2015年10月28日

週刊少年ジャンプ2015年48号 感想<後編>

jump201548.jpg

 というわけで後編の感想です。
 ご覧のように、トップに見出し画像を掲載してみました。
 先日、スマートフォン版のデザインを変更したところ、自動で見出し画像がトップに出るようになったんですが、ジャンプ感想だけそこが空欄なのがすごく寂しく感じたからなんですね(笑)。
 まぁでも、あくまでお試しなので、もし邪魔だったりしたらやっぱり外します。

■前編の感想はこちら





 後編の感想は、

・ハイキュー
・火ノ丸相撲
・背すじをピンと
・ものの歩
・ワールドトリガー
・ブリーチ
・カガミガミ
・ベストブルー
・磯部磯兵衛

 の 9 本でお送りいたします。



【センターカラー】 ハイキュー!!

 巻末で古舘先生が言ってる通り、ハイキューのハロウィンカラーってついこの間っていう感じがしちゃうんですが、もう一年もたってるんですね!
 いやー、一年が早すぎて恐ろしい!

 本編ですが、先週のあの屈辱顔で相当スガさんは追い詰められてるんじゃないかって思ってたら、まさかの

「次も やるから」

 どーん!!
 なんという豪胆さ!!
 なんというクソ度胸!!
 さらに勝負を仕掛けていきましたわー(笑)。
 さっすが我らのスガさんです。
 後ろで聞いてた西谷先輩もめっちゃ嬉しそうに闘志メランメランですねー!
 やー、テンション上がります!

 そして日向、顔面ブロック寸前のところ、瞬時の判断で頬でブロック。
 日向の反応が凄いというのもあるんですが、ただの痛さを嫌っての反射ではなくて、勝利への執念で避けているってのがシビレました。
 下げられるのは絶対イヤだ、ずっとコートに立っていたい!ていう、日向にとっての、まさに原初の衝動ですよ。
 そのためにこそ、ここまで頑張っているんですものねー。

 それを見たウシワカ、ついに日向を「叩き潰したい」と強敵の認識に。
 いやー、こういうのゾクゾクきますわー(笑)。
 やっと最強の敵が主人公を認めたぞっていう、一種の達成感がありますよ。
 さあ、ここからが日向とウシワカの本格対決ってことなんでしょうね。
 影山もアップを始めたようですし、この長かった白鳥沢戦も、最後のクライマックスが始まりそうです。

 それにしても、殺気を感じたのか、飛びのく日向があまりに野生動物チックで笑いました。
 どんだけ本能で生きてるんだ(笑)。



火ノ丸相撲

 そこで修羅の相を出すか、鬼丸!!
 いやー、チヒロの技の覚えたてのオンパレードも面白かったのですが、ここでガツンとやられましたねー。
 まさかこの試合でまた出るとは思いもしなかった。
 あれは沙田レベルの国宝クラスの戦いでのみ出る特殊モードだと思ってたんですが、なるほど、チヒロもやっぱり国宝級の潜在能力を発揮しつつあるっていうことでもあるのかなーと。

 そしてまた、そんな勝負を見届けたことで、ここに一人の戦士が誕生!
 優しすぎる小関部長のハートに、誰よりも相撲を愛するからこその、勝負師としての魂が燃え上がってきたようです!
 うーん、これは楽しみな勝負になりそうだなー。



背すじをピンと

 つっちーのTシャツ、どんどん意味不明になってきた。
 「ハケ」って何!?(笑)
 一瞬「ハゲ」かと思って二度見しちゃったけど、「ハケ」ってのも十分意味わかんないですってば(笑)。
 つっちーのTシャツセンス、凄いものがありますねー。

 しかしわたりちゃんは、ホンット乙女ですわなーっ。
 つっちーに「かわいい」って言ってもらえたドレスのほうを選ぶって。
 別につっちーはドレスを可愛いって言ったんじゃないんですけどね!
 でも、乙女わたりちゃんとしては、その時のドレスを絶対着たいって思っちゃう。
 なんだかよくわかんないけど、こういうのが無性に乙女だわーって思わされちゃいました。
 そんなわたりちゃんこそむしろ可愛いわーってね!(笑)

