ファミリー向け。楽しく談笑しながらわいわいと。
エディ・マーフィ主演。
ディズニーランドの同名アトラクションをベースに作られたコミカル・ホラーストーリー。
不動産売買の仕事にバリバリ精を出しすぎて、家庭をかえりみることの少なくなってきたジム(エディ・マーフィ)が、キレかかった奥さんをなだめるために、今度の週末は家族で湖に行こうと約束する。ところがそこへ、屋敷を売りに出したいという特大の仕事が入ってきて、じゃぁ湖に行く途中でちょっとだけ屋敷を見ていこうと、したのだが・・・。
てなかんじでお化け屋敷に閉じ込められた家族のドタバタと、奇妙なゴーストたちの魅力、大昔におこった悲劇の謎と、いろいろとつまった、おもちゃ箱をひっくりかえしたような映画。
ただ、あんまり本腰を入れて観てしまうと拍子抜けしかねないでしょうね。
ホラー要素もよい加減に力が抜けていて、お子様にも安心。
ドラマ部分も毒が緩和されており、観る人によっては食い足りないと思うかも。
CGによる数々のイベントは綺麗で雰囲気もよく出ているのだが、どこかで観たようなものの連続で、真新しい表現はない。
しかし、ファミリーで談笑しながら安心して気楽に観るには、すばらしい出来でしょう。
ところで、劇中描かれた家族4人についてなんだけど、主人公である父親と、息子に関しては、反省したり成長したりと劇中変化がちょこっと描かれるのだが、奥さんと娘に関してはそれがなかったように思われました。
女性陣ふたりは最初からパーフェクトなのだな。
危機を乗り越えて、家族の絆が深まるとか、それぞれの視点から改めてお互いを見直していくとか、そういうドラマかと思いきや、実はこの映画、父親と息子だけが主人公なのだ。
大切な女性たちを守ったりなんだったりのために、男たちよガンバレ!っていうことだったのかもしれない。