ではでは後半戦!
■前編の感想はこちら。
後半の感想は、
・【金未来杯】魔法少年X
・ゆらぎ荘
・ヒロアカ
・火ノ丸相撲
・ハイキュー
・青春兵器ナンバーワン
・シューダン!
・磯部磯兵衛
の 8 本でお送りいたします。
金未来杯エントリーNo.5 魔法少年X
今年の金未来杯もこれで最後。
5 番目のエントリー作品は、仲間只一先生描く、母である魔女の力を受け継いだ少年の不思議な世界との出会いと絆の物語を描く、ちょっとほの暗い雰囲気の現代ファンタジーバトル。
いやもう最初から結論を言ってしまいますが、はい、この作品が優勝です(笑)。
絵は上手いし話も抜群に上手い。
キャラがじゃっかん弱いかな?と思うところもありますし、アクションシーンで動きが伝わりづらくなってる感じがあるところもないではなかったんですが。とにかくストーリーに引き込んで、読ませる力が段違い。
不気味なものを不気味に感じさせる力とか、それでいて怖いもの見たさで読んでみたくさせちゃう力とか、そういう部分が飛びぬけていると思いますねー。
さらに漫画的手法で「魅せる」技術もかなり高く、特にメガネ女キリハラフネコに手を引かれて少年が空をかけてゆくところ。見開き 2 ページを使って魚眼レンズのようなパノラマ撮影で、街の上空の広大な空間を表現して、そこを駆け抜けてゆく風感を描き出す力は相当のものだと感じました。
こういう絵で魅せる作家さんってのは大好きですわー。
また魔女がらみやこの街についてとか、細かい設定は多そうなんですが、話のセンターに少年とお母さんの物語をドーンと据えて、その他のことはパパッと済ませてしまったのも全体がスッキリして見渡しが良くて、とてもよかったポイントだと思います。
読切一本でできることっていうのはそんなに多いわけではないので、描きたいことをなんでもかんでもやろうとしてもとっちらかってしまうのがお決まりなんですよね〜。
思い切りよくカットして、そしてちゃんと整理できる力、けっこう大事だと思います。
そのぶん今回の作品では主人公自身の魅力や謎の女キリハラフネコの人となりがあんまり描かれてなかったので、もしこれが連載になったらそういった部分がどう化けてゆくのか、そこがひとつ問題になるかもしれません。
今回の読切では、とにかくお母さんのキャラクターを描くことに注力されてたみたいですしね〜。
このお母さんの魅力と言うのがとびっきり素晴らしくて、私も惚れ込んでしまいました。
なので、これだけのキャラクターが描ける力があるわけですから、そういうキャラの個性出しについてはおそらく問題はなさそうだなと、そう期待をしたいと思います。
そんなわけで、当ブログではこちらの作品、『魔法少年X』を金未来杯受賞作品としてプッシュしたいと思います。
まぁでも、これはあくまで私の視点。
みなさんはまったく違う感想で、別の作品のほうがよかったよっていう意見もいっぱいあるかと思います。
そういう風にいろんな意見が編集部に届くからこそ、よい作品がたくさん掲載されるよい雑誌になってゆくのだと思いますしねー。
そんなわけで皆さんも、ぜひぜひジャンプにアンケートハガキを送ることをお勧めいたします。
【センターカラー】 ゆらぎ荘の幽奈さん
先週の青春兵器に続くかのように入れ代わりネタ!
しかしさすがミウラ先生、ただ入れ替わるだけじゃなくて二人同時に猫に体をのっとられて猫ならではのスキンシップを始めてしまうって(笑)。
そのしぐさが猫なら「かわいいな〜」でいいところが、若い男女になった瞬間ここまでいかがわしいものになってしまうとは!
またこの、足先で耳の裏をかく幽奈さんの可愛さよ(笑)。
いやー、これは漫画界に新たな世界が開けました。
漫画などでよくある「猫娘」とかではなく、精神は完全に猫で体は完全に人という、言わば「人体猫」というジャンル。
これは掘ればもっともっと金脈が出てきそうな気がします!
僕のヒーローアカデミア
いやー、めくるめく絶望感!
おんもしろくなってきましたー。
まさかオーバーホールがここまで圧倒的とは思いもしなかった。
デクやミリオはまだしも、プロヒーローがいてもこれだけヤバイって、ちょっと想像もしませんでしたわー。
ネックになっているのは、頼みの相澤先生がどこかに連れ去られちゃったってのもありますが、やっぱりナイトアイが自分の個性をごくごく限定的にしかつかってないからだと思うんですよね。
オールマイトとのことがトラウマになって、たった一秒後のことしか予想しようとしてないから。
本来なら反則級チート個性なのに、それを存分に使おうとしていない。
いやー、なんとももったいない話です。
そしてここでデク、ついに 20 パーセント解放!
