週刊少年ジャンプ 2016 年 52 号掲載分の感想です。
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【コミック派ネタバレ注意!】
【感想小タイトル】
■巨人族とビッグ・マム
■玉手箱
■逆襲宣言
■巨人族とビッグ・マム
ホールケーキ城の図書室にて、ヴィンスモーク家の面々に本を見せるビッグ・マム。
それはなんと、生きた標本を保存する、能力によって作られた図鑑。
ピンを刺された昆虫採集の標本みたいになっていますが、特に痛かったり出血があったりはしてないようですから、あくまで能力のピンで逃げられないよう固定されているだけってことなんでしょう。
それにしても、インペルダウンのマンティコラがなんとも懐かしいですねー。
そして、シマウマのユニコーンの残念感(笑)。
やっぱりユニコーンは白馬に限るってことなのですね。
しかし、動物くらいならまだしも、ちょっと変わった人間種まで標本にしちゃってるって。
あらゆる種族が住む万国(トットランド)という宣伝文句のこの国でしたが、ちょっと額面通りには受け取れなくなってきたかもしれません。
世界で迫害されたとしてもここでなら生きていけるというような、よろず種族の楽園というわけではないのかもしれませんねー。
そしてまた、巨人族がいないじゃないかというジャッジの指摘も気になります。
この指摘をされた時のビッグ・マムの反応、ただ事ならないものがありましたからねー。
いったいこれは何を意味しているのか。
ビッグ・マムと巨人族の間には、決定的な敵対関係があったりするのかもしれません。
しかし、今回のビッグ・マム編で巨人族にまでスポットが当たってくるとは思いもしませんでしたわー。
いったいここから、巨人族が本編にどういうかかわり方をしてくるんでしょうか。
なかなか気になるところです。
あと、ちょっと笑ってしまったんですが、「大きめの人間」と「巨人」って、実際どう違うんでしょうね(笑)。
わたしなんかからするとビッグ・マムだって十分巨人なんですが。
■玉手箱
一方、こちらも本の牢獄に囚われて、虫のようにピンでとめられてしまったルフィとナミ。
そこに電伝虫が据えられて、声だけで向かい合うこととなったルフィたちとビッグ・マムでしたが、まー、こうやってぶつかり合おうとしちゃうのはそりゃそうだろうなーと。
サンジがいくら穏便に済まそうとしたところで、ルフィが止まる筈もない。
形勢などは意に介せず、まったく臆することもなくケンカをふっかけるルフィがなんとも心地よく頼もしかったです。
しかしここでまさか、あのネプチューン王の爆弾入りの玉手箱が絡んで来ちゃいますかー(笑)。
完全にその存在を忘れていましたが、いやー、これは面白いことになりそうですねー。
ビッグ・マムの家族やジェルマの面々が集まったお茶会で、さあみんなご覧、これがあの伝説の宝箱だよって自慢しながらビッグ・マムが開けた瞬間、ドッカーン!ってなったとしたら(笑)。
いったいどんなことになっちゃうんでしょうか。
あるいはビッグ・マムじゃなくて配下の者が開けたとしても大変な大騒ぎになっちゃいそうです。
魚人島からのメッセージと受け取られるのか、ルフィたちからのメッセージと受け取られるのかによっても反応は大きく変わってくるでしょうしねー。
いやー、これはおっかなびっくりではありますが、めっちゃ楽しみが増えましたわー。
ああでも、まさかプリンちゃんが開けるなんてことはないですよねー。
だったら大変ですが。
とりあえず爆発の瞬間には、プリンちゃんだけは遠くにいてくれることを祈るばかりです。
■逆襲宣言
しかし、ローラがビッグ・マムにこれほどまでに憎まれていたというのは驚きでした。
てっきり子供には目がない母親らしい母親なのかと思っていたら、子供よりも政略結婚のほうが大事だったんですか、ビッグ・マム。
ちょっとそこらへんはガッカリだったかもしれません。
今は敵だし、自分のために他国を滅ぼすことにも痛痒を感じないとしても、自分の子供だけは全力で愛する人間らしさも持った、完全に憎み切れないタイプだとばかり思っていましたわ〜。
いや〜、これだとローラが出てきても何にも助けになりませんねー。
それどころか殺されちゃいますもの。
ローラ、これはかなり不憫な娘ですわ。
つーか、結婚に憧れまくってたローラですが、目の前に迫った政略結婚を蹴ってたんですね!
そこはすっごいかっこいいって思ってしまいました。
強制的な結婚なんてクソくらえと、私は自由恋愛に生きるんだ!って海に飛び出たってわけですかー。
いや〜、めっちゃかっこいい生き様ですわ!
さっすがナミの友達です!
しかし、ここのルフィのタンカが今回もまたシビレましたねー。
逃げたローラを恨み、海賊王になれなかったことを怒るビッグ・マムに、
「つまらねェ話だなビッグ・マム
結婚しなかったのがローラだろ……!!」
「海賊王」になってねェのが…お前だろ!!!」
これ、短いフレーズですけれど、ものっすごく重いいいセリフですわー。
めっちゃパンチが効いてます。
終わったことをグジグジと、これから海賊王になるためになんの役にもたたないことをグダグダと言ってるなよと。
過去も現在も正面から見られないようなヤツが、海賊王になんてなれるワケないだろうがと。
この現状こそがローラで、お前なんだろうがよと。
実に鋭く、強烈な重みをもったパンチとして響いてくれました!
いやー、ルフィ、たまにこういう核心をついたことを言ってくれますわ。
こういうところ、ほんっと惚れ惚れしてしまいます。
かくして魚人島に続き、ふたたび宣戦布告をやってのけてくれたルフィ。
サンジの思いは空回ることになりますが、いいぞ、それでこそだ!もっとやれー!って感じです(笑)。
そしてその宣戦布告に呼応するかのように、ペドロとブルックさんの作戦もスタート。
チョッパーのほうも、奇しくも時を同じくして反撃スタートのようですしねー。
さー、いよいよここから、麦わら一味のターンが開始って感じです。
ここまでいいように翻弄されてきた分、おもいっきりやり返さなくっちゃって思いますわ!
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ビッグマムは確かにおかしいですよね
今までワンピではどちらかというと
巨人族はかませ犬的な扱いだっただけに
たぶんワノ国編の後にあるであろうエルバフ編が楽しみです
カイドウ、ビッグマムが所有している赤いポーネグリフ
最後の一つはエルバフに有るのかな〜?
感想を書いてから思い出したんですが、ビッグ・マムがシーザーに研究させてた薬が、それこそ巨人になる薬だったんですよねー。
このことをすっかり忘れておりました。
たしかすべての種族が同じ目線で食卓をかこめるよう、家族みんなを巨人にしちゃいたい、というような動機だったと思います(言ってることが嘘じゃなければですけどねw)。
ってことは、ビッグ・マムは巨人には憧れているけど、実際の巨人はこの国にはいないってことになっちゃいます。
どういうことなんでしょうねー。
謎は深まるばかりですわ。
なるほど、ワノ国編のあとにエルバフ編、そこにロードポーネグリフが……っていうのは十分ありそうですね。