2016年07月13日

週刊少年ジャンプ2016年32号 感想<後編>

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 というわけでやはり水曜更新となりました後編の感想です。

■前編の感想はこちら





 後編の感想は、

・火ノ丸相撲
・背すじをピンと
・トリコ
・銀魂
・ワートリ
・たくバツ
・斉木楠雄のΨ難
・ブリーチ
・ニセコイ
・磯部磯兵衛

 の 10 本でお送りいたします。



火ノ丸相撲

 まさか本当に勝っちゃうとは!
 通常こういった団体戦ではなんだかんだで必ずと言っていいほど大将戦までもつれ込むものですが、まさかの 3 連勝!
 チヒロに勝って欲しいと思いつつも、正直これはかなり意外でありました。
 やはり火ノ丸相撲は何が起こるかわかりませんねー。

 しかし、この國崎チヒロまでもが国宝クラスに開眼してしまうとは。
 土壇場で、ついに修羅の相に覚醒を遂げちゃったのにはオーッ!てなっちゃいましたわ(笑)。
 なるほど、『国宝喰い』ですかー。
 意外性のチヒロらしくっていいじゃないですか。
 しかも必殺技も一応は相撲の決まり手として「襷反り」という名前があるようなんですが、チヒロ版として「ネオ・チヒロ・スペシャル1号 撃墜技(シュートダウン)」っていう浮きっぷり、異質さがなんともチヒロらしい(笑)。
 この技にしても、自身のふたつ名にしても、我が道を行くスタイルに思わずニヤニヤさせられてしまいます。

 さあ、この大金星をたしかな経験として、これから名実ともに国宝級として突き進んでほしいですねー。



背すじをピンと

 ついに開花したリオ先輩ってことで、土井垣組は明るい展望が見えて来たんですが、反面その陰で八巻秋子組が暗雲垂れこめてきちゃってますね〜(笑)。
 合宿でも、このふたりにはなんかあったっぽいですし。
 ここから一波乱あったりするんでしょう。
 それがまた、土井垣組みたいに雨降って地固まる的な展開だったらよいのですが。はてさて。

 一方、土井垣組の躍進をじっくり観察している様子の笹本さん。これはすっごい不気味!
 ただでさえ強敵すぎる笹本さんなのに、今回の土井垣組の変化に対してしっかりと対応してきちゃうのかどうなのか。
 なかなかにスリリングですねー。
 その笹本さんの対応に、土井垣組がさらに対応できるだけのポテンシャルがあればいいんですが。ハラハラしてしまいます。
 ここは笹本さんに今一歩届かず、悔しがったリオ先輩がやっぱりペア解消やめる!ってなる展開だったりするんですかね?
 ペアがどうなるかはさておき、今回ばかりはリオ先輩たちに勝ってほしいものなんですが。
 どうなるんでしょう。

 そして意外や意外、ぞのきゅんがすっごいいい人だった!
 いや、もともと結構いい人っぽいぞとは思ってたんですが、こう核心を突いてくるタイプとは思ってなかったんでねー。
 天然系かと思いきや、予想以上にパートナーの恵美ちゃんのことをよっく見ているではないですか。
 アイドルなんだから、もっと盛り上げなくっちゃっていう気概もよし。
 やー、思わず応援したくなってしまいました。
 恵美ちゃんとぞのきゅんペア、ここで一気に逆襲をしかけていけますかね?
 楽しみです。

 あと、毎度ながら金龍院さんは存在がきたない(笑)。



トリコ

 ゾンゲさままできたー!(笑)
 ラスボス戦の BGM が聞こえるとか、さすがはゾンゲさま(笑)。
 いやー、この人が登場当初、ここまでお馴染みの人物となるとは思いもしませんでしたわ〜。
 けっしてドラマの中心を担ったりするわけではないんですが、案外この作品になくてはならないムードメーカーだと思いますしねー。
 こういう人がいることで、超絶バトルの超絶っぷりを、いったん地に足をつけて普通の人の視点で見直せるって効果もあると思うんですよねー。
 タイプとしてはミスター・サタンとも似ているんですが、あれともまたちょっと違う、なんとも稀有なキャラクターだと思いますわ(笑)。



銀魂

 ついに銀魂も最終章宣言が出されましたねー。
 NARUTO が終わり、ブリーチがカウントダウンを開始し、トリコもニセコイもクライマックス。
 今確実にジャンプのいち時代が終わりを告げようとしていると感じますわ。
 うーん、なんだか寂しいなー。

