そんなわけで後編です。
■前編の感想はこちら。
後編の感想は、
・H×H
・’【新連載】ボルト
・ゆらぎ荘
・ブラクロ
・火ノ丸相撲
・鬼滅の刃
・背すじをピンと
・ブリーチ
・トリコ
・磯部磯兵衛
の 10 本でお送りいたします。
HUNTER×HUNTER
以前富樫先生がインタビューで、能力バトルで能力を敵に教えちゃうことを批判されてたことがありましたけど、まさにそれをクロロがやっている今回。
もちろん富樫先生が前言を忘れたわけではなくて、むしろクロロの主義だからっていうのがひとつのアンサーなんでしょうね(もちろん能力の説明が能力発動の条件である可能性も)。
そしてまた、これだけいくつも能力を併用して、さらにそれを支える本と栞のルールが絡んでくるとなると、ハッキリ言って教えられてもパニック状態(笑)。
これ、よくヒソカはついていけてるなーと、すっごい尊敬してしまいますわ。
一瞬も気を抜けないバトルのなかで、相手の能力を理解して脳内で組み立てなおし、敵がどうやって攻めてくるのか読み勝っていかなければいけない。
もちろん公開された情報のなかにもフェイクがあるかもしれませんし、フェイクでなくても誤解を呼ぶためのミスリーディングがあることは十分ありそうです。
能力を公開しつつも、すっげー高度なバトルやってるぜっていうのが伝わってきます。
ある意味、富樫先生の「前言へのひとつのアンサー」なのかも。
しかし、ほんと私もパニックになりかけているので一応ここで整理してみましょうか。
理解不足とか間違いがあったりしたらごめんなさい。
・盗賊の極意(スキルハンター)の基本能力は、本を開いて手に持つと、そのページに書かれている能力を使えるというもの。
・栞を挟むことで、そのページを閉じて本をしまってもその能力を維持できる。
・栞は一枚のみ。
・栞を挟んだページの能力を使いつつ、別のページを開くことでそこの能力も併用できる。
そして今回使用する、本の掲載能力は以下 5 つ。
・携帯する他人の運命(ブラックボイス)は片手で使用可能。アンテナを刺した相手を支配。アンテナは二本。
・番いの破壊者(サンアンドムーン)は両手を使用。刻印を刻んだ対象(生物に限らない?)を爆弾に。時間依存で威力拡大。一度刻印された爆弾は能力解除後も消えない。
・神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)は両手を使用。精密なコピーを作り出す。
・人間の証明(オーダースタンプ)は片手で使用可能。複数の人形を操る。死体も操作可能。命令は簡易なものに限定。
・転校生(コンバートハンズ)。右手で触れた相手を自分の姿に。左手で触れると自分が相手の姿に。左手の能力のみ片手使用が可能。
片手と両手のルールがあるので同時に使用できる栞にも一定の制限がかかるわけですねー。
いやー、あたまがこんがらがる(笑)。
要するに、栞を挟んでしまえば両手は空くが、二つ目の能力を使用しようとすると本を開かねばならず、そうすると両手使用前提の能力は一つ目としても二つ目としても使用不可能っていうことになります(本を開く前に使った能力の効果を、栞で維持し続けることは可能)。
とすると、同時発動できるのは片手使用のブラックボイスとオーダースタンプ、コンバートハンズ(左)の三つのみということになりますねー。
栞の本命としての使い方はそういう同時発動ではなく、一つ目の能力を維持しつつ、二つ目の能力を重ねがけすることと見てよさそうです。
ただし、栞が一つしかないので二つ以上の効果を維持しつつ三つ目の能力は発動できません。
ブラックボイスで支配した観客に戦わせている間に自分はコンバートハンズで変身し、観客席に隠れてサンアンドムーンの爆弾を最大火力でセットする……というような荒業は不可能ってことになります(そもそもサンアンドムーンが両手能力なので併用不可ですがw)。
なんでもできそうでいて、意外と使える幅は狭いのかもしれませんねー。
いやー、これだけの能力と能力制限があると、ほんっとこんがらがる。
情報過多のパニック状態です(笑)。
クロロとしてみれば、情報の洪水にするっていうのも今回の立派な戦術だったりするのかもしれませんね。
この情報の渦の中、どこに本命が隠れているのか。
結末が訪れてみれば、いたってシンプルな答えだったりするのかもしれません。
しかし、観客席まで出て行っちゃっていいんですね、この戦い!(笑)
この試合、観客席がヤバすぎる!
【月イチ新連載センターカラー】 BORUTO(ボルト)-NARUTO NEXT GENERATIONS-
ということでスタートしました、月イチ連載企画、その後のナルト『BORUTO』。
どういう絵柄になるのか若干心配してたんですが、かなり似せてるのですっげーなーと感心してしまいましたわー。
人物だけじゃなく、背景とか、カラーの色使いとか、さすがに岸本先生まんまではないんだけれども、かなり寄せてきているなーとちょっと驚き。
これは安心して読んでいけそうです。
ただ個人的に抗議申し上げたいところがあるとすれば、それは他でもない、ヒナタが竹を割ったような胸になってしまったこと。
ここだけは……ホント、ここだけはなんとかならなかったものか!