 そして続々と登場のライバルたち。
 濃い面々が登場して、これは楽しい大会になりそうだなーと思っていたら、予想外の勝負が勃発しちゃいましたねー。
 宮大工くんとつっちーの熱い勝負という形に、御木くんがしてくれちゃいました。
 それも、つっちー置いてけぼりで!(爆)
 ここは大笑いしてしまいましたわ〜。
 スポーツ漫画にありがちな、腕前を見せ付けることで相手に認めさせてやる!な熱い展開のはずなのに、なぜか主人公の意志、関係なし!
 テンプレート展開をひっくりかえしちゃうこの発想、素晴らしいものがありますわー。

 唐突に面白いことになっちゃいましたね〜。
 どうなるんでしょう。
 つっちー、しっかりと目にもの見せてやることができるんでしょうか。

 そもそも御木くんは、なーんで「彼のダンスをよく見たらいい…!! そうしたら自ずとわかるはずさ…!!」なんて言ってくれたんでしょうか。
 御木くんの目には、前回の大会とか、この前の学祭で、なにかつっちーたちのそういうものが見えたってことなんでしょうかね〜?
 ちょっと熱くなっちゃって、ノリで言っただけだったりしたら、つっちーも大変だなぁ(笑)。



【センターカラー】 ものの歩

 勝負ものにありがちな、人を馬鹿にするクズをブッとばす痛快さを描いた一話であったわけですが、しかしものの歩は一味違いましたねー。
 本来だったら対人能力ポンコツの信歩くんなんて、こういうタイプには翻弄されっぱなしで終わってもおかしくないところ。
 でもそこで、信歩くんの盤上でのみ輝く光が放たれる。
 将棋盤から聞こえてきた「声」で、相手の意図をしっかり見抜き、勝機を掴んじゃうっていうこの構成は素晴らしくものの歩しておりました。
 普通は人とろくに会話もできないけども、将棋盤を介してなら人と「言葉」を交わすことができるんですっていう、ここまで描かれてきたことをおさらいするような勝利でしたわ。
 おさらいっていうか、実戦でもちゃんと有効であることが証明されたってところでしょうか。
 いやー、痛快でありました。
 クズをブッ飛ばした痛快さって言うよりか、信歩くんが正しかったんだって、ちゃんと証明された!っていう嬉しさかもですね〜。

 そして、初めての勝利を噛み締める信歩くん。
 いま、生きている!っていう実感を初めて味わっている瞬間なのかもしれませんね、彼は。
 


ワールドトリガー

 今週も情報量の多い濃密ワートリ。
 順に感想いきましょー。

 ハイレインが思ったよりも狡猾で驚きました。
 なるほど、二人を嵌めるには、それぞれに「自分だけは秘密を話してもらえた」っていう秘密の共有感を持たせればいいわけですかー。
 共犯関係の一端を握っていると思い込めば、まさか自分が嵌められるとは思いもしなくなる。
 人間心理をうまーくついてますねー。
 なんか、ワートリってこういうほの暗いテクを勉強をさせてくれるところも面白いです(笑)。
 拷問するなら一人じゃ意味ない、とかね。

 そんな有益な情報を得ての帰り道、ここ、修がめっさカッコよかった。
 ネイバーだから難しいよなと言う遊真に対し、

「そこは別に問題じゃない

 空閑だって近界民だろ」


 とサラリと言ってのける修。
 ここ、ちょっと惚れっとしちゃいましたわ〜(笑)。
 近界民とか、こちら側の人間とか、そんなことなんて関係ないじゃんって、気負いとかではなくサラリと言ってのけるのがカッコいい。
 本部に認めさせることの難しさや、大規模侵攻の一味だったことがのちのち周りから問題視されたりするかもしれない危険性など、さまざまな問題があることは修は分かっている。
 でも、それらはあくまで外からどう見られるかの問題であって、チームを組む玉狛としてはまったくもって問題ないって断言できてしまうかっこよさ。
 あらためて修こそがリーダーだよなって思わされる一場面でありました。

