2016年09月13日

週刊少年ジャンプ2016年41号 感想<後編>

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 てなわけで後編です!
 火曜に後編はやっぱりキツイ!(笑)

■前編の感想はこちら





 後編の感想は、

・こち亀
・レッドスプライト
・鬼滅の刃
・ラブラッシュ!
・左門くんはサモナー
・トリコ
・ワートリ
・背すじをピンと
・たくバツ
・磯部磯兵衛

 の 10 本でお送りいたします。



こちら葛飾区亀有公園前派出所

 次週最終回を迎えるこち亀は、今週はちょっとしんみりさせてくれるエピソードで。
 古い腕時計がつなぐ故人の想いにあたたかい切なさを覚えつつ、レモンがヒマワリの世代交代から一年という自然の営みのサイクルを覚え始めるという、微笑ましいお話となってました。

 きっと今はちいさいレモンには、一年の月日がとっても長いものに感じられるんでしょうね〜。
 でも、そんなレモンも少しずつ大きくなって、いずれ年老いたらゲパルトのように長い長い時を超えて、思いを繋ぐということもあるんだろうなと。
 形見分けのように時計を両さんに与えるゲパルトと、はじめてのヒマワリ栽培にワクワクするレモン。
 年寄にはとても昔の話でもつい昨日のように思い出されたりするものですが、小さな子供には一年先の話もすごい未来のように感じられるもの。
 今回のエピソードは、老人と幼児ふたつの視点から、年齢とともにうつりかわる時間の感じ方の違いとか、人生の味わいとか、生まれたものが成長し、老いて、そして去ってゆく……そういう人の「命と時」とが描かれていたように思いますわー。

 またこのお話を強引に解釈するとすれば、これは今終わろうとしているこち亀からの、後輩作家たちへの形見分けでもあるのかなーと。
 ちょっと「枯れた」からといって気落ちするのはまだ早いよと。
 君たちはまだまだ生まれたばかり。
 枯れたように見えたあなたの作品にも、きっと種は実ってる。
 それがまた来年花を咲かせるんだよという、40 年間という時を味わってきた先達からの、暖かいお言葉であったのかなーと、そんなふうにも感じることができましたわー。

 まあ、次週が最終回なのでそういう風に妙に深く感じられてしまうってだけなのかもしれませんが(笑)、ともあれ、なんだか長い時の流れに思いを馳せてみたくなる、不思議と沁みるお話でありました。



レッドスプライト

 いきなりかましてくれましたねー!
 敵の総大将を目の前に、全世界が見ている中での建国宣言! 宣戦布告!!
 いやー、実に痛快でした!

 しかも敵もただのボンクラ独裁者じゃなさそうというのはかなり意外。
 むしろタツよりも強いかもしれないっていうのは素直に心躍ります。
 いやー、これからどんな物語が始まっちゃうんでしょう。
 まさに未知の世界に船出するっていう感じ、ワクワクします!



火ノ丸相撲

 相変わらずミスリードが上手いなー。
 とことん天王寺の強さを描いておいて、

「…恐ろしい男だ…」

 と、さも天王寺が勝負を決めたかのようなセリフを柴木山親方に言わせてからの、まさかの久世の右上手!
 恐ろしいって言ったのはこっちのことだったのかーっていうサプライズですね〜。
 相変わらずこういうミスリードを使った楽しませ方がほんっと上手いんですわ、火ノ丸相撲。

 しかし、そんな極限の勝負と別の場所で、もしかしたらそれを上回るかもしれない何かに覚醒した潮火ノ丸。
 修羅の相の「目から煙」を超えて、「頭から大噴火」が起こっちゃってますが(笑)、いったい何を会得したって言うんでしょう。
 やー、これは早くも決勝が楽しみになっちゃいますねー。



鬼滅の刃

 冒頭から 2 ページ以上にわたる善逸劇場(笑)。
 二人で説得してくれたら行くからねって言う善逸がなんとも可愛らしい。

 しかし善逸は、なんであえてスズメを補佐につけられたんでしょうねー。
 会話もできず、体もちっちゃいから伝書鳩の役割にすら不安がありますし(笑)。
 いずれこのスズメの秘密も明かされたりなんかするんでしょうかね。

 そして、すっかり禰豆子ちゃん大好きっ子になった善逸、禰豆子ちゃんのためなら恐怖も吹っ飛ぶ男の子!(笑)
 やー、とことんカワイイやつですわー。



ラブラッシュ!

