2017年08月09日

週刊少年ジャンプ2017年36・37合併号 感想<後編>

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 ではでは後半戦でありまーす!

■前編の感想はこちら





 後編の感想は、

・火ノ丸相撲
・【読切】青少年有害環境規制法
・斉木楠雄のΨ難 番外編
・HUNTER×HUNTER
・【読切】転生起
・シューダン!
・ゆらぎ荘
・青春兵器ナンバーワン
・腹ペコのマリー
・磯部磯兵衛

 の 10 本でお送りいたします。



火ノ丸相撲

 火ノ丸チヒロ対決は、まさにこの二人らしい嵐のようなトンデモ技の応酬に!
 いやー面白いですわこれは〜。
 チヒロのまさかの天王寺の技コピーからの、レスリング技のような固めからの寄り切り狙い。
 それを火ノ丸は、目を疑うような強引な投げで返してしまう。
 ほとんどダブルアーム・スープレックスの変形みたいな、火ノ丸こそレスリングみたいな技ではないですか(笑)。
 この二人の最後の対決に相応しい、何が飛び出すか分からないビックリ箱みたいな対決でありました。

 そして最後に残った小関部長との対決は、ななんと小関部長の電車道!!!
 それもアッと言う間!!!
 これはあまりにも意外すぎました!!
 もちろん火ノ丸が五連戦で消耗しきっていたとはいえ、それでも火ノ丸ですからね〜。
 それをしっかりと、何もさせずに寄り切った小関部長の実力は本当に本物っていうことだと思いますわ。

 で、そんな小関部長も大相撲入りですか!
 いやー、この最後のめっちゃ男前な笑顔が頼もしすぎる!

 この別れは、ただのダチ高相撲部解散の別れではないんですね〜。
 未来へのそれぞれの新たな旅立ちであり、ある者はきっと遠からずぶつかり合うことになるだろうっていう。
 過去を見つめるだけじゃなく、未来を予感させる、ゾクゾク来るような送別会になってくれました。



【読切】 青少年有害環境規制法

 麻生周一先生によるギャグ読切。
 連載もやりながら読切もやるって、いくら数週の減ページがあったとはいっても、どんな体力と頭の構造をしてたらこんなことができるのかと(笑)。
 同時にふたつの作業を進められるマルチタスクな頭を持ってないとムリでしょうねー(笑)。

 U19 みたいに抑圧された子どもたちが住む近未来ディストピアギャグ。
 昭和の時代の遊びを知った少年たちが未来ガジェットを駆使して昭和の遊びをやっちゃうっていうワンアイデアをどんどん加速させてゆく感じがすごく面白かったんですが、しかしこいつら、これだけ未来ガジェットがあったらぜんぜん退屈じゃないじゃないですか(笑)。
 スマートグラスで衛星からの画像を視れたりするのはまだ大人しいほうで、亜空間発生装置ってなんなんだよと!
 こいつらに必要なのは昭和の遊びじゃなくて、それら超便利なガジェットを有意義に駆使するオツムのほうなんじゃないでしょうかね(笑)。

 しかし、最近こういうディストピア系が流行ってるんですかねー。
 それだけ子供たちが抑圧を感じているということなのか、単にそういう SF ジャンルがめぐりめぐって流行るタイミングになってるだけなのか。
 今後もこういうタイプがジャンプにあらわれるかもしれませんね〜。



斉木楠雄のΨ難 特別番外編

 そして二連続の麻生作品(笑)。
 今週は四コマ番外編でしたが、一本目の斉木はいったいナニをしようとしたんだ!
 まさか太陽を……!?(笑)

 さらに夏祭りはななんと照橋さんとふたりっきりデート!
 なんて幸せな!(照橋さんがw)



ハンター×ハンター

 おもしろー!!
 兵士たち監視者多数のなか、いかにしてクラピカの人差し指の能力を使い切るのか。
 使わなければどんどん寿命が減ってしまうプレッシャーの中、うまい方法を考え付きましたねー。
 監視者たちから隠れてやり抜くのが無理ならば、あえて見せてしまえばよいのだと。
 虚実を織り交ぜた説明で状況をうまく切り抜け、さらには膠着状態へのルートも開拓し、さらにクラピカの人差し指の能力も消費しつつ有意義に機能させる。
 何重にも重なってたハードな状況を、ギリギリのところで乗り越えた達成感が凄かったです。
 つーかクラピカたちの判断力、めっちゃすごいですね!

