2016年06月06日

週刊少年ジャンプ2016年27号 【火ノ丸相撲 2周年突破記念 表紙&巻頭カラー<『BORUTO』第2回>掲載号】 感想<前編>

jump201627a.jpg

 ここのところ掲載位置が高くて個人的に喜んでいたワールドトリガーが、噂では危険ラインと言われるらしいこち亀の後ろに行ってしまった―!
 アンケが落ちているのか、それとも葦原先生の体調がよろしくなくて原稿が遅れているのか、どちらにしても心配ですが(単に掲載順シャッフルならいいんだけどなぁ)、月曜にワートリの長大な感想を書かなくていいというのはそれはそれでちょっとホッとしてしまうジレンマ(笑)。
 おい、ファンとしてそれでいいのか!





 前半の感想は、

・火ノ丸相撲
・僕デミア
・ワンピ
・BORUTO
・斉木楠雄のΨ難
・鬼滅の刃
・ブラクロ
・食戟のソーマ

 の 8 本でお送りいたします。



【巻頭カラー】 火ノ丸相撲

 エロじじいだけど実はすごい達人っていうのって、亀仙人あたりが元祖なんですかね〜。
 えらいテンプレなじーさんが出てきたなーって思ったら、最後はコールドスリープでもできそうな最先端医療機器が出てきて、これには意表を突かれました。
 これはギャップがいいな〜(笑)。
 酸素濃度の高いカプセルで寝て治癒力を高めるとか、そういう系のハイテクだったりするんですかね?

 それにしても、火ノ丸の仲間たちに対する信頼感はすさまじいものがありますね!
 まさか負ける可能性すら微塵も考えていなかったなんて。
 その可能性を指摘されたときの、きょとんとした顔!
 最高です(笑)。
 それまでの緊張感がパッと消し飛んだように笑ってしまいました。
 仲間たちの努力と練習量と、それによって得た今の実力を、しっかりと理解しているからこその信頼なんでしょうねー。

 そしてその信頼に、予想をはるかに上回る勢いでこたえた小関部長!
 まさかの一発KOって!
 先鋒戦から部長対決かよー!これはいきなり激戦になりそうだーって思っていたところからの、この一瞬の決着ですからねー!
 あんまりにも気持ちよすぎて、思わずウオオーッて声が出そうになっちゃいましたわ(笑)。

 相手の相沢主将もそこそこセリフがありましたしキャラも立ててきていたんですが、それだけにこの展開は意外すぎました。
 やー、相変わらず読ませてくれる。
 直前の不安を煽る演出から、これだけ見事にうっちゃって見せるどんでん返し。
 毎度ながら気持ちのよすぎる火ノ丸節でありました。



僕のヒーローアカデミア

 オールマイト、カッコよすぎか!!
 カッコいいというか、見ていて辛くなるほどの捨て身の全身全霊っぷりに、思わず祈るように見入ってしまいましたわ。
 まるで作中のテレビ画面で見守る民衆のひとりになったような気分です。

 猛吹雪の中、全裸の痩身で小さなかがり火を必死に守ろうとしている姿には、涙すら出そうでしたわ。
 でも、このかがり火の熱源となっているのが、オールマイトの師である志村菜奈さんなんですねー。
 冒頭の吹雪がここに繋がるわけですか。
 デクにとってのオールマイトがそうであるように、この菜奈さんもとても偉大な師匠だったんでしょう。

 限界を迎えたオールマイトが、その熱源を最大限にほとばしらせて放ったまさかの左!
 オールマイト、まだまだ燃え尽きず!
 最ッ高の一発ですわ!

 そして、ここまでイヤというほど死亡フラグを打ち立ててきたオールマイトですが、

「私も 彼を育てるそれまでは

 ま だ 死 ね ん の だ !!!」


 この決意表明は、これまでのフラグをすべて吹き飛ばすに足りえたのかどうか。
 このパンチがオールフォーワンにちゃんと効いたのかどうかも含めて、次週がめッちゃくちゃ気になるところであります。



ONE PIECE

 別エントリーにて。



BORUTO-ボルト-

 月イチ連載 BORUTO 第二話。
 中忍試験もこれからだって言うのに、もう螺旋丸ですか!
 しかも小さいなりにもちゃんと螺旋丸を出るようになっちゃったし!(笑)
 悟空の子供たちもあっという間にスーパーサイヤ人になっちゃいましたし、やっぱり主人公の子供世代、孫世代は親よりも成長が早いですねー(笑)。
 親世代が何巻もかかって習得した奥義を、あっという間に会得しちゃいます。
 ま、子供世代も同じ分量かかっていたら読者が飽きちゃうってところが大きいのだと思いますけどね(笑)。

 それにしてもこの忍術コピー機械の押し売り業者、怪しさマックスもいいところですね〜。
 空気感が不穏すぎて怖い怖い。
 今回の敵らしいカグヤの一族「大筒木」とも関係があったりなんかするんでしょうか。

 しかし、キラービーと八尾ともあろうものが、ほぼほぼ描写もなしに退場とは。
 旧作品における最強クラスの一角がサクッと落とされるっていうのは、続編ものでよく見られる展開ですが、このショッキングさはちょっとでかいものがありました。

