ハイ、今週の感想後編ね!
■前編の感想はこちら。
後編の感想は、
・ブラック・クローバー
・斉木楠雄のΨ難
・ワールドトリガー
・背すじをピンと
・トリコ
・ブリーチ
・カガミガミ
・【打切】デビリーマン
・磯部磯兵衛
の 9 本でお送りいたします。
ブラック・クローバー
お、ようやっと出ましたクローバー王国の王様。
やっぱり魔法帝は軍事面での指揮官にすぎなくて、それとは別に王様がいて、国家元首として実権を握っていたんですねー。
それにしても、なんともまぁ守る気を起こさせない王様ですこと(笑)。
王国最強の魔道士の、何よりも優先すべき責務が王様を守ることであるという話に異存はないんですが、それをこうみずから堂々と言われると、な〜んかカチーンと来ますね。
上辺でもいいから、もうちょっと民草のことを心配しなさいよと(笑)。
なんつーか、いかにも女達をはべらせて堕落して無能な王様っていう感じでもありますし、これは人望すごいなさそう。
政治にも無頓着なんでしょうし、そのわりに魔法帝に対して対抗心だけは高そうです。
人気のある魔法帝に嫉妬しちゃってるんじゃないでしょうかねー。
こういう人、のちのち凄い問題を起こしちゃいそうです。
なんかもう、たった二ページ出てきただけで、それも顔すら出てないっていうのに、勝手にいきなり不快感ですわー(笑)。
うん、こういうのはいずれアスタにブン殴られる運命ですな!(笑)
斉木楠雄のΨ難
あんなビッグなオーラ見たことない!からの、翼だー!!にやられた(笑)。
いやもう、照橋さんはオーラまで規格外か。
でも、ちゃーんと黒い羽が混じってるのに、それすらぜんぜん気にならないほどとは。
意外と照橋さん、白い羽分が高かったんですねー(笑)。
あと、斎木楠雄は今回はピンチを脱したようですが、今後この相卜さんが要注意であることには変わりなさそう。
200m以上はなれたところから見られたらヤバイわけですからねー。
ワールドトリガー
いやー、最後は惜しかった、遊真!
なんと影浦さんの謎のムチのようにしなうスコーピオン攻撃(?)をまんまと盗み、二宮さんの首まであと一歩というところだったんですが。
もうちょっとのところで刃は折れて。
これは二宮さんが折ったのではなくて、遊真のトリオン切れ、戦闘体の活動限界によるものか、あるいは伸ばし慣れてないスコーピオンが強度限界に達した(スコーピオンは伸ばしすぎると弱くなるらしい)かしたってところですかね。
まぁ、普通に活動限界で、「一瞬だけ間に合わなかった」ってことなんでしょうね。
間に合っていれば、一矢報いることができたのに!っていう、惜しいぜ!って思わせてくれるニクイ演出でした。
まぁでも、これは遊真がこの新技を持っているとは知らない二宮さんだからここまで刃が迫れただけのことで、次はもう知られているとなっちゃうと、また違うんでしょうけどね。
とまれ、やられっぱなしということではなく、すごい可能性を感じさせてくれつつ、それでも二宮さんの格は落とさないという、絶妙な落としどころでした。
つーか遊真、ほんっと君は戦えば戦うほどにメキメキ強くなるな!
黒トリガーがなくても対戦相手の強さを吸収して強くなるような、まさにジャンプ主人公の王道してますわ。
そして勝負の決着は、意外なことに時間切れ決着。
戦況次第では、こういう決着のつきかたも普通にアリなんだなーという新鮮な決着でありました。
そしてまた、これもまた凄いいい落としどころだなーと。
修たちがまだ勝つことができてない、いずれ勝たなければいけない部隊の隊長たちを、ここでベイルアウトさせないことでしっかり格を落とさず試合終了させることができているんですよねー。
たとえば、同じ二宮隊勝利の決着でも、影浦さんがベウルアウトしていると、どうしても一段風格が落ちていたと思います。
同じことは東さんにも言えて、今回はあの二宮さんに「東さんが待ちに徹するつもりなら探しても無駄だ」とまで言わしめているんですよね。
あの二宮さんが人をここまで評価するんだなー!って、ちょっと新鮮でもありました。
いやー、今回は修たちは敗北したわけですが、それにしても敵となったチームはどこもしっかり風格をキープしてくれてて、こりゃー負けたのも納得だし、逆にこれからの戦いがまた楽しみになったなと思います。
それにしても最後まで二宮さんは美味しいところをもっていきましたねー。
猛烈なハウンドストームはまさにハウンドストーム。
こんなスコールみたいなハウンド、ほとんど反則じゃあないですか。
トリオン量でいったら、出水さんとどっちが大きいんでしょうね。
そして、私はうかつにも最初はスルーしちゃってたんですが、二度目に読んでて気付きました。
なにやってんですか二宮さん!
