2016年08月03日

週刊少年ジャンプ2016年35号 感想<後編>

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 ポケモン GO のせいで、スマフォ用のモバイルバッテリーを買ってしまった BOSS です。
 あれってたくさん移動すると卵が孵化するんですけど、アプリを立ち上げたままで持ち歩かないと移動距離が加算されなくって、おかげですっごい電池を消費するんですよね!
 すっかり流行に飲み込まれて経済に貢献しちゃっているわたしですわ(笑)。

■前編の感想はこちら





 後編の感想は、

・ワートリ
・ゆらぎ荘
・鬼滅の刃
・火ノ丸相撲
・背すじをピンと
・左門くんはサモナー
・磯部磯兵衛

 の 7 本でお送りいたします。



ワールドトリガー

 ついにはじまった ROUND6 。
 今回は冒頭からさっそく始まる立ち回りの駆け引き、心理戦って感じなんですが、いやー、毎度思うんですがこの立ち上がりってめっちゃハラハラしますねー!
 もちろん戦いは最後までハラハラすることにかわりはないんですが、しかしこの冒頭の何が起こるかわからなさ、ランダムな配置によってはいきなり狙撃されたり、囲まれたりするかもしれない恐ろしさってのはとっても心臓に悪いですわ(笑)。
 特に修視点で読んでるわたしとしては、一瞬の判断ミスでパスッと落とされかねない修はめっちゃハラハラさせられます。

 まずは作戦通り、オッサムを探して走り回る王子隊ですが、なるほど転送位置がだいたい等間隔だから、どのへんにバッグワームで隠れている隊員がいそうかは見当がついちゃうんですねー。
 さっすが国近さんはゲーマー脳だ(笑)。
 実況役なのに、解説役みたいに立場逆転しちゃってるところも笑えます。
 しかし、そうやってスタート位置がバレやすいっていうのは、言われてみればなるほどって感じですねー。
 このランク戦も、そういうコツや法則性みたいなものが他にもいっぱいあるんだろうなーって想像を刺激されました。

 あえて遊真がカバーに入ることにより、そこに修がいるように見せかけて千佳ちゃんで狩る……という作戦は、しっかり王子隊長に見抜かれましたかー。
 このへん、さすがは実質 B 級トップランクっていう貫禄です。王子隊長、かなりデキル人ですね〜。
 王子隊の出方を修がしっかり読んで対応しても、その対応もまた王子隊には想定内って感じです。
 さーて、この有能な王子隊を、修は出し抜くことができるのかどうか。

 王子隊だけじゃなく、さらには生駒隊の海隊員までもがバッグワームで修に迫る!
 やー、ここの切迫感、ドキドキ感は尋常じゃなかったですね!
 ヤバイ、また修はしょっぱなから落とされるのか!ってなっちゃいましたわ〜。
 いくらスパイダーを覚えてそこそこできるようになったといっても、B 級上位陣ふたりを相手に左右から挟まれて凌げるほどではないはずですからねー。
 これはマズい!詰んだ!って思ってしまいましたわ。

 でも、我らが B 級嫌がらせメガネは、本当に凄い嫌がらせメガネでした!(笑)
 ここでまさかのアステロイド花火打ち上げ!
 左右から両隊に見つけられてしまうなら、いっそ位置を知らせてカチ合わせてしまえという!!
 なんって嫌らしい戦法なんでしょう!!(褒めてますw)
 しかも自分は塀の内側でその様子を監視中(笑)。

 うーん、この状況、なんだか見覚えのあるぞーう。
 そう、ROUND4 で、東さんの壁抜きスナイプがさく裂する直前の状況によく似ています。
 修、ここで点を取りに行くのか。
 それとも待って遊真たちと合流するのか(その前に王子隊長+蔵内さんが来そうですが)。
 あるいはとっととズラかって、別の位置で巣作りを始めるのか。

(もう 何もしないまま

 やられるわけにはいかない……!)


