カガミガミ終了、新連載 KAITO 先生復活、ワンピ休載の 51 号。
さっそく感想にまいりまーす。
前半の感想は、
・【新連載】バディストライク
・暗殺教室
・僕のヒーローアカデミア
・食戟のソーマ
・トリコ
・火ノ丸相撲
・ハイキュー
の 7 本でお送りいたします。
【新連載】 バディストライク
『クロス・マネジ』の KAITO 先生による高校野球バディもの新連載がスタート。
ピッチャーとキャッチャーのダブル主人公のようですが、どちらかと言うとキャッチャーの安導要(あどう かなめ)のほうがスーパー主人公で、ピッチャー荒狼亮(あらかみ りょう)のほうが悩める主人公といった感じなのが面白い。
普通はキャッチャーが引き立て役で、大体メインを張るのはピッチャーの役どころですものねー(あ、キャッチャー主人公と言えばドカベンがあったか)。
初回では暴投のスーパーキャッチが見せ所となりましたが、今後どんなスーパーキャッチャーっぷりを披露してくれるのか、楽しみになります。
そう言えば KAITO 先生は前作ではラクロスチームのマネージャーを主人公にしたんでしたっけねー。
他の人はなかなかやらないポジションを主人公に据えるのが KAITO スタイルなのでしょうか。
その着眼点、面白いと思います。
第一話は、荒狼くんと安導くんのバッテリー結成にいたるためのまず第一歩、と言った感じでしたが、荒狼くんがなぜ暴投ばっかりなのかというのが徐々に明かされていく過程が面白かったです。
生まれながらのノーコンなのではなくて、投げる瞬間なぜかミットから目を逸らしていることがわかり、それはなぜかとたどってゆくと、実は剛速球を投げるとキャッチャーが怪我をしてしまうことを気にしていたからだと解ってくるわけですね。
ああなるほど、だから安導くんは「怪我もしない」なんて事を言ってたのかと腑に落ちるわけです。
安導くんほどの捕球力があれば絶対に怪我などしない。
怪我をさせまいとして下手に丁寧に投げてたためにコントロールの落ちていた荒狼が、安導が相方ならばと全力で投げられるようになり、それでど真ん中にズバーンと。
若干ファンタジーなのかもしれませんが、理屈は通っていてなるほど!となりました。
なによりズバーンと決まったミットど真ん中ストレートの絵が痛快すぎて、強引にでも納得させられるだけの説得力がありましたよー。
(なるほど、ワートリの千佳ちゃんなわけだなーと思ってしまったワートリ脳w)
しかし、元キャッチャーの米倉くんは、人はいいけど結論はやっぱりクソキャッチャーだったということでいいのかなー(笑)。
まぁ胴体にあんなボコボコアザ作っちゃうってことは、胴体に当たるコース(だいたいストライクゾーンでがしょ?)なのに捕球できてないってわけで、そりゃーちょっとキャッチャーとしてどうなんだよっていう気はしないでもないですが。
今回スーパーキャッチしている安導くんを見て思うところがあったみたいですし、彼も一念発起して欲しいものですねー。
あと、荒狼くんは、米倉くんがクソ呼ばわりされたことにこだわったところ、これはよかったです。
いくら下手でもあんなアザ作るまで頑張ってくれる大切な友達をクソと呼ばれて、ハイそうですねって、そりゃーならないですもんね。
このクソ呼ばわりについては、安導くんはちゃんと訂正して欲しいなって思いますわ。
もう一点、気になったのは、今回の悪役、北方くんですねー。
彼、野球の強いところに推薦も決まってて、これまでもはるかにいい野球の成績を収められてて、荒狼くんより完全に勝ち組コースなんですよね。
なのになんで荒狼くんにこんなに噛み付いてくるんですかねー?
