2016年10月03日

週刊少年ジャンプ2016年44号 【金未来杯『二界梵骸バラバルジュラ』&ギャグ読切『ボイスビーアンビシャス』掲載<『たくあんとバツ』終了>号】 感想<前編>

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 今年も日本人がノーベル賞を取ったみたいですね!
 しかもオートファジーの発見って、めっちゃトリコで聞きなれてる言葉すぎ!
 思わず TV に反応して家族にトリコのことまで説明しちゃいそうになりましたわ(笑)。
 わたしは危ないところでこらえましたが、「これ知ってるー!」って家族に自慢しちゃったトリコファンの男の子たちも多いんじゃないかな?(笑)
 そんな感じで今週の感想いきましょー!





 前半の感想は、

・ハイキュー
・ヒロアカ
・ワンピ
・こち亀トリビュート企画「みんなのこち亀」
・ゆらぎ荘
・ブラクロ
・左門くんはサモナー
・鬼滅の刃
・約束のネバーランド

 の 9 本でお送りいたします。



【巻頭カラー】 ハイキュー!!

 テレビアニメ第 3 期放送開始直前を祝う表紙&巻頭カラー。
 今回のアニメは県大会決勝戦、白鳥沢との戦いが描かれるわけですが、白鳥沢だけで 1 クール 13 話まるっとやっちゃうんですかね〜。
 それとも白鳥沢は前半だけでまとめ上げて、後半は音駒の東京大会を描いたりするのか。
 けっこう話の順番入れ替えとかもうまーくやってくれたりするアニメ版だったりするので、そのあたりどう編集してくるのかも気になっちゃいます。

 さて本編ですが、新コート上の王様戴冠式、これはゾックゾク来てしまいましたわー。
 突然幻視するゴミ山の王様!
 こういう突然ドーンとやってくるイメージ映像、あいかわらずハイキューのキレッキレのところです。

 中学の頃の悪夢再びかと思いきや、実は影山はそれでこそいいんだと。
 むしろこれまでの自分を抑えてぜんぶまわりに合わせていたほうが駄目だったんだというこの回答。
 びっくりするほど意外でありましたが、言われてみればド納得。
 「おりこうさん」って、そういう意味だったのかーと。
 影山や選手たちを信じ切ったような烏養コーチのやさしげな目線の意味も、これでようやく腑に落ちました。
 やー、めっちゃ事態を突破した感があって、最高に気持ちよかったです。

 心のトラウマが枷になっていたのをとっぱずし、それが実力向上にもダイレクトにつながる。
 青春のハートフルさと、スポーツものの修行編の達成感がしっかり融合してて、青春とスポーツの両方の熱さで攻め立てられるこの快感。
 ハイキューの醍醐味ここにあり!って、思わず叫びたくなるようなエピソードでありましたわー。
 さあ、ひとつ大きく開眼した影山によって、烏野はさらに大きく羽ばたいてくれるのか。
 全国大会に向けて、かなり明るい展望が見えてきた気がします!

 それにしても、やっぱり影山には日向が、日向には影山がいなくてはいけないんですなー(笑)。



僕のヒーローアカデミア

 峰田ちゃんまったくブレないなー。
 話しかけたら第一声が「Rは?」とか(笑)。
 おまけに「オイラはもうさっきからずっと彼女を視(し)…」って、いったいこのあと何を言おうとしたんだか(笑)。
 セロくんもセロくんで、実際自分でまのあたりにしているはずなのに「素っ裸のまま緑谷と岩陰にいたんだよ!!」って。
 その表現だとまるでデクまで全裸だったように聞こえるじゃないですか(笑)。
 試験の真っ最中だっつーのに男子高校生らしい騒ぎっぷり。ニヤニヤさせられっぱなしでしたわ。

