お盆休みも近づいてきてだんだんソワソワしてきている管理人がお送りいたします、今週の週刊少年ジャンプ感想。
……といっても、今年もどこかに行くとかじゃなくっていつも通り、たまに映画とかに行ったりドラクエ11やったりして一週間の休みをダ〜ラダラと過ごすんでしょうけどね(笑)。
というわけで、そんなお盆休み前の合併号感想、まいりましょー。
前半の感想は、
・ワンピ
・約束のネバーランド
・ヒロアカ
・鬼滅の刃
・ハイキュー
・Dr.STONE
・ぼくたちは勉強ができない
の 7 本でお送りします。
【巻頭カラー】 ONE PIECE
別エントリーにて。
約束のネバーランド
うわー、これはなかなかエグいものが描かれましたねー。
安価量産型の農園って。
完全に工場栽培の、まさに家畜人間たちって感じではないですか。
少年漫画のベースは守りつつも、なかなかにエゲツナイ世界を覗かせてくれるものです。
うーむ、さすがにこの家畜人間の彼らを救うことはできないでしょうねー。
それは鬼に対抗する戦力が圧倒的に足りないってこともありますが、そもそも彼らを救出して意志と知性を与え、人間らしい生活をさせてあげられるだけの環境が、おそらく絶対に整うことはないだろうなと思うんですよね。現実的に考えて。
もちろん理想主義的に人間の尊厳を考えたら、意志もない彼らだって救わなきゃいけないことは当然だとは思いますが。
これはもう悲しいけれども彼らは見捨てなければいけないんだろうなーと思いますわ。
いやー、なかなかにズーンと来る現実をつきつけられた気分です。
約束のネバーランド、シビアな世界ですわ。
また、ソンジュの助言「人間食いたさに農園を襲って盗む“鬼”はいる」というのが気になりますねー。
「あくまで使い方次第」とのことですが、いったいどんな使い方をエマたちはするのか。
ソンジュやムジカみたいな鬼は稀でしょうから、協力をあおぐなんてことはできないでしょうし。
うまいことグレイスフィールドにそういう盗人鬼を誘導して、襲撃させ、その隙をつく、みたいなことをするんですかね?
そんなにうまく行くものなのか、ちょっと想像もつきませんが、まぁ、こういうことを聞けばエマたちなら何かしてくれるじゃないかって言う期待もまたムクムク膨らんで来ますね(笑)。
僕のヒーローアカデミア
結局裏切るンかーーい!(笑)
トガちゃんとトゥワイス、やっぱり八斎會には腹に据えかねるものを持ってたんですねー。
ヒーローたちの突入に対し、防衛に出ると見せかけて反旗を翻す。
戦術的に見ても非常に効果的な裏切りのタイミングでありますね〜。
死柄木はこれも含めて考えてたってことなんでしょうか。
あるいはあくまでトガちゃんたちの暴走の結果なのか。
死柄木の真意がまだよくわかりません。
そのへんは今後の描写を待つ感じでしょうかね。
連合と言えば、黒霧がなにか別件で重要なことをやっているという伏線も張られましたし、そのあたりも気になるところです。
しかしトガちゃんはかわいいな〜。
なんだかんだで連合という場所に愛着が湧いてるんじゃないですか。
トゥワイスを優しく介抱してあげたり、慰めたり、すっかり連合サイドの癒しキャラになってくれてるのがなんだか素敵でした。
その一瞬後にギロリと狂気を覗かせてくれるのがこれまたトガちゃんらしいんですけどね(笑)。
鬼滅の刃
いやー、善逸まじカッコイイなー!!
女の子の泣き声を聞きつけた瞬間にキリッとなっちゃうのは完全にギャグだったんですが。
鬼と思われる蕨姫花魁をあんなに恐れていたのに、女の子の耳が千切られる寸前、その手が蕨姫花魁の腕をガッと掴む!
「手 放してください」
いやー、カッコよすぎですわ!
普段は気弱なのに、本当に勇気を出さなきゃいけない時には誰よりも勇敢になれる。
こういうのにわたしはめっちゃ弱いです。
しかし、伊之助のところにも上弦の鬼がいるっぽいのに、こっちのも上弦なんですかねー。
こういう展開ですと、炭治郎のほうにも鬼がいるかもしれないなーって思うんですが、いったいどういうことなんでしょうか。
そんなに固まって上弦が出てきちゃうものなのかな?と。
あるいは三人の上弦が出てくるけど、全員同一鬼の分身にすぎないとか、そういうことだったりするんでしょうかね。
遊郭潜入編、なかなかに先が読めません。
ハイキュー!!
稲荷崎戦の第一セットをとったところで、今度はカメラは音駒高校サイドへ。
完全能動的に好き 100% でやってる選手は稀って、たしかにそうでしょうねー。
日向みたいな純粋人間はごくごく選ばれた人間で、普通はそんなことはないんだと。
続ける絶対的理由まではないけど、止める理由もないんだって話、なかなかリアルに感じさせられました。
これは別に研磨のバレーに対する姿勢が消極的なんだって話ではなくって、こういうのが高校でバレーをやる選手としてのリアルなありかたなんだろうなーと思うんですよね〜。
ハイキューのこういう気分的なリアルさ、わたしはかなり好きですねー。
自分がもし高校でバレーをやってたらどうだろうなって、そういうことを考えさせられちゃいます。
しかし試合は音駒に暗雲立ち込めるかたちに。
なるほど、研磨の頭脳を曇らせることは難しいが、体力を奪えば無力化できると来ましたか。
猫又監督の元教え子だけあって、なかなかにイヤらしいことをしてくるではないですか(笑)。
さーて、好きな事の為ならかなりムチャもやっちゃうっていう伏線も張られた研磨ですが、このピンチ、どこまで頑張ってくれるんでしょうね〜。
そんなところから、研磨のバレーに対する姿勢がさらによく見えてくるのかもしれません。
【センターカラー】 Dr.STONE
醤油でも作るのかな?と思ったらラーメンですか!!(笑)
うーん、これは読めなかった!
