2015年09月14日

週刊少年ジャンプ2015年42号 【池沢春人先生新連載『ものの歩』開幕<デビリーマン終了>号】 感想<前編>

 ジャンプ恒例の連載陣入れ替えの季節がやってまいりました。
 今回はどの作品がアウトして、どんな作品がインしてくるのか。
 ジャンプに吹く新しい風に期待いたします。





 ワンピは今週は休載。
 前半の感想は、

・【新連載】ものの歩
・暗殺教室
・ハイキュー
・食戟のソーマ
・僕のヒーローアカデミア
・火ノ丸相撲

 の 6 本でお送りいたします。



【新連載巻頭カラー】 ものの歩

 剣道漫画『クロガネ』の記憶もそれほど古くない池沢春人先生による将棋もの漫画新連載。
 テーブルゲームものとしては、『ヒカルの碁』がジャンプにはありますし、他にも有名どころとして麻雀作品にはヒット作が多いですし、それこそ将棋ですと『月下の棋士』とか私は好きだったりします。
 意外とその競技自体の知識はなくっても、こういうのってぜんぜん楽しめたりするんですよね〜。
 ヒカルの碁も、結局最後まで囲碁のルールはわからなかったんですが、それでもちゃんと面白かったです(笑)。
 要するに、大事なのは戦っている人物達のドラマや、それを見せるための表情、描写ってことなんじゃないですかね。

 そういった意味で、まずは人間のドラマ部分に注目していこうかなと思っていたのですが……これが実際なかなか面白かった。
 やることなすこと上手くいかず、孤独にさいなまれまくりな不器用すぎる主人公・高良信歩(たから しのぶ)。
 家庭すらも憩いの場ではなくなっていて、希望の学校にもいけず、まったくもって救いのない状態。
 そんな行き場のない持たざる主人公・信歩くんが、将棋と出会い、水を得た魚のようにイキイキとしだす物語。

 いやぁ、この最初の不器用描写、とことん凹んでいる信歩くんが描かれているだけに、イキイキとしだす瞬間の開放感ったらないですねー。
 自分はダメだダメだと思っていたら、それは一つの問題にとりかかったら逃げられない性格のせいで、その性格は実は将棋においてはとんでもない武器だった!と。
 この逆転劇がめちゃくちゃに心地よかったです。

 いるんですよねぇ、こういう要領の悪いタイプの人って。
 実は私も器用なほうではなくて、むしろかなり不器用な人間なので、今回の主人公はなんか他人事ではないなーと思っちゃいましたわ。
 私の場合は信歩くんとは真逆で、集中力が欠けててすぐミスっちゃうからゆえの要領の悪さなんですがね(笑)。
 なんかでも、苦労して頑張ってるわりには報われなくて、人から置いてかれちゃう寂しさってのはすごい分かる気がしましたわ。
 うん、これはなかなかいい主人公じゃないかなー。
 同じような感覚を持つ人からの共感をたくさん呼びそうです。
 そして、そんな信歩くんが将棋で輝かしく才能を花開かせていってくれたら、そういう世の不器用連中にとってはおおいに勇気になりますもんねー。

 問題は、これから実際に将棋の勝負が始まってからでしょうね。
 いかに勝負を面白く描けるか。
 将棋そのものが分からない人を、ちゃんと惹きつける事ができるのか。
 そのあたり、クロガネの連載で得た経験を、しっかり活かしてきて欲しいと思います。



暗殺教室

 おー、渚くん、先生ですかー!
 それはちょっと意外でした。
 殺し屋のスキルをどう活かしていくんだろうと、才能を活かす方向でしか考えてなかったので、動機の面はたしかに見落としてましたわー。
 そう言われれば、最近の渚くんは「この先生にはやっぱりかなわないや」的な発言が多かった気がします。

 なるほど、そういうことでしたかー。
 たしかに渚くん、人に教えるのは上手そうですし、暗殺スキルだって先生として活かせないこともない。
 それこそ授業を妨害する不良を制圧するために、相手に触れずに制圧できたりするわけですからね(笑)。
 体罰にはあたらないとして、かなり便利に使えるかもしれません!

 ちなみに受験編ですが、こちらは何の心配もなさそうだなーと。
 学力的にも彼らはすごいことになってますし、踏んできた場数からして緊張で調子が出なかったということも縁遠そうですし。
 さくっと全員が志望校に合格ってことになるんじゃないかなー。
 うーん、羨ましい限りだ!



ハイキュー!!