時間切れまでの退屈しのぎに、なんで雪だるま大量に作ってるんですかー!!!!(爆)
もー! この強烈なギャップに笑いが止まらず、ヒーヒー言っちゃったじゃないですか。
しかもこれ、カメラがきっと映してたんですよね(笑)。
時間切れまで(たしかフィールドによるけど 45〜60 分が試合時間)、カメラがじっと時間切れを待つ各隊長をうつすなか、しゃがんでもくもくと雪だるまを作り始める二宮さんがスクリーンに映し出されて。
それを「あ、二宮隊長が何かはじめました」とか実況する綾辻さん(笑)。
なんかもう、あまりにギャップがありすぎて、会場も笑っていいんだかどうなんだか微妙な空気が流れるに違いないですよ。
いやー、二宮さん、トドメとばかりに可愛いところを見せてくれました。
ポッケに手をつっこんでるのだって、最後はぜったいこれかじかんでるからでしょー(笑)。
毎度楽しみな解説ですが、今回は試合時間が押していたという事でかなりあっさりめ。
しかし、今回は風間先輩の、修へのエールが熱かった!
修の工夫と成長をしっかり見届け、「自分の成長」という不確かな要素に賭けることもしっかり認めて、その上で、隊長の戦い方にはもう一つあるはずだぞと諭す。
今までやってきた修の努力を否定するんじゃなくて、さらにそれにプラスするものがあるだろうと教えてくれてるんですよ。
全肯定した上で、一段上に引っ張り上げてくれている。
なーんて優しい、お母さんのような先輩じゃあないですか!
ここ、なんかもう、ありがたすぎちゃって、涙すらでてきそうでしたわ(笑)。
そして来ました、今週最大の衝撃。
いやー、ついにこのときが来ましたかー。
迅さん、玉狛第二、加入なるか!!
いや、それこそいつかはその時が来るんじゃないかとは思っていたのですが、まさか修たちが B 級のときにそういうのもアリなのかと、かなりビックリいたしました。
だって、迅さん思いっきり A 級ですからね!
しかも太刀川さんとバチバチやりあうくらいのエリートですよ。
言ってしまえば、プロ野球の二軍で勝てないから、イチローを呼んで来ちゃうようなもんじゃあないですか(笑)。
いや、それ、アリなのかよーってなりますよ。
しかも、少年誌のバトルものとしてメタ的に考えちゃうと、迅さんが加入しちゃうと、そりゃあ勝てるよ!ってなっちゃうと思うんですよね。
むしろ勝ててあたりまえじゃん!って。
勝つか負けるかわからない、むしろ敵のほうが強いんじゃないかってところを勝ち進んでいくのが少年漫画の王道なわけですから、普通に考えたらこれはナシな解決手段となってしまいます。
でも、そんなことは修には関係ないわけで。
修が出した、隊長としてなすべきことの最適解は、最強のイチローをスカウトする、ということだったわけです。
身震いするほど豪快なブレイクスルーですわ。
修にしかできないかもな、とんでもない大胆さです。
菊地原を加入させ、ステルス戦術に特化したことでランキングを駆け上がった風間隊や、木虎をアタッカーの中心にすえたことで順位を上げた嵐山隊のように、勝つための隊を作り上げるのが隊長の重要な仕事なんですよね(その意味では玉狛第二はオペレーターもスカウトしなきゃいけない時がくると思います)。
そういった意味でも、今回の修の行動はまさにド直球ドストライクだと思いますわ。
少年漫画的には、完全なボール玉な気もするんですけどね(笑)。
でも、それもまたいつものワートリらしいキバツさだなと、思うわけです。
とはいえ、この流れ的には迅さんは申し出を断ることになるんじゃないかなー。
可能か不可能かは別にして、流れとしては今、ヒュースが来ている感じなんですよね。
いかにもヒュースが玉狛第二の隠し玉として、戦力に加入しそうな雰囲気を感じます。
もちろん、アフトクラトルに絶対の忠義を抱いているヒュースが裏切るとは到底思えませんし、また、ボーダー本部がヒュースのボーダー入隊を認めるとはまったくもって思えないというのもあります。
さすがの迅さんも、ヒュースを入隊させるだけの凄い取引材料は持ってないと思いますしねー。
でも、なんかとんでもないアクロバットをやってのけて、ヒュース入隊!っていう爆弾が爆発しそうな、そんなニオイだけはしてくるんですよー。
ぼくのサイドエフェクトがそう言ってます(笑)。
いやー、どうなるんでしょう。
このまま普通に迅さんが「いいよ!」って入ってくれるのか。
それとも「お前たちに俺の代わりに紹介したいヤツがいるんだ」となるのか。
めっちゃくちゃ気になるところで……そろそろ、次号休載……かな?って思ったら、おお、次号も読める!!!