 よくある人外少女にいっぱい囲まれるハーレムものなのかと思いきや、なんとソッコーで告白→振るをやってのけましたか!
 このスピード感、すばらしい。
 キッパリと答えを出してくれるある種の達成感、なかなか気持ちのいいものがありますわ。
 私なんかはラブコメって言うとなかなか答えが出ないでジリジリさせられるものだとばかり思っていたもので、なんだか目からウロコな爽快感がありました。

 そしてまた、サキュバスのエリスがいざ告白!となったときのココロと、それとエリスの使い魔のリアクションが地味によかったです。
 それまで強引な求婚に反対だったココロが『勇気の矢』を使おうとして、逆にどんな手段でも択ばないと言っていた使い魔が『勇気の矢』の使用に反対して。
 どちらも言ってることとやってることが違っちゃってるんですけれども、それはつまり、ふたりともがエリスの勇気を応援していればこそ、なんですよねー。
 やー、敵対したものが一瞬で気持ちを一つにしてる、なんかちょっといいヤツラだなって思わせてくれる、地味だけどもとてもいいシーンでありました。
 なかなか、やさしい世界ではないですか。



約束のネバーランド

 増援が到着し、完全にママにしてやられた形のエマたちでしたが、レイが仲間になっててくれてよかったですねー。
 レイのおかげで思考をプラスに転換。
 むしろ情報源が増えたとか、なかなかのポジティブシンキングではないですか。
 この逆境の中でのタフさ、三人の中でもとくにレイが秀でたところっぽいですね。

 そしてここで、増援としてやってきたシスター・クローネですが、シスター感にもなんだか不穏な雰囲気が。
 ママ(イザベラって名前なのか)と完全に一致団結っていう感じではない、ちょっと含みのある雰囲気があったのが気になります。
 これはママ対クローネっていう事態もあるかもしれませんねー。

 また、何も知らない園児たちのなかでも、メガネの女の子がなにか思うところがある様子。
 先週も一緒に掃除片付けをやらされている中でコソコソ何かしてましたし、エマたちの様子に勘づいているところがあるのかも。
 ここへきて、エマたち 3 人 VS. ママというメイン対立構造の外に、脇役たちも事態を動かすために徐々に動き始めたのかもしれませんね。
 うーん、ここからどんなドラマが動き出すのか。
 めっちゃ先が気になります。



左門くんはサモナー

 「ギャグ漫画のコンピュータ・ゲーム回にハズレなし」が持論になりつつあるわたくしですが、いやー、今回のサモナーも最高でした!
 冒頭からテシガワラ・オンラインに大笑い。
 自分の分身となるテシガワラを作成しましょう!とか、カスタマイズは無限大!どんなテシガワラになるも自由!とかでもはや腹筋崩壊でありました(笑)。

 左門くんと九頭竜君のカスっぷりクズっぷりも久方ぶりに大暴れ。
 いやー、やっぱりこの二人はこうやって暴れて最後は「ゲスゥ」ってなるのが気持ちいい(笑)。
 最近いろんな面を見せてくれるこの二人ですが、本領発揮はやっぱりこのモードだって思いますわー。

 またアンリさんも、その持てるポテンシャルを久方ぶりの火力で大爆発。
 ここまでくるとかわいそすぎる気もしますが、それがまた最高に面白さを助長してくれます(笑)。
 そして、そんなかわいそうなアンリさんだからこそ、最後に「大天使ガワラ」(!!)とかいうてっしー最終形態を引き出してくれたんですよねー。
 大天使ガワラ、実に神々しくも美しい!(笑)