 背後まで迫った崖っぷちというこの表現!
 これはウワーッてなりますわー。
 泣いても笑ってもこのワンプレイ、ミスしたらお仕舞いっていう、背すじがゾクゾクするプレッシャーがありありと伝わってきます。

 そして、そんな大プレッシャーのなかでなんとか 1 点をもぎ取ったからこそ、例の大声のおじさんからの大声援(笑)。
 いやー、これはありがたい。
 烏野のあらゆる時代を見守ってきた辛口おじさんだからこそ、そのおじさんに認められた!っていうのはちょっといいものがありますねー。



【センターカラー】 食戟のソーマ

 「新しい王です」の見開きが面白くってしょうがない(笑)。
 いやー、これはまた魅力的で新しい「芸人」が現れましたねー。
 スタイリッシュに王様気取りなんだけど、なぜかしら可笑しさがこみあげてくる。
 ワートリの二宮さんとはまた一味ちがった、カッコつけキャラの面白さってところでしょうか。

 そしてまたソーマたちの十傑との戦いも、これで目的がハッキリしてきたのではないでしょうかね。
 これまでは十傑に戦いを挑んでナンバーワンを目指すという、以前の延長上での戦いでした。
 しかし今度は、十傑の 10 個の投票枠のうち、6 枠をおじいちゃん派で埋めなおすという、椅子取りゲームが始まったと見ていいんじゃないですかねー。
 えりなパパ派の十傑に勝負をいどみ、十傑から蹴落とし、そしてあらためておじいちゃんを総帥の座に返り咲かせる。
 ソーマひとりでそれができるかはわかりませんから、集団戦の様相も呈してくるのかもしれませんしね。
 これは、なかなかに刺激的で面白いことになってきそうじゃありませんか。


 
僕のヒーローアカデミア

 ダン!と工場エリアの空を舞うデク!
 いっやーー、このコマ、最高!
 めっちゃカッコイイですわー。
 こういう成長お披露目回ってわたくし大好きです!
 そしてまた、ちゃんっとオチまでついちゃうあたりもまた最高(笑)。

 まだまだ不完全ですし、学んでいかなくちゃいけないことも多いんでしょうけども、でも、これまでの閉塞感は嘘のように晴れちゃいました。
 雲間から希望の光が見えてきたぞーっていう、ワクワク感がすごいです。
 これからのデクが、めっちゃ楽しみですわー。

 今週はまた、研修帰りの生徒達の顔ぶれも楽しかった。
 8:2坊やになってるかっちゃんとか(笑)。
 闘気をまとってそうなお茶子ちゃんも笑っちゃいましたし、なにより、廃人になっちゃってる峰田ちゃんが(笑)。
 いったい何を見たというんだ。
 Mt.レディの闇は深い!

 そしてまた、今週もまたいいヒキをするなー。
 いよいよ明かされる、オールマイトとワン・フォー・オールの謎。
 思わせぶりにほのめかされてきたことが、いよいよ明かされるんですかねー。
 楽しみです。



火ノ丸相撲

 ついに始まった火ノ丸対沙田戦。
 しょっぱなから熾烈なぶつかり合いを繰り広げてくれました。
 雨あられと正確な突きを繰り出される中、ひたすら低い姿勢を守り抜き、耐え忍ぶ鬼丸。
 その姿は、これまでの屈辱の日々を耐え忍びながら、誰よりも努力してきたその姿とも重なるものがあるようです。
 そして、そんな姿から繰り出された、突きごと吹き飛ばす豪快な頭突き!
 鬼丸、ほんっと熱い闘いっぷりですわー。

 しかし、そこからの沙田がほんっとおっかなかった。
 ついに沙田の白いまわしに手をかけた火ノ丸の右肘に、まるで死神の腕のような真っ黒いなにかがからみつく!
 うおー! こえーって!(笑)

 変貌した沙田の表情も、なんか凄かった!
 一番になりたいから、ライバルなんていらないって。
 ライバルがいたからこそここまで来れた火ノ丸とは、まったくの正反対。

 そう言えば、以前の対決の時、戦いを楽しんでる沙田とは正反対に「なにを笑っていやがる!」って鬼の形相を見せたのが火ノ丸だったんですよねー。
 同じように土俵の鬼と化し、しのぎを削るように強くなってきた二人ですが、それでも不思議と対照的なところのある二人なんですね。
 この勝負の中で、そんな二人がどう影響しあい、そして勝負の決着がついたのち、どうなっていくのか。
 そのへんも興味深いところであります。



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posted by BOSS at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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