 そして始まる次なる試験は災害救助活動。
 ヒーローは、ただヴィランをぶっとばせばいいわけじゃなくて、いろんなことをしなくちゃいけないんですねー。
 要救助者の心も含めたケアに気を配ったり、速やかに効率のいい活動のために連携をとりあったり。
 情報に混乱が起きないようにするのも必要な技術でしょうし、警察や消防が来たらスムーズに引継ぎができるようするのも重要でしょう。
 考えてみたら、ヒーローっていうのはバトルから医療から救急・消防・レスキューまで、緊急事態に対処するためにありとあらゆる専門職の技能全部をやってかなければいけないんですねー(もちろん個性によって役割分担はあるでしょうが)。
 やー、これはたしかに一〜二年の訓練のアドバンテージはかなりでっかくできそうです。
 A 組のみんな、大丈夫でしょうかねー。
 これこそみんなのチームワークが大きく問われてくるのかも。

 そして、自分の恋心をひとまずしまっておくことにしたことで、とってもいい表情になった麗日さん。
 デクのことが好きだからこそ、デクのようになりたいからこそ、今はこの気持ちをしまっとく。
 そうでないと、自分がその憧れから絶対遠ざかってしまいますからね。
 やー、かっこいいわー麗日さん。
 ここからの麗日さんはこれまでとは一味違ってくるかもですねー。
 楽しみです。



ONE PIECE

 別エントリーにて。



こち亀トリビュート企画「みんなのこち亀」

 こち亀 40 周年&完結記念、ジャンプ連載作家が描くこち亀トリビュート。

・堀越先生:リョーツマイトがあんまり違和感なかったり、『わしのヒーローアカデミア前派出所』のロゴが気合入ってたりして笑ってしまった(笑)。

・麻生先生:コラボ漫画というより麻生先生のお手紙って感じでちょっといい話だなーと思わせつつ、さらりと「編集には事件やらかしそうな奴一杯いるしなぁ」とか盛大に悪口書いてたりするのにはフいてしまった。

・附田先生:食戟のマトイと題しておきながら食戟は起こさない。自作品のファンタジー性を吐露しつつ、そことこち亀のリアルな世界観とのギャップを笑いにするって結構高度なことするなー。たしかに食戟っていうノリはファンタジーのものなんだよなーと改めて(笑)。

・沼駿先生:なるほど、両さん 40 周年と言う事は同時に中川たちもツッコミ続けて 40 年かー(笑)。てっしーが 40 年ツッコミ続けたらと想像しただけでその壮絶さをはかり知ることができました。つまりてっしーもちょくちょく手羽先食って暴走すればいいってことなのか?(笑)

・島袋先生:もしかすると 5 作品のなかで一番なじんでる感があったのがこの両さん。両さんのタフさはたしかにココをも凌駕するかもしれない(笑)。



【センターカラー】 ゆらぎ荘の幽奈さん

 狭霧動揺しすぎか!(笑)
 彼氏ご紹介の流れでまさかのご対面となって大笑い。
 さらに狭霧とコガラシがふたりきりになって、まぁこうなったら事情を打ち明けるんだろうなと思ってたら、さらに芝居を貫き通すというコガラシの男っぷり。
 こういう律儀すぎるところがコガラシのかっこいいところですねー。
 いやー、男らしい。

 こういうコガラシだからこそ、ラストのようなえっちな事態になっても間違いには発展しないだろうという怒涛の安心感があるわけです(笑)。
 で逆説的な話ですが、そういう安心感があるからこそエッチなトラブルを安心をもって楽しめるっていう面もあると思うんですよねー。
 どんなに責められてもコガラシ自身はとにかく清廉潔白なわけですしね!
 うーん、よくできているぜー。



ブラック・クローバー

 どんな逆境にあっても諦めない、不可能と言われたところで抗うことは絶対にやめない。
 持たざる者であること言い訳にしない、不屈のアスタここにあり!っていうすばらしい大絶叫でしたわー。
 いやー、アスタ、こいつはやっぱすっげーヤツだ。

 そしてラストにはさっそく腕が治るフラグも忘れない(笑)。
 うーん、展開がめっちゃ早いし読者にストレスも溜めません。
 たしかにアスタの絶叫で最高に決まってるんですが、ちゃんとそれが治るのか現実的な希望がないと、読者にはいくばくのストレスが残るかもしれないですし。
 こういう即座に希望のルートを示すスピード感こそがブラクロだって思います。

 なるほど、あの海底の兄妹たちのケガのこともありますし、お次は治療の旅が始まりそうですね〜。
 だとしたら、同行メンバーは誰になるのかな?



