2015年07月18日

週刊少年ジャンプ2015年34号 【暗殺教室3周年記念表紙&巻頭カラー<金未来杯エントリーNo.1『少女復旧リカバリーQ』>掲載号】 感想<前編>

 うっかり忘れるところだった土曜ジャンプ。
 大急ぎで感想まいります(笑)。





 前半の感想は、

・暗殺教室
・食戟のソーマ
・ワンピ
・僕のヒーローアカデミア
・ハイキュー
・【金未来杯】
・背すじをピンと

 の 7 本でまいります。



【巻頭カラー】 暗殺教室

 渚くんの打つ手すべてを正面からねじ伏せ、完膚なきまで叩き潰してこそ、救う派全員を納得させることが出来ると。
 なるほど、カルマ君はそういう戦い方できましたか。
 でもそうすると、反対に渚くんのほうはどうしたらいいんでしょうねー。
 渚くんの戦法はあくまで奇襲、だまし討ち、虚を突くというような奇策が中心。
 カルマ君の繰り出す技を全て叩き潰す、というわけには到底いかないというのはここまでの流れを見れば明らかです。
 どうやったら勝てるのか、という問題も大きいですが、それとは別に、どういう勝ち方だったらクラス全員を納得させることができるのか、っていう問題もでてきたように思いますねー。



食戟のソーマ

 どうやったらお客さんをひきつけ、中華研に勝てるのか。
 屋台という武器をチョイスしたところで、お、これはキーワードは「匂い」かな?って思ったんですがねー。
 どうなんでしょう。
 屋台ってほんと匂いで惹き付けられるってあるじゃないですか。
 貞塚ナオと接触したことでよりその線が濃厚になってきたように思うのですが、でも最後に創真にヒントを与えたのは「月」なのかー。
 いったいどんな妙案が浮かんだんでしょうね。



ONE PIECE

 別エントリーにて。
 明日アップ予定。



僕のヒーローアカデミア

 いやー、やっぱりヴィランが暴れだすと一気に面白くなりますねー。
 大通りに出たデクが目にした、阿鼻叫喚の一枚絵。
 これ、すっごいインパクトでした。
 また、この下あご歯茎脳無、いいデザインしてるなー(笑)。

 復讐に狂う飯田君に、ステインが教えるヒーローのあり方。
 目先の憎しみに捉われて私欲を満たそうとするなと。
 復讐というものは私欲なのだと。
 そうではなく、ヒーローというのは自分を捨てて、人を助けなければいけないんだと。
 実にごもっともな教え、思わずうなずいてしまいそうになるわけですが、このお説教の直後に出てくるセリフがヤバかった。

「だから 死ぬんだ」

 いやー、びっくりしましたわー。
 先生でもなんでもなかったですね(笑)。
 一瞬騙思いっきりされるとこだった。
 むしろこういうところがステインのヤバいところなのかもなー。
 いったいぜんたいなんでこんな説教殺人なんか繰り返しているのか、そのへんに興味が出てきましたよ。

 そして最後、見事にステインの顔面にクリーンヒットをお見舞いしつつ参上したデク!
 うっほほーーい!

「助けに来たよ 飯田くん」

 のセリフの響きが、オールマイトの「私が来た!!」とダブッて聞こえてしまったのは私だけでしょうか。
 うーん、デク、最ッ高だぜー!!

 しかし、フルカウルの練習のために渋谷に行こうとしたら、とんでもない相手が練習相手になっちゃいましたねー。



ハイキュー!!

 日向ほめてねーーっ!
 日向に褒められたと勘違いしてソワソワしている影山にウケました(笑)。
 日向もまた突っ伏すな(笑)。

 しかし、ほんっと西谷さんって凄いですね!
 まさに守護神。
 3 セット目最後の屈辱を、見事に晴らすかのような今回の会心のレシーブ。
 読んでて思わず声が出てしまうほどの痛快さでありました。

 そしてもちろん、そこに導いた月島の策もお見事。
 「開眼」してからこちら、月島ノリにノッてますねー(笑)。




金未来杯エントリーNo.1 少女復旧リカバリーQ

 今年もやってきました金未来杯。
 新人作家たちがしのぎを削りあい、金未来杯を獲得した作品は晴れて新連載という、ジャンプ作家への登竜門。
 恒例のイベントですねー。
 毎年わたしもけっこうこれを楽しみにしています。

 また、いつもは褒めることメインの私の感想ですが、そういった趣旨の金未来杯ですからねー、このときばかりはちょっとだけ辛口に感想書かせていただいてます。
 新連載枠を獲得できるかどうかというシビアな戦いでもあるわけですからね。
 そんなわけで、若干厳しいことも言うかもしれない金未来杯感想、さっそく第一作目、まいりましょー。

 一作目は、三原すばる先生による学園空想科学どたばたコメディ。
 薬品で巨大化しちゃった科学者少女を、いかにして自然に家に帰すか、ただそれだけのイベントなのですが、いやー、おなかいっぱい笑わせてもらっちゃいました。
 特にクライマックス近く、逆さに木にしがみついた女の子を目撃してしまった先生の叫び。
 もうここ、ひーひー笑っちゃいましたわ。
 そりゃーたしかに SANチェックものの狂気の場面ですわなー(笑)。

 猫をかぶった少女の、不気味な姿に次々変化していくプロセスが実に面白かった。
 巨大化した女の子という、いかにもスケベ方面にしかいかないようなネタを、不気味&奇妙方向メインに持っていったのは非常にうまく作用したと思います。
 おかげで不意打ちの笑いにガンガンやられましたわー。

 モブまで含めて登場人物すべてがほぼヘンな発言ばかりする、というところは、読み手を若干選ぶような気もしますが、なかなかにレベルの高い作品だったと私は思います。
 ただ、女子高生がスーパー科学者で、変な発明をいっぱいしてトラブル続出……な漫画は、よくある漫画ではありますしねー。
 昨今のジャンプでも同様の作品はいくつかありました。
 もしこれが連載になるのだとしたら、もうひとつ何か武器が必要になってくるかもなーと思いました。



背すじをピンと

 いやー、ドッキドキ!
 試練ですなーー。
 もとからこの大会は、まともに踊れなくても上等の、恥をかいて「見られることに慣れる」ための大会ではあったようですが。
 しかしそれにしても、ここまで窮地に追い込まれてしまうとは。
 わたりちゃん、見ててこっちまでつらくなってきちまいましたわー。

 ついにへたりこんでしまったわたりちゃんを、はたして立ち上がらせることができるのか、つっちー。
 最後の叫びはめちゃくちゃかっこよかったです。
 普段はへなちょこなつっちーですが、イザって時のこういう真っ直ぐさは、ちょっとかっこいいですねー。
 でも、この言葉が、わたりちゃんを実際立ち上がらせることができるのかってことですよー。
 いやー、熱い展開になってきました。

 この試練を乗り越えて、はじめて2人は心から競技ダンスのカップルとなれるのかもしれませんね。


 といったところで、前半の感想はここまで。
 続きは後編にて。



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