そんなわけで後半戦。
■前編の感想はこちら。
後半の感想は、
・ブラクロ
・約束のネバーランド
・火ノ丸相撲
・青春兵器ナンバーワン
・ゆらぎ荘
・磯部磯兵衛
・【読切】綾樫くんは飼っている
の 7 本でお送りいたします。
ブラック・クローバー
バネッサ姐さんすッげーー!!
シュレディンガーの猫ですか!!
運命を操り、不運を何度でもやり直すリテイク能力。
これってほぼ完ぺきに無敵じゃないですか(笑)。
もちろん運命を操れるのは対象ひとりについてだけだとか、そういう制限はなにかしらあるんだろうなとは思いますが、それにしたって強烈な能力。
ほぼラスボス級の能力ですってね(笑)。
そしてまたその能力発動にどうやらバネッサ姐さん自身は一応気づいてはいるようですが、具体的にどういう過程が発生しているかとかはわかってない様子。
何度も仲間たちが殺されてたりする過程はわかってないんですねー。
ここで、そういう過程をわかっているのが魔女王ただひとりっぽいところが摩訶不思議。
改変された歴史を、バネッサも周りの人間も知覚できないけども、改変された側の魔女王だけは知覚できているってことなんでしょうか。
あるいはこの黒猫、最初から魔女王そのひとに魔法をかけているのかもしれませんねー。
その魔法対象のみが改変されたことに気づけるとか。
そうすると、やられた人は「ああこのバネッサにはなにをやっても無駄だわー」って気づけますし、そのあとの抑止力としても効果を発揮しますからねー。
いやー、ともあれなかなかすんごい魔法が出てきちゃいました。
こういう強烈な能力、大好きですわー(笑)。
約束のネバーランド
おー、どうやって登ってるんだこれー!
ノーマンの壁走り、忍者みたいでカッコよかったんですが、いまひとつ頭で理解できませんでした(笑)。
これって木に結び付けたロープの遠心力を利用しているってことなんですかねー。
だとしてもかなり超人的な身体能力がなければこんなことはできないでしょうし。
あらためてノーマン、ただものじゃあないですわー。
そしてここからの展開があまりにもショッキング過ぎました。
まるで金属バットで頭をガツーンってやられたような衝撃です。
まさかノーマン、戻ってきちゃうって!
さらに、壁の向こうが断崖絶壁だったなんて!!!
いやー、もう、どこまでこの漫画はエマたちを追いつめてくるんですかと!!
先週のヒキでいよいよ脱出計画発動だ! もう後戻りできないぜー!っていうワクワクドキドキ感を覚えていたら、一週たったらこの絶望の淵にまっさかさまですからね!
いやー、ここのところ衝撃の連続すぎるネバランですが、まったくもってとどまるところを知りません!
しかしノーマン、このまま出荷されちゃうんですかねー。
それともこの行動こそがひとつの策だったりするんでしょうか。
これは次週までヤキモキさせられそうですわー。
火ノ丸相撲
チヒロのお兄さん、好感度爆上げ!
スポーツものっていつも思うんですが、そのやってる競技が大好きだって言う選手って敵であってもなかなか嫌いになれません。むしろ好きになれちゃうんですよね〜。
取り口はめちゃくちゃだけど、でもそのめちゃくちゃなのは大好きな相撲で勝つ方法を模索しているからっていうのは面白かった。
むしろ懸命な必死さとも見えてきて、なかなか好感がもててきちゃいましたよ。
そしてそんな、一年先に相撲を始めていて、生まれて初めて好きなスポーツをみつけることができた兄と向かい合ったチヒロもまた、相撲が大好きであるという自覚に至っちゃうと。
いやー、なんだか幸せなものすら感じてしまいます。
勝負はどうあれ、これまでのいきさつを乗り越えて、このふたりはこの土俵で向かい合うことができてよかったじゃないですか。
青春兵器ナンバーワン
メット頭にちょこんと乗せた零一の顔がきたなすぎる(笑)。
こんなの笑うしかないじゃないですかー(笑)。
ゆらぎ荘の幽奈さん
おー、おもしろー!
占い師登場でどういう新情報が出てくるのかと思ったら、どんどん新事実が分かってきちゃいましたねー!
まずは生前の幽奈さんのイメージのギャップに驚き。
今の明るくほんわかした幽奈さんとはかなり違う、暗い顔をした深窓のご令嬢といった印象です。
足が悪いのか体が悪いのかわかりませんが、なにやら不自由な生活をしていたようではないですか。
その不自由さや深窓のご令嬢ならではの束縛とかが心残りとなって、地縛霊化の原因になっていたりしたんでしょうか。
まずは想像が膨らみます。
バンバン出てくる新事実。
しかも幽奈さんの死因や未練の原因などは、さらに謎が深まるばかりと、たたみかけるような展開で実に面白いですわー。
さらにはエッチなシーンやジーンとこさせるコガラシ&幽奈さんの素敵な会話シーンも挟み込んだりと。
勢いで恋人巻きになっちゃうマフラーもニヤニヤさせてくれますし、そんなところを級友たちにみつかっちゃうオチまで素晴らしい。
いったい一話にどんだけ詰め込んでくるんだと(笑)。
あああと、ちょっと気になったのがなにげに相性占い。
サラリと言われていて思わずスルーしそうでしたが、「すれ違いには注意!」っていう注意書きが気になりました。
言うなれば、コガラシと幽奈さんは生まれる時が 30 年くらいすれ違ってるわけですからねー。
これって、カップルとして 95 %の保証と見せかけておいて、実は絶対無理っていう逆の占いでもあるんじゃないかと想像してしまって、ちょっとゾクリときてしまいましたわ。
うーん、考えすぎだといいんだがなー。
磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜
アニメ第二期公開と同じエピソードを同時掲載ということで、漫画なのに声をネタにするって大冒険じゃないですか(笑)。
でもちゃーんといい声が誌面から聞こえてくる気がするから面白い。
娘さんとかめっちゃエロい声が聞こえてきました(笑)。
しかもアニメのほうも思わず見て観たくなると言う、なかなかうまいこの仕掛け。
やー、仲間先生、やるじゃあないですかー(笑)。
【読切】 綾樫くんは飼っている
ヒロアカの休載により緊急代原として掲載のギャグ読切。
原作・カザマカツヤ先生、漫画・青木裕先生って、ギャグ作品で原作つきってかなりめずらしいですねー。
ファンタジー生物を飼うちょっとズレててハタ迷惑な転校生があらわれたっていう、ともするとありがちなタイプの読切ではあるのですが、しかし読んでみるとバシバシ投入されてくる珍獣小ネタがなかなか面白い。
ひとつひとつのネタででっかく笑わせるというような爆発力のあるタイプではないのですが、珍獣の飼い方などなど、いかにもな想像力をかきたててくれる小ネタの数々が楽しかったです。
河童は相撲をテレビで見せないと暴れるとか、贔屓の力士が負けても暴れるとか(笑)。
ヘルハウンドの炎に河童の屁がくわわって大爆発とか、いったいどういう発想から出て来たんでしょうか(笑)。
このネタ出しの豊富さが原作つきの強みってところですかねー。
終始ニヤニヤさせられてしまいました。
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