いやっほーい!
毎週読めるワートリの嬉しさよー!!
次号、ほんっとに楽しみです!
ところで、お子様のたい焼きを奪って食べるヒュース、すっげー無邪気よのー(笑)。
背すじをピンと
明かされたわたりちゃんのプチトラウマ。
これ、この男の子、わたりちゃんにちょっと気があったんじゃないかなー。
あるいはちょっと照れ隠しというか、この年頃の男の子にはありがちな、強がり、悪ぶった感じでこういう事を言ってしまったみたいなことは普通にありそうです。
でも、たとえそうだとしても、わたりちゃんに長年にわたってプチトラウマを残しちゃったんですねー。
この男の子、この学園祭中にでてきて、わたりちゃんに改めてちゃんと謝ってくれないもんかな。
あ、なるほど、つっちーの前に現れた謎の女の子は、その線なのかな?
つっちーにプチトラウマを植えつけたその子ってことはあるかもしれないなー。
つっちーのプチトラウマも解消され、それをヒントにつっちーがわたりちゃんのほうも解消!っていう流れだといいなー。
世界に悪意なんてないんだよっていう、アマアマで優しい解決を望んじゃいます。
ともあれ、扉越しに男子の話し声を聞いて硬直してしまったわたりちゃんが痛々しすぎた。
はやく救ってくれ!つっちー!!
トリコ
うおー、ジョアの言うことが壮大すぎて凄いことになってきたー!
宇宙誕生のその瞬間にグルメエネルギーっていう素粒子が生まれて、グルメビッグバンとも言われる大爆発が食欲の誕生でもあって。
そのエネルギーは膨張しながら、しまいにグルメ細胞になっていったって!
食欲というのはそのグルメ細胞の導きでもあるということですか!
ぬーーー、いったい食欲ってなにーーーッ!?
なんかもう壮大すぎて想像力を軽く振り切られてしまいました(笑)。
いやもう、いったいどこまで突っ走っていくんでしょう、トリコ。
軽くビッグバンまでさかのぼっちゃいましたよ。
そのうち、宇宙は大いなる存在の食欲が作ったとか言い出すんじゃないでしょうかね!
BLEACH
眠七號っていうからてっきりネムの前に同じ姿のネムが 6 人いたのかと思ったら、なんと、ネムが初の成功例だったわけですか。
そして、そんなネムこそが、マユリさまの何よりの夢であり、喜びであったと。
自分の持てる力のすべてを注いで作った最高傑作だったということですか。
なんだマユリ様、完全にネムを溺愛してたんじゃないですかー!
この世のすべてってくらいに溺愛だったんじゃないですかー(笑)。
「屈辱だヨ」と顔を曇らせているマユリさまも、私の目にはどこか嬉しそうに見えちゃったのは気のせいでしょうかね!
ほんっとマユリさまかわいいわ。
あと、少女ネムも激かわゆかった。
カガミガミ
「幾らかの報酬も懐に入れて解放してあげるよ」
うん、たしかに報酬が懐に入れられましたね!
嘘は言ってない、ホローラビット嘘つかない(笑)。
いやー、なんだか一気に巻きの入った感じですが、トーナメントが急展開で中止になるのもまたジャンプの王道。
この急展開で、一気呵成に盛り上げてくれるのか。
はたまた打ち切り決定しての急展開なのか……。
うーん、後者っぽいニオイも感じてしまうのですが、だとしても、最後は華々しく盛り上げて欲しいなぁ。
【最終回】 デビリーマン
そしてデビリーマン、ここに衝撃のラストで最終回。
いやー、まさかこんな結末が待っていようとは。
和くん、自ら破産して死亡、魔界ゆきを選択!
