2017年10月16日

週刊少年ジャンプ2017年46号 【実写映画公開直前 斉木楠雄 表紙&巻頭カラー<『磯部磯兵衛』&『腹ペコのマリー』ダブル終了>号】 感想<前編>

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 せっかくの秋だしポケモン GO も久々にやったら面白くってちょっと遠出でもしようかな〜なんて思ってたらこの長雨。
 気温も一気に下がってきちゃいましたし、皆さん体調とか崩されてませんか?
 私はまたも風邪気味です(笑)。
 早く気持ちのいい秋を満喫したいものですが、ともあれジャンプは今週いろいろと動きがあったようですし、ガガンと感想行っちゃいましょう〜。





 今週はワンピが休載。
 前半の感想は、

・斉木楠雄のΨ難
・ブラクロ
・Dr.STONE
・ハイキュー
・トマトイプーのリコピン
・ヒロアカ
・火ノ丸相撲

 の 7 本でお送りいたします。



【表紙&巻頭カラー】 斉木楠雄のΨ難

 実写劇場版公開直前の表紙&巻頭カラーということで、カラーページで実写になりそこねた面々をいじってみたり(笑)。
 しかし鳥束はともあれ、目良さんとか高橋が出てないと言うのはちょっと意外でした。
 ちょいネタとかで使いやすそうなキャラだと思ったんですけどね〜。
 まぁでも、高橋とかは漫画やアニメでなら笑いになっても、実写になるとイタくなりやすいタイプかも(笑)。

 本編は、リアル型脱出ゲームに行こうとして本当にリアルな脱出ゲームになってしまった面々の図。
 序盤のフリの通り、ちゃんと燃堂が脱出の最後のキーになっているところが斉木楠雄らしい上手い構成なんですよねー。
 こういうの、作中でも指摘されてる王道ですけどわたくし大好きです。
 しかし、そもそもその燃堂がいたから急いで脱出しなくちゃいけなかったんですけどね(笑)。

 いやーしかし燃堂、よくぞ耐え切りました。
 おなかの弱いわたしとしては、閉鎖空間に閉じ込められて便意に迫られるとか極限の悪夢以外の何物でもないですわ。
 緊張と恐怖でよけいおなかが痛くなっちゃいそうですよ。



ブラック・クローバー

 ああもうこの国の魔法騎士はクズ野郎が多いなーとは思ってはいましたが、それにしたってちょっと目障りだってだけで人殺しまでしちゃいますか!
 そんな虫を潰すみたいに殺しておいて、それでヘラヘラ笑っちゃいますかコイツらは!
 ヘドが出るような気分で一気にゾラに感情移入しちゃいましたが、そうですかー、ゾラ、お父さんからもらった人形とその物語を己に投影してたんですねー。
 まさにダークヒーロー。
 国の裏で暗躍し、法が裁かぬ悪を己の正義で裁いて葬る。
 めっちゃカッコイイヤツではないですか。
 口は悪いけど、もともとコイツはそんな悪いヤツじゃないんだろうなと推測はしてましたが、こんな純なヤツだとは思いもしませんでした(純だけどそれゆえにダークサイドに暴走しちゃってる感はありますね〜)。

 しかもそれでいて己の正義すら信じていないところもイイ。

 オレはただの

 下民の村の小汚ねーガキから生まれた…

 しょーもねー怒りの化身だ


 と、自分の行為が間違っている事も、ちゃーんと承知の上でやってることなんですよねー。
 いやー、カッコイイですわー、ゾラ。このネジレっぷり。
 行くあてもなく暴走した怒りと悲しみ、すっごい切なくて胸を打たれます。
 こういうダークヒーローめっちゃ大好きですよ。

 積み重なってきた怒りが爆発するような

「オマエらなんか

 魔法騎士じゃねえ!!!!」


 の咆哮シーンとか、メチャクチャなカッコよさでありました。
 ゾラの魂の怒りと悲しみが、ビリビリと伝わってきましたよ。

 しかしこうなってくると、この復讐にかられたダークヒーローが、なぜいまこの大会に出場しているのかってところも気になるところです。
 そしてまた、このゾラがアスタと関わることで、ちょっとずつ変わってきているっぽいところも気になります。
 いい方向にアスタの影響を受けてくれるといいのですがねー。
 このままだと、どうしたってゾラ自身の幸福には繋がりそうもなく、どこかで野垂れ死ぬのがオチな気もしますしね。

 ちなみに本物の方のザクス・リューグナー氏も結構なクズだったようで、どこが麗氷の「聖者」だっつーのって感じですわ。



Dr.STONE

 ルリ姉の継いでる百物語がなんかちょっとおかしいんですけど(笑)。
 桃太郎がケンシロウみたいになってるし、うしろのウサギと亀はベルセルクのガッツ以外のなにものでもないし。
 フキダシで見えないですけど、ビデオガールの愛ちゃんみたいなものまでいますしね。
 百物語に編纂するにあたって、いろんな物語を合成していった歴史があるのかもですね〜。
 それにしてもウサギと亀でベルセルクって、いったいどんな物語になってるんだか(笑)。

 そして奇しくも同じようなことを言っていた過去があったことが分かったクロムとコハク。
 これはちょっとフラグが立ちましたかね〜。



ハイキュー!!

