2016年05月23日

週刊少年ジャンプ2016年25号 【僕デミア表紙&巻頭カラー<ドラクエ30周年記念『蒼天のソウラ』出張番外編>掲載号】 感想<前編>

jump201625a.jpg

 おお、アメコミ雑誌みたいでかっこいいぞデク!
 いっそのこと「ジャンプ」のロゴもアメコミ風にしちゃったほうがキマりそうだけど、それはさすがにできないか(笑)。

 カラーページではドラクエ 30 周年直前特集。
 ドラクエ10的には初代ドラクエのパッケージイラストの壁かけがが手に入るプレゼントの呪文がめっちゃ嬉しい!
 これ、全シリーズやってくれないかな!
 我が家の壁にズラリと並べたい(笑)。





 前半の感想は、

・僕デミア
・ワンピ
・食戟のソーマ
・【出張読切】蒼天のソウラ
・鬼滅の刃
・ハイキュー
・左門くんはサモナー

 の 7 本でお送りいたします。



【巻頭カラー】 僕のヒーローアカデミア

 おー!かっちゃん救出作戦、本当に上手いこといったっぽい!
 先週ラストの展開はすごく気持ちがよかったんですが、それでも一抹の不安は捨てきれず、むしろこれによって事態は最悪の方向に舵を切る……そういうきっかけになっちゃうこともありうるよな〜みたいなことも考えていたのですが。
 マウントレディがいい仕事をしてくれました。
 プロヒーローの意地を見ましたわー。

 そして事態はいよいよ終局を迎えることになるのか。
 オールマイトの殺しにかかっているマジ攻撃にちょっと引きそうにもなりましたが、それほどに壮絶な過去がこのオールマイトと AFO にはあるんだろうなーと想像をかきたてられました。

 ところがどっこい、オールマイトがついに最悪の時間切れ!
 超大ピンチ!って感じで思わず声がでそうになりましたが、でも死柄木のセリフからすると AFO のほうも体がヤバそうなんですよねー。
 両者時間切れで、うまいこと痛み分けって感じになるのか。
 それとも、いよいよオールマイトの最期ってことになっちゃうのか。
 いやー、ほんっと最近のオールマイトはドキドキさせてくれます。

 そして、オールマイトの先代の志村さんは名前が菜奈さんということで、どうやら女性だった様子。
 当然ムキムキマッチョのオールマイト顔を想像してただけに、これはかなり意外でありました。
 実は、オールマイトの母親だったり、はたまた恋人だったりしたんでしょうか。
 悲しげな話が始まりそうな予感がいたします。



ONE PIECE

 別エントリーにて。



食戟のソーマ

 一面の薊顔!!
 いやー、なんてモンを見せてくれるんでしょーか(笑)。
 めっちゃ怖いホラーなんだけれども、なんだかちょっと笑えてしまうっていう、不思議な現象を垣間見ましたわ。

 なるほど、たしかにどれを食べても薙切薊の面影が浮かんできちゃうっていうのは、悪夢に違いないですね。
 薊メソッドの決定的欠陥のヒントは、このあたりにあるんではないでしょうか。

 画一化された料理では、どんなにそれが美味でも対応力に欠けますから。
 人の味の好みは千差万別。
 食材の味や品質特性も、地域や季節、気候風土によって千差万別。
 画一的な料理方法では対応しきれないってのが決定的な欠陥なのではないかと私なんかは思うんですけどねー。
 そのあたり、どうなんでしょう。



【読切】 蒼天のソウラ

 わたくし BOSS もここ数年どっぷりハマッておりますオンラインゲーム『ドラゴンクエスト10』の外伝的コミカライズ『蒼天のソウラ』(Vジャンプで連載中)が本誌に出張読切で登場。
 作者・中島諭宇樹先生はけっこう前に本誌で『切法師』を連載されてた作家さんでもあります。

 本作はドラクエ10の紹介的側面もガッツリやりつつ、オリジナルのファクターとして「ドラゴンの子(?)」と、その子が与えてくれた「モノに魔力を吹き込んでモンスターにすることができる力」とがキーとなっておりまして、なかなか面白い絵とバトルとを展開してくれてます。
 今回の読切ではページの都合もあってかサクッとバトルが終了しましたが、本編のバトルはかなりボリューム感のあるドシリアス。
 念入りに描かれたピンチ描写が私的に気に入っているところですねー。
 そして当然そういったピンチがでかいほど、それを打開し、吹き飛ばした時の痛快さもでかくなるというもの。
 そういう波の大きさがこの作品のひとつの大きな魅力なんじゃないかなーと思っております。

 そういう漫画的な面白さのほかにも、もちろんドラクエ好き・ドラクエ10好きの心に訴えかける、いかにもな要素も満載。
 おなじみのモンスターが次々登場するところとか、ドラクエ10をやってたら毎日のように通っているあの街角がまさかバトルの舞台になっちゃったりするあたりとか。
 ほとんどがプレイヤー自身日常的になじみのある風景ばかりで、思わずソウラたちがすごい身近に感じられてしまうってところも大きな魅力の一つだと思いますねー。