 一方、千佳ちゃんパートはさらに実験を進めておりましたか。
 アイビス+鉛玉の、ページをめくって「ボギャン!」にたまらず大笑い(笑)。
 うむ、まさに化け物か(笑)。
 これはもう鉛の重しっていうよりも、立派なバリケードですよ。
 これ活用して、臨時要塞とか築けないものですかねー(笑)。

 そんなああでもないこうでもないとみんなで試行錯誤するのが楽しくなってきちゃった千佳ちゃん。
 うむ、同じ 14 歳組ですからね〜。
 幼い頃から悲劇の連続だった千佳ちゃんとしては、同い年でワイワイやるのなんて初めての体験だったりするかもしれませんものね。
 やー、なんかわかるわー。
 玉狛は年上ばっかりですし、たいしてかわらない年のはずの修は保護者気質ですし、対等にワイワイって感じではないのもあるでしょう。
 遊真はちょっとズレてるところがありますしね(笑)。

 でも、「邪魔したくないから」っていうのはちょっと遠慮しすぎじゃないかなあ。
 修たちの、「がっつり甘やかす」っていうのもある程度影響しているのかもしれません。
 なんとなくですが、玉狛第二にはまだまだ打ち解けきってない、親密度の足りないところがあるんじゃないでしょうかね。
 修が自分でポイントを取らなくちゃと焦っているところとか、千佳ちゃんが人が撃てない問題であるとか、もっともっと、お互いの悩みを打ち明けていけばいいのにな〜って思いますわ。
 これから、玉狛第二はそういうところもレベルアップしてかないといけないところなのかもしれませんね〜。

 場面変わって会議室。
 東さんと沢村さんがめっちゃ仲よさそうだー。
 以前誰かが「東さんが A 級 1 位の隊長だったころ、沢村さんが現役でその隊員だったのでは?」って予想をしていたのを思い出しました(あれ?私だったかな?w)。
 しかし、焼肉と聞いてヨダレをたらす美人さんってカワイイですね〜。

 そして、迅さんをかこむ嵐山さんと太刀川さん。
 ここ、なんか珍しく「迅さんを支える友人達」っていう面が描かれてて素敵でありました。
 迅さんって、暗躍が多いからどうしても「孤独」な感じに見えるんですよねー。
 そしてまた、そのデカすぎるサイドエフェクトも、すごいプレッシャーで孤独感をいや増しに増しますし。
 未来視って、人々の運命をしょいこまされてしまう、これ以上はないんじゃないかっていう重さのサイドエフェクトだと思うんですよ。

 でもそんな迅さんを囲む友人達は、しっかりとそういう重さを理解しているんですね〜(少なくとも嵐山さんは)。
 やー、この迅さとん嵐山さんも、なにげにいい友人関係ですよね。
 黒トリ争奪戦で迅さんが頼ったのもこの嵐山さんでした。
 太刀川さんと迅さんは、互いに認め合ったライバルっていう支えあい方のようですが、この迅さんと嵐山さんはまた違った形の友情を結んでいる気がします。
 いつか、彼らの過去のドラマが描かれる日も来るのかなー。

 そしてとうとう出て来ました、ガロプラ勢!
 アフトクラトルとはまたぜんぜん雰囲気が違いますねー。
 船の内装や備品が異世界 SF 風だったアフトとはうってかわり、こちらは現実の潜水艦の内部って感じ。
 乗っている兵士たちは、隊長は体育会系の教師で、あとはその学生たちっていう雰囲気なんですが、ちょっとボーダーとも空気が似ているものがありますかねー。

 このガロプラ勢に下された任務とは、はたしてどんなものなのか。
 次号は定期でやってくる休載でありますが、ゆっくり妄想して待ちたいと思います(笑)。

 不参加のロドクルーンもちょっと気になりますねー。
 別々に情報を掴ませて二者を操る三枚舌外交を使うことが明言されたハイレインが、ここでもなにかかましていてもおかしくありません。
 ロドクルーンはロドクルーンで、何か仕掛けてきたりすることもあるかもしれませんね!



