まるで半分悪魔に魂を売り渡したかのようなアスタが表紙を飾る、ちょっと厨二心をくすぐる19号。
やー、かっこいいじゃないですか〜。
本人はどこまでもポジティブな太陽の子、みたいなヤツなのにね(笑)。
前半の感想は、
・ブラクロ
・ハイキュー
・約束のネバーランド
・ヒロアカ
・ロボレーザービーム
・腹ペコのマリー
・【読切】クロモリクライム
の 7 本でお送りいたします。
ワンピは残念、休載ですねー。
【巻頭カラー】 ブラック・クローバー
今週は 2 周年記念の巻頭カラーにまさにピッタリな展開でしたねー!
星のランキング発表が魔法帝直々におこなわれ、群衆に注目される舞台でアスタとユノが堂々と並び立って表彰されるっていう、なんとも記念すべきこの回。
ちょうどその内容に合わせるかのように、ちゃーんとキャラクター人気投票もおこなわれるわけですしねー。
タイミングをバッチリ合わせた田畠先生と担当編集さん、グッジョブすぎます(笑)。
いやー、それにしてもアスタとユノ、ついにこういう舞台に立つまで来ちゃいましたか。
あの辺境の村で夢を誓い合ったあの二人が、ですもんね〜。
こういう展開は素直に熱いですし、ここまで歩んできた道のりを思い出してジーンと来ちゃうものがあります。
しかしほんと黒の暴牛はアスタ様様ですねー(笑)。
もちろんノエルや先輩方もそれぞれめいっぱい頑張ってきたからこそ、ここまで勝利を重ねてこれたわけですが、なんかすべての中心はやっぱりアスタっていう印象が根強いんですよねー。
ギリギリヤバイ状況に追い込まれた時に、逆転を生む最後の底力をみんなにもたらすのはいつもアスタの存在っていう印象があって、すっかり精神的支柱っていうイメージがあります。
そういうところが未来の魔法帝の最大の才覚っていう気がするんですよね〜。
一方のユノは、ほとんど表舞台で描かれないのに出てくるたんびに爆発的に成長を遂げている印象があって、先がほんっと恐ろしいヤツですわー。
さすが稀代の天才。
今後はでも、もっともっと表舞台で活躍して欲しいって思うんですけどねー(笑)。
これからに期待です。
ハイキュー!!
自陣にはめいっぱいの応援を送り、相手サーブの時には盛大なブーイングを送る。
いやー、訓練された観客席というのは恐ろしい。
小心者の旭さんにはかなりのプレッシャーだったんじゃないでしょうか(笑)。
しかし、宮侑の合図に合わせてピタリと静寂を送るっていうアレ、実際にバレーのシーンでこういうのがあるのかどうかは知りませんが、これは敵ながらめちゃくちゃカッコイイですねー。
まるで会場全体をあやつる指揮者みたいです。
知らないで声援を送っちゃったちょっとオバカっぽい女の子たちも、遠からず調教されてっちゃうんじゃないでしょうか(笑)。
まさに会場全体が敵っていう印象を強めた一場面でした。
しかし、そんな空気が試合終了時にはどんな風になっていることか。
そっちも私的には楽しみになっちゃうんですけどねー(笑)。
やー、かましてほしいですわ、烏野軍団。
それにしても、若干まだ硬さの見える烏野のなかで、やってくれましたねー、さすが日向。
ここで一段高いジャンプにトライする大胆さ。
実況の話題をブチ切るように決めたスーパージャンプの気持ちよさ。
そして、スーパージャンプに頭をとられるあまり、打つのを忘れたっていうオバカさ(爆)。
この堂々たる貪欲さが宮侑をちょっと「お?」っと思わせることに成功したっていうのは“してやったり”っていう痛快さがありました。
やー、いろんな意味で、さすが日向(笑)。
またこの日向の姿が、烏野陣営のカタさを取るほうに作用してくれるといいんだけどなー。
約束のネバーランド
この漫画はいったいいくつサプライズを準備しているのか!
