2016年07月04日

週刊少年ジャンプ2016年31号 【実写映画化発表 銀魂 表紙&センターカラー<出張読切『殺せんせーQ!』>BLEACH完結カウントダウン開始号】 感想<前編>

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 いやー、話題性多すぎ、今週号!
 銀魂が実写映画化で、ブリーチが終了のカウントダウン開始で、さらにハンターが休載って!
 どれひとつとってもサブカル系の Web ニュースとかでトップ記事になれる話題じゃないですか。
 分散しておけばいいものを、えてして衝撃的な話題って、こうやってまとめてやってきちゃったりするんでしょうね(笑)。





 前半の感想は、

・斉木楠雄のΨ難
・僕デミア
・ワンピ
・ブラクロ
・H×H
・銀魂
・ハイキュー
・食戟のソーマ

 の 8 本でお送りいたします。



斉木楠雄のΨ難

 巻頭カラーでやってもいないキャラ人気投票結果発表って(笑)。
 こういうネタはボーボボ以来ですかねー。
 しかも今回は完全な架空ではなく、身内に若干聞いて回っているっていうところがちょっと面白い(笑)。
 特に鳥束の票の説明の「たまにジャンプで読んでる浅いファンの浅い投票が集中」ってあたりとか、妙にリアルで笑ってしまいました。
 今回アニメ化ということで、初見の人が増えるタイミングですから、わかりやすくキャラを紹介したってことですかね。

 漫画本編も、初見の人でもだいたいのキャラを掴めていけちゃう親切設計。
 しかもこういうのでよくある一話目の焼き直しではなくて、文化祭実行委員の決定をめぐる駆け引きでもって各キャラの美味しいところを引き出しているのがとても上手い。
 特に今回は目良さんの暴走っぷりが素晴らしかったです。
 振り切れてるレベルの貧乏ネタと、金や食べ物に目がくらむと暴走しちゃう二面性の面白さがバッチリ出ていました(笑)。

 あ、でも最後の柱で指摘されてて気づきましたが、なぜか一番インパクトのあるはずの燃堂が今回ほぼほぼ出番なしなんですね。
 あれか、アホすぎて推薦されたら実際やるって言いだしそうだからフェイドアウトさせられてたのかな(笑)。

 そしてアニメのほうですが、斉木が神谷浩史さんで燃堂が小野大輔さんですからねー。
 ラジオ Dear Girl〜Stories〜リスナーの私としては(といっても最近はちょっと聞けてないですが)、当然観る予定であります。




僕のヒーローアカデミア

 オールマイトのマッスルフォームからの土下座!

「この命に代えても

 守り育てます」


 の、燃え滾るようなこの目!
 オールマイトの本気の炎が宿っているのが見えましたわー。
 いやー、思わず目頭が熱くなってしまいました。

 今回のエピソードは、デクとしてもお母さんとしても、オールマイトとしても、誰にとってもその心構えの変わる……もしくは強く再確認する、そういう大きな転機となったみたいですねー。

 オールマイトは、自分で言っているように「教育を怠っていた」わけではないとは思いますが、やっぱりヒーローとしての活動に大きく時間を取られていたところはあると思いますし。
 ヒーローとして活動できなくなったぶん、これからはすべての時間を教師として注いでくれるようになるんでしょう。
 その心機一転を与えてくれるイベントだったって感じですかねー。

 そしてそんなオールマイトに

「ちゃんと生きて

 守り育てて下さい」


 と頼んだお母さん!
 いやー、やっぱりお母さんだわー。
 オールマイトが死ぬことが、デクの幸せにつながるはずなんてないですもの。
 すべてはデクを思っての発言だと思いますが、それでこそ母ってものですね。
 世界中の誰よりも、わが子の幸せのために。

 デクが命を懸けてでも誰かを守ろうとするヒーローであるように、この母さんもまた、わが子のためなら世界のヒーロー・オールマイトを敵に回してでも守ろうとする、ある意味でヒーローなんだろうなと感じました。
 オールマイトが思わずお師匠、先代と似ていると感じたのも、そういうところがあったからなんじゃないのかなー。
 この母だからこそ、デクは生まれてきたのかもしれないなーと。
 そういう風に感じましたよ。

 さあデク、このお母さんをこれ以上心配させないためにも、もっともっと頑張らなくちゃですね!
 そしてオールマイトも、これまで以上に先生としてレベルアップせねばですよ!