そこが最後までよくわからなかった。
ましてや推薦のある身で暴力沙汰までやっちゃってますもんね。
推薦取り消しの危険すら忘れさせるほどの、なにがこの二人の間にあったのか。
よっぽど過去、北方くんは荒狼くんに敵わないっていう、なにか潜在的なトラウマでも植えつけられちゃってるんじゃないでしょうかね。
それこそ、彼もシャツをめくったらめっちゃアザだらけだったりなんかして。
ともあれ、週刊少年ジャンプひさびさの高校野球もの。
スポーツ漫画のひとつの王道だけに、頑張ってほしいものです。
暗殺教室
世界合同の暗殺計画、これはなかなか面白いものを持ってきましたねー。
世界の大人達が一年間、練りに練った計画だけあって、ちょっと考えただけではぜんぜん穴が見つかりませんでした。
全物質を透過する対超生物レーザーがまずあって、それで山を球状に覆いつくして殺せんせーが逃げられないよう完全包囲。
しかるのちに、一週間かけて衛星砲のエネルギーをフルチャージし、満を持して山ごと先生を焼き尽くす。
全物質を透過してしまうわけですから、殺せんせーがどんな姑息な手段をつかったところで球状のバリアー内のどこかにいれば絶対死ぬと、そういうことなんですねー。
レーザーが直撃したはずの校舎が無事で、お、世界の代表国家たちが全力で来たわりには人道的?って最初は思いましたが、なるほど、なんでもかんでも透過しますよっていうことのデモンストレーションでもあったようです。
また、例の実力者大人集団が対殺せんせーではなく、その他の不穏分子(生徒達含むってことでしょうね)に対する防御担当だったっていうのも納得。
対殺せんせーにしては力が及ばないんじゃないかと思ってたのですが、対生徒達だとすると無理ゲーなんじゃないかってレベルの大人達ですからねー。
さあ、この殺せんせー最大の大ピンチ。どうするんでしょう。
殺せんせーにはもう手立てはなにも残されてないように思うので、あとはもう、生徒達の頑張りに期待するしかないと思うんですが。
山にバリアーを張る建物に、どうにか侵入したりできないものか、そのあたりから探っていくしかないですかねー。
あとはそうだなー、この街に電気を送っている発電所を襲って、一瞬だけでも停電を起こすとか。
ああでも、さすがに独自電源持ってきてるかなー、これほどの軍隊規模となると。
僕のヒーローアカデミア
やべぇ、峰田ちゃんやっぱカッコいいわー。
あの峰田ちゃんがドスケベヒーローのファンでないわけがない!ってことで、情けない逃げっぷりは全て、ミッドナイトの嗜虐的性向を利用するためのものだった〜と。
やー、やるではないですか!
もちろん今でもモテるためにヒーローになるいう、峰田ちゃんの基本の動機に変化はないのですが、今はもっとヒーローというものがしっかり見えているんですね。
かっこいいからこそのヒーローなんだって。
だから自分もかっこよくなりたいって。
かっこいいとは、こういうことなんだっていう明確なビジョンは、どんな死闘の中でも諦めなかった相澤先生であり、オールマイトであり、そしてデクであるわけなんですねー。
いやー、熱いわー。
ここにもまた、デクによって触発されて、ひとりのヒーローが生まれていたんですねー。
残念ながら今回は「峰田・オリジン」ではないのですが、このぶんなら近いうちに「峰田・オリジン」が見られるかもしれませんね。
弱いけれども頑張っちゃう系のキャラって、やっぱりすごく応援したくなりますわ。
あと、今回はお茶子ちゃんが不意打ちの恋バナ。
青山くん、最近いいところなかったですが、これはグッジョブでありましたー(笑)。
ヘンに意識させられたお茶子ちゃんの今後の反応とかが楽しみになってしまいます。
しかし、このお茶子ちゃんのドジからの勝利、これは純粋な勝利としてはちょっと見られないかもしれませんねー。
13 号先生の良心によって助けられただけで、もし 13 号先生がホンモノのヴィランだったら今頃お茶子ちゃんは分子レベルでバラバラです。
今回は研修の成果が生きて勝利をゲットしたお茶子ちゃんたちですが、今回の課題に関しては未クリア状態ってところなんじゃないかな。
ちなみに、このお茶子ちゃんと青山くんコンビの課題ってなんだったんでしょう。