いや、もちろんこの竹を割ったような胸にもなにか重要な物語のキーが隠されているのかもしれませんし、もしかするとヒナタが大病を患って、その後遺症だったりするのかもしれませんが。
しかし、いやー、ここにショックを受けた男子も全国に星の数ほどいるのではないでしょうか。
なにかの間違いであってほしいものです。
そんな冗談はさておき、本編はどうやら劇場版をほぼほぼなぞりつつ、「ナルトの死(?)」という超パンチの効いた未来図に向かってどう進んでいくのかが、今後の焦点になっていきそうな展開。
のっけから素晴らしいネタをふっかけてくれますねー。
あの発展しまくった未来都市みたいなビル街もみごとに崩壊しちゃってるようですし。
これはめっちゃ先が楽しみです。
しかし、これが月イチで掲載となるのかー。
来月まで覚えていられるのか、ちょっと心配だわー(笑)。
ボルト掲載号だけは捨てずにとっておいたほうがいいかもですね。
ゆらぎ荘の幽奈さん
女子のパンツに片足つっこんで寝るとか、どんだけアクロバティックな寝相か(笑)。
しかもそこから川に突き飛ばされてるって、それ、絶対パンツの紐ぶち切れてるよね!
この漫画、どんどんと新しい技を開発してくれます(笑)。
また今回はいかにもライバルな新キャラ登場。
すわバトル展開かってなヒキですが、どちらかというと左門くんの盛り塩くんみたいなドタバタした笑えるライバルになっていきそうな気配もちらほら。
物語を賑やかにする魅力的なサブになってくれるといいですねー。
【センターカラー】 ブラック・クローバー
力試しのゲームで 9 対 9 のバトルロイヤル。
まずは好戦的で攻撃的なおなじみメンバーが気持ちよく決めてくれました。
ってことは、今回はこれまであまり活躍のない、好戦的ではないメンバーにスポットがあたるパートなんですかねー。
防御魔法しかないノエルとか、いったいどうやって勝てばいいんでしょう(笑)。
あと最近ようやく存在を認識した変身魔法の人とか、なにをどうして戦うんだろうって興味がわきますわ〜。
ただ、面白いのはこのゲーム、合流して徒党を組むのもオッケーなんですよね。
攻撃力のないメンバーは、いかに敵の攻撃をしのいで味方を探し出し、合流するかっていうところがキーになってくるのかも。
火ノ丸相撲
投げの連続からの押し相撲で一気に攻めるかと思いきや、それすらも本命ではなくて崩し。
その会場ごと意表をついた崩しから、一気に本命・百千夜叉墜に持っていく鬼丸!
いやー、疾風怒濤の連続攻撃。呼吸も忘れて見入る心地でしたわ。
あー、でもなんだか、これでもまだ天王寺には「届いてない」んじゃないかと思えて、不安で不安でなりませんねー。
天王寺の顔からは、どこまでいっても余裕が消えきってないんですよね。
鬼丸の攻めはたしかに天王寺の意表を突いたようですが、それでもまだ守備範囲内っていう感じがあります。
うーん、やっぱり今回は負けイベントなのかなぁ。
鬼滅の刃
先週の扉絵はパントマイムねずこ(担当談)だったそうですが、今週のは何ねずこなんでしょうね(笑)。
今週は冒頭から、かかと落としのおみ足の白さがすっげー眩しいです。
その絵、正面から見たらかなりヤバいんじゃない?(笑)
そして炭治郎に呼ばれて駆け寄るコマの禰豆子ちゃんのちょっとシュールな顔の可愛さよ。
なにその点点で描いた目(笑)。
バトル中の激怒禰豆子ちゃんとはまた別人みたいな、幼女時代にもどったような表情も見せてくれるんですよね。
ギャップがとても素晴らしい。
背すじをピンと
おー、つっちー&わたりちゃん、会場全体が見えてきちゃった!
ダンスを踊り切るという最初の課題を克服して、ちょっと余裕がでてきたからこその視野の広がりなんでしょうね〜。
なぜか口が3の口になっちゃったまんまってのに笑っちゃいますが、しかしこうやって他の選手が見えてくると、自分たちのダンスも大きく刺激を受けたりするんじゃないですかね?
逆に意識しすぎたりなんかして、悪い影響を受けることもあるかもしれませんが(笑)。
ともあれ、見えたことでつっちーたちにどんな進化が訪れるのか。
この試合、またまたあたらしいつっちーたちの顔が見えてきそうですね!
激しいスピード感こそないですが、着実に成長をとげる主人公たちがほんっと気持ちいいですわ。
BLEACH
長い長い道のりを乗り越えて、ついにユーハバッハの前に立った一護!
いやー、ついにですか!
感慨もひとしおです。
しかし、こう言ってはなんですけど一護……勝てる気がしない!!(笑)
パワーアップイベントをやってからリアルタイムでかなり時間が経っているってこともあるかもしれませんし、つい先日、バトル描写もすっとばされていきなり床ペロしちゃった印象度も大きいかもしれませんが。
とにかくまだまだラスボスと戦うには早いんじゃないかっていう気がしてなりません。
いやー、これはおっかねーわー。
そしてまた、「やっと黒崎くんを護って戦える」なんて喜んでいる織姫もまた、これまた死亡フラグにしか思えない!
