2017年10月23日

週刊少年ジャンプ2017年47号 【新連載『フルドライブ』開幕<人気投票結果発表『鬼滅の刃』&1周年突破記念 人気投票『青春兵器ナンバーワン』Cカラー>掲載号】 感想<前編>

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 なんかもう今年も 47 号なんですね!
 ふと号数に気づいて押し寄せる年末感にビビッてしまいました(笑)。
 ではでは、ちょっとスタート時刻が遅くなっちゃったんで取り急ぎ本編へゴー!





 前半の感想は、

・【新連載】フルドライブ
・ワンピ
・ぼくたちは勉強ができない
・約束のネバーランド
・ブラクロ
・斉木楠雄のΨ難
・Dr.STONE

 の 7 本でお送りいたします。



【新連載巻頭カラー】 フルドライブ

 バレーボールに相撲にゴルフ、サッカーと、最近スポーツ漫画がひしめいてきているところにさらに卓球で乗り込んで来たチャレンジャー・スピリッツ。
 小野玄暉(おの げんき)先生描く卓球青春ボーイミーツガール(?)。
 軽んじられがちなチビの主人公・玉城弾(たましろ だん)が、実は卓球をやらせると凄かった!……な王道ものであるわけですが、その主人公が元いじめられっ子ということで、未だ明かされぬ鬱屈したなにかを想像させられる、ちょっと複雑な主人公像が気になってしまいました。
 ちょっと感情移入はしにくいかもですが、こういうところはうまいこと展開させることができれば読者を惹きつける美味しい料理ができそうです。

 あとは卓球シーンがなかなかにド派手。
 ともするとボールを見失っちゃうくらい(笑)派手なエフェクトが飛び交って、爆風が吹き荒れているかのような迫力のシーンはなかなかカッコよかったです。
 若干人体のデッサンはまだまだ成長過程なのかな?と思うところはありますが、しかしこの迫力はひとつの財産でしょうから。今後の伸びがとても楽しみに思います。
 あと女の子のパンツを隠す「上等だ!!」のフキダシはこれは笑っていいギャグなんでしょうかね?(笑)
 ちょっとふふっとなってしまいました。

 主人公が最初から強いタイプというのも、スピード感を求められるジャンプの新連載向きかもしれません。
 成長型の主人公は物語を追っていくにしたがってどんどん面白くなるポテンシャルがあるんですが、どうしても初速が上がりにくいものがありますからねー。
 あとはこの強力な主人公で、どう物語を転がしてゆけるのか。
 魅力的なライバルやサブキャラの登場も待たれるところです。



ONE PIECE

 別エントリーにて。



ぼくたちは勉強ができない

 怖がり過ぎる理珠りんと朝まで一つ屋根の下!なハプニング回なわけでありますが、理珠りんが可愛いのはもちろんのこと、やっぱりこういう回でも美味しくポイントを稼いでゆくのが最近の文乃んですねー(笑)。
 いやー、ほんと最近の文乃んのポジションは美味しいです。
 苦労人の相談役ポジと見せかけて、あらゆるシチュエーション、あらゆる組み合わせに顔を突っ込んでいけるアドバンテージ。
 そしてさらに成幸がいろいろ打ち明けられる唯一の女の子という最高の役得をもゲットしていると言うわけで。
 一時は影が薄くなったキャラとは思えない戦上手でございます(笑)。

 それはそうとしかし、そのアイコンタクトと身振り手振りだけで、どんだけオマエら細かく会話してるんだと(笑)。



【センターカラー】 約束のネバーランド

 オジサンを案内人にミネルヴァ探しの旅に出たエマとレイ。

(――とか思ってんのかね 憐れだね)

 のオジサンの顔がいかにも悪そうでイイですね〜(笑)。
 なんという化かし合い。
 お互い手の内も考えてることもキッチリ読み切っていて、さああとは一歩でも奥まで読み切った方が勝ちという感じ。
 あるいはちょっとしたアクシデントが致命的な結果を呼びそうな、なかなかイイ感じに張り詰めた空気感であります。
 グレイスフィールドでのママやシスターとの戦いもそうでしたが、やっぱりこの漫画は大人との化かし合いが盛り上がりますわー。

 そしてとうとう到着してしまった野良の人食いの群棲地。
 もしこれがバトル漫画ならば修行回なノリのはずなんですが、こればっかりはネバランですからねー。
 さあ、どういう試練となるのか、オジサンとの化かし合いはどうなるのか、これは楽しみです。



