週刊少年ジャンプ 2016 年 14 号掲載分の感想です。
■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編
【コミック派ネタバレ注意!】
【感想小タイトル】
■酬いる
■ラフテルへの道しるべ
■光月一族の秘密
■酬いる
くじら像の尻尾の上から、ボロボロになったモコモ公国を見下ろして涙を流す雷ぞうたち。
メチャメチャいい人たちじゃないですか〜、このワノ国の侍たちも。
命をかけて、何百年の歴史ある国すべてを投げ打ってでも自分ひとりを守り抜いてくれたこの大恩ですからね。
いったいどうやって酬いていいものなんでしょう。
雷ぞうさんたち、逆に今度は命がけでモコモ公国のために働いてくれそうです。
まさに義理と人情の熱い涙。
思わずこちらまで泣けてきてしまいましたわ。
■ラフテルへの道しるべ
そしてそして、ついにこの時が来た!
ワンピースがあるという、ラフテルへの道がついに示されました!!
この赤いロードポーネグリフを 4 つ集め、それぞれが指し示す場所を十字に結ぶと、そこにこそラフテルの島があると!!
うおおおおおお、これはたぎる!!
長年捜し求めてきたものが、世界中の海賊達がやっきになって追い求めている“海賊王”のゴールが!!
ついに、その筋道が見つかっちゃいましたかー!!!!!
この感動っていうか、「ついに!」っていう衝撃は凄いものがありましたわ〜。
長い長いワンピースと言う物語は、ただただあてもなくさまよってたわけじゃないんだなって。
これまでひとつなぎの大秘宝とラフテル、海賊王という称号を目指して、どうやったらそれに手が届くのかさっぱりわからないままに、ただひたすら前に進むしかなかったこの旅路ですが。
その旅路のはるかむこうに、ついに形のある何かが、まだそれがどういうものかは見当もつきませんが、でも確かな手ごたえのある何かが見つかったぞ!っていう、そういう感動がありましたわー。
いやー、ついに、ここまで来ちゃったか!
もちろんここからこそが本当の本番で、ここからまだまだ先はきっとすっごい長いであろうことは容易に想像がつくんですけども。
でも、それはこれまでみたいに霧の中を進む手探り状態とはワケが違うぞっていう、そういう確かな感触はありますねー。
ここからは、「ロードポーネグリフの写しを集める」&「ロビンの死守」っていう、パッキリ明確な目的があるわけです。
そして、それをするには他でもない、四皇ビッグマムと、カイドウの打倒ってね!
ちなみに写しをコッソリ盗み取るっていうのは、どうやらルフィの顔的に「ありえない」ようですね(すんごい雄弁な表情だったwww)。
うん、そりゃそうだ。
なんのためにやってるかって、そりゃ海賊王を目指しているんですから、そんなセコイ真似をしてたら誰が海賊王と認めるかって話ですよね(笑)。
あ、ちなみにロビンの死守ですが、よっぽどラフテルに誰も行かせたくない事情のある勢力でないかぎり、最初のうちはそんなに警戒する心配はしなくていいんじゃないですかね。
たとえばロビンを攫ったとしても、そいつがロードポーネグリフの写しを集めてない限りはなんの値打ちも無いわけで、集めるまでは逆にライバルに狙われる危険が増えるだけですからねー。
ロビンが危ないのは、写しを集め切ってから、もしくは集めきる寸前あたりが一番ヤバイタイミングなのではないでしょうか。
とはいえ、四皇を倒すぞってなった時と、ロビンを守るぞって盛り上がったときのナミやウソップ、チョッパー達のテンションの差がすごいこと(笑)。
弱気トリオも、こと仲間のためであればどんな敵だって怖くないっていう、心強く微笑ましい一場面でありました。
あとそうそう、これでなぜロジャー以降誰もラフテルに辿りつけてないのかっていう問題がだいぶん答えられましたねー。
この条件ならそれはたしかに難しい。
ロジャー以降誰も辿りつけてなくてもおかしくないって納得できます。
これまではログポースを辿っていけば自然とラフテルにつくはずなのに、なんでなの?って疑問だったわけですが、そもそもその情報からして間違っていたわけですよ。