 そしてそして、続々と登校してくる雄英高校の生徒たち!
 さー、いったいどんな寮生活が始まるんでしょうね〜!
 峯田ちゃんがさっそく不安材料というか、楽しみな材料を提供してくれちゃってますが(笑)、あとなにげに口田くんが耳郎ちゃんを見てたりして、ロマンスの香りをさせてくれちゃってるのもポイントですね!
 うーん、いろいろと楽しみだ!



ONE PIECE

 別エントリーにて。



ブラック・クローバー

 海竜の咆哮すげえ!
 ノエルがついに覚醒して放つ必殺の魔法ってことで、めっちゃカッコよい技だったわけですが、そのダメージ描写も容赦なくってかなりシビレてしまいました。
 完全に殺る気の魔法じゃないですか(笑)。
 ヒロインがつかう水系の攻撃魔法なわけですから、なんか水がドッパーン!ってして、よくわかんないダメージが入って相手が溺れたりしてグッタリする、いたってボンヤリした感じの描写をイメージしていたんですが、ぜんぜんエグかったですね!(笑)
 さすがノエル、素晴らしい!

 しかしそんなノエルの活躍も、相手が理不尽な回復魔法持ちとあってはしょうがない。
 むしろ、この回復を披露するためのカマセとなってしまったわけですか〜。
 いやー、まぁでもよくやりましたよノエル。
 しっかり次のアスタにバトンを繋げましたし、ノエルが魔力を使い切ったように、相手だって少なからず魔力を消費したでしょうからね。
 いい仕事をしましたよ。
 このムチャクチャな攻撃力ですし、これからのノエルの活躍にも期待が持てるっていうものです。

 つか、今回もアスタ、めっちゃかっこいい割り込みの仕方したなー。
 この漫画、こういうところの演出は毎度のことながらピカイチですわ。
 ほんと素直にカッコイイ。

 あと、敵さん判読不明な言語を唱えてたり、通常の魔法ではありえない身体欠損回復を持ってたりと、どうやら魔法体系そのものが違うっぽいですねー。
 バックにいるのは、例の大昔の魔神だったりするんかなあ。



HUNTER×HUNTER

 壺中卵の儀の念獣たち、大発生!
 うーん、これは怖いなー(笑)。
 手出ししたらいいものか、それともじっとしてたらいいものか。
 一瞬先は何が起こるかわからない、理解不能な恐ろしさがありますわ。

 実際これはワブル王子が発生源なんじゃないですかね?
 念獣の子供っぽい可愛さとか、自我が確立していない赤ん坊がいかにも作った感じがそう思わせます。

 そして「おヒマ?」なんていう言葉に思わず返事をしちゃった彼。
 こういうのに返事をしてしまうのが引き金となって取り憑かれちゃうってこと、よくありますよねー。
 気を付けなくっちゃですよ(笑)。
 そして取り憑かれたと思ったら、だれかに相談しなくっちゃ(笑)。
 このへん、お互いを信じられない複雑な現在の状況が最悪の事態を招いちゃったって感じでしょうか。

 しかし気になるのは炎みたいな頭のビルという男の発言。
 王子と王妃の安全確保について、「我々ならそれも可能だ」なんて言ってるんですよね。
 協会ハンターの彼らに、いったい何ができるというんでしょう。
 妙な自身満々さに興味を惹かれてしまいます。
 まぁ、ハンターだけに、こう自信満々に言わせておいてあとでサクッとダメなことっていうのも多いんですがね(笑)。
 それが意外な勝利への糸口だったりしたらいいなーと期待してしまいます。

 かくしてここで、今回のハンター×ハンターは連載中断!
 いやー、ここからがめっちゃ面白くなりそうな気配バリバリなところなんですがねー!
 やっと出航したばかりだし、ヒソカの蜘蛛狩りがどうなったのかも気になるし。
 王子たちの念獣もどんどん出てきそうだし。
 実にもったいないことです!

「私が止める」

 とってクラピカ、連載を止めないでくださいよー(笑)。

 とはいえ、やっぱり富樫先生の腰はかなり思わしくないみたいですしね。
 十分に療養されて、そしてちゃんとよくなったら帰ってきてくれることを楽しみにしていますよ。
 先生のお体のためにも、早く良くなってくれることをお祈りいたします!
 今回の短期連載で、あらためてハンターっておもしれえなぁ〜!すげーなぁ〜!って心から思えましたわ。



【センターカラー】 銀魂

 先日銀魂の実写映画化の話がネット上で噂になって、でも嘘なんじゃないの?ってことになって立ち消えてたと思ったんですが、やっぱりアレは本当だったんですね!
 やー、驚きの知らせでありました。
 カラーページでの空知先生のコメントがこれまた最高ですね(笑)。
 自虐ネタもギリギリの暴言ネタも満載に、毎度ながらすばらしい、文才爆発の空知先生節でありますよ〜。

