2017年06月28日

週刊少年ジャンプ2017年30号 感想<後編>

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 てなわけで一日遅れとなりました後半戦!

■前編の感想はこちら





 後編の感想は、

・Dr.STONE
・ハイキュー
・【読切】MISTERIA−怪奇コレクション−
・ブラクロ
・青春兵器ナンバーワン
・ゆらぎ荘
・火ノ丸相撲
・ぼくたちは勉強ができない
・磯部磯兵衛

 の 9 本でお送りいたします。



Dr.STONE

 コハク、なかなかいい子じゃないですかー。
 いきなり司に奇襲をしかけたときはどうなるかと思いましたが、司の方が戦闘を回避してくれて大助かり。
 司の非道を責めたりと、正義感のとても強い子なんでしょうね〜。
 これは好感が持てます。

 そしてまた驚いたのが、この子は石化から戻ったのではなくて、どうやらストーンワールドになってから何世代目かの子供っぽいぞという所。
 だとするとこの世界には既に人間のコミュニティが出来ているってことですからね〜。
 どのくらいの規模になっているかはさておき、大樹や千空たちが「最初」ではなかったんだってことにちょっと衝撃を受けました。
 てっきり千空たちこそが人類復活の最初の足掛かりだとばかり思ってましたから。
 下手すると、何百年とか千年以上も前から始まってるコミュニティかもしれませんしね。
 いったいどんなことになっているのか楽しみです。
 コハクの言動から、かなり正義を大事にしているっぽい文化のようですしね。

 でもまぁ、たとえ千空たちがファースト復活者じゃなかったとしても、千空たちがこれからやることには変化はないですけどねー。
 コハクたちの文化では科学はほとんど失われているようですし。
 石化した人たちを元に戻し、21 世紀の文明を取り戻すってことが千空たちの大目的であるわけですからね。
 コハクたちがいるからとりあえず最低限の衣食住は保証されそうっていう安心感は多少生まれましたが、それでも千空たちが行動しないわけにはいきません。

 しかしここでコハク、まさかの千空に一目ぼれとは(笑)。
 いやー、そういう展開になりますか〜。
 まさかのラブコメの波動に嬉しい驚きですが、それにしてもこのコハクの衣装、なかなかエロカワイイですねー。
 胸を強調するお腹の綱がポイント高し。
 この胸周りのデザインをラストまで隠していたのは、これはきっと Boichi 先生の計算なんだろうなー。
 うーん、やりおるぜー。



ハイキュー!!

 お、旭さん、確かになにかやろとしましたねー。
 木兎さんが気づいたってことからすると、例のわざとブロックの手に当てて跳ね返すアレとか、ブロックアウト狙いだったりするんでしょうか。
 なんにせよ、どんどん新しいことに手を出して武器を増やしまくる烏野らしい姿勢ですが、それも旭さんがやろうとしているっていうのがいいですね。
 メンバーの中じゃ一番そういうところに臆病そうな旭さんが、ですからね(笑)。
 勝ちたいと言う想いが、旭さんをも強く突き動かし続けているんだろうなって思います。

 しかし山口くん、ここへきて不運ですねー(笑)。
 集中のための「リセットの視点」をまさか他校の旗が妨害しようとは!
 うーん、東京大会ともなってくると客も増えてこういうことが増えてくるんでしょうね〜。
 早くもっと安定度の高いリセットの視点を模索しなきゃですが、その前に、そもそも今回の試合ではどうしたらいいのやらってことですね。
 もともと小心者の山口くんだけに、このままだとボロッボロになってしまいそう。
 青城戦(一回目)みたいなことにならなきゃいいのですが。



【読切】 MISTERIA−怪奇コレクション−

 修行コウタ先生描くオカルトハンター系バトルもの読切。
 莫大な懸賞金を懸けられたオカルトを追跡、ハントしている少年の正体は狼男だった、という読切ですが、まずは新人離れした画力の高さに驚かされました。
 バイクのスポークまできっちり描き込んでたり、首なしライダーのバイクデザインもなかなかカッコよかったり。
 女の子が可愛いのも大きな武器ですし、ヒーローのアクションもしっかり派手に魅せてくれてます。