 しかしそれはさておき、今週ちょっと驚いたのが星海坊主さんのセリフ。
 銀さんへの伝言として、神楽をさして「娘」と書いて「ヨメ」とルビを振っているのがかなり意外でありました。
 神楽はてっきり、銀さんにとっての妹みたいなもの。あくまで家族みたいなものっていうのが私の認識だったんですけどねー。
 いやー、そういうことだったんでしょうか。
 もちろんこれはあくまで星海坊主さん視点でのセリフであり、星海坊主さんがそう思っているだけっていう話なのかもしれませんが、それにしても意外でありました。



ワールドトリガー

 またヒュースなにか食っとる……(笑)。
 こいつ、出てくるたびにだいたいなんか食ってますね〜。
 そのうち左門くんみたいにでっぷり太らなきゃいいんですけどもね(笑)。

 さて、いよいよ第 6 戦を迎えた修たち。
 今回はさっそく試合直前の作戦会議なわけですが、二宮隊・影浦隊がなるべく点をとらないように祈る、なんて言って手を合わせちゃってる玉狛第二の面々がなんともかわいかった。
 遊真や栞ちゃんたちはともかく、なんだか修や千佳ちゃんにも余裕が出てきた感じがするじゃないですか。
 余裕というか、前のような焦りのようなものが見られなくなってきて、お、これはいい感じじゃない?って思いましたね。
 たしかな武器を手に入れて、さらに明確な目標が形をもって見えてきたことで焦りが取れてきましたかね。
 いい傾向だと思います。

 今回の相手は、B 級暫定 3 位の生駒隊と、暫定 5 位の王子隊。
 二宮隊と影浦隊が実質 A 級であることを考えると、ほんとうの意味での B 級トップクラスはこのひとたちってことですからね。
 ヒュース未加入状態で迎える、最大の壁といったところではないでしょうか。

 というわけで今回はその生駒隊と王子隊の顔見せ回でもあったわけですが……。
 生駒隊長、ちょっと面白すぎ!
 なんなんですか、このしつこいカメラ目線。しかもちょっとずつ近づいてきているし(笑)。
 こんなの笑わないわけがない!
 (つか、カメラって見えるものなの?w もしかしてカメラが見えるサイドエフェクト?ww)
 名前とか「達人(たつひと)」って書きますし、顔も一見難しい顔ですから真面目系サムライタイプかと思ったら、ぜんぜんちがいましたね!(笑)
 チームもあわせて完全に関西お笑いチームでした(笑)。

「ヤバいな ヤバいやろ え? ヤバない?」

「まずこの白い子がヤバいやろ」

「ヤバいっす」

「せやんな!」


 とか、

「あの子ちっちゃくてカワイイな」

「「「そこ?」」」


 とか。
 オペ子のマリオちゃんをめぐる漫才とか、言葉のやりとりがぽんぽん弾むようにリズム感あってすっごい楽しそう。
 和気あいあい、というかボケたりツッコんだり、なんとも魅力的なチームではないですか。
 ほんっと葦原先生の引き出しはどんだけあるんだと。

 一方王子隊は、王子隊長が名前の通りマジ王子でしたね!
 正統派イケメンで爽やかで、頭脳も明晰そうで人望もありそう。どこかちょっと気品すら感じさせるところもあったりなんかして。
 とりまる先輩が何を考えてるのかちょっとわからないミステリアスなイケメンなら、こちらは明朗快活な爽やかイケメンって感じです。
 しかもその王子さまのチームメイトもなんだか、いかにも幼いころから王子様と一緒に育てられた、将来王子の腹心になっていくであろう少年少女騎士たちっていう雰囲気(笑)。
 やー、こちらはこちらで人気の出そうなチームではないですか。

 できたらそのうち那須隊と共演してほしいなって思っちゃいますわ。
 那須さんがダメージを負ったところに王子さまが駆け寄ってナチュラルにお姫様抱っこする間際、さっとくまちゃんが那須さんをお姫様だっこにかっさらい、王子隊長にガンを飛ばすとか、そういう場面が見てみたい(笑)。

 まぁそんな妄想はさておき、玉狛第二対策が着々と進められているのは、スリリングでありながらなんだか面はゆいと言いますか、ちょっと嬉しくなっちゃうものがありますねー。
 ワイヤーがやばいとか、メガネが化けたとか、二つの戦法が対になっているとか、「こいつら強敵だぞ」って大いに警戒されていることがうれしくってしょうがない。
 裏返せば修たちの努力が、めっちゃ認められているってことですからね〜。

 さー修たち、こうやってバリバリ警戒されて、対策をたてられて、いったいどういう戦い方をしていくんでしょう。
 私たちが前回見た修たちの戦術は、あくまで相手にスナイパーがいない状況でのものですからね。
 相手にスナイパーがいて、さらにワイヤーを簡単に切り払えそうな閃空弧月の達人や、ワイヤーを逆利用してくるかもしれないグラスホッパー持ちがいる場合、いったいどうやって戦うのか。
 そのへん、修たちの新戦術に期待したいところです。

