2017年08月24日

週刊少年ジャンプ2017年38号 感想<後編>

jump201738b.jpg

 てなわけで、一日遅れの後編でーす。

■前編の感想はこちら





 後編の感想は、

・ブラクロ
・BORUTO
・食戟のソーマ
・HUNTER×HUNTER
・火ノ丸相撲
・ゆらぎ荘
・シューダン!
・青春兵器ナンバーワン
・腹ペコのマリー
・磯部磯兵衛

 の 10 本でお送りいたします。



ブラック・クローバー

 ノエル、因縁のソリド兄さまに文句ナシの大勝利ー!
 いやー、これまでたまってたものが一気にブッとんでってくれたようで、ひじょーにスッキリいたしました。

 これも機会だからソリド兄さまについては一度はっきり言っておこうと思うんですけども、この人、かなりキモいと思うんですよねー(爆)。
 キノコのおじさんの言うことももっともですし、それに加えてわたしが思うのは、本当に有能な人間だったら弱い妹がどんなに家の恥だと思っていても、妹のことばかりずーっとかまけてる暇なんてないと思うんですよ。
 このひとずーっと妹妹って感じで、妹のことしか頭にない感じなんですよね〜。
 実はソリド兄さまの精神世界って、自分と妹のふたりしかいないんじゃないでしょうか(笑)。

 本当に有能なら当然沢山の人間がまわりにいて、そこには仲間もいて、敵もいて、日々充実していたり、仕事に忙殺されてると思うんですよ。
 実はソリド兄さま、めっちゃ仕事ができない人なんじゃないでしょうかね〜。
 社会に適応できず、誰からも見向きもされずに孤立しちゃった人間なんじゃないかという疑いがあると思うんですわ(前はいちおう表彰されてましたけどねー)。
 それで唯一いびれる相手である妹を、ひたすらいびり倒して、コンプレックスのはけぐちにして、そうやって自分の精神をなんとか保てていると。
 そういうすごく歪んだ人間なんじゃないかと、最近そういう風に見えてきました。
 いわゆる人に依存している状態というやつですね〜。
 マウンティングしているようでいて、実はノエルという存在なしにはいられない、むしろすがりついてる状態なのではないかと、そういう疑いがあると思うんですよ〜。
 やー、なんだかとても不健康なものを感じますわ。
 ノエル、もうこのお兄さまにはかかわらない方がいいと思うなー。



【センターカラー】 ボルト

 おー、なんか新しい敵が出てきましたねー。
 モモシキがボルトの手につけた呪印と、この「殻」という組織に関係があるのなら、この「殻」もまたモモシキと同じ大筒木の一族(?)なんでしょうかね〜。
 サイドストーリー的なものかと思っていたショジョジとのバトルが、思わぬことで本編のでかい戦いへの呼び水となってくれたようです。

 しかしこの殻のやつら、中二力がかなり高いなー。
 密室で黒いマントのフードを下ろして、「やあごきげんよう」「始めようか」とか、かなりのレベルですよ(笑)。
 なかには仮面までつけてるヤツもいますもんね!



食戟のソーマ

 三タテきたーーーー!!
 しかし敗北描写すら飛ばされるほどの敗北とは!
 この演出は完全に予想外でしたが、いやー、これはこれで負けたーっていう衝撃がでかいですね。
 次回あらためて敗因解説とかされるのかもしれませんが、いまのところはもうなぜ負けたのかすら理解できない圧倒的敗北感が強いです。

 はー、しかし美作くんくらいは刺し違えるくらいのバランスで一矢報いて欲しかったなー。



ハンター×ハンター

 あー、ついに王子たちに最初の死者が出ましたか。
 それもまだ年端もゆかない王子に、体の大きな男性が馬乗りになって首を絞め殺すって、絵面が現実的すぎて実にえげつない。
 念のバトルとかではない、まさに「殺人」っていうおぞましさを感じますわ。

 またこれを察知したオイト王妃の反応がとても愛情深い普通の人っていう感じでハッとさせられるものがありました。
 そうなんですよねー。
 サバイバルゲームの駆け引きにばかり着目しちゃいますけど、人の普通の感覚で言ったら「死」なんてとんでもない。救いたいと思って当然です。
 このオイト王妃、最初はクラピカを見事に騙しきったりと凄腕感があって、まだウラがあるのでは?みたいに思ったりしたものですが、どうもそうではない様子です。
 あくまで普通の人として、親として、必死に全力を尽くしているだけなのかもしれません。
 やー、なんか今週はオイト王妃の好感度がすっごく上がりました。

