2015 年カウント最後の週刊少年ジャンプ。
来週から 2016 年カウントとか、ちょっと信じられませんね〜(笑)。
時よ止まれ!と叫びたくなる、そんな 53 号感想まいります。
前半の感想は、
・ニセコイ
・ワンピ
・僕のヒーローアカデミア
・暗殺教室
・バディストライク
・食戟のソーマ
・【読切】始末屋K
の 7 本でお送りいたします。
【巻頭カラー】 ニセコイ
ああ、ついにこの時が来てしまいましたか〜。
楽、小野寺さんか千棘かを選ぶ、最大の二択問題。
ニセコイ本命の問題に、ついに踏み込むことになりましたか。
いや、最大の謎はたしかカギと錠前とか絵本とかの話だったような気もするんですが、まぁそのへんは置いといて、ラブコメって言ったらこの二択ですわな。
しかし、万里花編が終わったところで、お次は鶫あたりかな?と思ってたら、いきなり本丸天守閣の小野寺さんに攻め込まれたとあって、ちょっとこれは不意打ち的な衝撃でした。
まだちょっと心の準備ってものがね(笑)。
話の王道から言って、このままゆくとゴールは十中八九、千棘エンドであることは見えてはいるんですが、でももっと後々まで小野寺さんの可愛さを味わえるものだとばかり思っていましたわ〜。
うーん、今回の章がそういうのを見られる最後の章となるのかなーと思うと、やるせないものを覚えてしまいます。
「頑張る」という小野寺さんの頑張りっぷりを見守りたい気持ちも十分あるのですが、その瞬間こそが小野寺さんの完全脱落を意味してしまうのか。
ハラハラしつつ小野寺派のわたくしは見守っていこうと思います。
万一の、大逆転を祈りつつ……ね!(笑)
ONE PIECE
別エントリーにて。
僕のヒーローアカデミア
うっわーー、死柄木こえーーーー!(笑)
デクの言葉に触発され、これまで点と点だった思考がズバッと線となり、ものすごい「笑顔」になっちゃった死柄木。
ページをめくってこの顔が見えた瞬間の衝撃ったらないですねー(笑)。
思わず声がでちゃうところでしたわ。
メタ的に考えれば、なるほどこれをやるために素顔をさらしてたのかーってなるわけですが。
いやー、これまで悩める若きヴィランだった死柄木が、ついに“信念”と呼べるものを持ってしまったわけですねー。
これからの死柄木が、本当の意味で恐ろしいことになりそうな予感ヒシヒシです。
それこれも、他でもないデクの言葉によってっていうのが面白い。
ヒーローとヴィランが、それぞれいろんな影響を与え合っているんですね。
はじめに、オールマイトありきで、たくさんの人々が影響を受けて、そんな人たちがまた互いに影響を与え合っている。
実に面白い構造です。
そして、そんなオールマイトが本当にもしいなくなったとしたら……、どんなことが起きてしまうのか。
デクをはじめ、ヒーロー殺しステインも、死柄木も、どうなっていくのか。
そのあたりにも興味は向いてしまうんですよねー。
また、今週もお茶子ちゃんが素晴らしかった。
先週テンパって逃げたのも素敵でしたが、今週は意識していないと自分に言い聞かせている感じがすでに意識しまくっているんですよねー(笑)。
なんともすばらしい乙女っぷりでありました。
そしてまた、その逃げたり戻ってきたりという過程がしっかり今回の死柄木エンカウンターの重要な役割を担っていたりして、これも滑らかで上手いなーと。
さてさて、こちらの今後のゆくえも気になりまくりです(笑)。
【センターカラー】 暗殺教室
烏間先生、精一杯の情報漏えいってところでしょうか(笑)。
「3日くらい頭を冷やして考えるんだな!」って言うのは、計画をしっかり練って 3 日後以降決行しろって事なんでしょうねー。
現在の防衛監視体制を教えてくれた上に、おおまかな作戦や決行のタイミングまで教えてくれて、あまりの手取り足取りっぷりにニヤニヤが止まらなくなってしまいましたわ。
やー、ほんといい先生だわー。
一方学校では理事長も理事長なりの戦いを。
毒日新聞(毎日新聞?w)とか主要新聞社を数名洗脳って(笑)。
完全に偏向報道ですね!ありがとうございます(笑)。
しかし、ちょっと気になったのは、生徒達が 1 %の地球消滅を、まだ軽いものとして考えているっぽいのが気になりましたねー。
「なんで誰も私達の言う事
ちゃんと聞いてくれないんだろう」
とか、
「中学生と世界の首脳と
どっちの言う事信じるかは明らかでしょ」
とかのセリフからは、話さえちゃんと聞いてもらえれば殺せんせーは危険ではないことが解って貰えるのにっていうニュアンスが伝わってきます。
そうじゃないと思うんですよねー。
殺せんせーが凶悪犯かどうかはさておいて、1 %の確率で地球が消滅しちゃうんですもの。