 という修の決意の言葉から、修も ROUND4 を思い出していることがうかがえます。
 さー、どういう手に出るんでしょうね!
 これで三週連続掲載されたと思うので、次号あたり休載かと思ったら予告ではまだ休載ではないってことなので、めっちゃ来週が楽しみです(葦原先生大丈夫?)。

 それにしても、ROUND4 の時は修はただ「取りやすい点」という理由で追い回され、追いつめられていったんですよね。
 今回もまた一番先に追い回され、追いつめられた修でしたが、その理由は全く違う。
 放っておいたら巣を作りまくって面倒だからという理由なわけで、しっかり戦局の中心と捉えられているわけですよ。
 この違いに、私なんかはちょっとじーんとしてしまいました。
 修、ジャンプヒーローとしては極めて地味だし、弱いけど、でも修は修なりにちゃーんと主役として大きく成長をとげ、戦いの中心に立っているんですぞ!ってね。
 


ゆらぎ荘の幽奈さん

 冬空コガラシのカッコよさはとどまるところを知らず。
 女子たちの策謀がバレても怒ったりするわけでもなく、また、クラスに誤解されたままでも構わないという男らしさ(それでもやっぱり気にならないではないというあたりの素直さが、また好感度を高めますねー)。
 悪霊が出てまたまたブッ飛ばすのかと思ったら、むしろ悪いのはこっちだからと、謝ってことを収めようとするのもカッコよかった。
 いやー、この冬空コガラシ、ほとんど完璧超人ですねー。

 しかしそれに比例して、最近どんどんラッキーすけべ頻度が高くなってきているような気がするのですが気のせいでしょうかね(笑)。
 この一話だけでなんと三回って!
 惜しげもない全力投球っぷりが素晴らしいです(笑)。



鬼滅の刃

 泣き言をいう心の善逸に怒鳴り散らす炭治郎(笑)。
 理不尽すぎて面白すぎです(笑)。

 それにしても、あちこち骨折してて弱気になりそうなところを、自己暗示の鼓舞でふるいたたせる炭治郎の健気さよ。
 思わず応援したくなっちゃうじゃないですか。
 いい主人公に育ってきたものです。



火ノ丸相撲

 火ノ丸が語る変化論。
 大相撲でも横綱同士の優勝決定戦とかの大事な勝負が変化でアッサリ勝負ついたりなんかすると、会場中がブーイングだったりすることがありますものねー。
 なるほど、変化も立派な技であると。
 問題は、そこに「魂があるかどうか」なわけですか。
 たしかに、変化に魂かけてる力士だったら、その変化を楽しみに観に来るお客さんはいっぱいいるでしょうからね。

 川田先生もおそらく大相撲での上記のような場面を想定しつつ火ノ丸に語らせたことだと思うのですが、大いになるほどと思わされました。

 しかし、そのうえで心配なのは、この三ツ橋くんが具体的にどうやって変化を決めるのかってことですよね〜。
 変化するぞってことはバレていて、敵はみーんな変化を警戒しているこの状況。
 よっぽど虚を突くようなことでもしないかぎり、変化なんて決まりそうにないんですよね。
 いったいどういう奇策を用いれば、そんな虚を突くなんてことができるのか。
 さっぱり想像つきませんわー。

 それにしても、ラストの三ツ橋くんの、「地獄へ行きますよ」なんて感じのことをモノローグで語りながらのこの笑顔!
 怖いわー(笑)。



背すじをピンと

 ついにさく裂したつちわたブースト!!
 やー、なんって楽しそうに踊るんでしょうね!
 ちょっとここ最近はヘバりが見えてきて、表情も苦しそうな3の口が増えてきていたつちわたコンビだったんですが、一転してイキイキっぷりがハンパない(笑)。
 そしてまた、この完璧なまでの躍動感!
 見るものを楽しくさせちゃうような、まるで仔犬か仔猫たちが力いっぱい飛び跳ねているような躍動感!
 やー、たまんないものがありますわー。

 今この瞬間、たった十秒にも満たないこの瞬間、まちがいなくつちわたコンビはこの場の主役の座を奪っちゃったわけですもんね〜。
 あの怪物たちがひしめくこの場で、軽やかに飛び跳ねる小さな二人がそれをやり遂げちゃったんだぞって思うと、思わず頭が熱くなってきちゃいますわ(笑)。