毎週毎週驚愕の爆弾を投下してくれるのはほんっと呆れるくらいです(笑)。
いやー、まさか子供たち全員に事実を明かしていようとは。
とうてい信じてもらうのは難しいだろうなと思っていましたし、むしろ明かすのは非常に危険ではないかと思っていたんですが、あのシスターとの会見を利用していたのはほんっと上手いなーと。
あのときは大人のしたたかさにしてやられたという印象が強かったのですが、実はその会見の内容は問題ではなくて、それを子供たちに盗み聞かせることがエマたちの真の目的だったといったところでしょうか。
シスターとは違う戦場で戦ってたんだっていうのは実にお見事な策略ですわ。
これもノーマンの作戦でしょうかね〜。
さすが自分がいなくなった後のことまで、すべてお見通しのノーマンです。
しかし、先週の巻末コメントで「次週本誌を読んだ後、3巻読み返したくなるはず…!?」とおっしゃってたのはコレだったってことですかねー?
いやー、まんまと読み返したくなっちゃいました(笑)。
まだ 3 巻しか出てないんですし、こりゃあ全巻買っちゃおうかなー。
あと、考えてみれば全員に事前に真実を伝えておくっていうのは、脱出逃避行のことをかんがえたら当たり前のことですからねー。
本当の事だと信じさせることが一番難しいんでしょうけども、そこさえ超えてしまえば脱出の成功率はグンと上がるわけですし、こうやってママの裏だってかけちゃうわけで。
実に理にかなった話です。
しかしまた、今週の最後のヒキもすっごいヒキですねー。
これまでちょっと怪しい空気をかもし出していたフィルが、ここでまさかの動きを見せる。
ママにも驚きの出現だったようですから、これまで言われていたような「フィル=ママのスパイ」説は違ったと言う事でしょうかね。
私の目には、まるでこのままママの首をかっ切りそうにすら見えましたよ(笑)。
全員で脱出することをポリシーとするエマが、フィルひとりを残して逃げたとも考えにくいですし、人数を勘定し間違えたとも思いにくい。
これもエマたちの作戦のうちなのか、それともフィル独自の行動なのか。
あるいは第三勢力の手によるものだったりしちゃうのか。
いやー、これまためっちゃめちゃに気になるヒキであります。
僕のヒーローアカデミア
やっべー!
切島くんめちゃくちゃカッコイイーー!!
なにこの猛獣みたいな最硬モード!!
烈怒頼雄斗(レッドライオット)・安無嶺過武瑠(アンブレイカブル)って、名前のアホさも突き抜けすぎててむしろホントにカッコよく見えてくる(笑)。
中距離・遠距離の攻撃能力もないし、応用性もそんなにあるわけではない。
でもこの“絶対に倒れない”っていう一芸は、極めればたしかに本当に厄介なものになるでしょうからね。
切島くんの目を開かせたのがかっちゃんっていう、この二人の慣れ合ったりは絶対しないくせになんだかんだで支え合ってる関係も絶妙でなんとも素敵。
やー、切島くん、一皮むけて、今後がおおいに楽しみです!
ロボレーザービーム
ふわーー!!
パー 4 のホールでいきなりイーグルかー!!
ドライバーも初めて握るような初心者が、もともと天才的素質があるとはいえ、なんっちゅーことをしてのけるのかと!
正直ここまでとはまったく予想してなかったので、最後のページはトモヤや三浦鷹山とおんなじような顔になりそうでしたわ〜(笑)。
いやー、とんでもないゴルフ漫画が始まりました。
ロボはまだまだ 70 %の力とか言ってますし、これでドライバーやアイアン、パットなどの道具にぜんぶ慣れて、100%の力を出し切ったらどんなことになっちゃうのか。
まったく末恐ろしいとはこのことです。
あのトンデモインフレゴルフのライジング・インパクトですら、最初はここまでではなかったですからね(笑)。
いずれ遠からずゴルフの域を軽く凌駕しちゃうんじゃないでしょうか。
そうなってきたら、やっぱり敵にはキセキの世代とかいうのが出てこないとダメかもですね〜(笑)。
そうでないと戦いにもならないかもしれませんよ。
いやー、この漫画、これからいったいどんな世界を見せてくれるんでしょうか。
楽しくなってまいりました。
腹ペコのマリー
おおー! 地獄の釜が開いた!な見開き、すっごい迫力でしたねー!
