例え話とコハクの顔芸の天丼で面白可笑しく料理しちゃう手際。
こういうところは相変わらず上手すぎる漫画です。
つーかコハク、顔芸の幅がどんどん広がってきますなー(笑)。
そんなネタで笑わせつつ、ワクワクさせるネタもしっかり入れてゆく隙のないドクターストーン。
5 か月かけてようやく村に足を踏み入れた、という達成感は普通にオオッとなりますし、そのあとの不意打ちでブチ込まれたルリ姉の「千空を知っているのです」はナチュラルにマジか!!となりました。
我々の時代の物語を受け継ぐ語り部ですから、現代の事を知っていてもおかしくないルリ姉ですが、しかし一個人にしかすぎない千空のことを知っているとはどういうことなのか。
いやー、これはまた想像のラチ外から攻めてきました。
ひょっとすると千空、ルリ姉と出会うことで予想以上に物語の核心に迫ることができるかもしれませんね。
ハイキュー!!
なんって頼もしい旭さん!
当たり前のようにトスを呼び、当たり前のように壁をブチ抜いてみせるエースっぷり。
逆に
「俺は今
こわいとおもっている」
と平仮名モノローグで「怖さ」という未知の体験をしている感が出ちゃってる西谷さんがほんっと未知の世界って思っちゃうわけですが、しかし旭さんはいいこと言った。
「西谷だってたまには
イッパイイッパイになっていい!!」
そうですよね! ほんっとそうですよ。
いつもいつも頼れる西谷さんが誰かを頼ったっていいんだし、いつもそういうポジションが旭さんだったわけですもんね。
旭さんだってたまには支えてあげたいってなりますわ。
やー、なんかここ、個人的に二人の関係性が凄い熱かったです。
そして今週は後半戦がタクティカルで面白かった。
個人個人の技と技、駆け引きばかりがバレーじゃない。
ローテーションをちょちょっといじるだけで敵と当たる組み合わせが変化し、こんなにも面白いことが起きてくる。
バレーボールってこういう醍醐味もあるのか!と発見させてくれる、実にハッとさせられる展開でした。
いやー、ここまで極力動かなかった烏養コーチですが、絶妙な一手を打ってきましたねー。
信じてましたよ烏養コーチ!
さあ、この勢いで烏野、どんどん行っちゃおう!
僕のヒーローアカデミア
なーる、個性が消えたのは、そのひとの人類としての状態を、個性因子が発現する前に「種として巻き戻した」からでしたか。
個人として個性が目覚める前の状態に戻されたのなら時間が解決してくれた可能性もなきにしもあらずでしたが、種として進化前に戻されたんじゃあたしかに絶望です。
普通のやり方では再度個性が戻ることはまずゼロと見ていいでしょうねー。
たしかにこれなら世界だってひっくり返せますわ。
つーかこれだけのことを研究し、発見できたって、オーバーホール一体何者ですか(笑)。
その有能さをどうして有意義に使わなかったのか。
回想で見えてくるオーバーホールは、あくまで八斎會のため、極道のため、親分さんのためなんですよねー。
それがねじれてねじれて親分さんを手にかけるまでに至ってしまったと。
なにがそこまでこの男を狂わせてしまったのか。
そのあたりにも興味が湧いてきます。
そして現在のデク、完全にスーパーモード発動。
オーバーホールの煽りにまったく反応せず、頭の中で淡々と勝利を計算し続けてるデクっぷりが実にクール。
そして「目の前の小さな女の子一人救えないで――」のくだりは、一度自分とミリオが計算によってエリちゃんを見捨てることを選択してしまった、あの路地裏の選択へのアンサーかもしれません。
いやー、デク、どこまでもどこまでもまっすぐ愚直。
どこまでも己のヒーロー道を貫き通す、実にデクらしいデクっぷりであります。
この光景を見たサー・ナイトアイ、デクの死について
「それが私の“見た”変えようのない未来――
だが…これは…」
と意味ありげすぎるお言葉を!
うーん、これにてついに未来改変は成し遂げられたと見ていいんでしょうか!
それとも一回やっぱり死んで、そこからエリちゃんが戻してくれるとか、そんな奇跡が起きちゃったり何だったりするんでしょうか。
ともあれいよいよ八斎會編もクライマックス。
次週がめっちゃ気になるぜー……って思ったら、堀越先生、来週お休みですかー!
うわーん、生殺し―!って思ったけど、最近堀越先生、かなりお体を壊される頻度が高かったですもんねー。
「作者取材のため」とか書いてありますけど、これを機に一度ちゃーんとお体をやすめていただきたいものですわ。
いっそジャンプは各作品でローテーションでお休みが貰えるシステムにしてもいいと思うんですよねー。
そうしたら実は連載作品が1〜2本増やせると思いますし(笑)。
漫画家の生命をすり減らしちゃったりするより、そのほうがよっぽどいいと思いますがどうなんでしょう。
といったところで前編の感想はここまで。
続きは後編にて。
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