 つっちーたちを取り囲み、バアアアアン!!と動き出す怪物たち+アイドルたちっていうこの見開き。たまんないですね!
 まさに、この怪物たちを押しのけ、この場のセンターを勝ち取っちゃったんだよな!って思いますもの(笑)。
 いやー、ほんとつっちーたち、よくぞやってのけてくれました!
 なんかもう誇らしくって、こっちが胸を張りたくなっちゃうくらいです(笑)。

 これまでなんの取り柄もなく、漫画で言えばモブにすぎなかったつっちーが、ほんのちょっとの勇気を出したことでこんなことができちゃったんだよと。
 この漫画の主題はまさにそこにこそあるんでしょうね!
 モブでも変われるよ!って。
 ほんのちょっとの勇気と、努力、そして創意工夫。
 漫画の主役みたいな特別な人間じゃなくったって、みんなそうすれば変われるんだよ!っていう勇気のメッセージだと思います。
 ほんっと、この作品を読んでいると勇気をもらえますよー。
 すじピンも、ワートリもそうなんですが、弱くたって戦えるんだっていう物語には、胸の底から熱くさせられるものがありますわ!



左門くんはサモナー

 てっしー今週ほとんどバケモンじゃねーか!(笑)
 手羽先のニオイに引き寄せられるてっしーとか、完全にもとの面影なし!
 この漫画は次々と登場人物の意外な面が見えてくる面白さがあると思うんですが、今度のてっしーはなかでもインパクト特大でしたね!(笑)

 またそのてっしーから嗅覚を奪う!とか、ほとんどジョジョみたいなノリで攻防しているのも笑ってしまった。
 いや、キミらやってるの、しょーもないことだから!
 なんでそんなすっげーかっこいいような高度な戦いやってるのよと(笑)。

 手羽先味のプリン作りをめぐる九頭竜くんたちのやりとりも秀逸。

「これを食べて笑顔になる人間がイメージできねーよ!!」

「バカ!!人間に食わせると思うからダメなんだ!!

 これを食べる家畜を想像しながら作るんだ!!」


 って、キミらてっしーをなんだと思ってるんだよと(笑)。
 相変わらずセリフのキレ味が素晴らしすぎます。

 しかしてっしー、主に手羽先のみに人格中のすべての欲とかエゴとかが集中しちゃってるから、普段は最高の仏なんだっていうことなんじゃないですかねー。
 なんか、てっしーの闇を見た気分ですわ(笑)。



BLEACH

 おんもしれー!
 愛染との共同戦線でユーハバッハを一度倒し、復活したユーハバッハを石田が能力キャンセルで食い止め、一護がそこにトドメを刺す!
 さらに一護の刀がまたまた折れたかと思ったら、実はそのなかから懐かしの斬月が顔を出す!
 なんというか、敵も味方も、これまでの戦いも、すべてを結実させた最後の一手が決まった!って感じですかねー。
 いやー、感動すら覚えてしまいましたわ!

 さー、これにて本当に本当の決着でしょうかねー。
 物語終了まで、あと何話が残されているんでしょうか。
 次号センターカラーということですから、そこで終了ってこともあるかもしれませんね。



磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜

 百万石めざすって言ってるのになんなのコイツら!
 磯部城Uを造るとか言い出して大笑い。
 さらにたたみ掛けるように出てくるトンチンカンなアイデアの数々に、もうゲラゲラ笑い遠しでありましたわ。
 しまいに Wi-Fi とか、一瞬それいいーねー!って思っちゃった自分がニクイ(笑)。
 歌とか、いったい誰が考えたんだかわかりませんが、ところどころ韻を踏んでたりして、妙に上手くてイラッとさせるところが素晴らしいです(笑)。
 やー、なんかもう今週はすべてがくるっとるわー。

 で、ラストのオチは、一瞬磯兵衛が家に帰ってこの大名話は終わりなのかと思ったら、まだまだ続くんですね!
 いったいどんな国ができるのか、めっちゃ楽しみ!



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