 しかし、ここでなんとクラピカ昏倒!
 おーい、なにやってんのーーーーー!!
 おのれの能力のリスクを完全に把握しきれてなかったということなのか、それとも何者かの攻撃もからんでいたりするのか。
 おそらく前者だと思うんですが、この状況でクラピカが倒れてしまうと完全にゲームオーバーになりそうなだけに、クラピカ何やってんのー感が凄く強いです(笑)。
 この気絶、短時間で済めばいいんですけどねー。

 そしてツェリードニヒ王子のところのテータちゃん、うあー、これは殺されちゃったかなー。
 最後、血しぶきとんじゃってますもんね〜。
 ツェリードニヒのこの念獣、相手の嘘を食うとか、そういう性質があったりするんでしょうか。
 さー、王子にも最初の犠牲者が出て、ここからはどんどん加速度的に死人の数が増えていきそうな気配です。



火ノ丸相撲

 大相撲を熱く盛り上げたいからこそ、ヒーローはひとりじゃダメなんだと。
 だからこそ打倒刃皇、打倒火ノ丸のために、たくさんの刃が必要なんだと。
 やー、駿海さんの話、すっごくわかりますわー。
 むしろそうでなくっちゃですよ。
 誰が勝つかわからないからこそ面白いんであって、勝つのが一人で決まってちゃ、面白くもなんにもないですもんね。
 そしてそういう状況なら、火ノ丸のような男はさらに燃えあがり、高みへのぼれるはずだとも思えますしねー。
 小関部長たちが火ノ丸とたもとをわかったその決断、ひじょーによくわかります。

 火ノ丸との試合が一番燃えたという言葉も、なんだかとっても嬉しくなってしまいました。
 そういう勝負を、プロになっても何番もとってもらいたいものですわ。



ゆらぎ荘の幽奈さん

 轟紫音、元番長で不良っぽい見た目でありながら熊さんパンツとは、なんというギャップのあざとさよ(笑)。
 そりゃークラスのみんなにも受け入れられますわ(違うw)。

 しかし意外や意外、今回はそんな紫音と夜々の入学エピソードかと思いきや、担任の女性教師がすっごく気になる表情で伏線をはってくれました。
 なんと幽奈さんが見えていたようですが、この先生も実は霊能力者だったりするんでしょうかねー。
 意外な伏兵が動き出す、なかなかの不意打ち描写でありました。



シューダン

 いやー、いい最終回だった!と一瞬最後に思ってしまったくらい(笑)、素晴らしい鴨志田編のエンドでありました。
 思わず最後のアオリ文を二度見してしまいましたわ。
 最近かなり掲載位置があやしいですからねー。

 しかし素敵なまとめかたでした。
 あれだけ憎たらしい感じだった鴨志田くんの問題を、まるっと収めて見せるナナセちゃんの名采配。
 いっしょにサッカーやろう!でしたか。
 たしかにそれが一番ですわ。
 サッカーこそがこの子たちの一番の対話ですもんね。
 もちろん自分たちのレベルアップにも繋がりますし。

 そしてすかさず友人たちをいっぱい参入させて、鴨志田くんに友達を作らせようとするソウちゃんも立派。
 おそらく鴨志田くんが女子たちから総スカンをくらう発端となったのであろう女の子とも、ちょっとだけ仲直りができたみたいですしね〜。

 ただナナセちゃんの実力を認めさせて、女の中でもオマエだけは違うんだな、みたいな着地点にしなかったのが凄くイイと思います。
 そうしちゃうとナナセちゃん以外の女子を否定しつづけることになりますからね。
 そうじゃなくて、最初の出発点となった女の子とも和解の兆しを見せてくれたこと、ここがすごく大きかったんじゃないかなーと。そう思いました。

 いやー、暗雲がパーッと晴れてゆくような素敵な着地を見せてもらいました。
 サッカーは友達の輪をひろげるんですね!(笑)
 サッカーさえあればいいと豪語していた鴨志田くんですが、サッカーやってたからこそもう一度友達になれるんだよっていう、実にサワヤカなこの回答。
 こういうところが横田作品のすがすがしさですわー。

 自分の口では「ごめん」とも「おれが間違ってた」とも謝罪しなかった鴨志田くんでしたが、どんどん表情から毒気が抜けていって、浄化されていくかんじがなんとも微笑ましい。
 最後に残ったのは「ただのツンデレ」でしたっていうのも笑いしか出てきませんでした(笑)。
 いやー、安心いたしました。
 鴨志田くんも、周りの男の子たちも、女の子たちも、みーんなこの子たちは大丈夫だわ!