これまでノホホーンとしていた漫画の空気が一変する面白さ。
このギャップ感がいかします。
でも、次のページではガイコツたちがみーんなイタズラを始めちゃっているのがまたいいですねー(笑)。
服を奪ったり髪の毛で遊んだり、なんて気楽な地獄絵図かと。
あくまでこの漫画はバトルものではない、ラブコメですよっていうことなんでしょうね(笑)。
【読切】 クロモリクライム
ストキン出身の宮田英俊先生原作、ガリョキン準キングの仁志裕介先生作画のコンビによる、ツール・ド・フランスを目指す自転車レースもの。
やー、なかなかアツい読切でした。
勾配を駆け上がる我慢比べの、苦しさの説得力ある絵、その迫力に加え、フレームが持つ特性を利用した自転車レースならではの戦い方の面白さなどなど。
後半のバトル展開は実に手に汗握るっていう表現がぴったりな面白さでした。
ところどころで表情のバリエーションが少ないかな?と思うところもないではないのですが、非常に高い画力で見せ方も上手。
最後まで画面に惹きつけられる作品でした。
しかし、やっぱりスポーツものでこういうイヤナヤツが出てくると言うのは、セオリーではあるんですが、私はあんまり好きじゃないなーと。
これが生死をかけたバトルものであれば敵は二度とこんな口はきけないわけですからいいんですが、スポーツものですとそういうわけにもいきません。
こいつは結局野放しなわけですからねー。
主人公は勝ってスッキリしましたが、その他の受験者たちは全員負けて、黄猿呼ばわりやその他の悪口雑言をひっくりかえせなかったわけですから。
そういうところはスッキリしないよなーと。
まぁ、こんな大恥をかいた以上は、もうコイツは日本にはいられなくなったでしょうし、そこはいいのかもしれませんが、今度はコイツ、また別の国に行って同じようなことをやるかもしれないよなーって。
で、その国の選手もバカにするんでしょう?と思うと、なんかもームカついちゃってムカついちゃって。
そういう「悪役の後処理」についても工夫をしてくれると私は嬉しいなって思いますねー。
この後体力と気力が尽きたフランス選手が結局ビリになって引退したとか、PCT がこの後要注意人物として各国競技会にブラックリストを回したとか。
なんらかの処理があった方がよかったように思います。
まぁでも、フランス語で話せって言いながら「アンビリーバボー」とか「ヴィクトリー!」とか、それ英語!っていうアホ丸出しなヤツですから(笑)、どこの国の選手たちも最初から相手になんかしてないのかもしれませんね。
タイプとしてはヘブライ語ヘブライ語言ってる左門くんみたいな感じかも(笑)。
あと、ツール・ド・フランスで女子が優勝って、ここについては大胆なファンタジーでしたねー。
自転車競技に詳しくなくても、今回の話を読んだだけでどれだけ筋肉筋肉した競技かっていうのが伝わってきますもの。
その世界のトップアスリートたちを、女性の肉体で全部ねじふせて頂点に立ったっていうのは、とてつもないファンタジーだっていうのがわかります。
うーん、リアル方向を狙うのだとしたら、もしこの作品で連載が勝ち取れたら、このポジションは男子にしたほうがいいんじゃないかなぁ〜。
終生のライバルが女子っていうのも、恋愛とスポーツとを両立並行で描けますし、ちょっと新しくて面白いと思うんですが、うーん、現実味が犠牲になりすぎるかなーと思います。
とまぁイヤナヤツ問題についてはいろいろと言いましたが、それはあくまで私個人の好みで言うとっていう話です。
読みごたえもあり、痛快でもあり、まるでこっちまで坂を上り切ったような疲労感と達成感を味わわせてくれる、とても良質な作品でした。
といったところで前半はここまで。
続きは後編にて。
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