 今回はモブのテシガワラも、よく見るとお馴染みの悪魔たちだったり、お遊びネタもいっぱい隠れている様子。
 久々の純ギャグ回でもありましたし、大満足のてっしーワールドでありました。

 しかし、嬉村さん、よりによって自キャラの名前に「いたっしー」って(涙)。
 自分でそんな名前をつけるとも思いにくいですし、悪魔にソフト渡されたらデフォでついてた名前を「よくわかんねーからこれでいっか!」とか、よく考えもせずに使っちゃったんじゃないですかね……。



トリコ

 アカシア、捕獲レベル 3 万って!
 ゴッドが 1 万だったのにさらにその 3 倍まで行っちゃいますか!
 このアカシアに勝つにはいったいどんだけ強くなればいいんでしょうか(笑)。

 でも、そういう「計算ゲーム」をあざ笑う三虎が実に頼もしかった。
 たしかに捕獲レベルの数字なんてあくまで一時的なもの。
 ここまで来ればなんの目安にもならないかもしれませんね〜。

 三虎を先頭にトリコ、スタージュンと並ぶ構図が実にカッコイイ。
 急造のトリオなのに、めっちゃくちゃに頼もしい師弟トリオっていう雰囲気がありまくります。

 それにしても、地殻変動スケールの手がでてきて攻撃っていうのは、やっぱ迫力あるなー。
 この戦いが終わるとき、地球が残ってればいいんですけどね!
  


ワールドトリガー

 冒頭から生駒隊長おもしろすぎか!(笑)

「通じへんで

 その動きはもう記録で何べんも……」


 とめっちゃイケメンに言ってたと思ったら、

「あら」 「ちょ……」 「待っ……」

 って(笑)。
 相変わらず安定の漫才チームですねー。
 とはいえそう言いつつもしっかりダメージはかすり傷に抑えているあたり、生駒隊長のたしかな実力も感じます。

 というわけで冒頭からさらに加速したワイヤー乱舞を見せてくれた遊真でしたが、今週はまさに遊真無双!
 この試合はここまで主に修にスポットが当たって描かれてきましたが、今回一気にフルスロットルで遊真劇場って感じです。

 グラスホッパーを使って瓦礫を飛ばしたり、ワイヤーつきの瓦礫を飛ばして足をひっかけたり。
 まさに自由自在!
 その場にあるものをなんでも戦いに利用してゆく、実に遊真らしい変幻自在さが光りまくりです。

 特に王子隊長に決めたところが顕著だと思うんですが、もともと先に事態を変化させたのは生駒隊長のほうなんですよね。
 まわりの家々を破壊して、一気にワイヤー地帯を無力化しようとした瞬間だったわけです。
 でも、その状況の変化にいちばん早く反応したのが誰あろう本来ワイヤーを利用していた遊真。
 この一瞬に、崩れた瓦礫とその瓦礫についたワイヤーを逆に使ってやろうって着想ができる、思考の視野の広さと発想のスピードが凄すぎです。
 まさに思考の瞬発力。
 このあたり、遊真の歴戦の経験と、眠れぬ夜の思考訓練のたまものがあってこそってことなんでしょうねー。
 いやー、つくづく惚れ惚れしちゃいます。

 また今回の遊真の技は、どちらも千佳ちゃんの鉛弾や修の残したワイヤーとの連携になってるところも嬉しいところ。
 遊真はたしかにめっちゃ強いけど、一人の力で勝ってるわけじゃないんですよね。
 また、修たちの出した新しい玉狛のコンセプト「遊真をもっと強くしちゃおう」がまさに形に現れたバトルでもあったと思うんですよ。
 そういった面でもすごい熱い戦いでありました。

 低年齢層の読者は修みたいな弱い主人公よりも、ハッキリとわかる強い主人公が勝ってる話が好きだということをどこかで聞いたことがありますが、そういった読者層の子供たちにも今週のワートリはグッと入っていったんじゃないでしょうか。
 修の、自分の弱さを知った知恵と工夫の戦いも楽しいですが、遊真の天才っぷりを堪能するのもめっちゃ興奮するな!ってことが、低年齢層ではない私にも(笑)よ〜くわかった一話でありましたわ。

