まさかの磯兵衛が表紙を飾りつつ、さらにまわりのジャンプヒーローたちまで仲間先生が描いちゃうというめちゃくちゃ暴挙(?)に出ている表紙が目印の48号。
いやー、それぞれ絶妙な磯兵衛風の味付けで笑ってしまうシュールさでした。さすがです。
パッと見てすぐ誰だかわかったんですが、斎木楠雄の下のキャラと、両さんの背後のキャラがちょっと悩みましたねー。
これ、カガミガミとすじピンで合ってるかな?
これたぶん、皆で磯兵衛を胴上げしているところなんだろうけど、日向だけアタックかまそうとしているのに気づいて笑ってしまいました。
ちょうど頭のところだし(笑)。
前半の感想は、
・ワンピ
・僕のヒーローアカデミア
・暗殺教室
・食戟のソーマ
・ブラック・クローバー
・左門くんはサモナー
・【読切】たくあんとバツの日常閻魔帳
の 7 本でお送りいたします。
ONE PIECE
別エントリーにて。
僕のヒーローアカデミア
やおよろっぱいお見事!
ちゃんと相澤先生の弱点を突き、大氷壁で視界を奪ってからの作戦の数々。
途中ちょっとトチッちゃったところはまだまだだねーって感じではありますが、しっかりと敵の力を分析して、ふたりの能力を活用して対処するという、今回のテストの課題をしっかりとクリアした攻略だったんじゃないでしょうか。
いやー、ポンコツの名前をほとんど返上して、自信も取り戻したやおよろっぱい。
最後ひとり感極まっちゃってる場面に、思わずこっちまでグッと来てしまいましたわ。
また相澤先生が、いい「手心」だったみたいですねー。
たしかに相澤先生としては、自分が視界を奪われたあとの対処が手ぬるいといえば手ぬるいかもしれません。
袋をかぶっている二人に対処するのに、あえて接近戦を挑んだのは、二人の手に乗ってあげたような印象がちょっとありました。
本当だったら遠距離から攻撃しちゃうところじゃないですかねー。
しかし、今回の試験の本当の目的は、シビアな戦いの攻略ではなく、それぞれの生徒の弱点克服が課題だったみたいですからねー。
結果、轟くんが人の話を素直に聞くようになり、さらにやおよろっぱいの自信を取り戻すことができたのですから、万々歳ですよ。
まさにお手本のような結果だったと言えるんではないでしょうかねー。
相澤先生、すばらしい先生だ!
そんな感じで勝利の一報が試験会場に響き渡るなか、次々と映し出されるのは、一転して阿鼻叫喚の図というのが面白かった。
ミッドナイトが峰田ちゃんを翻弄するというのは予想できましたが、まさかあのセロハン君が眠らされちゃってるとは。大ピンチですねー。
そして、これまでどちらかというとコメディ担当だったプレゼントマイクの、まさかの圧倒的強者の風格!
いやー、まさかこんなチョーカッコいいプレゼントマイクを拝む日が来るとは。
(今気づいたんですが、このヘッドフォンに描いてある文字って「HAGE」って書いてるの? どういう事?w)
そしてそして、衝撃のオールマイト!
デクたちが手も足も出なかった圧倒的強さが一目で分かる、堂々たる立ち姿!
いやー、これはちょっとホレボレしちゃいますわー。
あらためてナンバーワンヒーローだっていうのを認識させられる、すっごいカッコよさでありました。
この人が出てくると、やっぱこの漫画は空気が変わるなーと。
デクたち、この後なんとかできるんでしょうかね。
暗殺教室
カルマくんの成長物語に絡めて、超国家間で用意された最強の敵が登場。
カルマくんがビビるほどの凄腕の集団ということで、いかにも生徒達にはとんでもない敵が登場したっていう緊張感が走ります。
が、対殺せんせーとして考えると、この大人達だけでは正直物足りないものもあるんですよねー。
なんぼ強いといっても、肉弾戦や銃撃戦レベルならさしたる脅威はもう感じないってのが正直なところです。
気になるのは、先週チラッとでてきたあの巨大な機械ですねー。
あれはいったい何なのか。
あの機械とこの男達もあわせて、超国家連合はいったい何をしでかそうとしているのか。
そっちのほうが気になりますわ。
子供達は 1 パーセントの可能性で安心できても、大人達はとてもじゃないけどそうはいきません。
時間もさしせまってきたことですし、かなりの非常手段をとってくる可能性があると思うんですよ。
それこそ、この学校や、町、下手をすると日本ごと消し飛ばすような事でもしてきかねないんじゃないかと、そう思っちゃいますわ。
食戟のソーマ
すべての美食を完全に管理する薊体制下では、食戟は無用の長物だから廃止する!っていう流れになると思っていたら、意外な展開でありました。
まさか食戟を逆手に利用し、反逆者たちの心を折りに来ちゃいましたか。
いやー、これは気持ちいいくらいの悪役っぷりでありますわ。
叡山先輩のゲス顔芸、冴え渡っておりましたね(笑)。
さーて、創真たち、この状態をどうやってひっくり返したものか。
審査員が買収されたなら、買収されてない OB に審査員を頼むとか、なんかの方法があったりするのか。
でも、そういう方法だけで簡単にひっくりかえせるなら、叡山先輩たちもわざわざこんなショーとかやらない気もしますしねー。
ここは、買収された審査員を匂いだけで全裸にひん剥けちゃうような、とんでもない料理を作ったりとか、そういうブッ飛んだことでもするしかないんですかね?