だったらそれは排除しなければいけないだろうと、まずほとんどの人はそう判断する話だと思うんですよ。
E 組が勘違いされて、見当違いの同情までされるとか、そういうのは末節のオマケだと思うんですよねー。
E 組のみんなが、殺せんせーのことを誤解されたまま殺されてしまうのは納得がいかない、という気持ちはわかる気がしますけどね。
このへんの、天秤の片方に地球と全人類をのっけて 1 %のギャンブルをするということの恐ろしさについては、カルマくんあたりに指摘して欲しいなーと思いますわ。
バディストライク
おー、なかなか気持ちのいい第 3 話。
荒狼亮がなぜノーコンになったのかのトラウマが明かされ、ドカッとそのトラウマを払拭。
将来のライバルと思われる大打者との決着も、いい感じに勝ったんだか負けたんだかわからないいいバランスの落としどころにスッパリ落として将来に繋ぐ。
初回でちょっとモヤモヤさせられた気弱のキャッチャー米倉くんにも、安導要らしいフォローが入りましたし。
いい感じでコンビが結成となり、この 3 話ぶんをひとまとめにして第 1 話だったのかなーっていう感じの、とてもスッキリする第 3 話でありました。
食戟のソーマ
叡山先輩の煽られ顔芸に大笑いしてしまいました(笑)。
いやもう、最近の叡山先輩の百面相はすご過ぎですね。
次はいったいどんな顔をしてくれるんだろうかと、めっちゃ楽しみになってしまいます。
このまま次は敗北の屈辱に顔を歪めてくれるのか、こっちの顔まで楽しみな顔芸になってしまいそうですわ(笑)。
そしてまた、今回の叡山先輩の料理では、竜胆先輩が体を汗ばませながらもあくまで“おはだけ”はしなかったところも、次の創真の料理に期待を持たせてくれます。
さあ創真よ、竜胆先輩をすっぽんぽんにするのだ!
とはいえ、今回の挑発で食戟は続行っていうことでいいんですかね?
あくまで買収された審査員をどう攻略するかの話だと思っていたのですが、問題はそこではないのかなーとちょっと思えてきました。
叡山先輩が創真の心を折りに来ていたように、逆に創真が叡山先輩の心を折ってしまえば勝ち、ということなのかもしれませんね。
審査員がどう評価をくだそうと、叡山先輩さえ折ってしまえばいいのかも。
【読切】 始末屋K
『恋のキューピッド焼野原塵』の長谷川智広先生による、アウトローが暴れるハードボイルドもの……と思いきや、実はカッパものというギャグアクション。
始末屋がカッパとか、出オチにも程があるだろー!って思っていたら、そこからがやたらと面白かった。
Kの正体がカッパと判明してからの 2 ページ以上にもわたる遠大なリアクションを経ての、ようやっと来る「K(カッパ)じゃん!!!!」のツッコミ。
これが引っ張っただけあってやたらと気持ちよかった。
助手子の説明に入る突っ込みも小気味いいし、イヤホンを外した瞬間「カパカパ」言い出すKも不気味すぎてシュールすぎ(笑)。
助手子の回想に入りそうなところを慌てて制止して本題に入ったのも、よくある漫画的展開を風刺したような面白さがありました。
そしてまさかのキュウリテイスティング(笑)。
精一杯カッコイイ感じにしていますが、かじっているのがキュウリという不条理さ。
そしてまた、助手子もうしろでキュウリを齧ってて、おまえもかーーい!っていう、誰も突っ込まないことよって湧き上がるどうしょうもない可笑しさ。
このへんでもう、私はこの作品がすっかり好きになってましたねー。
アクション編に入ってからも笑いの小ネタは尽きず。
「何なのだ この光景は!!!!」とか、かなりやばいシュールさです。
しかも直後に上から撮影してミニマム規模に見せ直すのもたまらない。
このへんかなり面白すぎる発想でした。
でかい技を使うたびに干からびたり、K自体の魅力もなかなか。
最後まで笑いの絶えない読切でありました。
いやー、『焼野原塵』も面白かったのですが、やはり長谷川先生はセンスがあるなーと再確認。
ただ、やっぱりこのネタだと、もうすでに完璧にオチちゃってる気がするんですよね(笑)。
あくまでカッパは単発ネタだからこそ面白いのであって、はたしてこれを連載にしても面白いのかどうか。
現状示されているネタだと難しいような気がします。
さらなる要素の追加が必要なのか、それともこれはこれだからこそ面白いのか、そのへんが課題だったりするのかもしれませんね。
といったところで前半はここまで。
続きは後編にて。
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過去に会ってない鶫さんが…(哀)
いや、もちろんここから鶫編が始まる可能性もないわけではないと思いますけどね(笑)。