織姫派の私としてはぜひとも最後は結ばれて欲しいこの二人なんですが、一護を護ってユーハバッハの剣をその豊満なバストで受け止める、なんていうベタベタなシーンがまざまざと目に浮かんでしまいますわー。
うーん、どうなってしまうんでしょうね!
緊張感あるわーー。
トリコ
最後のメニュー、GOD ついに出現!……って、ただのカエルじゃねーかーってガクッとこさせておいて、なんと月を食っちゃう超展開。
さらに捕獲レベル10000 ていう、この数字も暴力です(笑)。
これをもって最後となるだけに、やりたいほうだいやっている感じがいいですねー。
記念すべき最後の食材捕獲バトルを、どう盛り上げ締めくくってくれるのか。
とにかくド派手に決めまくって欲しいと思います。
期待しちゃいますぞ!
磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜
磯兵衛流おそるべし!!(笑)
ぜんぶハッタリと脅迫じゃねーーかーーー!!
いかにも恐ろしそうな技名に、なぜか始まる解説教室に、フリップの説明というハッタリの嵐。
こちらですってグロ画像まで用意しているところで耐え切れずにフキだしてしまいましたわ。
そしてさらに恐ろしいのは、中島の調査能力の異様な高さ!
初心流師範の「棄権します!!」がメチャクチャ勢いよくって最高でした(笑)。
やー、これはこれである意味痛快な勝利だわー。
このノリで二回戦も突破できるとはカケラも思えないんですが、次は次でまたトンデモ戦法で勝ってほしいと思えてきました。
ま、ふつうに敗北でもそれはそれで楽しそうなんですが(笑)。
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正直あまり期待してなかったんですが
想像以上におもしろかった!
月イチじゃなく
毎週が無理ならせめて隔週にしてほしい!
NARUTOの世界観を残しつつ
新たな時代を描いてるのがイイ
ナルトは悪い意味で?大人になり
サスケは少し丸くなったかな?
気になったのが
大人ボルトとカワキ
それぞれ片腕の対象の刺青?呪印?仙術?
あと、ボルトの額あて
あれってサスケのものなのかな?
もうひとつ、ボルトの傷のあるほうの目
よく見ると普通の目とは違いますよね
写輪眼でもなく、白眼でもなく、輪廻眼でもない
かつてのカカシのようにボルトも目に傷を負って
なにか新たな目を移植されたのかな?
なにはともあれハンターも復活でジャンプがまた楽しくなってきて嬉しいですね!
ボルトの額あてはおそらくサスケの額あてで、縦向きの傷が額に当てるとちょうどボルトの右目の傷とつながったりして、そこにあったドラマをうかがわせたり。
カワキと名乗る敵とボルトの腕についている文様が色違いながら模様が一致しているのは、なんらかの呪印みたいなものなのかとか。
ボルトの目は、仙術+白眼の新たな力だったりするのかとか。
いろいろと気になるところ満載です。
ほんと、これは月イチ連載という構成がジレッたくなっちゃう新企画ですね!
人間界編が終わるまでに28巻もかかったのだから、
当然、グルメ界編に入ってからも50巻くらいまでは
いくと思っていました。しかしこれではもう今年の内には
終わってしまいそうな勢いですね。
………納得できない。やはりどう考えてもこの展開が
島袋氏の本意、本来の予定だとはどうしても思えない。
編集部の意向だとすれば何故なのか?
アニメが終了しているのはトリコだけではないのに、
なぜ長期休載をくりかえすH×Hやもっと前に
アニメが終了しているBLEACHではなく、
トリコの連載終了を早めるのか?
いや、理由ははっきりと思い当たるのです。
トリコは上記の作品よりも女性人気が弱く、商業的利益が
不足しているとみなされたのではないかと………。
でも………それはあまりにも現金すぎる。
見切りが早すぎる。完結後の文庫化や完全版の販売を
視野に入れれば、目先の利益がすぐにあがらずとも
作品全体の完成度をあげるべきです。
ここ数年のジャンプ編集部の方針で納得できない事は
いくつもありましたが、今回はかなりはっきりと
納得しかねますね…………。
印象としては、猿王バンビーナと戦ってたあたりまではこれまでと変わりないペースで物語が進んでいたと思うのですが、海底都市あたりから一気に物語が駆け足になりだした気がいたします。
あのあたりで、何か編集部的に決定的な決断があったのかもしれませんねー。
だとすると、バンビーナあたりの話が評判あまりよろしくなかったということになるんでしょうか。
私的にはかなり好きな部類のエピソードだったんですが、ウンチが空を飛んだりなんだったり、比較的下ネタ祭りだった猿王編は読者をクッキリ選んだっていうことなのかなぁ。推測にすぎませんが。
ともあれ、かなり駆け足になるかもしれませんが、最後の最後までしっかりとトリコという物語を描き切ってほしいものです。