ジャンプ感想別室 ONE PIECE（ワンピース）第864話〝ヴィンスモーク家皆殺し計画": 少年、グリグリメガネを拾う

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2017年05月09日

ジャンプ感想別室 ONE PIECE（ワンピース）第864話〝ヴィンスモーク家皆殺し計画"

　週刊少年ジャンプ2017年23号掲載分の感想に参ります。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

【コミック派ネタバレ注意！】

　表紙連載二十三弾がスタート！
　今度は麦わら一味の傘下に入った連中のストーリーが始まりましたか！
　これは面白いことになりそうです。
　個性の強いあの連中が、今頃どんな冒険を繰り広げているのか。
　きっとその冒険がまたまたいつか本編に絡んできたりもするんでしょうしねー。
　これは大いに楽しみです。
　

【感想小タイトル】
■サンジの呼びかけ
■ベッジという野心家

■サンジの呼びかけ

　覆面を剥がしたブルックさん、てっきり「なんと、ソウルキング！」みたいな反応が返されるのかと思ったら「顔の皮をはぎやがったァ！！！」って！（爆）
　いや、たしかにそう見えるかもだけど！！
　ちょっとこれは意外な反応すぎて笑ってしまいました。
　ブルックさん、ご愁傷様です（笑）。

　一方、プリンは逆上したように叫びながら、サンジを何度も何度も銃撃するも当然これは当たらない。
　ここのサンジも激しくカッコよかった。
　自分は何人もダマしてきたんだと叫ぶプリンに、

「自分の事もか？

　プリンちゃん」

　って！！
　いやー、もー、サンジ！　男前すぎますよ！！
　サンジはやっぱりどこまでも女性を信じているんですねー。
　プリン自身よりもプリンの心が分かっているんだと言わんばかりです。
　この無限と言ってもいいサンジの包容力に、三つの目に涙を浮かべるプリンですが、さーて、この二人の運命はどうなってしまうんでしょうか。
　プリン陥落まであともう一歩って感じなんですけどねー。

　しかしこのいきなり襲ってきたダイフク兄さんも強そうだなー。
　ホヤホヤの実のランプ人間ということで、どうやら体をこすると魔人を出すことができる不思議な能力のようですが、さらにこの人は出てきた魔人に武装色の覇気を込めてるっぽいですものね。
　サンジにいきなり強敵出現って感じです。
　これはてこずりそう。

■ベッジという野心家

　そしてついに発動したヴィンスモーク家暗殺計画。
　暗殺っていうか、すでに処刑って感じになっちゃってますねー。
　アメでがっちり体を固定して逃げられないようにして、一人一丁以上の拳銃で狙われて。
　当然この拳銃も昨晩レイジュさんを撃ち抜いたあの強力な奴なんでしょうしね。
　絶体絶命のヴィンスモーク家ですが、これに対するジャッジの反応がなんとも意外でした。
　いきなり子供みたいにボロボロ泣き出しちゃうって。
　意外というか、異様にすらちょっと感じてしまいましたよ。
　実はこれは演技で、隙を見て抜け出そうとしているってことだったりするんですかねー？
　あるいは豪傑っぽい外見や普段の言動とは裏腹に、実はかなり心がちっちゃい人だったりするんでしょうか。

　しかしそんなジャッジの問いかけにも答えるどころじゃないのがビッグ・マム。
　数秒で発作が始まるかと思ったら、なんと、衝撃の原因が多すぎてどの原因で発作を起こしていいか分からない状態になってしまいましたか（笑）。
　いやー、ちょっとルフィたちががんばりすぎて、刺激を与えすぎちゃいましたね（笑）。

　次なる作戦は、ルフィがマムに写真の破片を見せつけて、しっかり発作を誘発するというものですが、ちょうどそこに迫るカタクリの顔がめっちゃ青ざめている。
　これに作戦の成功を確信するベッジ！というのがカッコよかった。
　未来予知をむしろ逆手に取ってる感すらあるじゃないですか。
　そして最後のベッジの〆も最高！

「あんたは少し先の未来が見えるだけ

　未来を変える権利は

　皆　平等にあるんだよ！！！」

　って、まるで主人公が言うような決め台詞ではないですか！！
　いやー、カッコイイ！
　サンジのことを「なんて演技力だ！」とか言ったり、ちょっと笑える一面もありますが、このギラギラした野心家っぷり、謀略家っぷり。
　めっちゃ魅力的ですわ～。
　やはり最悪の世代というだけはある、ひとりひとりが只者ではないですね！

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

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