 いやー、どうなりますかねー。
 裏読みして考えると、ヒュース加入直前ですからね。このあたりでそろそろ遊真が先に落とされるような展開もありそうかも?と思えちゃいます。
 でもさすがに二宮隊・影浦隊にこれ以上点差をつけられるのはかなりヤバいですしね。
 最低限 2〜3 点くらいは取って、惜しくも生存点ならず……っていうくらいがちょうどいいのでしょうか。

 次週は休載となりましたが、どうやらこれは葦原先生の体調を考えた定期休載っぽいですね。
 ゆっくりお体をやすめて、次なる戦いに備えて下さい。



たくあんとバツ

 おお、たくあんちょっとカッコイイ。
 みんなの楽しい日常を守るため、人知れずワンパンチで敵をぶっ飛ばす。
 しかもラスボス(?)への挑戦状付きって。
 やー、なんかひさびさにそう言えば主人公コイツだったーって感じさせられました(笑)。



斉木楠雄のΨ難

 ひさびさの梨歩田依舞ちゃん登場回。
 このままだと照橋先輩と違う世界に行ってしまいそうってことですが、うん、そのまま行ってしまえばいいじゃない。
 何も悪くないどころかとってもグッドだと思いますぞ(笑)。

 しかしこの子がここまで鋭い観察眼の持ち主だったとは。
 人の本質をズバズバ当ててゆく見開きは疾風怒涛の面白さでした。
 つか、その眼力でもっと斉木を見ろよってね(笑)。

 あと、先日から放送が始まったアニメ斉木楠雄、わたしも観てみましたー。
 やー、テンポがめっちゃめちゃに早いですね!(笑)
 みーんなすっごい早口で、嵐のようなスピードで話をどんどん消化していて、なんかもうあまりの勢いでぐいぐい引き込まれてしまいました。
 あの怒涛っぷりはかなり楽しいです。
 あと、始まる前は声優さんたちがどうかなーって思ってたんですが、始まっちゃったらもうあれしかない!っていうハマリっぷり。
 神谷浩史さんも難しい斉木のしゃべりの立ち位置をうまーくテンションと抑揚を抑えぎみにして表現されてて、私的に完璧でした。
 おかげで今週号は読んでてすっかり神谷さんの声で脳内再生されてましたよ(笑)。
 
 あとなにが一番やばいって、燃堂の小野大輔さんですね!
 あれはヤバい!(笑)
 なんかもう、何言ってても可笑しい……っていうかブッ壊れてるようにしか聞こえない!
 なにか一言発するたびにこいつぁやべえヤツだ!って感じがびんびん伝わってきて、わたしずっと笑ってましたよ(笑)。
 やー小野D、すっばらしい仕事です!



BLEACH

 ここで月島さんか!
 たしか過去改変の能力があるんでしたっけ?
 まさに陛下とは対となる能力。
 直接未来は変えられないけども、過去を変えてしまえばまた未来は変わってくるってことですかね?
 これは最高の援軍ではないですかー。
 でも、さすがにこれ以上は手助けしてくれないんでしょうね〜。

 となると、またまた未来を書き換えられて、刀を折られてしまう危険はこれからもあるわけで。
 さてさて一護、どうやって戦いますか。



ニセコイ

 ついに告白の小野寺さん。
 やー、しかしこれは感動のフィナーレっていうよりは、悲しい最後の花火っていう感じがするなぁ〜。

 実際、楽は千棘が悩んでいるのを放っとけないって言ってますが、小野寺さんがこうやってずっと悩んできたことには気づきもしなかったと、そういうことになるんではないですかねぇ。
 うーん、そうだとするとなんとも悲しすぎる。

 ともあれ、どういう決着がつけられますことか。
 泣いても笑っても残すところはかなり少なそうな展開です。



磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜

 すげー!なんかいい感じにまとめてしまったー!(笑)
 しかも最後に磯兵衛がうまいこと名言っぽくまとめちゃったし!
 アレキサンダーくんを諭しているように見えて、自分たちのことを正当化して丸め込んだ詐欺師のような荒業だったりして、そこはちゃんとギャグになっているんですが、でもなんかいいこと言ったことには変わりがないような気もしちゃうんですよね(笑)。
 どちらにしてもアレキサンダーくんの成長のためにはなってくれたようですし、磯兵衛も道場をもらえちゃって八方バンバンザイではないですかー。

 やー、トーナメントが始まったときは、最弱の磯兵衛チームがどうなっちゃうことかと思いましたが、結局決勝まで見事に勝ち進み、弟子の子供たちとの絆もかたいものになっちゃったみたいでなんともほっこり。
 仲間先生、やっぱりうまいですわー。



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