ということで約一年八か月にも及ぶ沈黙を経て、ついにハンター×ハンターが復活を果たした 20 号。
さっそく感想に参りましょう。
前半の感想は、
・食戟のソーマ
・ブラクロ
・ワンピ
・僕デミア
・暗殺教室
・ものの歩
・【特別前後編】TRANSCEND・GAME 遊戯王
・H×H
の 8 本でお送りいたします。
【巻頭カラー】 食戟のソーマ
おー、本当に食戟やっちゃってるー!
てっきり、審査員などの食戟の正式な条件を整えられてないので、なんだかんだで中止って流れかと思ったんですが、ちゃんと勝負することになりましたねー。
ちょっとこれはびっくりしました。
この勝負、どうやって勝敗を決めればいいんでしょう(笑)。
このままだと、互いに相手の料理を食べて互いで審査しなくちゃいけませんものね。
それじゃ公平な勝負にはならないんじゃないかなぁ〜と思ってしまいます。
いまのところ覗き見をしている女子二人も、立場上は創真サイドですから公平とは言えませんしね(笑)。
ああそうか、これは「食戟」ではなくて、あくまで私的な「勝負」っていう扱いなのかな?
しかし、日本中の料理店を潰すとは、また大きく出ましたねー。
夢は大きくってことなのかもしれませんが、そんなことのできる法的根拠はいったいどこにあるんじゃろうか〜と思ってしまいます(笑)。
ま、潰したい店があったら近くに競合店を立てて、圧倒的なパワーで潰してしまえってことなのかもしれませんが。
それならそれで単なる資本主義的な正しい競争なので文句はないと思いますしね。
そうではなく、なにかの上からの力で潰すとか言ってるのだとしたら、それはさすがに違法行為でしょうし、セントラルの許可がなければ出店させないとか言い出したら独占禁止法とか公正取引委員会的なものにひっかかっちゃいそうです(笑)。
そもそも一学校(およびその傘下の企業がいかに多かろうと)の力でできることじゃなかろうがねーって思ってしまいますわ〜。
いったいそのへん、薊パパはどう考えているんでしょうね〜。
もし凄いトリックかなんかを考えているのだとしたら、どんなお手並みなんだかすごい興味がありますわ。
あとひとつ、日本津々浦々までセントラルの料理を広めるっていうのも、かなり無理があるんじゃないかなぁというのも気になりますねー。
日本には東西南北ありとあらゆる味の好みがあり、土地柄だって千差万別。
気候風土、水やお米、お酒、醤油の違い、農産品畜産物海産物、特産品、それぞれ独自の食材・環境があって、千の土地があれば千以上の料理があるわけで。
そこに住む人が違えばまったく味の好みは違うんですよね。
そういう違いに、上意下達のセントラルでは応えきることはできないんじゃないかな〜って思ってしまいますわ。
地域の味、おふくろの味、地元の料理店の伝統的な味に、なかなかかなうことはないと思いますねー。
ともあれ、始まってしまった第一席との大決戦。
「この勝負 勝たせてもらいます」と燃え上がってくれた創真が実にカッコイイ。
いかにも勝利のフラグが立った!っていう感じのヒキではありますが、本当にここで最強の第一席に勝ててしまうんでしょうか。
次号がめっちゃ楽しみですねー!
ブラック・クローバー
海岸で歌ってた謎の少女、てっきり人魚だとばかり思っていたら、かなり謎めいたヒキでちょっとびっくり。
神殿の奥で待っているって、どういう意味なんでしょう。
古代の魔力の化身だとか、なにかそういうような超越的な存在だったりするんでしょうかね。
しかしノエル、家族と言われて思い出すのはロクでもない記憶ばかりとか。
ちょっとはいい思い出とかなかったんでしょうかね。
ほんとアニキたちの風当たりが強すぎる(笑)。
そしてまた、そんなノエルの心の安らぎなんて黒の暴牛(とくにアスタ)しかあるめーべって思ってたら、それに気づくまで最終日までかかってしまうとは(笑)。
頑固というか、鈍感というか。
ノエルとしても黒の暴牛にそこまで依存しているとは認めたくはなかったってところもあるのかもしれないな〜。
家族はあくまで血縁の家族と、思いたいところがまだあったのかも。
そこを振り切っちゃったってことは、ここからノエル、かなり心境的に変化が見えるかもしれえないですな。
ONE PIECE
別エントリーにて。
【センターカラー】 僕のヒーローアカデミア
「狭いですわ…つっかえそう」……って、何がつっかえそうなんだヤオモモー!(笑)
成長の暴力発言で思わず空気が緩みましたが、切島くんが 5 万はする暗視カメラを買ってきたってのは本気度が凄いなーと呆れたようなカッコイイような。
しかもその暗視カメラ、ヤオモモが作れたっていうオチがなんとも空回っちゃってる感があってとてもキツい。
やっぱり今回の切島くんは空回りしている若さ代表ってことなのかなあ。
このあと、結局出番なしで終わっちゃいそうですしねー。
一方、プロヒーローたちの活躍は今週おおいに見どころでした。
一気に突入してきたオールマイトたちが、一瞬でヴィラン連合を無力化。
「もう逃げられんぞ敵連合…
何故って!?