 何より凄いなーと思ったのは「バイクの大波」のとこですねー。
 大量のバイクが飛び上がり、四方八方にヘッドライトの光をまき散らす異様な光景。
 ああ、たぶんこの作者はこのシーンを描きたいからこそこの話を作ったんだろうな〜って、そう思わせてくれるシーンでした。
 こういう絵を作れる新人さんは今後が楽しみですわ。

 ただ、話の構成がやや淡泊でありきたりなところに落ち着いてしまったように感じられたのは個人的には残念だったかなーと。
 莫大な懸賞金を出す謎の大金持ちがいて、その依頼を受けるミステリーハンターがいてっていう設定は魅力的だと思いますし、そもそも都市伝説とかオーパーツといったオカルト自体が魅力的なわけですからね。
 題材はよかったと思うのですが、いかんせんそれがストーリー展開に反映されてなかったように感じました。
 単に怪物が出てきて、怪物の力を持つ主人公がブッ飛ばしたという、簡略化してしまえば読切でも定番のパターン。
 もっと大きな起承転結のある、この作品らしいオカルトらしさ、ミステリーハンターらしさをからめた意外性のある展開が欲しかったなーと思いました。

 意外性を出す要素としては、「二人の友人の生死」「首なしライダーが求めていたもの」という二つの謎が用意されているのですが、それらふたつはあらかた事態が解決したあとの要素になってしまっているのももったいような気がします。
 ドラマを盛り上げるにはなんらかの「障害」を乗り越えることが必要で、その障害が発生するために「起承転結」の「転」が起きたり、もしくは障害を乗り越えるために「転」が必要だったりします。
 ところが今回の「転」は、障害を乗り越え終わった後に二つも起こっているんですよねー。

 あえて言えば意外性を起こさせる要素としては主人公が実は狼男だったという見せ場もありますが、まぁ今時バトルものの主人公がなにかの秘密を持っていることは当然ですからねー。
 読者が最初から期待しているところに応える要素なので、意外性というのには当たらないと思います。
 よっぽど見せ方を工夫して読者に「読み違い」を起こさせていれば面白い転にもなるのですが、それにはもっと工夫が必要でしょうねー。

 あるいは、視点役の少年にもっとドラマ性を持たせてやってもよかったかもしれません。
 こういうホラー系の作品では驚き役、怖がる役が必要なので用意されたキャラだと思いますが、それにしても今回のお話だとこの少年にはほとんどドラマがないんですよね。
 物語のなかで成長するでもなく、主人公との友情をあたためるでもなく、今回の事件を経て何か変化があるわけでもなく。
 とくになにも得ないまま終わってしまったように見えて、そこがもったいないかもなーと。
 最後に主人公が同じ峠に帰ってくるみたいなオチになりましたが、このふたりの淡泊な関係だと、再会したところでありがたみがあんまりないよなーとなってしまいます。
 もうちょっとこの二人の出会いを重要な「なにかの変化のきっかけ」として描いてやったほうが、最後のオチが生きますし、ドラマ全体も魅力がアップしたのではないかと思います。

 またバイク屋のオヤジさんとか、バイク修理の依頼人の山田さんとか、あとツチノコもストーリー本編にほとんど関係がなかったというのももったいない。
 二人の友人も実質視点役を現場に引きずり出すためだけの装置となっていますし、登場キャラがそこそこいるわりにはもしかしたらそのほとんどがいなくても話が十分まわったんじゃないかと思えてしまうんですねー。

 これはもうちょっとキャラも話も整理して、構成を組み替えたらもっとページ数が削減できて、そしたらそのぶんもっと本編の展開を膨らませることが出来たストーリーだったんじゃないでしょうか。
 個人的には、もうちょっと青春ドラマっぽさが欲しかったかなという気がいたします。
 せっかくバイクとかいう青春アイテムを絡めてるんですしね〜。