 今回、クラピカの凄さはもちろんとして、オイト王妃やビルたち、まわりのみんなもしっかりクラピカの意図を汲んで、ちゃんと息ピッタリに合わせているのがよかったなーと。
 最初にゴキブリを発見して、殺さずに処分するよう「命令」の形をとったのはオイト王妃のファインプレーですし、そのあとの疲れた演技も実にグッド。
 さらにビルが「何かリクエストはあるか?」と聞くことで、ゴキブリにさせる行動を声に出してオイト王妃に伝えることにも成功しているのも地味にいい仕事です。
 個人的には「能力ゥゥゥ 発動ォォ!!」のビルがめっちゃクサい演技で可愛くて好きなんですけどね(笑)。

 ともあれ、シマノさんもそうでしたが、クラピカのまわりには素晴らしいスタッフが集まってくれましたねー。
 クラピカって、なにげにいい人と出会う幸運に恵まれてるって思いますよ。



【読切】 転生起=−HAKUSAI−

 藤村どら先生による手塚賞準入選読切。
 輪廻転生と白菜をキーにして、人ってなんのために生きるんだろうっていうあたりに深く迫っていこうとする意欲作。
 いやー、独特の方向性をもった新人さんですねー。
 ちょっと少年向けの週刊少年ジャンプ的ではない感じもしましたが、こういうテンプレではない作品ってけっこう好きですわ。
 輪廻転生のためには就職活動じみた面接や試験を何度も繰り返さなきゃいけないっていうところにはウギャーってなっちゃいましたがね〜(笑)。
 しかし、そこから自分はこのためにこそ生きたい!と、熱意を燃やしまくる主人公たちの姿勢はなんともすがすがしく光って見えて、読後感がとても爽やかな、ポジティブになれる作品でありました。
 輪廻転生するってことはそれまでの生や絆とは切り離された、とっても孤独なものであるはずなのに、だからこそ繋がり合おうとする魂の思いの強さみたいなものも感じましたしねー。

 ただ私的には、相手が白菜に転生するのならその白菜を食べたいくらいに好き!っていうのは、ちょっとハイレベルすぎる感覚で、わたしにはちょ〜っとよくわからなかったっていうのが正直なところだったりするんですけどね(笑)。
 でもきっとこういう感覚にとっても共感できたよっていう人はいるんだろうなと想像できるところでもありますし。
 あとは、感覚を共有できる人の裾野をどんどん広げていくテクニックを磨いていくことが、今後の課題ではないかと思います。
 砕けた言い方で言えば、「分かりやすくする」ってことですねー。
 でも、そういう分かりやすい作品っていうのはともするとテンプレート作品にもなりがちなので、そうするとこの藤村先生のせっかくの独自性を殺してしまう事にもなりかねないわけで。
 そのへんのバランスは難しいかもですが、頑張っていって欲しいと思います。
 こういう“描きたいもの”をしっかりと持っている作家先生っていうのは絶対将来性あると思うんですよね。



シューダン

 渥美大地くん、オランダ人とのハーフ帰の国子女だったんですねー。
 だからインディアンみたいなカタカナしゃべりかただったんだと(笑)。
 でっかいこともあってちょっと遠巻きにされていた大地くんと最初に仲良くしてくれたのが唯一鴨志田くんだったということで、鴨志田くんもなかなかいいところがあるじゃないですか。
 孤立気味の境遇ということで、似たもの同士と感じたのかもしれませんね。