 また、ナナセちゃんの「おちんちん」発言と、それへの各男子の反応とか、めっちゃ美味しい場面もありましたねー(笑)。
 キモいと切り捨てられたヤスくん、たしかにちょっとキモかったけども、でもドンマイ!
 むしろよく言ってくれました(笑)。

 あと、麦わら帽子のあのおじさんが、いきなり強者オーラを出してきたのにはビックリしましたねー。
 ここまでただの“玄人おじさん”だとばかり思ってましたからね。
 前作の描写を逆手に取ってくるとは!って感じですが、この分だと次の強敵の監督さんだったりするんでしょうか。
 あるいは、静岡代表チームの監督さんとかで、メンバーを集めようとしていたりするんでしょうか。
 次の展開にかかわってきそうないいヒキでありました。



青春兵器ナンバーワン

 不在のアンヌのかわりにハチがアンヌロボを作成って!
 のっけからやりすぎ超展開だ!と思いましたが、ハチがマッドサイエンティスト化してからの展開も超超展開!(笑)
 いやー、どっからこんな発想が出てくるんだっていう、ぶっとんだスゴイ回でありました。

 とくに、「お前アイツのどこに惚れたの!!?」あたりからの、「目を覚ますきっかけひどすぎない!?」→「やっぱりこの娘にしといた方がいいんじゃないか!!?」→「あいつもうただのマッドサイエンティストじゃねーか!!!」にかけての怒涛の畳みかけが凄すぎる。
 ドライブ感がハンパないったらないですよ(笑)。

 いやー、最後はちょっとしたスペクタクルと感動までやっちゃって。
 たった一話に詰め込み過ぎか!ってくらいのギャグと展開の怒涛の嵐。
 もうお腹いっぱいであります!



腹ペコのマリー

 おー! マモル! いいとこあるじゃーん!
 これまでただのいい加減なチャラ男でしかなかったマモル、一気にイメチェンしてきましたねー。
 恋は男をここまで変えるのかと(笑)。
 これまでとのギャップがでかいだけに、すごくイイヤツ感が引き立って、まさかマモルに感情移入する日がこようとは!って感じでしたよ(笑)。

 それゆえに最後にマモルのために立つタイガのカッコよさ!
 ここはほんとシビレました。
 この漫画の人気低迷を招いたと作品内で堂々指摘していたヤンキーバトル展開ですが、でもこういう入り方ならよっしゃやったれー!って気になりますわ。



磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜

 なにその教育漫画みたいなオチーー!(笑)



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posted by BOSS at 22:41| Comment(6) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ゆらぎ荘で今回登場した女性教師は実はチークダンスの回で一度だけ登場しています。また再登場する時が来るのではないかと言われていたらしいです。サキュパスではないかといううわさがあるんだとか。だとすればこの漫画にピッタリですね