またちょっと体がブッ壊れそうな無茶ですが、でもこれは絶対必要な無茶ですね!
これでなんとかして未来を捻じ曲げて、ナイトアイの目を文字通り目覚めさせてやって欲しいものです。
そしたらほんっとチート級の人だと思いますよ。
火ノ丸相撲
辻桐仁、けっこうここまで苦労を重ねて来たんですねー。
高校時代鳴かず飛ばずのところから、鬼丸の悲劇を見て爆発。
そこからプロになって、親方の素晴らしい指導もあって見事に開眼する過程。
逆境を見事に武器に変えて、暗闇を一閃、光の刃で切り裂く一枚絵。
いやー、すばらしい迫力と緊張感のある絵です。
桐人のこのゾクリとさせるような目がいいじゃないですか。
そしてまた、プロに転向してからは意外と女性ファンにモテているというのもフフッとさせていいですね〜(笑)。
こういうところも若手がぐいぐい来ている時代っていうものを感じさせてくれます。
さあ、ついに土俵上で向かい合った鬼丸と鬼切。
まずはいきなり鬼丸の「鬼車」が使えない疑惑に切り込んできましたが、さーて、この試合で鬼丸、鬼車を見せてくれるのかどうなのか。
いろんな意味で高揚感煽りまくりな一戦が始まってくれました。
【センターカラー】 ハイキュー!!
菅原さんいいことを言った!
そう、1 セットとってるからって 2 セット目を落としていいなんてことはない!
このまま 2 セット目も取らなくっちゃですよね〜。
そんな烏野にも、徐々にですが逆転の布石は打たれ始めているように思います。
ボールに触れていないながらもずっと集中力を上げ続けている木下さんもそうですし、ここへきて気持ちよく速攻を撃ち抜けた日向も、こういうところから調子を上げていってくれそうですし。
稲荷崎のアランに着々とストレスが溜まっていっているのも今後効いてきそうですし、なによりここで「穏や影山」(笑)が発動してくれましたからね〜〜。
このあたりから、いよいよ烏野、大逆転の流れ発動となるかもしれません。
しかし、それにしたって 9 点差(?)なんですよねー。
いったいどうやってこれをひっくり返したものやらですよ。
青春兵器ナンバーワン
なんという飛び道具ネタか!(笑)
額に書かれたシリアスとかシリダスとかいう文字が目に入るたびにひきつった笑いが出て来ずにはいられません(笑)。
つーかハチ、シリ+アスだからシリダスになったの?
定期的にズボンを履くのに、いちいちカチャカチャ言わせて尻を出すのがたまらない(笑)。
やー、普段から素敵に狂気な世界の青春兵器ですが、今週はさらにアクセル踏み込んじゃった感が素晴らしかったです。
シューダン
そっかー、ロクはナナセちゃんになりたかったのかー(違うw)。
将来医者になりたいと思っていて、それが自分にとって最重要なことだとしっかり自覚できているからこそ、サッカーに対して全部をつぎ込めないってことなのかな〜。
勉強から手を抜かないためにも、今くらいのサッカーの温度感が自分のために大切だと、どうしても踏み込めないでいた。
心のどこかではチームメイトたちを「もったいない」「もうちょっとああすれば」みたいなものを思っていても、どうしても言えないでいたってことですか。
ロク、すっごいマジメな奴なんですね〜。
何か過去に暗い事件があったとか、親がクソ親だったりしたとかそういうことではまったくなくって。
あるいは責任感が強すぎて背負い込みすぎてたとかそういうことでもなくって。
普通に自分で自分に枷を嵌めていた、臆病になっていたっていうことなんでしょうね〜。
完璧少年のように見えて、ロクもやっぱり子供だったんだなーと、ちょっとほっこりさせられました。
そしてそんなロクの胸にすらも火をつけてしまったナナセちゃん。
ほんっと罪な女だぜナナセちゃん(笑)。
磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜
笑い死にさせる気か!!!
透明人間になって悪事を重ねる系のギャグならよくありますが、まさかの見えちゃってるのに自分はスケちゃってると勘違いって(笑)。
磯兵衛の奇行の数々もさることながら、それを見て見ぬフリする人々の絶妙な様子と、それゆえに自分が透明だと勘違いしちゃう磯兵衛という完璧な歯車が成立するドラマ。
いやー、めちゃくちゃすごい回を見せられてしまいました。
そして最後はまさかのマジ告白!!
いやー、これはどういうことになるのか、めっちゃ来週が楽しみです(笑)。
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考えかけた一瞬、季節関係なくワキ汗滲む錯覚に見舞われた…。