 稲荷崎の隠し玉、北信介大活躍!
 大活躍って言うか、その登場によってまわりがビシッと引き締まり、崩れかかったところを立て直すタイプの選手なんですねー。
 いやー、ほんとハイキューはいろんな選手が登場します。
 バレー選手としてのタイプの幅とか、キャラクター性とかの幅を越えて、人として、人生観としていろんなスタンスの人が出てくるんだよなーってことを常々感じさせられます。
 たった一人の人間でしかない作家から、はたしてどうやってこれだけの幅の人生が紡ぎ出されてくるんだろうと、そういうところを興味深く思ってしまいますわー。

 しかし、ここでついに稲荷崎セットポイントですかー。
 さすがにセットポイントで 8 点差もあっては無理かなーと思ってしまうんですが、どうなんでしょうね〜。
 ここから一気に大逆転なんて、そんな奇跡が起こるものなのか。
 いっそさすがにこのセットは稲荷崎にやってもいいかな?とも思えてくるんですが、でも影山はおだや影山モードを発動しているし、いろいろフラグは立ってきているし、ひょっとすると?という希望もあるんですよねー。
 やー、つくづく読めない展開です。

 あと、北選手の応援に来ているお祖母ちゃんがすごい素敵ですね〜。
 敵がただの「憎い敵」じゃなくて、それぞれにちゃんと人生があって、応援してくれる大切な人たちがいたりする、こういうところがハイキューの素敵な世界を形成しているんだと思いますわー。



【センターカラー】 トマトイプーのリコピン

 センターカラーでリコピン大解剖。
 意外と普通に毒のないふんわりした扉絵かな?って思ったら、めくってみたらギョッとなるこのトラップ(笑)。
 リコピン大解剖、無駄にリアルに細かくて怖いです(笑)。

 そして本編ですが、いつも毒の強いカロちゃんが、今回はかなりコミカルな路線で攻めてきてなかなかこれはいいですね〜。
 まさかのエッチなトラブルネタには「そういう笑いがあったか!」と意表を突かれてしまいました(笑)。
 「いつも全裸じゃない?」「脱毛てどこを?」のツッコミも的確さが気持ちいい畳みかけでした。

 さー、あとは話を転がす系の行動力のあるキャラが出て来たりすると安心感が増しますかねー。
 期待しています。



僕のヒーローアカデミア

 ガールズグループ、アドリブでいい連携してたんですねー。
 リューキュウが敵を拘束し、麗日さんが二人ごと浮かせ、梅雨ちゃんが突入箇所に誘導、ネジレちゃんが波動で吹っ飛ばし、おそらくそこにピッタリ合わせて麗日さんが浮遊を解除してメテオストライク完成!っていう流れだったんでしょうね。
 これぞここまで学んできたことの成果か、実に華麗な「プルスウルトラ」でありました。
 なにげにネジレちゃんの波動をリューキュウが翼を帆みたいにして受け止めているのが芸細であります。

 そして判明したエリちゃんの本当の力。
 それは治癒でも個性の消去でもなく、なんと“巻き戻し”の個性。
 なるほど、一定時間巻き戻しちゃうから人を消去したり個性を消したり、自分のダメージをなかったことにできたりするんですねー。
 これで覚醒したエリちゃんがどういう風な感じになるのか興味津々なわけですが、しかしこうなるとミリオ先輩にも希望が出てきたかもしれませんねー。
 個性発現前に巻き戻ってしまったのを、もう一回「個性がある時点」に巻き戻すなんてことができるかもしれません。
 そしてまた、この巻き戻しをうまいこと使えば、ナイトアイの予知を覆すことができるかもしれませんしね。
 一度見た予知の光景だって、そこから巻き戻して「なかったこと」にできるかもしれません。
 やー、すっごい個性です。
 一気にいろんな可能性が見えてきた気がします。
 オーバーホールが夢中になるはずですわ(笑)。



火ノ丸相撲

 終わってみれば、鬼丸の圧倒的な大勝利!
 最後こそ鬼切桐仁の技がさく裂しそうな間合いではありましたが、結局何もさせずに完封勝ちとは。
 それもちゃんと廻しをとっての投げですもんね!
 いやー鬼丸、怒涛の大迫力でありました。

 また決着シーンにかぶせられた柴木山親方の言葉がすっごく響きます。

 教えてやれ

 辻君と違い火ノ丸にとって

 そこが通過点でしかない事を

 待ち望んだ一戦で

 何も出来なかったと…――

 悔しがらせてやれ!!


 鬼切・桐仁にはかなり残酷なようでいて、どちらの未来にとっても最高の激励になっているんですよねー。
 切磋琢磨しあい、究極の高みを目指しあう、プロの世界の厳しさと熱さを両方見せられた気分です。

 それはそうとしかし、三ツ橋くん、何が起きた!!
 一気にチャラ男になっちゃって!
 あの、可愛くも凄絶な覚悟完了した三ツ橋くんはどこへ行っちゃったのか!
 いやー、これはけっこうな衝撃でした(笑)。

 あと、いくら部屋着でリラックスしてるとはいえ、今週はちょっとレイナさんがエロすぎでしたねー(笑)。
 それでいて素がでてグッとガッツポーズしているんだから可愛いったらない。
 綺麗になって大人びた感じでしが、やー、こういう可愛いところは変わってないですね。
 なごみます(笑)。



 といったところで前編の感想はここまで。
 続きは後編にて。



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posted by BOSS at 22:39| Comment(2) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
[斉木楠雄のΨ難]
才虎&梨歩田&相卜「(ネタに)拾われるだけ贅沢だぞ…(泣)」
Posted by 坂田晋太郎 at 2017年10月19日 22:20
>坂田晋太郎さん

 そのへんは完全ノータッチでしたね(笑)。
Posted by BOSS at 2017年10月22日 15:00
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