ジャンプ感想別室 ONE PIECE（ワンピース）第829話〝海賊「四皇」シャーロット・リンリン": 少年、グリグリメガネを拾う

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2016年06月21日

ジャンプ感想別室 ONE PIECE（ワンピース）第829話〝海賊「四皇」シャーロット・リンリン"

　週刊少年ジャンプ 2016 年 29 号掲載分の感想です。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

【コミック派ネタバレ注意！】

【感想小タイトル】
■多忙ナミ
■食いわずらい
■ジンベエのけじめ

■多忙ナミ

　航路をホールケーキアイランドへ向けたルフィたち。
　サンジがいないと料理係はナミがやることになるんですねー。
　航路の指示に、料理に、おまけにツッコミにと、これはナミが過労死するな（笑）。

　しかも意外なことに料理は無料って！
　たしかに航海士としての仕事では金はとってませんから、ナミの基準ではサニー号の営み全般の分担作業は無料でやるってことなのかもですねー。
　あるいは単に人手が足りないときくらいはタダでやってやるわってことなのかな（笑）。

　しかしペドロ、このへんに因縁があったようですが、なんだか気になる描かれ方をしてますねー。
　ビッグ・マムとも浅からぬ因縁がありそうです。

■食いわずらい

　そのビッグ・マムはと言うと、なんと“食いわずらい”とかいう恋煩いみたいな“発作”で街を破壊しまくる暴走中。
　一度食べたいものが頭に浮かんだら、それが実際口に入るまで破壊の限りを尽くしちゃうて、なんとまぁ迷惑な発作だことか。
　タワーにのぼって破壊しまくるところとか、ほとんどキングコングかゴジラかな？ってな光景ですわ（笑）。
　一見楽しそうなビッグ・マムの王国も、一番やばい災厄はビッグ・マム自身だったってことかもですねー。
　いやー、これはおっかないわ。

　しかもお菓子の住人限定でムシャムシャ食うだけじゃなくて、邪魔するものは息子でもお構いなしに寿命を奪って殺しちゃうって。
　やー、ここはなかなかゾッとさせられました。

　どうやら発作終了後のセリフを見ると、発作中の記憶はぜんぜんないようなんですね～。
　ですが、息子の死についてはどうなんでしょうか。
　まったく覚えてないとしても、この後、自分のしでかしたことを部下たちに教えられたら、ビッグ・マムはどういう反応をするんでしょうねー。
　あるいは、部下たちはそういうことについてはすべて口をつぐんでしまうんでしょうか。
　だとしたら、いろいろと歪んだ恐ろしい世界がここにも広がっていそうですわ。

■ジンベエのけじめ

　ここで事態を収拾してくれたのはジンベエさん。
　さっすがジンベエさんは頼りになる。
　そしてまたホールケーキアイランドでも人望があるようで。

　あと、食われたシュークリームたちが美味しいって言ってもらったことで「本望！」って喜んでいるのが意外でした。
　たとえ命があるお菓子でも、お菓子であるからには美味しく食べられることが幸せなんですねー。
　これはちょっと救われました。
　我々も美味しい美味しいと言って食べてあげたいものですね（笑）。

　あとそうそう、クロカンブッシュなんてお菓子、初めて知りましたわ。
　大量のシュークリームの連結タワーって、すっごいカロリー高そうだけど、これはちょっと憧れちゃうなー（笑）。

　そしてついにジンベエさん、ここでビッグ・マムに絶縁の話を切り出そうとす！
　ところがどっこい、完全にビッグ・マムが先回りして先読みしちゃってるから恐ろしいですねー（笑）。
　さー、これはどうなりますか！
　ちょっとでもビッグ・マムの機嫌を損ねたら、それこそ焼き魚にされてムッシャムシャと食われてしまいそう（笑）。
　少なくとも寿命を抜かれて殺されちゃいそうですわ～。
　ジンベエさん、これは一世一代の大勝負ですね～。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

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