そこまでしてマドギワーとの生活を選びましたかー。
最後はなんともいえない切なさ、やるせなさを感じてしまいました。
それほどまでにして離れがたい二人になってしまったってことなんですねー。
うら寂しく、そして、なんとも二人の絆があたたかい、悲しく優しいラストでありました。
しかし、和くんを食い殺すとき、マドギワー、ぼろぼろに泣きながらだったんじゃないかなぁ。
ラストページ、血の中の帽子とカードがやたらとエグかった。
ある意味ハッピーエンドとはいえ、これはさすがにちょっとキツいものがありますね。
小学生の子供を、その子を愛する悪魔が食い殺すわけですからね。
これ、すっごい倒錯した世界ですわ。
私的に、かなりアリな世界ですよ、意外なことですが。
しかし、なんでそこまで和くんは、人間世界を捨てるところまで行ってしまったのかなー。
そのへんはもうちょっと本編で描いて欲しかったところですね。
マドギワーとの絆はこれまで描かれてきましたが、和くんは人間世界の人間達のこともなんだかんだいって嫌いではなかったと思うんですけどね。
とくに、おせっかい焼きの婦警さんのこととか。
そういう世界をすべて捨ててでもマドギワーとの人生を選ぶよ!ってなるところに説得力を持たせるまでは、連載の寿命が足りなかったのかなーと。
うーん、そのへん非常に惜しまれます。
しかし、それも打ち切られたからにはいたしかたなし。
打ち切りの原因としては、私的に考えますに、トリックであったり、逆転劇のプロセスであったり、相手を脅す殺し文句であったりが、読切時ほどズバリと決まってなかったような気がいたします。
あれ、読切ではもっとパワーとインパクトのある、トリックのうまい作品だったのだけどなぁ、という印象がそこかしこであったように思うんですね。
欲張りな話かもしれませんが、もっと練り込んで、捻って欲しかったなーと。
こういうタイプの作品では、とにかく読者をアッと言わせことが勝負だと思いますし。
やはり週刊連載という、日々〆切りに追われ続ける熾烈な連続作業のなかで、ネタが練りこみ不足になっていった、という面があるのかもしれませんねー。
読切時にはいくらでも時間をかけて、じっくりと作品を練り上げることができても、週刊連載となってはそのレベルまではなかなかいけないっていうのは当然のことです。
今後は、連載に向けてのネタのストック作りとか、連載時にもリアルタイムでネタをつくっていきやすい、作品の設定の工夫とかから開始するのがいいのではないでしょうか。
途中の病院の話ですとか、あとは探偵の登場ですとか、あのへんはかなり面白い!ってなったんですよねー。
そういういい感触もけっこうあったわけですから、福田先生はやっぱり“持ってる”って思うわけです。
この連載を経験に、ぜひぜひ次回作、頑張っていただきたいと思います。
巻末コメントがまた泣かせるなぁ。
『明日から何しよう。思ってた程やりたい事がない。
やっぱり漫画描きたいな。<健太郎>』
く……天井見上げながら、ポロポロ泣いてる福田先生が見えるぜ!!
がんばって!!
先生、才能絶対あるから!!
応援してるから!!
磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜
拍手までされちゃあ逃げ道ないわー(笑)。
磯兵衛、落ち込むな!
団子屋の娘さんだって見てたぞ!
最高にいい人になれたじゃあないか!!(笑)
あと、募金の人の泣き顔がなぜかめっちゃ笑えてしまった。
なんなんだこの可笑しさは!
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ふむ。今回のジョアの話。言うなればニーチェの語った
「力への意思」ならぬ、「食への意思」といったところですかね。
食事とは文明をもった人間にとっては「娯楽」の意味も強いですが、
生物、いや生命としての本来の役割は活動する為の「エネルギー」を
取りこむという事です。すなわち今回の話でジョアの言っている
「食欲」とは「新たなより強い食糧(エネルギー)を欲する意思」
であると私は解釈しました。
成長し、活動する為に食糧(エネルギー)を喰らうのか?
それとも喰らう為に成長し、活動し続けるのか?
いずれにせよその食への意思が個人の感情や理性を超えた、
生物の本能、いや生命を支配する宇宙の摂理であると
ジョアは考えているようですね。生命の進化の根幹に
より大きなエネルギーに惹かれ得ようとする流れが
存在する事を考えればまったくのこじつけとは言えない気もします。
我々生命体は、ただの乗り物で、遺伝子こそが主役で、我々生命体はその遺伝子を運んで、次の世代の生命に送り届けているだけに過ぎないんだとか。
だとすると、トリコ世界の生命はグルメ細胞的なもの、グルメエネルギー的なものの乗り物に過ぎないのかなーとふと思いました。
グルメエネルギーは、つぎつぎとグルメというエネルギーを取り込んで、高次のグルメエネルギーに成長し、グルメビッグバンによって発生したとき、最初は同一だった偉大なる「なにか」にゆくゆくはもう一度合流する。
そういうことを目指している存在なのかなーと、そんなふうに思いました。