 さらにチームメイトの口から

「悪いやつじゃないことくらい知ってるよ!」

 と言ってもらえたり、

「サッカーさえやってりゃオレは…

 絶対に折れねェ…!!」


 と熱いところを見せてくれたり。
 だんだんと鴨志田くんの株も上がってまいりました。
 ただ単に口が悪いだけのヤツではなかったようですね〜。

 しかし勝負は勝負。
 ついに決着のついた試合ですが、いやー、クライマックスに相応しいアツい勝負のオンパレードでありました。
 息の通じ合った大地君とチームメイトによるロク攻略。
 そこからのまさかのヤス大金星!
 ここで「ヤマトの波動砲の方がよっぽど怖い」とヤマトくんを上げてくれたのがなぜか不意打ちでうれしかったです(笑)。

 そして最後はソウちゃん VS 鴨志田の大激突からの、ナナセちゃんの頭脳プレーで決着!
 体の大きさで苦しめられてきたのを逆手に取るように、大地くんの身長がキーパーの視線を遮るというのが面白い着地点でした。
 狙ってそういう攻略をしたのではないとは思いますが、運命のイタズラっていうか皮肉っていうか。
 サッカーっていうのはただ体がでかいだけじゃ勝てないぞ、一筋ならないんだぞっていうのが感じられてとてもよかったです。
 いやー、実に気持ちいい大勝利!
 しかし、試合後の鴨志田くんがまたまたどんな反応をしてくれるのか、そこばっかりが気になっちゃいますわ〜(笑)。
 ちょっとくらいはナナセちゃんたちを認めてくれたらいいんですけどね〜。



ゆらぎ荘の幽奈さん

 コガラシたちも二年に進級間近となり、ここへきて新一年生キャラの投入。
 元ヤンキーの轟紫音ちゃんが登場となりました。
 初登場時は出オチか!ってな具合の古典的ツッパリスタイルでしたが、さすがの千紗希ちゃんの手によってめっちゃ可愛い大変身(笑)。
 やー、これは今までなかった方向性。なかなかカワイイではないですか。

 しかもそんな紫音ちゃんをすかさず惚れさせてしまうコガラシのイケメンっぷりも、まるで呼吸をするがごとく自然な流れで炸裂(笑)。
 千紗希ちゃんの恋の強力な応援要員誕生かと思ったら、まさかのライバル登場でしたねー。
 いやー、これはコガラシ戦線二年目、さらに混戦度はアップしていきそうな気配です(笑)。

 つーか、こんな硬派ぎみヤンキー娘ちゃんも、きっと遠からずコガラシにおっぱい揉まれたり(語弊があるw)こゆずちゃんにすっぽんぽんにされちゃったりするんでしょうねー。
 うーん、不憫だ(訳:楽しみだ)。



青春兵器ナンバーワン

 零一が虫歯になって歯医者さんに行く回で、誰がスプラトゥーンになることを予想したでしょうか(爆)。
 ほんっと長谷川先生のこういうブッ飛んだ発想力はスゴいです。
 さらにそこから歯医者さんまで巻き込む……っていうか、歯医者さんその人がめっちゃやる気っていう(笑)。

「父さんは…最期まで

 歯医者として戦ったんだと…」

「衛生兵(メディーック)ーーー!!!!」


 にゲラゲラわらってしまいましたわ(笑)。



腹ペコのマリー

 おー!夏休みらしい!
 ホラー&水着回!
 しかし一番笑っちゃったのがオチの「色々かぶとるじゃろーがよそ様と」「ただでさえすでに肩身せまいのにっ」発言でしたね(笑)。
 この田村先生のぶっちゃけ具合。
 けっこう好きですわ(笑)。



磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜

 埋めてないのかーーーーーい!!
 さすが磯兵衛。
 完全に予想外のズッコケでした(笑)。



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posted by BOSS at 22:36| Comment(2) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
転生起、ボクは面白くなかったです
ギャグとしてみても
ストーリーとしてみても
ハッキリ言って駄作

斬新にしたかっただけで
話もまとまっていない
絵柄的にも少女漫画で描いた方がまだ受けそうでした
Posted by ツン at 2017年08月29日 09:07
 感想はひとそれぞれですからね〜。
 いろんな意見があるなということで。
Posted by BOSS at 2017年09月04日 13:03
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