週刊少年ジャンプ 2015 年 53 号掲載分の感想です。
■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編
【コミック派ネタバレ注意!】
扉絵シリーズはシロップ村へ。
二年でずいぶん成長した少年達ですが、それよりもなによりも、カヤがなんともまぁたわわに実ってしまって、ウソップこのやろうバカやろう羨ましいヤツめ!
まぁでもともあれ、カヤが元気そうで何よりですねー。
【感想小タイトル】
■干害
■衝突
■公爵
■干害
そんなわけでゾウ襲撃の回想編。
襲ってきたのはカイドウ傘下の百獣海賊団。
ひきいるのは、カイドウの 3 人いる“災害”と称される懐刀のその一人。
マンモスの能力者でもある、“干害”のジャック様。
干害っていうことは、このマンモスの鼻で水を吸い尽くしちゃうとか、そういう能力なんでしょうかね。
しかしそれはさておき、こいつらの話の聞かなさには驚かされました。
侍がいるとかいないとか、誤解があって戦いになったとかのレベルじゃないんですね。
いないことをどう証明したらいいかとか、そういう悪魔の証明みたいな高度な話じゃあなかった。
コイツら初めから、交渉をする気なんてサラサラないんですもの!
戦いを必要最小限に収めようとかすら考えになくて、まるで歩く凶器です。
ゾウの長老っぽいおじいさんが進み出て、冷静に交渉に持ち込もうとしたら、有無を言わさずドカーンと粉砕。
これぞ“災害”!といった理不尽さでしたわ。
やー、いっそ気持ちいいくらいの突き抜けた悪役っぷりですねー。
こいつら、破壊することしか頭にないって感じですね。
もちろん雷ぞうを探すという目的はあるにはあるようですが、やり口があまりにも破壊寄り。
ボスであるカイドウもなかなかのクレイジーさでしたが、その配下のクレイジーさもあのボスにしてこの配下ありって言う感じです。
クロコダイルやドフラミンゴが、支配の為に民衆をだまくらかそうとしたりしていたのとはまったく違う、制御の効かない純粋な暴力っていう感じがします。
民衆などすべて踏み潰し、己のやりたいことを押し通せ!っていうポリシーなのかもしれませんね。
なんともゴリ押し。
カイドウは、その海賊団も含めてあまりに強すぎるからこそ、その支配には一切の小細工を必要としないってことなのかもしれません。
■衝突
ちなみに百獣海賊団の配下たち、「PLEASURES(プレジャーズ)」は非能力者軍団、「GIFTERS(ギフターズ)」は人造悪魔の実 SMILE による能力者軍団ということのようですねー。
カイドウは、人造悪魔の実によって大量のゾオン系を抱えているという話でしたが、噂は本当だったようです。
ギフターズというのは、贈り物(GIFT)=人造悪魔の実をもらった者たちということなのかな。
全身を獣化させるちゃんとしたゾオン系というよりは、一部分のみ獣化できる不完全なタイプの様子。
人造悪魔の実ならではの未完成さによるものなのか、あるいはこれになんらかの利点があったりするんでしょうか。
今回出てきたやつらは、あくまで三下といった感じでしたが、幹部クラスになってくると人造悪魔の実でもさらに違った感じになってくるかもしれませんね。
それこそ、人造の実ならば複数の実を食べることができる!なんていう特殊ルールがあったりして、全身にいろんな動物の特徴を持つロマンキメラができちゃったりするかもしれません(笑)。
そんな百獣軍団を迎え撃とうとしたミンクたちですが、なんと赤子までもがあの謎の電撃の技を使うと言うから驚きでした。
いったいなんなんでしょうね、この電撃。
覇気によるものだとしたらかなりの覇気のバーゲンセールですが、かといって手の中に電気うなぎを隠し持っているというような小細工っぽくも見えません。
「ミンク族はその誰もが生まれながらに天性の戦士」なんて言っているところからすると、何かのカラクリがあるというよりは、ミンク族のみが使える特殊体質ってことなのかもしれませんね。
あれかしら。
体毛の摩擦で静電気を起こしてそれを強烈に増幅しているとか……いやいや、そんな突飛なのはさすがにないかなー?
ああでも、尾田っちだったらそういうのも十分あるかもしれないなー(笑)。
■公爵
それにしても、ナミがいると実に居心地がいいなー。
ルフィが「暑苦しいライオンだな」とか暴言を吐いても、すぐさまゴッ!と冷静にツッコミが入る安心感(笑)。
こういうのはウソップもできますが、ウソップだとまだルフィを止め切れてない感というか、ツッコミの弱さがある気がするんですよねー(偏見かな?w)。
情け容赦のないナミのツッコミの重要さを、あらためて確かめられた気がいたします(笑)。
なんといっても、リアル時間で 2 年ぶりくらいのナミですものねー。
そして登場、ゾウの昼の主であるイヌアラシ公爵。
かなり貫禄のある、体のでっかい犬のミンクでしたが、初対面でルフィが
「――しかしおっさん強ェだろ
相当強ェな!!」
と喜んでいたのがやけに印象的でした。
これだけルフィが相手を賞賛するのって、相当の腕前と見たほうがよさそうですよね。
ドレスローザ編ですと、ルフィが相手を強いとすぐさま直感したのって、藤虎くらいだったと思いますものねー。
たしかドン・チンジャオやキュロスですら、初見では強いとは言わなかったと記憶しています(もしかしたら言ってたかもですが)。
もしかしたらこの公爵、大将かそれに迫るくらいの力があったりするのかもしれないですね。
しかし、そんな公爵や強いミンク族たちですら、百獣軍団に敵わなかったのには訳がありました。
なんと、あのシーザーの毒ガス兵器が持ち込まれていたとは!!
いやー、ここへ来ていろいろな点が結びついてきましたねー。
シーザーの作った SAD を利用して、ドフラミンゴが地下工場で作った人造悪魔の実 SMILE 。
その SMILE で、強大なゾオン系能力者軍隊を作っていたカイドウ。
そしてシーザーの作った毒ガスが、またここでカイドウ勢力によって活用されて。
さらに、ドレスローザから運び出されていた大量の武器ですが、それがもしかしたらカイドウによって製造されていたのかもしれないという線もありました。
扉絵シリーズのカリブー編で、カイドウ勢力下と思われる島で、武器が製造されていたんですよね〜。
ここまでいろいろと点描されてきたシーザー、ドフラミンゴ、カイドウの各情報が、色濃く極太線で結ばれてきたという感じです。
この闇の巨大シンジケートの全貌が、いよいよ明かされようとしているのかもしれませんね。
そして、そのシンジケート最大の勢力であるカイドウの軍勢(その末端?)と、いよいよルフィたちは、ここゾウでぶつかり合うことになるのか。
そこでどんなドラマが始まろうとしているのか、おおいに期待が膨らむと言うものです!
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