 まぁ、漫画のアニメ化なんてなんにしたってバクチなわけですし、コケたらコケたで銀魂としては美味しいでしょうし(笑)、ウケたらもちろん最高だしで、なんだかんだで空知先生としてはどう転んでも美味しくいただける感じなんじゃないでしょうかね。
 できたらそういうくだりも含めて、今回の実写映画化ネタを漫画本編で笑いにしてもらいたいところ。
 きっと最高の笑いにしてくれるでしょうからね(笑)。
 まぁでも、今の流れだとそういう話を挟むのもちょっと難しいのかな〜。
 そこがなんとも惜しいところです。

 さて本編ですが、ついに虚の最後の作戦が発動って感じですねー。
 前回までの戦いで、ずいぶん味方の艦隊を減らしたんじゃない?って思っていたら、なるほどそれは虚の作戦のうちだったのか〜!と。
 ここは素直に感心させられてしまいましたわ。

 そしてまた、全宇宙が地球を潰しにやってくるっていう、この壮大稀有なクライマックス感。
 いいじゃないですかー。
 こういうの大好きです(笑)。
 地球の存亡を賭けて、そして先生から受け継いだ魂のありかたを賭けて、銀さんたちがどう戦ってくれるのか。
 おそらくこれが正真正銘最後の戦いとなるでしょうからねー。
 じっくりと見守っていきたいと思います。



ハイキュー!!

 なるほどねー!
 今まで必死にボールを追いかけることだけをやってきた日向に、今回の合宿は、ハイレベルな「教材」を目の前に一杯に広げた状態になってくれたんですねー。
 これまでだってハイレベルな選手は嫌と言うほど目にしてきた日向ですが、自分で言うように、常に自分が「コート上の誰か」でありつづけてきただけに、どうしてもボール以外のことは目に入りにくい状態だったってことなんでしょうね。
 日向にとっては、今まで体験したことのない新鮮すぎる学習環境なだけに、スポンジのような吸収力がギュインギュイン発揮されちゃいそうです(笑)。
 天童の「気持ち悪いね」は、そういうところを予感しちゃてのものだったんでしょうかね(笑)。

 さー日向、この合宿でどういう成長をとげてくれるのか。
 めっちゃ楽しみです!



食戟のソーマ

 食材であからさまに差をつけてくるとか、完ッ全に不正試験じゃないですかー(笑)。
 まったくもってやることがえげつない上にあからさま!
 不正であることを隠すこともしないんですからねー。
 このオバちゃん先生も、嬉々として生徒を蹴落とそうとして、なんかもう先生として以前に、人間として大きな問題があるんじゃないですかね。
 薊政権転覆後は、こういう人格に問題のある先生を徹底排除していかないとダメですよ(笑)。

 しかし、このムカつく流れから、それをものともしないタフな創真たちっていうこのラスト!
 これは頼もしすぎて、シビレる流れでありました。
 しかも、ちゃーんとえりなの勉強会が役に立っているっていうね!
 そのえりなが仲間たちによせている信頼の深さもうかがい知ることができましたし、いやー、なかなか痛快な一話でありました。



 といったところで前編の感想はここまで。
 続きは後編にて。



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posted by BOSS at 22:13| Comment(2) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ハイキュー
もともと日向ってバレーに興味を持って初めたわけじゃなく
小さな巨人に憧れてバレーを始めたんですよね
TVや実際の試合を見てても自分だったらこうするとか、あいつ上手いなとか
客観的ではなく個人目線で見てたんでしょう
チーム練習でもそうだったんでしょう
よく職人の世界で「目で盗む」と言いますが
今の日向にとってはただの球拾いが最高の修行なのかもしれませんね

ヒロアカ
自分の気持ちを正直に話すって
現実世界でも難しいですよね
デクもオールマイトもお母さんも
カッコイイじゃないか!
ちょっとワンピのドラム島での
ルフィの土下座を思い出しちゃいました
Posted by しげっち at 2016年07月06日 20:00
>しげっちさん

 日向にとっては、今までまったく意識してなかった分野の勉強だけに、日向の今の「飢え」が凄く強烈に作用しそうですねー。
 しかし、球拾いを特訓にしてしまうとは、ハイキューの目の付け所は面白い(笑)。

 僕デミアは、これまでお母さんのことをギャグ調で描いてきていただけに、今回の展開はハッとさせられるものがありましたわー。
 ほんと、互いに誠実にぶつかりあったお母さんもオールマイトもデクもかっこよかった!
Posted by BOSS at 2016年07月10日 13:27
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