チークダンスの回は丁度一年ほど前の話ですけど、ラストのコガラシのイケメンぷりは印象的でした
Posted by 粗末屋 at 2017年08月25日 02:08
前作では大好評キャラだった究極魔人さん 今もご存命な様で何より(※最後のページ参照)
Posted by 坂田晋太郎 at 2017年08月27日 12:28
私生活が忙しくなり、かなり長い事コメントする事からも
離れていました。お久しぶりです。
さて…………「BORUTO」が月一で連載開始してから、
もう一年以上になりますね。それに今年の春から、
TVシリーズの方も始まり、私はそれも視聴しました。
ですがそれでも尚、私は以前に述べたように「BORUTO」の
長期化には月一連載、TVシリーズ共に反対なのです。
これも前に言いましたが、決して「BORUTO」自体の出来が
悪いと思っているわけではありません。好きなキャラの
子供たちが見られるのは実に興味深い事です。
ですがここ数年、ジャンプ編集部、ひいては集英社は過去の作品の
アニメ化をし過ぎている。「ジョジョの奇妙な冒険」のTVアニメ化
に始まり、短編の「レベルE」のアニメ化、一度アニメ化した
「HUNTER×HUNTER」をまた最初からアニメ化するという贔屓、
そして「ドラゴンボール超」や「BORUTO」のTVシリーズ化、
加えて今度は「封神演義」の再アニメ化?
正直言ってあまりにあからさますぎる。他の雑誌の作品でも
「うしおととら」、「寄生獣」のアニメ化等があったけど、
集英社はいくらなんでもやり過ぎです。
たしかに売り上げから考えても、近年の少年ジャンプが
90年代2000年代よりも衰退している事は明らかです。
しかし、だからといって過去の名作の威光を頼りにするのは、
編集部及び、出版社が現作家陣に対して「お前たちでは
売り上げの当てにならない」と言外の表明をするようなものです。
それでは現作家陣のモチベーションが下がることも、
新しい作家の流入が鈍ることも無理からぬことでしょう。
編集部及び出版社の経営の苦しさに思う所はありますが、
それでも「現在」の編集部と出版社は基本的に現在の
連載作品をこそ主力にするよう努力するべきでしょう。
それでも今の週刊少年ジャンプにめぼしいアニメ化候補が
ないというのであれば、集英社は別の雑誌、ジャンプSQや
ヤングジャンプ、あるいはジャンプ+、ウルトラジャンプ、
もしくは少女誌達の方へ機会をまわすのが筋だと思います。
目先の売り上げにつられて、過去の名作の威光という
「化石燃料」に頼り、未来に繋がる作品を育てなければ、
10年後、20年後の未来において、今の時代の私たちは
過去の遺産を浪費した恥ずべき世代として語られるでしょう。
Posted by 語り部 at 2017年08月27日 16:33
>粗末屋さん

 なるほど夢咲先生→夢+サキュバス+先生って感じですかね。
 そのセンはとってもありそうですねー。
 あたらしい年度になってまたまた新たに導入される新キャラクターたちがどんなドラマを引き起こしてくれるのか、とても楽しみです。

>ラストのコガラシのイケメンぷりは印象的でした

 ですね!
 あの回はゆらぎ荘珠玉の回だと私も思います!


>坂田晋太郎さん

 青春兵器のラストページのことですよね?
 私も大好きだった前作『焼野原塵』のゴルゴンさんですが、なんとアンヌがたべてるコロッケ(?)の紙袋の刻印に「総菜屋ゴルゴン」の名が!(笑)
 感想では触れませんでしたが、めっちゃうれしい発見でした。


>語り部さん

 うーむ、実際のところ業界内ではどんな思惑やダイナミズムが働いて現在のようなアニメ化事情がおきているんでしょうねー。
 今現在のジャンプの場合、作品の大きな入れ代わり期をやったばかりでアニメ化できるだけのストックの十分な作品も少ないと思うんですよねー。
 ネバラン、鬼滅、ゆらぎ荘あたりは放っておいてもそのうちアニメになりそうですが、しかしストックがいかんせん足りません(もうちょいだと思いますけどね)。
 なので多少昔の作品ばかりに頼る状態に見えてしまうのもしょうがないことなのかなーとは受け取っております、私は。

 とはいえ、火ノ丸相撲あたりはストックも十分だろうになんでアニメ化しないんだろう、NHK でやればいいのになーとは思いますねー。
 あれはスタッフに恵まれれば、アニメになって動きがつくことでかなりド派手に手に汗握る迫力あるアニメになると思いますし。

 あとは現在放送しているアニメの本数は十年前よりもとんでもなく増えているそうで、そういった意味でも過去の作品に頼らざるを得ない状態という原因はひとつあるかもなーと思いました。
 オリジナル企画は大冒険でなかなかスポンサーもつきにくく、偉い人達も首を縦には振りにくいわけで、となるとやはり計算が効きやすい過去作に頼る傾向になってしまう。
 そんな話も聞いたことがありますねー。