あとは、ロジャー情報をたどるとかして「あのへんの海域じゃね?」って大まかな見当がつけられたヤツがいたとしても、そこからひとつの島まで絞り込むことができなかったり、あるいはぜんぜん近づいていけない理由があったりするのかもしれませんね〜。
そもそも、こうなってくると普通の「島」かどうかも怪しいかも。
地底とか、海底ってことも十分あるかもですね。
■光月一族の秘密
と、ここまででも今週は衝撃度は十二分にあったのですが、ここからさらに畳み掛けるような情報がありました。
光月一族は、なんとあのポーネグリフを 800 年前の大昔、その石工のすぐれた技で作った張本人の一族だったんですねー。
ここでネコマムシの旦那がポーネグリフのことを「壊せぬ書物」と呼んでいるところも興味深いポイントです(既出だったような気もしますがw)。
わざわざあんなにでっかい石に文字を刻まなければいけなかった理由は、その「壊せぬ」ってところにあるんじゃないでしょうかね。
とすると、逆にそういう書物があったら壊そうとする勢力があったのだろうということになるわけです。
要するに、それは天竜人であるとか、その後の世界政府であるとか、でしょうねー。
彼らにとってはとっても都合の悪いことを、「壊せぬ書物」に記し、それを世界中にバラバラにして隠したっていうのが真相なのではないかと、そういう風に推測されてきます。
未来の誰かに向けて、いったい誰が、何を伝えようとして、そしてどうして欲しいと願ったのか。
興味はそのへんに移っていきます。
謎が謎を呼ぶって感じですねー。
またここで、そのポーネグリフの読み方を伝承してきていた光月一族の知識が、モモの助の父上おでん様の代で途絶えてしまったことも判明。
きっとそんなことだろうとは思っていましたが、なぜ殺されたのかという理由がこれまた予想外すぎました。
なんとなんと、おでん様はあのゴール・D・ロジャーの仲間でしたか!
そしてまた、おでん様はラフテルに上陸し、さらには“世界の秘密”を知った人物だったと!!
おおおおお〜〜〜、どんどん話が核心に迫っていく〜〜〜!!
これがそこらの新連載だったら、すわ打ち切りで巻きが入ったか!って戦慄が走っちゃうところですよ(笑)。
そのくらい、一気に核心に踏み込んで来ちゃいました!
いやー、ほんっと今週はオドロキの連続です。
心臓がいくつあってもかないません(笑)。
いったい“世界の秘密”って、何なのか。
そして、ワノ国の将軍とカイドウは、なんでそんな情報を引き出そうとしたのか。
やっぱり、ラフテルを目指してワンピースが欲しいのか。海賊王になりたいのか。
それとも、その“世界の秘密”とやらが知りたいのか。
それをもって、世界政府や天竜人の秩序をひっくり返したいとか考えていたりするのか。
そのあたりにも興味がわいてきます。
ともあれともあれ、いよいよワンピースという巨大な物語が、ワンピースそのものを巡って大きく渦を巻き始めたというような、そんな“遠鳴り”が聞こえてきたような今週でありました!
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紙ではなく硬石のテキストにしたのは、紙だと簡単に根絶やしにされてしまうから。つまり、これはポーネグリフを作った人々に「敵」がいた証拠。そして、空白の100年が明けた800年前、ちょうどその時に誕生したのが世界政府。「敵」が現在の世界政府ならば、空白の100年は「世界政府にもみ消された不都合な歴史」とも考えられる。
また、クローバー博士はいくつかのポーネグリフを解読し、「ある巨大な王国」の存在に気づきました。その王国の名前を言う前に彼は撃たれてしまいましたが、私は個人的に、その「巨大な王国」こそが「ラフテル」なんじゃないかと考えています。
情報提供ありがとうございます。
しかし、「ある巨大な王国」という言葉はすっかり忘れてましたわ。
たしかに、その巨大な王国の首都こそがラフテルだっていうオチはとてもありそうな話に思えますねー。