しっかし、現代人の千空には激マズでも、未来人のコハクたちにはメチャ旨っていうのが意外で面白かったです。
味覚の洗練具合っていうのは、文明度に比例しているものなんですかねー。
どうなんでしょう。
そう考えると、文明度が上がるってことは、舌が肥えて美味しく感じられるものの数が減っていくってことでもありますから、それはある意味不幸なことではあるんだなーと。
幸せに感じられる範囲が狭まっちゃうわけですからね。
それって本当に幸せなんだろうかと、そんな風にも思ってしまいますわ。
同じような事って、漫画でもあると思うんですよねー。
目の肥えた漫画読みは、すぐに「アレに比べたらこれは駄作」みたいに比べてしまいがちな印象があるんですが、あれは己の“漫画文明度”が上がって、激マズに感じやすくなってるんじゃないかなーと(笑)。
でも私はそういうのはしたくないなーと。
目は肥えても、個々の漫画の秘めた美味しさに、いつまでもちゃんと気づけるようでありたいなって思うんですよねー。
だから私は、感想であんまり他作品との比較はやりたくないなって思ってるんですけどね(たまに話を簡単にするためにやりますがw)。
まぁ、とはいえ私もぜんぜん目の肥えたほうではないので、もともとそんな心配はなかったなってオチではあるんですが(笑)。
しかしこれ、真似してねこじゃらしを刈り取りまくって、ラーメン……とまではいかないでしょうからお団子?とかを作ろうとする子供が絶対出てくるんじゃないかなー(笑)。
実際、稲垣先生や科学監修のくられ先生は作って食べてみたんじゃないでしょうかね〜。
千空のリアルすぎる食レポから、そんな気配がしてきますわ(笑)。
また、今週は番外編として千空 VS. クロムの算術決戦編が掲載。
二桁の掛け算で使える限定的な解法が面白いですねー。
こういうの初めて知りましたが、ちょっと覚えておけば実際役に立ちそうですよこれ。
かなり簡単に覚えられますしね。
しかし、クロムはこの計算法を独力で発見したのだとしたら、やっぱり凄いヤツじゃないですか。
千空、いい戦力を手に入れたな〜。
ぼくたちは勉強ができない
うるかちゃんが自分の事を好きだということを知ってしまった唯我成幸。
いやー、こういう相手の事を意識しまくって顔が赤面、挙動不審になっちゃう系の話って、普通ラブコメでは女子サイドの特権だとばかり思い込んでたんですが、立場が逆転してもこれはこれで楽しいイベントですねー(笑)。
一瞬唯我のくせにカワイく見えてくる始末でした(爆)。
しかし、最後に唯我、すごいことを口に出しましたねー。
つい口からポロッとって感じではありましたが、事態が激変しかねない決定的な質問。
「お前の好きな奴って…俺…?」
って!
怒涛の展開すぎて目を疑っちゃいましたわ。
うるかちゃんの嘘によって事なきを得てしまいましたが、でも結果的に唯我の心の中に、うるかちゃんへのひっかかりを残すことになったわけではありますねー。
うるかちゃんが好きな奴は誰なのか。
そこを気にしているうちに、うるかちゃんへの自分の気持ちに気づいてゆく。
そんな展開が見えてきたように思います。
いやー、ドキドキですわ〜。
終わったようでいて、ここからが凄い楽しみです。
それにしても意識し始めた唯我視点でのうるかちゃん、めちゃくちゃ可愛かったですねー。
ラーメンを食べるくだりのエロさと来たら(笑)。
さらには唯我に相手がいないってことを知った瞬間からの、うるかちゃんの表情の変化。
この細やかな変化が素晴らしく、心中のドキドキ感がこっちまで伝わってくるようでした。
あと最後にお風呂のシーンで泣くうるかちゃん。
最後のコマの涙はギャグっぽく描かれてますが、その前のページのこの涙!
汗に紛れてかすかに描けれているだけなのですが、これがうるかちゃんの秘めた気持ちを象徴しているようで余計に胸にくるものがありました。
うーん、がんばれうるかちゃん!
全力で応援しているぞーー!!
といったところで前編の感想はここまで。
続きは後編にて。
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それぞれの作品のいいところを穏やかかつ軽妙に掬い取る素敵な感想を、
いつも楽しく拝読しています。
Dr.STONEですが、ねこじゃらしラーメンについては
しっかり実食済みであると目次コメントで書かれていますね!
ちなみに個人的には、味覚が洗練するかどうかは怪しいと思ってますし、
踏み込み過ぎると文化の優劣的な
センシティブな問題になってしまう気がしています。
実際、日本で好まれているお菓子が
アフリカでは気に入ってもらえなかったりするようですし。
絶対的な基準以上に、それぞれの文化での食習慣が
「何がおいしいか」の決定要因としては大きいのではないかなと。
Dr.STONE、ねこじゃらしラーメンは実際に試験済みだってこと、目次コメントでちゃんと書いてありましたね(笑)。
さすがです。
味覚については、優劣という問題ではなくって、やっぱり相性とか、食べなれている味かどうかとか、いろんな問題がかかわっていそうだなーと私も思います。
古代人だって、脂ののった良質な肉質の野生動物とか魚とか、いろいろと食べてたと思いますしねー。