2016年02月15日

週刊少年ジャンプ2016年11号 【新連載『鬼滅の刃』開幕号】 感想<前編>

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 書き始めの時間がかなり遅くなってしまったので今週は(も?)駆け足で参ります!





 前半の感想は、

・【新連載】鬼滅の刃
・暗殺教室
・ワンピ
・ゆらぎ荘の幽奈さん
・ハイキュー
・ブラクロ
・左門くんはサモナー
・火ノ丸相撲

 の 8 本でお送りいたします。



【新連載巻頭カラー】 鬼滅の刃

 たびたび印象的な読切を掲載していた吾峠呼世晴(ごとうげ こよはる)先生がついに新連載で登場。
 読切では、毎度独自の世界観と一風変わった語り口で「この人面白そうだな〜」と思ってたのですが、新連載では第一話からいい感じのパンチをかましてくれました。

 素朴な味わいの絵ではありますが、それだけに、まるでまんが日本昔話の怖い話のような、あるいは高橋留美子のホラー短編作品のような、ピーンと張り詰めた緊張感。
 古い土蔵の闇の底から、色鮮やかな反物の紅色が浮かび上がってくるような幻想的な色気。
 まぁそこまで言ったらベタボメすぎるかもしれませんが、独特の魅力にぐいぐいと引き込まれてしまいました。

 正直、画力の高さではどちらかと言うとめっちゃ高いっていうタイプの作家さんではないと思うのですが、その絵の雰囲気をうま〜く生きる世界観にしたなーっていうのがありますねー。
 まるで紙芝居か絵本のような雰囲気があります。

 雪の降る山で家族が全滅という閉鎖状況。
 最愛の妹がまさかの鬼化という絶望。
 それでも諦めない主人公、ということで、いったいこの主人公、どうなっちゃうんだーっていう強烈なヒキの力が発生してます。
 いやー、これは目が離せない新連載が始まってくれました。

 この妹、今は人間の理性が働いてるようですが、ちょっとでも気を緩めたらおにいちゃんのこと食っちゃいそうですもんね〜。
 また、食わなかったら食わなかったでこの妹だって餓死しちゃうかもしれませんし。
 早く一安心できる状況までこぎつけて欲しいって思いますが、まぁでも、一息ついたらこの強烈なヒキの魅力は半減しちゃうんだろうなぁ。
 今はとにかく、このヒキの力が働いている間にいかに読者をしっかりとりこめるか、ってところではないでしょうか。

 またそういうストーリー面の牽引力もさることながら、バトルの駆け引きまでやっているのが面白いところ。
 この漫画の方向性としては、主人公が鬼を倒す力を手に入れたりして、鬼とのバトルが本筋になっていったりするんですかね?

 ともあれ、これはなかなか面白そうな新連載が始まってくれました。
 アクの強めな作品なので、大多数の支持は得にくいタイプかもしれませんが、個人的には期待度大です。



暗殺教室

 二代目、さっくりとした最期ではありましたが、殺せんせーとしてはこれが今できる精一杯のところでしょうねぇ。
 最後の最後で、生徒を先生として見守ることができた殺せんせー。
 それがわかったからか、二代目もやすらかな表情での最期。
 たくさんの命を奪った大悪人とはいえ、救いになってくれてたらいいですねぇ。

 そしてまさかの茅野さん大手術!
 なんと、そういう手がありましたか!
 でもたしかに殺せんせーならやりかねない。
 いやー、これはしてやられました。
 誰がバラバラにされても蘇生するつもりでいたっていう殺せんせーですが、そこまでリスクに対処する覚悟だったということに驚きでした。



ONE PIECE

 別エントリーにて。



【センターカラー】 ゆらぎ荘の幽奈さん

 おお、全員妖怪変化のたぐい+対魔物系忍者でしたか!
 ただのハーレム+幽霊かとおもったら、これはなかなか濃いものを持ってきましたねー。
 温泉宿での生活が、一気にニギヤカで面白そうなものになってきました。

 しかし、座敷童子って、運勢の先払いだったのか〜。
 たしかに恐ろしい!



ハイキュー!!

 木兎さんに罠をかける瞬間の音駒勢の顔、つーか目!
 まるでエモノにとびかかる寸前の猫のような目ですねー。
 木兎さんの強烈なジャンプサーブをフワッとレシーブしてのける海さんもそうですが、音駒のこういうところはまさに古豪っていう安定感です。
 しかも黒尾さんがジャンプサーブをものにしてきたり、夏よりもさらにレベルを上げてきているようですしね。

 反面、リエーフの不安定さはまだまだこれからってところですねー(笑)。
 このリエーフの成長こそが、音駒のさらなる躍進の起爆剤となってくれるのかどうかってところでしょうか。

 しかし、音駒の応援席の女子達、いいキャラしてるなー。
 弟の失敗に赤面して顔を覆っちゃってるのがたまらんカワイサであります。



ブラック・クローバー

 敵のワープゲートに自らつっこんでってパンチって!
 その発想はさすがになかったわー。
 敵の能力に自ら飛び込むって、そうできることじゃないですよね。
 もしこのワープゲートがジョジョのヴァニラ・アイスみたいに飲み込んだものをバラバラにする性質をもってたりしたら、一巻の終わりだったわけですからねー。
 いやー、バカって怖い(笑)。
 バカの恐ろしい無鉄砲さというか、覚悟を持ったアスタの大博打をやってのけるクソ度胸にちょっと惚れ直しましたわ。



【センターカラー】 左門くんはサモナー

 一度はドベまで下がっていながら、ここへきてまさかの人気急上昇。
 バレンタインでセンターカラーをもらえるなんて、そんなミラクルがあるんですねー!
 またこのバレンタインドレスアップをしたてっしーたちが、これまた可愛いのなんの。
 アンリとか、めっちゃイケてる女子風にキメてるけど、額の汗が内面のテンパリ具合をしっかり物語っちゃっるところがグッドです(笑)。

 本編。
 「左門(あいつ)は勝つぞ」なんて言っちゃう閣下もだいぶん不良漫画ワールドに毒されちゃってるよね〜って思っちゃいました(笑)。
 なんだかんだで、ああいうノリって男子ならやっちゃうものなのかもですね。

 しかし、これだけ「!?」で笑わされちゃうと、今後普通の漫画で出てきたときが怖いなぁ。
 絶対笑っちゃう!

 あと、左門くんのうざいしゃべり、もはや堂に入ったものがある。
 煽り文句の巧妙さにちょっと感心してしまうくらいです(笑)。



火ノ丸相撲

 ほっほー、100 円でメシを作るっていうのはどうやら、意味のない無茶をふっかけたっていうだけではなさそうですね。
 小さな体でどうにかするっていう鬼丸の課題と、なにか関係のある意味が隠されているような雰囲気になってきました。
 うーん、だとするとどういう解決法があるのかなぁ。



 といったところで前半はここまで。
 続きは後編にて。



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