週刊少年ジャンプ 2016 年 36・37 合併号掲載分の感想です。
■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編
【コミック派ネタバレ注意!】
【感想小タイトル】
■ミラミラの実
■ビッグ・マムの余裕
■ソルソルの実
■ミラミラの実
ホンモノまじってたー!(笑)
完全に敵の術中に陥ってしまったとみられていたルフィでしたが、力ずくの数撃ちゃ当たる戦法でナミを回収することに成功。
そういう手がありましたか〜。こういうところは実にルフィらしい(笑)。
ナミが捕まった魔女ブリュレは、ミラミラの実の鏡人間。
鏡にパンチを撃てば当然パンチも反射するって、「当然」って言われても困っちゃいますわな〜。
いや、当然には反射しねーよ!って(笑)。
でも、ブリュレさんがそうなるのが当然だと強く思い込んでいるからこそ、そういう能力になったりしたのかもしれません。
ジョジョなどの能力バトル漫画を読んでいるとよく思うんですが、能力者本人が「当然そうなる!」って強く思いこんじゃってると、能力で起こることは当然のようにそうなるんじゃないでしょうかね。
超常的な能力は、要するに「現実を書き換える能力」とも言えると思うんです。
「空想を現実化する能力」とも言えるかもしれません。
その時最大の支配力を発揮しているのは、本来の物理法則よりも能力者本人の認識だと思うんですね。
能力者本人が、「重いものは軽いものより早く落ちる!」と思い込んでいたら、そういう物理法則を実現させる能力になったって不思議はないと思うんですよ。
だから、ゴムは、絶対電気を通さない(笑)。
現実のゴムは、絶縁体とはいってもどこかで限界は来ちゃいます。
でもルフィは、「ゴムはパーフェクトに通さない」って認識しちゃってるんじゃないでしょうか。
そして、赤犬の認識では、「マグマは火を焼き尽くせる」ほどに強いわけです(かつ、きっとエースの認識もそうだったのかなと)。
覇気という「気」「気持ち」「気迫」「精神」が関係している力がこれに大きく影響を与えるのは偶然ではないと私は思うんですが、それはまた話が逸れるので別の機会に。
よくこういう話で、現実の物理法則とちょっと違う点が出てくると「そこは漫画だからさ」っていう結論になることがありますが、私としてはこちらのほうの解釈の方が好きだったりしますねー。
■ビッグ・マムの余裕
まさかここでキャロットが鏡の世界に囚われてしまうとは。
ウサギと一緒に不思議の国のアリスかと思ったら、鏡の国のアリスもやっちゃうんですね〜(笑)。
さらにチョッパーも、こちらもたぶん囚われの身となったと見ていいでしょうしねー。
一気に捕虜が出てしまいました。
サンジとともに、どうやって取り返したらいいんでしょう。
ただ、ビッグ・マムにはルフィたちを今すぐ殺す気はないみたいなんですよねー。
サンジには会わせるなというのと、おれに刃向かった事を後悔させてやれっていうのが命令で、殺せとはまだ言ってない様子。
かと言って絶対殺されないっていう保証もないのでなんとも言えませんが、一応の猶予はまだあるのかなー。もしかしたら交渉の余地もあるかもしれないな〜とも思えてきました。
しかしビッグ・マム。本拠地に乗り込まれていながらルフィたちのことはぜんぜん脅威にもなんにも感じてないんですね〜。
魚人島のお菓子をぜんぶ食べちゃったこととか、ルフィがした宣戦布告とか、そういうのはビッグ・マムレベルとしては屁でもないってことなのか。
これは完全にナメてますわ〜。
まぁ、ワンピにおける悪役が大体そうではあるんですが、「まだ泳がせていい」ってのはさすが四皇っていう貫禄を感じさせてくれました。
■ソルソルの実
と、ここで、埋まった男の口から一気にタネ明かし。
ビッグ・マムの能力はソルソルの実。
このトットランドの住民たちから寿命を税金のように徴収し、それを島中にバラまき、無生物や動物、草木に命を吹き込んで、そうやってこの不思議な国を作り出していたことが判明しました。
なるほど、それだけ自在に命を吹き込んだりできるとしたら、ルフィたちの情報が筒抜けだったのもそうやって作られた小さなスパイがあっちこっちにいたりするのかもしれませんねー。
それにしても、半年で一か月分って、けっこうキツめの税率ですねー。
単純に計算すると、60 年生きてたら 10 年分の寿命を持っていかれちゃうってことになるわけで、本来の寿命が 70 なら 60 で死んじゃうじゃないですか。
ここの住民たちは、それでちゃんと納得しているんでしょうか。
あと、ビッグ・マムとしてはその行為自体にどんなメリットがあるんでしょうね。
たしかに不思議でメルヘンな世界ではありますが、使い捨てにできる便利な兵隊が手に入るとか以外、どんなメリットがあるのかよくわかりません。
この力には、まだ何か大きな秘密があったりするのかもしれませんねー。
ああ、そういえばビッグ・マム自身がかなりの長命なんじゃないかっていう話があったような気がします。
吸い取った寿命は他人に植えつけられないけれども、ビッグ・マム自身は使用できるっていう事なんでしょうか。
そしてここで意外な事実が判明。
この埋まってたでっかいおじさん(十分巨人ですってね!w)、ビッグ・マムの元夫であり、さらにはローラ(あとカポネの奥さんであるシフォン)のお父さんでしたかー!!