 あとそうそう、遊真がラストに王子隊長に決めたダブルスコーピオンぶっ刺し、これって影浦先輩の技ですよね(スマッシュボーダーズでは「殴り込み」って技名でしたっけ)。
 マンティスのみならずこっちの技まで盗んじゃうって、遊真ってばほんっと貪欲ですね〜。
 この試合のログを見た影浦先輩、いったいどんなリアクションするんでしょうか(笑)。

 さあしかし、これにて試合は玉狛第二ふたりの生駒隊ふたりで 2 on 2。
 一気にわからなくなってきましたねー。
 ここまで玉狛の勝利はないかなーと思っていた私ですが、いっそいけちゃうか?という希望が見えてきましたよ。
 ああでも、前回の柿崎さん同様、落ちかけの王子隊長にも油断は大敵ですねー。
 おそらく次週が決着だと思いますが、どんな結末が待っているんでしょうか。
 勝ちも負けも引き分けもどれもありそうなだけに、とってもハラハラいたしますわ。



背すじをピンと

 土井垣部長、かっこよすぎか!!
 これまでずっと見守るだけだった土井垣部長ですが、この最後のステージへきてついにリオ先輩に強引にアタック。
 勝てば存続。
 負ければ解消。
 OK ならば手を握ってちょうだいと。
 めちゃくちゃ強引に打ち出しましたが、これこそが土井垣部長の誠意だって思いますわ。

「やっぱりあなた以外に

 私のパートナーはあり得ない…!」


 これこそ最高の口説き文句ですわ。

 それに対するリオ先輩も、ついに本音が心の奥底から出てきましたね。

(ずるい…!

 真澄くんは…! ずるい…!

 私だって…! 本当は…!

 まだあなたと…!)


 いやー、この言葉が出てくるのを、どれだけ待ったことでしょう!
 ぜひぜひこの勢いで試合に勝って、万事解決となってもらいたいところです!

 しかしチャンピオン笹本さん、やっぱりとんでもない人ですねー。
 土井垣部長たちの話が聞こえてきてしまったとしても、それでもやっぱり全力で潰しに行くというのはそれは当然としても、まさかここで遅れてスタートという奇策に出てくるとは。
 これってつちわたブーストの逆みたいなものなんじゃないですかねー。
 動かないことで逆に観客や審査員の視線を奪い、動き出す瞬間にさらに視線を奪う。
 最後の最後にきてあえてやっちゃうことで、めっちゃ効果的な戦術だと思いますわー。
 ほんと、手段を選ばない恐ろしいチャンピオンです。

 あと、モノローグのなかでちょくちょくダジャレ入れたり「オネエなのに…!」とか、笑わせに来るのもさすがチャンピオンきたない(笑)。



たくあんとバツ

 おー、一気にまとめにはいってきましたねー。
 さすがにこの展開は打ち切り決定か。

 それにしても、こうやって唐突に事態が激変するとやっぱり面白さも急上昇します。
 打ち切り作品って、だいたいいつもそうなんですが、打ち切りが決まってまとめに入ってからの展開が凄く面白かったりするんですよね〜。
 これがいつももったいないなと思わされるんですが、それだけの面白さが出せるならもっと早く出していればよかったのに〜と(笑)。
 でもまぁ、練りに練ってたラストの大ネタだからこそ面白いのは当然なのでしょうし、多少無理してでも起こした急激な展開だからこそショッキングで面白いと感じるっていう面もあるかもしれませんしね。
 うーん、連載って難しい。



磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜

 鉄板の母上暴走ネタ!
 しかも今回は先生との対決ふたたびか!
 わたくし前回の対決からずっとこのネタを待ち望んでいましたわー(笑)。
 でもこれ、磯兵衛も心配してますが、さすがに磯部藩が消し飛ぶんじゃないかな?
 まぁ、大名編の最後にふさわしい対決か!(笑)



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