BLEACH

 さすが京楽さんの卍解!
 酷いハメ技だ!(笑)
 傷つけたらそれが自分に帰ってくるし、それで手をこまねいていたらどんどん深い罠にハマッていく。
 どうも京楽さん自身も死んでしまいそうな、まさに無理心中な技のようですから、一対一の命の交換にしかならないっていう意味ではそれほど反則技ではないのかもしれませんが。
 でもやっぱりこれはハメ技ですねー(笑)。
 そのぶん、京楽さんも使いどころが非常に難しい。
 総隊長が、そうそう一対一の命の交換なんてやってられませんもの。
 でもそれをあえてここで使ったってことは、総隊長としてここで命を捨てるべきって判断を下したんでしょうね〜。
 あー、これはやっぱり七緒さんに叱られそうだー。



カガミガミ

 話がジェットコースターか!
 めっちゃ展開するなー。
 普通ならラスボスがパワーアップしたらそれに圧倒されるので一話、恭介くんが実は深獄の霊気を吸収して強くなっていたーで一話って感じで段階を追って行くものでしょうに、さらにそこからマコさんを使って封印を破るとこまで行っちゃうとは。
 まさにジェットコースター展開ですわ。

 正直言うと、恭介くんがパワーアップしていましたっていう下りはもっと丁寧に描けばもっともっと熱くなれるいいシーンだとは思うのですが、今はそうも言っていられない事情なんでしょうねぇ。
 残念。

 しかし、このジェットコースター感もこれはこれで熱いです。
 マコさんが異世界にブッ飛ばされてってしまうのか。
 怒涛の展開の熱さ、これはこれでめっちゃ面白いものがありますわー。



ベストブルー

 すげー! こいつら競泳中に会話してやがるーー!
 いったいどういう理屈なんだ!!
 今週は水中で丁々発止の会話劇をくりひろげる二人がなんとも楽しかった。
 なんかこの漫画は、そういう理屈とか、どうでもいいぜーって、常識を振り切っちゃったのかもですねー(笑)。
 グッドですよ、そういうハチャメチャさ。
 常識にとらわれず、面白さのためならなんだってやってやるっていう姿勢、キライじゃないですぞ!



磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜

 表紙&巻頭カラー、でも巻末掲載という相変わらず変則的な磯部磯兵衛(笑)。
 いやー、驚きのアニメ化ですよ。
 それもなんと、30 秒アニメって!
 それって、CM みたいなもんじゃないですか?(笑)
 いったいどういう放送形態をとることになるのか。
 どこかの番組のミニコーナーって感じが一番いいのかな。
 磯兵衛ワールドがアニメでどう表現されるのか、それも 30 秒で!
 これはとても楽しみです。

 あと、舞台化というのも思い切ったことをしますねー。
 たしかに最近漫画作品の舞台化が立て続いていますが、それを磯兵衛でって。
 いったい、どんな舞台になるのか想像もつきませんわ(笑)。

 さて、記念すべき 2 周年の本編ですが、こちらは 2 周年にもかかわらず風邪っぴきで寝込んじゃった磯兵衛。
 でも次々とお見舞いが来て、なんだかんだでほぼほぼオールキャスト。
 磯兵衛って、2 年でこれだけの人と関わってきたんだなーって、思わずちょっとだけじーんとくるものがありました。
 最初はただのニートだったのにねぇ。

 しかし、団子屋の娘さんと最後いい感じになったのは、さすがにこれは熱に浮かされた磯兵衛の幻想かなんかなんじゃなかろうか!
 そんなことがあっていいのだろうか! いいやよくない!
 磯兵衛のくせに生意気だー!!(落ち着けw)



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posted by BOSS at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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