左門くんはサモナー

 左門くんの合コン編!
 いやー、ネビロス閣下のてっしーへの想いがここまで本気だったとはちょっと想像してませんでしたわー。
 真面目だけに愚直なほどにどこまでも一途。
 悪魔と人間の女学生という立場に苦悩しておきながら、直後にてっしーの笑顔と目が合った瞬間ほわりと崩れてしまう閣下が最高です(笑)。
 いやー、アガっちではないですが、これはちょっと応援したくなりますわー。
 不器用に恋する男心、ぐいぐい共感してしまうところがあります(笑)。

 そしてまた、お開きとなった合コンの反省会として、夜の街に消えてゆく男たちの仲のよさよ。
 こっちの飲みもすっごい楽しそうだな〜。

 まるで彼らの日常を垣間見たような、普段のハイテンションさとはちょっと毛色の違う〆かたですが、こういうのもまたいいなーと思わせるエンディングでありました。



鬼滅の刃

 蜘蛛鬼女の、消滅の間際に見た思い出の優しい女性。
 これは蜘蛛鬼女が人間だったころのお母さんなんですかねー。
 腕から流れている血は、蜘蛛鬼女が傷つけてしまったものなのか、それとも鬼舞辻無惨から娘を守ろうとしてつけられたものだったりするのか。
 鬼といっても、もとはと言えば犠牲者だったりもするのだという、鬼滅の底に流れる悲劇性を丁寧に描いてゆく。
 鬼滅の刃らしいこのしっとり加減がたまりません。
 お母さん、最後に警告をしてくれてありがとう!

 一方、善逸劇場は絶好調で善逸劇場上映中。
 人面蜘蛛の唐突な登場とおっそろしい顔と姿のホラーっぷりも凄まじかったんですが、そこからの善逸のリアクション芸が最高です!

「こんなことある!?」

 って、いや! 聞かれても!!(笑)

 もー、どっからそんなリアクションが出てくるんでしょうねー。
 ここからまるっと 1 ページを使っての善逸の叫び。
 もう素晴らしいとしか言いようがありません!(笑)
 あまりに素晴らしすぎてセリフをぜ〜んぶここに書き出したいくらいなんですが、それをやってるとさすがに長すぎるんでやめますが(笑)。
 とにかくワードのチョイスから発想の突飛さから響きから、なにからなにまで素晴らしすぎて、声に出して朗読したくなる気持ちよさがありますわ。
 もしこれがアニメ化されたら一番善逸の声優さんには頑張ってほしいところです(笑)。
 
 そしてとうとう現れる巨大蜘蛛人間のおぞましさ!
 うっひぇええええ、これはこえええ。
 それに対する善逸の「俺 お前みたいな奴とは口利かないからな!!」ってリアクションも最高に可愛いですが、さー、ここからどうなりますか。
 運よく善逸が恐怖のあまり気絶してくれたら勝利ルートなんですが、毒のほうはそれでも残っちゃいますよね?
 善逸、蜘蛛化なるか、大ピンチ。
 いやー、めっちゃ楽しくなってまいりました。



約束のネバーランド

 シスターと鬼ごっこ。
 表向きは子供たちと保母さんがじゃれあうような形なのに、浦ではシスター側はエマたちのなかから“標的”を探し出そうとしていて、エマたちは脱出の実験をしようという命がけの駆け引きが繰り広げられているというスリル。
 年少の子供たちの笑顔をバックにそれが繰り広げられているっていうのがシュールですわー。

 つーか新入りのシスター、顔怖すぎ!
 ドドドドって追いかけてくる姿はまさにこいつが鬼かという塩梅です(笑)。

 そして怖いと言えば、ついにシスターを殺す算段をつけたっぽいノーマンの殺る気顔!
 うーん、いよいよその手しかないんでしょうかねー。
 やるとなったら表情一つ変えることなくサクッとやると確信させられる、漆黒の意志を見せる絶妙なこの表情。
 実におっそろしいですわ。

 しかし、子供たちを救うためとはいえ、実際そこまでできますでしょうかね?
 エマが知ったらまず反対しそうです。



 といったところで前半はここまで。
 続きは後編にて。



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