週刊少年ジャンプ 2015 年 48 号掲載分の感想です。
■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編
【コミック派ネタバレ注意!】
【感想小タイトル】
■上陸!
■象の背の国
■ミンク族急襲!
■上陸!
空から降ってきたのは、なんと猿。
野生の猿というよりは、なんだかアメリカ横断ウルトラクイズみたいな帽子(例えが古いなw)や靴をつけているところから、誰かのペット的なものかな?って見えました。
さあ、この突然の闖入者がどんなドラマを巻き起こしてくれるのかと思ったら、そのまま落ちるのかーーーーい!!(笑)
じゃれあってギャグをかましている錦えもんとカン十郎が猿の巻き添えを食らい、見事に落ちていってしまいました(笑)。
いやーワンピ恒例の、島上陸時のバラバラ化でありますが、今回はこういうギャグをやってくれましたかー。
ここから登象シーンは「りゅーのすけ」の感動のドラマ。
いやー、半分おふざけのシーンなんですが、ちょっと普通に感動しちゃうものがありましたよ(笑)。
こういう“かりそめ命”との交流ドラマって、私けっこう弱いんですわ。
人工知能のロボットの物語とか、魔法で生み出された生物のドラマとか、そういうタイプのしんみりしちゃう系ですねー。
夕日に向かってみんなで叫んじゃうシーンとか、笑えちゃうんだけどもジーンと来ちゃうわ(笑)。
最後に絵に戻ったりゅーのすけに、ちゃんと花を供えているロビンがまた素敵でありました。
先週から続いている「かわいい」といい、ホラー系妄想といい、ここのところロビンがちょっとずつプッシュされてきてるように思います。
今回のゾウは 1000 年の歴史があるといいますし、ひさびさに「考古学者ロビン」にスポットが当たるパートなのかもしれませんね。
そんな感動(茶番?w)の中、いたってクールなローとゾロもなんだかよかった。
こういうのはドライなんですねー、この二人。
探索が始まってからも、この二人はいたって冷静に、常にクールに判断を下し、着々と冒険を進めているなーっていう感じ。
それが妙に安定感があって心地よかったです。
ワンピの冒険って、いつもハプニングやドタバタの連続ってイメージがありますから、こうテキパキと冒険っていうのは新鮮かもなーと(笑)。
まぁ、お話として面白いのはハプニングやドタバタなんでしょうけど、たまにはこういう安定感もいいかもですね。
しかし、このふたりはなんか凄い気が合って見えるなー。
意外と名コンビ誕生?かもですね(笑)。
■象の背の国
そして見えてきた象の背の国、ゾウ!
ドーンと広がる、森と遺跡(?)と、中央には鯨の形の岩から生えた巨木!
島探索パート冒頭では毎度のことではありますが、いやー、ワクワクさせられるな〜。
いったいなんなんですかね、ここ。
象のぶよぶよした皮膚の上に、これだけの構造物がしっかりと建っているというのが凄いです。
建物の下には、ちゃんと杭が食い込んでるんですかね?
象が歩くたびぐらんぐらん揺れたり倒れてしまったりしないのかと、思わず心配になってしまいます(笑)。
鯨の形の岩がまたすっごい意味ありげですねー。
ミンク族の御神体とかだったりするんでしょうか。
ワンピで巨大な鯨というと、ラブーンですが、あれはマッコウクジラタイプ。
こういうシロナガスクジラタイプの鯨というと、白ひげの旗艦を思い出します。
実は、白ひげと関係のある島だったりなんかして。
■ミンク族急襲!
そしてここで、いきなり襲撃者が!
ゾロもビックリ空中機動をやってのけたそれは、なんと獣人!
顔はウサギや犬のような獣で、体は獣っぽい毛の生えた、でも姿かたちは人間の体。
この獣人族がミンク族でありましたかー。
いやー、ワンピ世界にはいろんな人種がいるんですねー。
言わば、魚人の陸上哺乳類版といったところでしょうか。
とすると、さきほど降ってきた子猿もミンク族で、ウサギミンクのキャロットが言っていた「バリエテ」なんですかねー。
錦えもんたちの声と一緒に聞こえてきた「おのれ勝手な入国は許さんぞー」という声は、そのバリエテのものだったのかもしれません。
また、キャロットが言っていた、「レッサーミンク」という言葉も気になります。
これはルフィたちのことを指して言っているんでしょうね。
レッサー(lesser)というのは、辞書で引いてみると「小さい」とか、「少ない」とか「劣った」とか言う意味のようです。
たぶん、レッサーパンダとか、ファンタジーで出てくるレッサーデーモンとかのレッサーと一緒なんでしょうね。
でもだとすると、人のことをレッサーミンクって、いったいどういう意味なのか。
ミンク族より劣った人種っていう意味だったら、かなり酷いネーミングですよね〜(笑)。
ミンク族って、かわいい見た目とは裏腹に、人種差別バリバリ系の傲慢民族だったりするんでしょうか。
あるいは、外部とは隔絶された世界で生きてきたせいで、自分たち以外の人種のことをほとんど知らない(もしくは、九蛇みたいに情報が意図的に遮断されている?)っていうことなのかもですね。
そして最後に出てきた犬顔タイプのナイスバディミンク……こちらはなんと、ナミの服を着ておりました!
一瞬わたし、ナミが獣人化しちゃったのか?って勘違いしちゃいましたよ(笑)。
ここでウソップには、「ナミを殺して奪ったのか!?」みたいな戦慄が走ったようですが、はたしてそういうことなんでしょうかねー。
この服、たしかにナミが着ていたのを見た記憶があるなーと思ってちょっと調べてみたのですが、着ていたのはどうも魚人島編でのことみたいですね。
ワンピって、女子たちはだいたい島ごとに着替えますから、たぶんナミが着ていたものを奪ったというよりは、ナミの荷物のなかにあったものを着たというのが本当のところなのではないでしょうか。
友好的に服を譲ってもらった、交渉で物々交換をした、というような可能性もあると思われます。
まぁ、別れてから一週間以上経っていますから、その間にこの服にナミが着替えたタイミングがあって、そこをミンク族が襲って奪ったという可能性も捨てきれないですけどね(笑)。
ともあれ、いよいよ始まったゾウ編。
仲間達はどうしているのか。
いったいどんな冒険が始まろうとしているのか。
壮大なスケールの冒険の舞台に、これまた壮大な物語が展開していきそうな予感ビシバシです!
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