 うーん、ここでまたひと月待つのか〜。
 月イチ連載……生殺しだぜ!(笑)



斉木楠雄のΨ難

 畳みかけるようなベタネタの嵐に笑いっぱなし。
 たしかにスポーツ漫画……とくに読切スポーツ系でよく見るパターンの嵐だわ(笑)。
 つか、これだけベタベタ言われると今後ジャンプで発表されるスポーツ漫画をこのメガネで見てしまいそうで怖いなー(笑)。



【センターカラー】 鬼滅の刃

 おー、なんか超能力みたいなのが出てきた!
 やわらかいはずの毬を自由自在に操って、それが触れた人体の頭や身体を吹き飛ばすっていうのはなかなかにエグイ。
 消し飛ばされた頭部が徐々に再生していく愈史郎とか、後頭部をゴッソリえぐられている珠世さんの描写もエグい。
 鬼なのをいいことに、週刊少年ジャンプでは珍しいほどに残酷な描写が続きますねー。
 うむ、とってもグッドです(笑)。



ブラック・クローバー

 おー、マグナ先輩とラック先輩、実は相思相愛だった!(ちょっと違うw)
 ぶつかり合いながらも実は強い仲間意識でつながってた二人。
 でも、今回このふたりが互いを信頼し合えるようになれたのって、迷宮編でアスタがラック先輩を仲間意識に目覚めさせたからなんでしょうねー。
 そしてさらに、アスタのいつもの戦う姿に触発されて、この二人は闘志ガンガンに燃え上がってくれたってことなんでしょう。
 まさにアスタがいたからこそ今の二人があるわけで。
 こういう影響力、人を導く力こそが、アスタの魔法帝としての最たる素質だったりするんじゃないでしょうかね〜。
 うむ、なにやら、そんな未来の予感を感じさせてくれる一エピソードでありました。



食戟のソーマ

 おー! あの時のリベンジでもあるのか!
 えりなを元気づけるという意味もあるんでしょうが、創真にとっては長年(というほどではないけどw)の屈辱を晴らすための楽しみな「勝負」でもあったんですねー。
 あの時は、美味しいと思いながらもなぜか意地を張ってしまって嘘をついてしまったえりなでしたっけ。
 あの時のもやもやを、気持ちよく吹き飛ばす一杯となるのかどうか。
 これは創真にとってもえりなにとっても意外と重要なターニングポイントとなりそうな展開となってまいりました。
 次週が楽しみ!



 といったところで前半はここまで。
 つづきは後編にて。



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posted by BOSS at 21:29| Comment(3) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
火ノ丸
この金沢北高戦まあ間違いなく勝つんでしょうが
この後ひと波乱はありそう
ポイントゲッターのチヒロが負けるとか
仮にそうなれば
そろそろユーマの活躍が見られるのかな?

ヒロアカ
あれ?この漫画の主人公ってオールマイトだっけ?
そう思ってしまうぐらいのここ数週
このままAFOを倒して最終回をむかえてもいいくらい(笑)
この勝負の結果がどうなるかはわかりませんが
いつかデクにもこんな場面が出てきそうですね

BORUTO
サスケとボルトの関係
事情は違いますが、ピッコロと悟飯の関係に似てますね
それにしても、あの科学班のおっさんの顔が嫌なんですが
意外に味方サイドだったりしてW

余計なお世話かもしれませんが
ワートリは大丈夫だと思いますよ
コアなファンも多いですし
葦原先生は体調云々関係なく
もともと遅筆っぽいですから(笑)
とりあえずアンケートはがき送りましょう!
Posted by しげっち at 2016年06月07日 03:30
追記
かつて尾田先生が原稿を落としそうになった時に
一度だけワンピが9番目になったことがあるそうです
また、人気漫画だった奇面組が後ろの方に掲載されてたのは作者の新沢基栄先生が遅筆だったそうでW
あまり掲載順を気にせずジャンプを楽しみましょう!!
Posted by しげっち at 2016年06月07日 03:41
>しげっちさん

[火ノ丸]
 たぶん全勝ってことはないでしょうから、あとは誰が負ける担当かってところが気になります。
 個人的にはそろそろ蛍くんに勝たせてあげたいところなんですが、まだまだ彼は温存なんですかねー。
[僕デミア]
 たしかに今週はオールマイトが主役でしたね!
[BORUTO]
 あの科学者が実は味方だったりしたらすごいどんでん返しだなー(笑)。
[ワートリ]
 打ち切りの心配は実は私はぜんぜんしてなくって、やはり一番心配なのは葦原先生のご病気が悪化されてなければいいなーってところです。
 そこをとにかく心配しています。
 簡単に治る病気ではないようですし、今も痛みを薬で消している状態のようですから、本質的に治っているわけではないんですよね。
 むしろ痛みを感じない分、ご無理をされてさらに首を悪化させてなければよいなと思ってしまいます。
 今回の順位下落が、突然の病状悪化によって原稿の完成が遅延して起きたものでなければよいなと、そこを祈るばかりです。
Posted by BOSS at 2016年06月09日 19:46
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