 まぁ漫画の感想と言うのは人それぞれですし、この漫画はそういうウェットなところがないのがいいところだよ、カラッとしているのがこの漫画の魅力なんだよ、そういう作風なんだよ、って人もいっぱいいるかもしれませんが。
 個人的にはそういうドラマ面の物足りなさを若干覚えた読切でありました。
 画力のレベルが高い分、そういうところで余計に高望みをしちゃうってところはあるかもしれません(笑)。



ブラック・クローバー

 おーなるほど!
 偽ザクス、トラップ魔法の使い手でしたか!
 やる気がなくて寝ていたわけではなくて、むしろあの時点でやることはすべて終わってたと言うべきか(笑)。
 口も性格もひねくれてますが、その魔法もまためちゃくちゃクセモノ。
 しかしとんでもなく強そうです。
 やー、これまであんまりいなかったタイプの使い手なので、今後の戦いがかなり楽しみになりました。

 つーか、このザクス、悪人っぽい風体と雰囲気ながら、言う事がいちいち正論だったりするのも面白いところ。
 負かした相手に

「未知の魔法に対しての想像力が欠如してる」

「魔法騎士団ならあらゆる可能性を考慮して戦うべき」


 と、まことにごもっともな説教をしてるんですよねー。
 敵チームにしてみたら、自分たちが発動したわけではない麻痺のトラップ魔法が発動した時点で、頭の片隅にでも警戒警報を鳴らしておくべきでした。
 少なくとも全員全力ぶっぱはなかったですねー。

 口が悪いし侮辱しまくりだから聞く耳持つ人はなかなかいないでしょうが、案外根はすごくいいヤツだったりするのかもしれません。
 ちょっとだけ何かに対する「使命感」みたいなものもほの見えてきた気がしますし。
 これはアスタ、意外と将来大切な友人になる奴と出会えたのかもしれませんね。
 アスタが怒りながらなにかと偽ザクスのファッションを褒めちゃってるところも微笑ましいです(笑)。

 ところで、このミモザのお兄さん、誰?
 フッハの人と同じニオイするなー(笑)。



青春兵器ナンバーワン

 コンセントネタの天丼、きたねーーー!!(笑)
 めっちゃ笑っちゃったじゃないですか。

「見えない鎖でつながれちまった

 悲しい機械なんだよ」


 のイケメン兄貴風がめっちゃ面白すぎました。
 見えてるよ!って(笑)。

 そして、コンセントが抜けるとシュゴッ!って巻き取られてしまうってのが素晴らしい。
 巻き取られてきたコンセントが巻き取り終わる寸前にバチン!って暴れたりするアレ、いつかやってくれないかなー。
 あれけっこう怖いんですよね。

 あとなにげに教卓の上にあおむけに寝かされてジャゴアアアってコードを引き出されている絵面がとんでもなくシュールでした。
 なんかもう今週は不思議な笑いをどんどん引き出されてしまいましたわー。

 しかしナンバー 2 まで来ちゃったかー。
 てゆーか組織ってどんだけボロボロなんですかと。
 主戦力、ほとんどこっちに来ちゃったじゃないですか(笑)。


 またさらに今週は番外編も掲載。
 垣間見えたシングルナンバーたちの現役時代と、現在のありさまのギャップ感たるや(笑)。
 昔の零一がしっかりかっこよかったのも驚きでしたが、ゴローの転落っぷりも改めて見ると凄いなと。



ゆらぎ荘の幽奈さん

 千紗希ちゃん、ほんとうに優しい子だ!
 チョコを渡せないのはもちろん告白するのが怖いってのはあるけど、一番の問題はコガラシがもし「断る」ことになったら、断ると言う事につらくなってしまうのではないかと。
 モテる女の子だからこそ実体験としてそういうツラさを知っていて、そういう思いをコガラシにさせたくないっていうこの優しさ。
 いやー、なんっていい子なんでしょう。
 そもそもこれまで何度となく告白されたりフったりを繰り返してきたでしょうに、それで少しも思い上がっちゃうこともなく、ひとりひとりに対して相手への思いやりをずっと持ち続けていたってことですものねー。
 ほんとに素敵な女の子ですわ。