うーん、まったくもって名案が浮かびません。
あとはあれだ、美作のストーキングで薊さんやっつけちゃえばいいんだ!(犯罪ダメ)
ブラック・クローバー
おお、ノゼル兄様クズじゃなかった!
暴言を吐くソリド兄様に「戦いの場にいなかった我々はそれ以下だ…」と引き締めた言葉。
しごくまっとうなお言葉に、思わず目を見張ってしまいましたわ(笑)。
この人がノエルに厳しく当たるように見えるのは、特段ノエルだけに厳しいのではなくて、自分にも他者にも等しく厳しい人だからってことなんでしょうかねー。
そして後半、いやー、めっちゃビックリしましたわ!
一瞬、裏切り者の首謀者が、ユリウス魔法帝そのひとだったのかと!
これ、そういうふうに一瞬勘違いさせるような描き方してますよねー。
やー、心臓に悪いってばー(笑)。
そこからの魔法帝無双はまさに圧巻。
ほとんど魔法帝としては小手先だったのかもしれませんが、やっぱ魔法帝ハンパねーっていう感じでした。
魔法帝のこの技、時間系の魔法ってことなんですかねー。
それ、文句なしに最強じゃあないですか。
移動が早かったのではなくて、時を止めたからだとか、そういうことなんでしょうかね。
さすが魔法帝、おそるべし!
魔法帝登場も意外なら、そもそもアスタ救出編が始まると思ったら一話で終わったっていうところも衝撃。
いろいろとアッと驚かされた一話でありました。
左門くんはサモナー
すげー笑った!
たぶんこれ、この漫画の伝説的な回だと思います!
これまで出てきたキャラを再登場させて活躍させつつ、最初から最後までキレキレの笑いのオンパレード。
最後はちょっとテクニカルなラブコメで〆る。
完璧な流れって言ったら褒めすぎでしょうかねー。
これまでも私はこの漫画がけっこう好きだったんですが、今回はもう何発も何発も重い拳でブン殴られたような完璧なノックアウトでありましたわ。
以下、箇条書きで。
・ネビロスの手紙、流れるような書き出しからの唐突な「死ね」の衝撃感。
・「お、大げさだよ」「胸の小せえ女が大きいこと言うなってか!」……誰が上手いことを言えと(笑)。
・ルパンネタには弱い(笑)。
・隠語 16 連射って!でも高橋名人ネタとかすっげー古いな!
・天使ヶ原ファンクラブ教祖・ゲロ君のの狂気!「それが真理だ…!!」にヒーヒー笑って呼吸困難になるかと思った!
・言葉の暴力でなぎ倒されるこれは武富士 CM ネタ?(笑)
・偽ヶ原さんのキレッキレすぎるゲロ君罵り!!あまりに笑いすぎてヨダレ出たわ(笑)。沼先生天才か!
・「ドSじゃなくて注文の多いドMだよな」→そうだったのか!!
・ブーやんのキレのいい背後からの大外刈り、コマのリズムが痛快。
・「僕は偽ヶ原さんの味方をする!!」左門君、ジョジョみたいなめっちゃいい顔で裏切った(笑)。
・「そんなの…かわいそうじゃない…」→「一番かわいそうなのダントツで私だろが!」ボケツッコミの言葉チョイス、テンポが快感すぎる。
そして最後の、「私は左門くん嫌〜い!」からの、この五コマにわたる間、これが素晴らしかった!
今聞いたことの意味が最初はわからなくて、次に疑問が無数に浮いてきて、今の言葉の逆がてっしーの本心ってことは……と整理してピコーンと正解に到達っていう(笑)。
やー、なんとも可愛い一面があるじゃないですか、左門くん。
一気にラブコメレベルがアップしましたねー。
登場人物を再活用し、それぞれのキャラを深め、ふんだんにギャグで遊んでからの、そのギミックを利用して主人公たちのラブコメも一歩進展させる。
笑いのレベルでも、ストーリーテリングのレベルでも、文句なしに現状最高傑作の一話だったと思います。
まだ 6 話なんですけどね(笑)。
【読切】 たくあんとバツの日常閻魔帳
才気煥発ニューカマー読切 4 連弾の第 3 弾は、井谷賢太郎先生による、閻魔大王の娘と鬼に取り付かれた少年が活躍する妖怪バトルもの。
全体としては王道バトルのテンプレートなのですが、主人公と閻魔大王の娘の出会いのシーンを過去のこととして短く処理し、今回の事件に多くのページをさいたのが正解でしたねー。
いい感じにありがちなルートにならずに済み、ちょっと読み応えのある物語展開を楽しむことができました。
場面転換の多さがけっこう楽しかったです。
また、おかげでふんだんに主人公達のコミカルなやりとりを楽しむことができました。
「均等」に執着する閻魔大王の娘が引き起こすトラブルの面白いこと(笑)。
これ、ラッキースケベ界の新たな地平を切り拓いたかもしれませんね!
通常ラッキースケベってのは男女両者が意図せず、偶発的に発生するスケベであるわけですが、この閻魔娘の場合は女子のほうから積極的に、でもスケベ目的ではなしに強迫観念でそうせずにはいられない!っていうことなんですよね。
いやー、こんな素晴らしい娘があっていいものか(笑)。
バトル面や推理面はちょっとパンチが弱かったかもしれませんが、いろんなものをとにかくやっていこうという意欲、野心のようなものも感じました。
特に机から出てきた人間の皮とか、恐怖漫画の方向もアリなのかーと、芸風の幅広さも感じましたしね。
今後はその幅広い芸風のなかで、他の漫画を抜きさる鋭い武器はどこなのか、そのへんを模索していくのが課題となってくるのではないですかね。
といったところで前半はここまで。
続きは後編にてーー。
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