我 々 が 来 た !」
いやーー、この大ゴマ、めっちゃシビレました!
さすがはトップヒーロー、なにもかもが圧倒的です!
本気になったオールマイトたちにかかれば、ヴィランの若造どもなんて屁でもなかったか。
しかももうひとつの隠れ家のほうまでマウントレディたちが粉砕済み!
完全にデクたち出番なしなんですよね〜〜。
いや〜、さすがはプロヒーローですよ〜。
まったくもって、最初っから心配することなかったんですね!(AFO がまだ動くかもですが…)
オールマイトたちとデクたちがみつけた隠れ家が別のものらしくって、いったいどっちが本命? デクたちどうなっちゃうのん?って心配させておいて、答えはどっちもプロヒーローが制圧!っていうこのアンサー。
圧倒的なプロヒーローたちの実力を思い知らせてくれて、なんとも気持ちのいいものでありました。
さーて、これにてデクたち、どういうことになるんでしょうか。
大人たちから徹底的に説教されちゃう流れですかね?
もちろんまだまだ死柄木は諦めてない目ですし、AFO も動いてきそうなので事態は終息しきったわけではないですが(そもそもこの事件開始時の不穏すぎるナレーションがありますしね…)。
今回の経験を経て少年たちがどんな答えを導き出すのか、そのへんに興味津々です。
あとそうそう、プッシーキャッツのさらわれた女性、たすけられてましたね!
全裸ってことはあわや脳無にされちゃう寸前だったのか、あるいはちょっと考えたくないことですが、すでに施術されちゃってたりするのか…。
そのへんとても心配ではありますが、食われてはなかったんだってところでひとまず安心。
あと、日常シーンではふざけてることの多いマウントレディですが、最後のページではヒーローらしいシリアス顔だったのがちょっと惚れ直しました。
このひとも、根っこはちゃんと正義のヒーローなんですな!
かっこいい!
暗殺教室
ふとしのイケメン弁護士の顔に大笑い(笑)。
ダメな大人たちの隠れた実力が大爆発!の回。
気持ちのいいエピソードでしたわー。
今週は偶然にも僕デミアもそうでしたが、大人たちが本気を出す回ってのもなかなか痛快ですね。
今回の番外編は、いったん挫折した大人たちの再生の物語でもあったんですねー。
とまぁ、そんな爽やかなオチかと思わせておいて、まさかの梓さん開眼からの爆発!
やー、すっかり騙されてしまいましたわー。
あいかわらず素晴らしいヒキですが、こうなってくるとあの蛍ちゃんもグルなのかどうか、そのあたりも気になってきます。
ものの歩+α
絶望の向こう側へ突き進むことをあらわすイメージ映像で、信歩が崖を降りて行っちゃうっていうイメージがかなりのインパクトでした。
常人ならば絶対しないようなことを平然とやってしまう、信歩のクレイジーさ、つまりは勇者であることをありありと示していますわなー、このイメージは。
普通のひとなら降りてまた登るなんていうことは考えないで、まずは飛び移れないかとか、橋をかけられないかとかあれこれ算段して、けっきょく無理だと諦めるんでしょうね。
でも信歩の場合、愚直にひたすら計算をして、降りるまで推定何百メートル、上るのにまた何百メートルだから、よし、いける、きっといける!ってバカみたいに計算しちゃうんでしょうね。
途中で手や足を滑らせたら死ぬのに、そういうことはまるで頭にもよぎらない。
むしろこれまで一歩も前に進めなかったよりは、前に進めること自体が喜ばしいことであるかのように。
信歩というキャラクターをありありと示したイメージ映像だったと思います。
やー、思わず惚れ惚れとしちゃいましたわ。
また今週は部活漫画番外編もあって二本立て。
今さらのように気づかされてちょっと驚いたんですが、みなとさんって正ヒロインだったんですね!(笑)
この番外編ではじめてそれを悟りましたわ。
てっきり先輩であり仲間であり、未来のライバルのひとりっていう感じに思っていたんですが、今回はすっかり正ヒロインの立ち位置ではないですか〜。
これは黒髪メガネのあの子(今週載ってたキャラ紹介によると能塚さんっていうのか)、かなり雲行きがあやしくなってきたなー。
がんばれメガネっこ!