 そしてそんな千紗希ちゃんの悩んでいる様子をしっかり察知して心配し、行動に移し、さらに乙女のピンチに迷わず冬の川に身を投げるコガラシ!
 毎度のことながらカッコよすぎかと!
 大胆にも抱きついちゃった千紗希ちゃんですが、いいぞーそのままいったれー!ってなってしまいましたわ(笑)。

 チョコを受け取ったコガラシも先週同様まんざらでもない感じでしたが、さーて、どうなるんでしょうねーこのチョコ勝負。
 いっそ全員でもいーじゃねーかって思えてきちゃったんですけどね!(暴論)

 しかし千紗希ママ、よりによってその画像を保存して、あまつさえ本人に見せるのかと(笑)。
 この人もけっこうおもしろい人だわー。



火ノ丸相撲

 ぬおー!
 大和国の負けた試合だからこそ、お互い知り尽くしてたってことですか!
 大和国が負けた瞬間とダブるような展開からの、互いに互いを信じていた!っていう激しい読み合い、めっちゃテンションが上がりました。
 相手の強さを知っているからこそ、相手を信じて、オレはさらにその先へ!
 
 そして始まる怒涛の攻防戦からの、その風圧を浴びたかのようなレイナさんのヒロイン力大爆発!
 強くなり、変わったのは選手たちだけじゃない。
 このレイナさんも相撲に目覚め、というより火ノ丸の相撲に惹きつけられ、大きく人生を変えられていたんですねー。
 やー、なんかちょっと心打たれてしまいましたわ。

 つーか、

「私はあんたの

 火ノ丸相撲が

 好きだよ…!」


 って言ってますけど、実際はその前の

「好き」

 の一言のほうが本音なんじゃないですかね!(笑)
 そうであってほしいというのがわたしの正直なところなんですが(笑)。
 レイナさん、将来のおかみさんにピッタリだと思うんだけどなー。



ぼくたちは勉強ができない

 おー、文乃んもちょっとずつ唯我を意識し始めましたねー。
 相談役としてふたりきりになる機会を増やし、ちょっとずつ関係を近づけてゆくと言うこの戦略。
 やー、ぼく勉もなかなかの策士でございます(笑)。

 しかし、今週はプンスカ理珠りんのかわいいこと!
 そしてそんな理珠りんがプンスカしている本当の理由に素早く気づける唯我の高ポイントっぷり。
 今週のコガラシもそうですが、やっぱり気のきく男子ってのは素敵ですねー。
 女の子の恋心には鈍感なのがラブコメ主人公の定番でも、女の子が困ってるときにはササッと気づけなきゃってやつですわ。



磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜

 さも重要キャラっぽく登場したイケメンが一瞬で昇天してしまうこの“定石ブレイカー”っぷり(笑)。
 いやー、この型破り展開。
 気持ちよすぎました!

 しかし、まさか武士校に兵クラスなんてものがあるとは思いもしませんでしたが、ここの卒業生は磯兵衛のお母さんみたいな人達ばっかりだったりするんじゃないでしょうねー。
 今後、トンデモ人間たちがいっぱい出てきそうな予感ひしひしです(笑)。



感想後記

 ということで、ほぼ一年ぶりに戻ってきてくれた富樫先生。
 ワンピのない週でしたが、やっぱりハンターがあると読み応えがあります。
 これでワートリの葦原先生が帰ってきてくれたら言う事ナシなんだけどな〜。
 葦原先生、半年も音沙汰がないですけど、お体の具合、その後どうなんでしょうか。
 心配であります。



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posted by BOSS at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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