食戟のソーマ
どんな困難が襲い掛かろうと逃げないことを決めた極星寮の面々に、どんな困難な状況だろうと料理を作ることを辞めない創真。
ってことで、さすがの叡山先輩も煽りのネタが尽きましたかねー(笑)。
散々こうやって極星寮を追い詰めてきたのも、全ては創真を精神的に折るためだったようですが、回りくどい方法では無駄だとさすがに悟った様子。
ついに調理場に立つ決意を固めたようですが、しかしここまで徹底して回りくどい手法にこだわっていたことを考えると、本当にこの人強いのか?っていう疑問が湧いちゃいますよね〜。
まぁそれでも十傑の一人なんですから、ちゃんと実力があるのは確かだとは思うのですが。
しかしその十傑が、なんでここまで回りくどい方法に固執していたのかってところがよくわからない。
性格の問題と言われればそれまでなんですが、結局、弱いからなんじゃないの?って、今の段階だと思ってしまいますわー(笑)。
ともあれ、料理の腕前くらべ以前の問題として、審査員買収問題を解決しないことにはその食戟も成り立たないのは相変わらずなんですよね。
その手立てとして、創真の「餃子」というのが何かヒントだったりするのかどうか。
そのへんがとにかく気になるところです。
トリコ
体感時間でいいんだ。
でも、歳をとらなくていいとはいえ、それでも 10 年引っ張り続けるってのは十分発狂していいレベルですわー。
前に「5億年ボタン」なんていう話がネットで話題になったことがありますが、5 億年と言わず、10 年でも孤独に終わりの知れない単純作業をやり続けるなんて、到底正気が保てるとは思えませんて。
グルメ騎士たち、どうやら試されるのはバトルの能力ではないようですが、これまた極限に厳しい試練ですわ。
みんな終わったら髪真っ白になってたりして。
火ノ丸相撲
ここまで決着は、ほとんどが派手な投げ技主体できましたが、この鬼丸対部長の勝負は真っ向勝負の押し出しで決まりましたかー。
いやー、こっちまで手に汗握ってしまう、息詰まる力と力のぶつかりあい。
作中のふたりと同じように、あの鬼丸と部長がここまでガチンコのぶつかりあいができるまでになったんだなぁと、ほんっとこちらまで誇らしく、そして嬉しくなってしまいましたわー。
決着が付いた瞬間、疲労困憊になってフーッと息をつきたくなるような、そんな錯覚まで覚えさせられる、じつに力強い一番でした。
いやー、いい一番だった!
ハイキュー!!
ほんっと山口くんって男前になりましたねー!
ピンサーに入った山口くん、この最終盤の大事なところで、なんと 3 連続得点!!
もちろんすべてが山口くん単体の仕事ではないですが、山口くんを切り込み隊長に、烏野全身全霊の攻めの姿勢が白鳥沢を揺さぶって、スキを作っているっていうのが素晴らしい。
このあたり、みてくれはたとえ不恰好ではあっても、“死に物狂い感”がたまらなかったです。
これでこそ烏野!っていう感じですわー。
しかし、ここでウシワカが引き締めてきましたかー。
これまで、チームの精神的支柱としての主将らしさ、という点ではあまり仕事をしている印象のなかったウシワカです。
たしかにそのワンプレイワンプレイでバシッと試合を引き締めたり、チームの柱なんだなっていう印象は十分にあったのですが、でも、まわりの選手にひとこと声かけをして、その選手の気持ちを入れ替えさせるみたいなシーンはこれまでちょっとなかったように思うんですよねー。
やはりウシワカも主将なんだなってことが、今回しっかりとわかりました。
そして、そのウシワカの声に応えるように、一瞬で平常心を取り戻す五色くんもなかなか。
さすが白鳥沢の次期エース(?)ってだけはありますわー。
さあ、そんなこんなでついに白鳥沢がマッチポイント!
本当の本当に最終局面になってしまいましたが、さー、はたして月島は間に合うのかどうか。
次週は表紙&巻頭カラーってことですから、いよいよ決着直前までいく最高のクライマックス回ってところでしょうかね?
うーん、ハラハラドキドキですわ!
といったところで前半はここまで。
続きは後半にて。
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