【特別前後編】 TRANSCEND・GAME 遊戯王 後編
ぬおおおお、おもしれーーー!!
ヴァーチャル世界でカードゲームをやらせるシステムは、すべて海馬がアテムに会うためだった!
前作を読んでないのでそのへんの事情はわたしは想像するしかないのですが、遊戯に憑りついていた古代のデュエリスト・アテムは最後に成仏?して、あの世に行っちゃったってことなんですね?
そのアテムとの本当の決着をつけるために、海馬ってヤツはこれだけの大仕掛けをやらかしたってことですかー。
いやー、かっこええわーー。
男子たるとものこのくらい徹底的に全力でやっちゃえるってのはあこがれるしかないですわ。
たとえるならアムロとの決着をつけるために地球に隕石落としちゃうシャアみたいなもんですわ(笑)。
また、アテムと会うための手段が、ヴァーチャルゲームとか全世界の意識を集合させて…とか、とても SF 的な手段を使ったミラクルだったっていうのも非常にかっこいいと思いましたねー。
もちろんオカルトはオカルトなんですが、科学的な説明が入っていることでなんか凄い領域に踏み込んじゃうぞっていう高揚感がハンパなかったです。
今回はおそらく尺の問題でデュエルそのものはサラッとした感じではありましたが、仮想空間のデュエルっていう非常に映画のスクリーンに映えそうな題材でもありますし、これはなかなか映画に興味を惹かれる読み切り企画だったんじゃないでしょうかねー。
やー、おもしろかった!
【センターカラー】 HUNTER×HUNTER
ということで、ひっさびさに掲載されたハンター。
もうほとんど連載再開は諦めていた…っていうのが正直なところだったので、いまこうやって連載が読めるのが夢のようでありますわー。
おかえりなさい、富樫先生!!
さーてそういうことでひっさびさのハンターだったわけですが、ひっさびさなのに文字ばっか!!(笑)
でも、これこそがハンターですねー!
すっかりこれまでの流れとか忘れていたのですが、それでもめっちゃ面白い、ハンターらしくシビレるような情報戦。
これぞハンターっていうエピソードでしたわー。
王位継承戦を繰り広げる王子たちが、正体を隠してフォーマットの決まったメールで護衛を募り、王子のなかにターゲットを探すクラピカたちは文面から王子の正体を推理し、手分けする。
しかして王子たちにもなみなみならない事情があり……と流れるように展開する怒涛の情報。
いやー、一気にのめりこんじゃいましたわ。
互いに欺き、騙しあい、推理しあうスパイ戦って感じなんですが、王子たちも、主催者側も、クラピカたちも、ちゃーんとそれぞれの立場で最善を尽くしているからこそ、エピソードに説得力があるんですわなー。
メールにはいくつかの決められたフォーマットしかないっていうルール決めも、そのわかりやすい最たるもの。
暗殺者対策や人材が偏ってしまうことを避けようとすれば、たしかにそりゃそうだわって思います。
また第 14 王子の母オイトさんがハルケンブルグ王子を装ってメールを選択した理由もむべなるかな。
いやほんと、この世界の住人はあいかわらず頭のいいひとばっかりですわ(笑)。
またそういうハードな面ばっかりじゃなく、クラピカがビスケを篭絡しちゃうなんていうコミカルさを盛り込んだりするのも実にうまい。
ビスケ、ここまでチョロかったのか(笑)。
そんなわけで、のっけからその面白さをガツンと再認識させられたハンター。
これが毎週読めるのがうれしいったらないですわ。
しかし、巻末コメントを見ると、富樫先生寝たきり生活だったんですな〜。
うーん、想像してた以上に壮絶だったんだなぁ。
すっかり良くなってるようならいいのですが。
といったとこで前半はここまで。
続きは後半戦にて。
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