あんまり似てないけど、でも言われてみればちょっと面影がある!
いやー、すごい偶然&実にナイスな出会いでしたね〜!
ローラとの友情が、何十巻ぶりかにして、ようやっとここに繋がってきたのかもしれません。
ローラ自身も果たして出てきてくれるのか。そこにも期待しちゃいますわー。
わたし意外とこのナミとローラの友情って好きなんですよね〜。
そしてそして、これはもしかするとですが、このローラのお父さんが、もしかするとビッグ・マムとの和解の手がかりになってくれるかもしれないなーと。そんなところにも期待を寄せてしまいます。
なんといっても相手は四皇。
こちらの作戦や行動はほぼバレていて、しかもあらたにチョッパーやキャロットまでが奪われたかもしれない状況なわけで。
こんな状況で、まともにやって勝てる気がしないんですよねー。
なんとかして、交渉したり、和解したりの糸口が掴めたらいいんだけどな〜と思ってしまいます。
どうなんでしょう。
まぁ、我らがルフィはまだまだぜんぜん諦めるどころか、やる気マンマンなんでしょうけどね(笑)。
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書き変えているかは定かではありませんが、ルフィ達が時を経て
能力が可能な範囲を拡大させたように、その能力者の鍛錬と意識が
実の能力に影響している事は確かです。その実を誰が食べたかに
よって能力の細部は変化するものと思われます。
今後、サボが登場したらエースの技との違いを観察してみると
面白いかもしれません。
後、寿命の徴税の計算が間違っています。万国で60年過ごしたら10年分
という計算は合っていますが、70年過ごした場合は+十年分の
徴税が加算されるので10年分よりも増えるはずです。
もし生まれてから死ぬまで万国で過ごした場合、寿命70年なら約58年、
寿命80年だった場合は約66年に寿命が縮まる計算になります。
国民が納得しているかどうかですが、徴税の前にリーブ・オア・ライフ?
(去るか、寿命か?)と質問された上で落ち着いて寿命を
差し出している所をみると細かい事情はどうあれ基本的に納得して
万国に住んでいるのでしょう。寿命をとられるのが辛くないのか?
というよりもむしろ、暴君が収める国であり、最大で人生の
六分の一の寿命という軽くない対価をとられる事を知っていても、
万国の住民であろうとする人達がたくさんいるという事の方に
注目するべきではないかと思います。
リスクを知っていても去らない事を考えると万国の住民の多くは、
他の国を追われた人達なのかもしれません。逃げ出した元奴隷とか
元いた場所でくらせなくなった人達とか、他にも人間以外の
亜人種は普通魚人島やゾウのような自分達の国からほとんど出ない方が
普通で自分達の国を出て生活するのは海賊とか一部の変わり者
だけでした。亜人種にとって自分達を人間族と対等に扱う国は
それだけで価値がある場所なのかもしれません。
それからビッグ・マム自身の寿命については、ソルソルの実の能力か
どうかは不明ですが、多産を含めても一人で80人以上の子供を
生んでいるわけですから、少なくとも数十年間も妊娠・出産を
繰り返しながら君臨し続けている事になり、その上で今なお
現役でぴんぴんしているわけですから普通の人間とは
寿命が違うのは疑いようがありませんね。何年生きているんだろう?
>後、寿命の徴税の計算が間違っています。
そうでしょうか?
おかしいなぁ、私の計算で合ってると思いますねー。
半年に一度、一か月分の寿命が税としてとられるわけですから、生まれてから60年この国で生きると、60年分の税である120か月(10年分)がこれまでに支払われた税の累積した結果になります。
もしこの人の生まれ持った本来の寿命が70歳だったとすると、60歳の時点でこの人の寿命は10年分短いものとなっており、新しい寿命は60歳となります。
ということでこの人はもしかすると税を払った瞬間に、もしくはその一年以内に寿命が来て死ぬことになるんだろうな〜というのが私の計算ですね。
おそらくですが、語り部さんの計算は「本来の寿命」に税率をかけて計算されているのではないでしょうか。
税率をかけるのは本来の寿命ではなく、実際に暮らした時間のほうだと思いますよ。
>万国の住民の多くは、他の国を追われた人達なのかもしれません。
この着眼点は目からウロコでした。
たしかにたくさんの人種を集めたい、差別のない国を作りたいというのがビッグ・マムの夢のようですから、そういう事情のある人たちが集まってきているというのはいかにもありそうな話です。
そういう被差別者たちからしたら、生きることすら難しい外の国より、寿命6分の1をとられようとも生きていけるこの国がまだマシっていう結論になるのかもですなー。
BOSSさんの書いた70年の部分は万国で過ごした時間ではなくて、
60年分の徴税、つまり10年が引かれる前の本来の寿命でしたか。
・「ONE PIECE」のこれまでの展開で本来住んでいた場所を
追われ、その結難民や奴隷になった人達がいかに悲惨な末路を
辿る事になるは何度か描かれてきました。
そうした被差別民に落ちれば、安眠の場所もなく、
明日の糧も知れない生活、来年生きていられるかも怪しい。
そんな地獄の生活から抜け出すためなら、寿命10年の税も
高すぎないと考える人達は当然いるでしょうね。
現実の途上国でも貧困層の人達はいまだに人身や
臓器を売っているわけですし。