ブラック・クローバー

 いやー、先週のゾラの回想を見た後だと、アスタの「無駄じゃねえ!!!」とかそのあとの演説とか、ミモザの「お断りしますわ!私達は同じチーム… 同じ魔法騎士ですので…!!」がすっごい響きます。
 ゾラもちょっとこれは胸に刺さるものがあったのではないでしょうか。

 そしてついにさく裂!ブラックアスタの超必殺!
 ラストの決着場面とか、これはもう痛快至極ったらありません。
 完全に別世界レベルの凶悪さです(笑)。
 あれだけやりたい放題だったランギルスの空間魔法ですら一方的に封殺ですもんねー。
 ほんとブラックアスタ、とんでもない力ですわ。
 相手の水晶ごとスパーンとやってしまったときは一瞬ランギルスの胴体ごとやったのかと思ってあやうく快哉を上げちゃうところでしたわ(オイオイw)。

 しかし、これにてランギルスの件は一件落着と行くんでしょうか。
 ランギルス個人としてもだいぶんこじれちゃってるみたいですし、本人が気づかないうちに裏切者にされているっていう疑惑もありますしね。
 このこんがらがったものをほどくのは、まだまだ骨が折れそうです。



斉木楠雄のΨ難

 斉木楠雄実写映画公開に合わせ、漫画でも斉木楠雄が実写映画化に毒を吐きまくり、パパがフォローしまくる映画あるある回。
 いやー、ぶっちゃけまくりの気持ちよさもありますし、あるあるが心当たりありすぎて笑わずにはいられない(笑)。

 個人的には原作漫画と実写映画はある程度別物だと思ってますから、オリジナル展開とかはあって当然というか、そういうところも含めて楽しみたいなって思うんですけどねー。
 わかりきってる展開だけよりも、原作にない「そう来たか!」なものがあったほうが原作読者も楽しいって意見もあると思いますし。

 ただやっぱり、原作の一番いい部分まで変えちゃって、完全にこれ別物じゃん!ってなっちゃってるのは違うなーって、そう思う作品がないわけではないですねー。
 たとえ変更したとしても原作の魂の部分、大事な部分だけは変えないで欲しいと、そう思いますわ。
 映画ならではの切り口に変えたとしても、原作の核となる部分だけは変えて欲しくないな〜と。
 まぁ、その核がどこにあるかって解釈自体が人によって違ってくるから難しいっていうのもあるんでしょうけどね(笑)。

 しかし六神透、ちゃんと仕事できたんですねー(笑)。
 まぁ一線級の役者なんですから当たり前なんでしょうけども、さんざんダメダメな部分しか見てこなかったもんですから、ちょっと驚いてしまいました(笑)。



Dr.STONE

 いやー、熱いなードクターストーン。
 手の震えを抑えて立ち向かう千空。
 その千空の様子を見て頬をバチーンとやって己を律するクロム。
 そしてまさかの銀狼奮起!

 勇者とは、怖さを知らないものじゃない。
 怖さを知りつつも、それを抑えて立ち向かえるものの事。
 怖さを知るからこそ強くもなれる!
 まさに勇気の賛歌、人間賛歌(ウィル・A・ツェペリ男爵談)ではないですかー。
 実に少年漫画らしい、震えるぞハートな熱さでありました。



 といったところで前半はここまで。
 続きは後半戦で。



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posted by BOSS at 22:55| Comment(2) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
自分も先頃見た斉木楠雄のΨ難も斉木が使う能力の設定他に幾つか変更点が見られたものの結構娯楽として楽しめました
(ネタバレok掲示板の方に詳しく感想描いたので気が向いたら読んでみて下さい)
Posted by 坂田晋太郎 at 2017年10月29日 20:38
>坂田晋太郎さん

 お、斉木実写劇場版ご覧になりましたか〜。
 感想書き込み、ありがとうございます。
 結構楽しそうだなーという雰囲気が伝わってきました。
 私は観に行くかは微妙なラインですが、先日、銀魂の実写劇場版を観て来まして、これが個人的にかなり面白かったんすねー。
 もちろん作品によってピンキリなんでしょうけども、最近の実写化はけっこうバカにできないかもしれないぞと感じさせられました。
Posted by BOSS at 2017年10月30日 16:12
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