うーむ、時代の移り変わりを感じさせられました(笑)。
前半の感想は、
・食戟のソーマ
・ワンピ
・僕のヒーローアカデミア
・暗殺教室
・【金未来杯】幻獣医トテク
・ハイキュー
の 6 本でお送りいたします。
【巻頭カラー】 食戟のソーマ
どちらも屈辱に燃える創真と久我先輩。
おー、なんかいいじゃないですか、こういうの。
創真のほうも、結局は偶然ヘルプにきてくれた仲間達のおかげで勝利を掴んだようなものでしたからねー。
大きくタンカを切った割には、自分自身確かに納得のいかない結果だったことでしょう。
そしてまた、これまでかなりイヤナヤツ描写が繰り返されてきた久我先輩も、実は昔は創真と同じようなことをしていたという。
一気に「こいつも可愛いヤツじゃん」的なシンパシーが湧いてくる描写がなされました。
勝負への貪欲さという面で、今後意外と創真と気があっていっちゃうのかもしれませんね(笑)。
悪印象から一転して好印象になっていく典型かもですが、悪くないと思います。
ONE PIECE
別エントリーにて。
僕のヒーローアカデミア
ステイン、からくも倒すことに成功!っと思ったら意外な展開。
拉致られそうになったデクを、なんとステインが救出!?
ほっほー、これは奇妙な因縁ができましたねー。
ステイン独特の歪んだ信念からの行動のようですが、結果的にそれはヒーローとしての行動でもあるわけで。
今後デクとステインが、どういう関係性になっていくのか。
ちょっとこれは面白いことになるかもしれません。
ああでも、いまやヒーローに囲まれているこの状況で、ステインが逃げ切れるのかっていう問題がありましたね。
黒霧あたりが救出に来ればいいのかな?
このステインさんには、まだまだヴィランとして頑張って欲しいんですよねー。
サクッと終わってほしくない。
暗殺教室
非常にコンパクトにまとめられた宇宙編でしたが、いやー、なかなかでした。
宇宙飛行士たちが、カルマくんたちにいいようにしてやられる一般人としてではなくて、スーパープロフェッショナルな凄い大人達として描かれたのもよかった。
そんな大人達が渚くんやカルマくんを認め、
「滅多に出来ない経験を中学生にさせてやろう」
ってなってくれたのもグッときちゃいましたしねー。
宇宙と言う最先端の世界で、それこそ命がけで働くカッコイイ大人達の職場に触れることができて、きっとこのふたりも大きく得るものがあったんじゃないですかね。
いやー、なんだか不思議な感動がありましたわ。
あと律。
彼女もたっくさんの情報をからだに取り入れて、大きく成長し、さらに「感情」まで手に入れたということにも感動を覚えました。
また、そんな律が、いったいどこへ向かって歩いていくのか。
そこにも興味がわいてくるというものです。
金未来杯エントリーNo.5 幻獣医トテク
権平(ごんだいら)ひつじ先生描く、ファンタジー生物の医者をやる、医学ファンタジー学園もの。
これはなかなか面白い。
医者もののジャンプ漫画というと、最近ではアスクレピオスですとかスポーティングソルトあたりが記憶に新しいところですが、こちらはファンタジー色濃厚。
言ってしまえばネタはとにかくウソッパチ医学であるわけですが、その嘘のつきかたがとても上手いと感心しました。
民明書房的なウンチクをズラリズラリ並べて、平然と本当のように読ませてしまうテキスト力があって、これがまた読んでて不思議と気持ちいいんですね。
主人公のトテクの診療所の描写も、ところ狭しとそれっぽいネタの宝庫になっていて(手塚先生も幻獣医だったのか!)、ファンタジー生物がいたら、さもありなんって思わせてくれるものがありました。
こういう嘘の積み重ねが、創作された世界に本当の息吹を吹き込んでいく力となるのだと思います。
権平先生、そういう嘘を真にしていっちゃうパワーがある作家さんだと思いますよ。
長期連載になるほどに、どんどん魅力的な世界を作っていく作家さんなんじゃないでしょうか。
またそういった世界の雰囲気出しだけじゃなく、主人公の魅力もなかなか。
自分の体を改造し、自分の臓器をそのまま摘出しちゃったり、血を流しつつ傷つきつつ、ボロボロになりながら手術するっていうのが刺激的でした。
まさに身を切って人助けをするっていう、なんかすごいこういうのカッコイイですわ。
最後、狼男少年の貫き手で胸を貫通されながら、あたまをワシャワシャやったりね。
これはまたずいぶん人格者なヒーローだわーと。
ただ、人格者すぎて、これといって欠点やクセのないキャラクターだったところもちょっと気になりました。
まぁ、こういう読切ですと、ヒーローは「変人」として登場し、最後に実は凄い人だった!な流れになるのにこちらは慣れっこになってるっていうのもあると思うんですが(笑)。
なんらかのキャラの味みたいなものをもうちょっと出していったほうがいいかもですね。
構成もこなれた感じがして読みやすかったです。
気になったのは、なんで最初トテクはここにいて、狼男少年と出会うことが出来たんだ?そこは偶然なのか?ってところくらいですが。
最後、真犯人を別にしてスッキリさせてしまったのも上手かったと思います。
つーか、真犯人の姿が最初の想像どおりとか、これは逆に意外でした(笑)。
ハイキュー!!
きたきたきました!
ハイキューお得意の、手に汗握る、呼吸を忘れて見入っちゃう壮絶なラリー戦!
ただでさえ上手くサボるのもある意味仕事のうちだったりするミドルブロッカーが、身長が低いために毎度全力で飛ぶしかなくて。
さらにはブロックのときまで助走をつけたり、右へ左へ駆けずり回って。
そしてそういうふうにして全力で駆けずり回り、全力で存在を主張する日向がいるからこそ、他が活きるという最高の烏野必勝パターン。
いやー、見せ付けてくれました。
まさに呼吸を忘れて魅入ってしまいましたわ。
でもこれ、日向は最後までスタミナが持つのかっていう心配がでてきますねー。
これまでスタミナの化け物として描かれてきた日向ですが、この戦いは5セットマッチですし、ここまで体力を酷使する戦い方をつづけていては、さすがに本当に持つんだろうかと思ってしまいます。
このままうまく5セット目まで持ち込めたとしたら、かなり壮絶なことになっちゃうかもしれませんね。
といったところで前半はここまで。
続きは後半戦にて。
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