 ちなみにこの漫画をさらにウェブ上で宣伝する四コマ漫画『素麺のソーミャ』っていう、作者自身とドラクエ10の NPC のひとり、ソーミャがおりなすギャグコーナーがあるんですが、そちらもかなり面白いのでオススメです。
 まぁ、ドラクエ10をやってないとなんのことやらチンプンカンプンかもしれませんが、とりあえずこちらのソウラなりソーミャなりを読んで面白そうかもって思ったら、ぜひぜひドラクエ10の世界に足を踏み出してみることをオススメしちゃいます(笑)。
 あれ?いつの間にかドラクエ10の宣伝になってないか?
 ま、いいか(笑)。

 実は、こう言いつつもソウラの単行本は最新号をまだ読んでなかったりするんですが、オッケー、すぐさま読むことにしますわ(笑)。



鬼滅の刃

 豆腐にブスリとやるみたいな感覚で女性の額に指ズブって……。
 いやー、なかなかにショッキング!
 いい場面を描きますわー。

 ラスボスと思われる鬼舞辻無惨ですが、言動がかなりのクレイジーさですね。
 器のでっかい大人物系のボスかと思いきや、なにか自分の体に元々コンプレックスでもあるようで、それが原因となってヤバイ力を手に入れちゃったのか?っていう印象です。
 若干ヒス持ちのニオイもありますし。
 妻子に見せている理想のお父さん像とのギャップがなかなかに魅力的でありました。
 この妻子も、単にカムフラージュとして利用されてるだけなんだろうなー。



ハイキュー!!

 敵も味方も落とさずに、美しく清々しい青春像として描いてくれることに定評のある(勝手にw)ハイキューですが、今週もそこが光りまくり。
 負けた戸美校はもちろん、戸美の汚さにブーブー言ってたギャラリーの子まで奮起させてくれちゃうなんて。
 いやー、これは意外な面白さでありました。
 いいなー、頑張っちゃってる男子たちはいつだって美しい!

 また、戸美のキャプテン大将くんの彼女さん登場に、チームメイトがムカッパラになって大騒ぎになっちゃって、わやくちゃになりながらも最後は涙々になっちゃう流れ。
 やー、ベタだけども最高でしたわ。
 戸美もまた、やっぱりいい子たちですわ。
 彼らもまた、どんな形であれ一生懸命、全力投球なスポーツマンなんですよねー。

 そしてついに登場、おそらくラスボスであるところの井闥山とそのエース・佐久早(さくさ)。
 梟谷とそこまで圧倒的な差はないっていうところはちょっとだけ意外でしたが、ここまでくると、その小さい差を縮めるのがとっても厳しい世界なのかもしれませんね〜(木兎さんは不調だったようですがw)。
 いったいどんなチームで、どんな力を持っているのか。
 その本格的な登場が待たれます。



左門くんはサモナー

 左門くん、基本はいつも通りのカス虫なのに、小鳥ちゃん相手になると最後の最後で本っ当にいい先輩になるんですなー!
 いやー、悔しいけどもカッコイイ!

 あと、私的には途中で小鳥ちゃんが左門くんのカスさに気づいて幻滅しちゃうんじゃないかとちょっとヒヤヒヤしてたんですが、そういうことにもならなくってよかったよかった。
 小鳥ちゃん相手には、左門くんはいつまでもこのイケメンモードで貫き通してもらいたいな〜(笑)。

 そしてまた、演劇部という満点の落としどころでいい話として落ち着かせながらも、締めはちゃーんと笑いで落とすところもソツがない。
 ほんと、沼駿先生は上手いわー。
 安心して読んでいられますよ。



 といったところで前半はここまで。
 続きは後編にて。



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posted by BOSS at 22:03| Comment(3) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
僕ヒロ
言いたいこと全部書かれちゃったんで
特に何もないです(笑)
そんなわけで以前から気になっていた事を一つ
デクのコスチュームの色が地味かな〜とw
少年漫画の主人公といえば暖色系が多いと
ルフィの赤
ナルトのオレンジ
悟空の山吹色(アニメでは赤)
衣装が地味でも髪が派手だったり
黒崎一護・緋村剣心・日向翔陽

堀越先生なりに考えがあってのことなんでしょうけど
もうちょっと明るい感じのコスチュームのほうがイイような・・・
オールマイトほど派手なのは
デクには似合わないと思いますが(笑)
Posted by しげっち at 2016年05月24日 00:10
ハイキュー
あ〜黒尾くん最高だ!
上手く煽ってやる気を引き出す
きっと彼は社会に出て出世した時
いい上司になるんだろうな〜

ハイキューのいいところって嫌な奴がいないんですよね
普通のスポーツ漫画なら
嫌味?っぽいこと言われて
「くそっ」
で、終わるところを
「戻って練習すんだよ」
と、モブキャラですら魅力的にしちゃう
古舘先生はそういうとこ上手いな〜
Posted by しげっち at 2016年05月24日 00:32
 デクは「緑」谷でイメージカラーが緑で、さらに最初はお母さんの手作りコスチュームだったことからことさら地味なイメージなんですよね(笑)。
 ま、そこから徐々にコスチュームもレベルアップしていくんじゃないかと私なんかは期待しているんですが、基本が緑だからなかなか難しいかな(笑)。
 僕デミアはデクがトップヒーローになるまでのお話らしいので、本当に派手派手しいヒーロースーツは最終回までとってあったりして。

 ハイキューは本当に毎度ながらこういうところが上手ですよねー。
 ただの捨てキャラではなく、セリフのある人みんなに人生があるようにも思えてきます。
Posted by BOSS at 2016年05月29日 17:39
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