 ただ、やっぱり現在連載している作品とか、ちょっと前までやってた作品のアニメ化には力を入れて欲しいものだと私も思います。
 個人的には PSYREN とか、賢い犬リリエンタールとかなんですけどね〜(ちょっと前とは言い難いかな?w)。

 他誌については、わたしはほとんど知らないのでなんとも言えないですが。
Posted by BOSS at 2017年08月27日 20:19
長々としたコメントに返信してくださり、ありがとうございます。
この上、更に長めのコメントをまた書き込むのは厚かましい気
もいたしますが、私がここ数年常日頃から憂慮している事に
関心を持っていただけたようなのでせっかくですから、
もう一度切りの良いところまで話したいと思います。
間違いなく、私の気のせいではないと思いますが、
今のサブカルチャー、つまり漫画、ラノベ、ゲーム、アニメ、
等の業界はそのどれも消費者の「消費率」に対して現在
供給過多なのです。私自身、漫画やアニメはまだしもそれよりも
消費に時間のかかるラノベやゲームは昨今ほとんど追えていない。
いや、漫画やアニメさえも最近の作品は数が増えすぎて、
追い切れていない作品が多分にあります。
これは決して良い流れではありません。供給に消費が
追い付かなければそれだけ赤字の制作者が増えます。
自由競争、成果主義で上手く回っているのは発展中の業界であり、
頭打ちになってきた業界では、むしろ新規の参入とそれによる
停滞の阻止が阻害されてしまいます。
ちょっと頭をやわらかくして、想像してみてください。
常識的に考えて、買う候補の作品がたくさんあった場合、
多くの消費者はまず元から買い続けているシリーズの続きを
買うでしょう。その後は著名で知っている製作者の作品を
高確率で優先的にチェックするでしょう。全くの新人作品の
チェックはその更に後。よほどの大型新人だったり、
自分にとって格別に好みの芸風でない限り、まずそうなる。
そうやって流通する作品数が多いと、新人・新作にチェック
の番が回ってくる確率がそれだけ低くなるわけですね。
これは新人にとってかなり辛い状況です。
それに業界トップクラスの作家やスタッフなら、
何か問題が起こってもそうそう切られる事はないから、
大胆な挑戦や会社に対して強気の交渉もできますが、
中堅以下となると収入(生活)の不安定化を懸念して、
芸風の無難化やブラックな制作(雇用)環境に対して
泣き寝入りしてしまうことも実際起こっている。
これは業界全体の衰退につながる由々しき問題です。
これらの問題を解決するには消費と供給のバランスを
調整して、業界人達の生活環境を向上させる事が不可欠です。
しかし、消費の方を上げるには消費者人口を大幅に増やすか、
あるいは、人々の収入は変わらずに労働時間が半分にでも
ならない限り、個人消費率が急に上昇することもないでしょう。
それはどちらもかなり考えにくいことです。
……それならば、取るべき道は一つしかありません。
野菜等がそうであるように世間と市場の必要に合わせて、
商品数を制限する事です。かなり難しい事であり、
しばらくは編集部、出版社共に苦しいと思いますが、
それしかないと思います。
その為に出版社と編集部の決断と努力に期待したい所ですが、
少年ジャンプ編集部一つとっても2010年以降の仕事、
特に打ち切りの多さから考えるに、どうしても新人の
審査と支援には多分な疑問がある。
とりあえず連載させて、アンケートで判断すればいいと
雑な仕事をしているのではないかと疑惑が尽きない。
それだから読者の新作への期待度が下がっているのではないか?
かつての「コミック・ボンボン」はその末期において編集部の
堕落が極まった為に廃刊になったと聞きました。
もっと各編集部、各編集者には危機感と責任感をもって欲しいです。
Posted by 語り部 at 2017年09月02日 23:36
 なるほどー、いろいろと勉強になりました。
 業界を成長させるには作品数は増やしたいけど増やしてもパイ生地の大きさは少子化で小さくなるばかり。
 構造的に難しい問題もありそうです。
 最近では海外展開も積極的に拡大されているようですが、サブカルチャーがウケるかどうかは文化の壁が大きな影響を持つ分、日本で受けたからと言って他国でも受けるとは限らない。
 そういったツケというかシワヨセが、若い創作者たちにのしかかってゆくという話はよくわかります。
Posted by BOSS at 2017年09月09日 21:25
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