ジャンプ感想別室 ONE PIECE（ワンピース）第787話 “4分前”: 少年、グリグリメガネを拾う

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2015年05月26日

ジャンプ感想別室 ONE PIECE（ワンピース）第787話 “4分前”

　週刊少年ジャンプ 2015 年 26 号掲載分の感想です。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

【コミック派ネタバレ注意！】

【感想小タイトル】
■サボの宣言
■最後のひと踏ん張り

■サボの宣言

「―以後　ルフィのバックには

　おれがついてる！！！

　よく覚えとけ……！！！」

　サボの大見得、いただきました！
　エースから受け継いだ兄としての思い。
　そして、エースの時には駆けつけることができなかった後悔からきたものか、迸るような決意。
　実に頼もしすぎるサボの宣言、ちょっと感動してしまいましたわ。

　いやー、革命軍のナンバー 2 がバックについたってことも「スゲー事が起きたな！」って感じなんですが、やっぱり「あのサボが！」っていうのがでかいですわ。

　そして始まる、サボ対バージェスの戦い。
　バージェスのラリアットは町並みを薙ぎ払うほどの威力ですが、武装色ではないんですね。
　炎化したサボの身体はとらえられない様子。
　これはバージェスが武装色を使えないということなのか、それとも単に使ってなかっただけなのか。
　黒ひげ軍団の筆頭的戦闘員でありながら武装色を使えないというのは考えにくいので、単に使わなかったってだけなんじゃないかな。
　あるいは、武装色を封印するなんらかの理由があったりして。

　一方サボは、新技「火炎」“竜王”を披露。
　これはロギア系の身体を利用して、プロペラみたいに回転する腕で攻撃したってことなんでしょうか。
　メラメラの力を手に入れて早々、さっそく新技に利用しちゃうってところが、さすがの格闘センスっぷりであります。
　さすがはルフィのお兄さん！ですねー。
　しかもこの、竜シリーズの技名とメラメラってのが、すごく相性いいんですな！（笑）

　

■最後のひと踏ん張り

　しかし、追撃を開始したドフラも迫力でした。
　まるで魔界のツタ植物のようなイトの束が何人もの犠牲者を突き刺して高々とかざし、その前をフラリフラリと歩くドフラ。
　いやー、悪のカリスマどころか、もうすでに魔王の貫禄（笑）。
　この世のものとも思えない、悪夢のような光景でありましたわー。
　まるで止められる気がしない。

　そんなわけで中心街は大混乱。
　周辺から押し寄せる群衆と、中心の戦闘エリアから逃げようとする群衆が大衝突。
　いやもう、これはどうしょうもないですね。
　前回リク王の演説で力を得た民衆たちも、この状況ではいつパニックを起こしてもおかしくないですよ。
　暴発して、弱いものを踏み潰してしまったりしかねませんわ。

　そんな最悪の状況で、ゾロとフランキーが鳥カゴに立ち向かう！
　なるほど、海楼石製の工場を鳥カゴ阻止に使うとは、フランキー考えましたねー。

「たかだか人間一人の能力だ…

　止まらねェ方がおれには不条理だ！！！」

　まさに、ですね！
　追い詰められたこういう状況で、人をハッとさせてくれるいい事を言う。
　こういうところがゾロのシビレるところですわー。

　コロシアム軍団も群集救出に入り、状況は最後のひと踏ん張りといった感じ。
　残された時間は 3 分。
　ルフィの覇気回復まではなんと 4 分！
　この足りない 1 分間を、彼が軍団がどうやったら持たせることができるのか。
　いよいよ最後のカタルシスの、カウントダウンが始まったって感じです。

　しかしこの、藤虎さんが空に感じたこの光、これはいったいなんなんでしょう。
　目の見えない藤虎さんですから、なにかの気配みたいなものを感じたってことなんでしょうか？
　それとも見聞色で感じた人々の声とか祈りとか、そういうものですかね？
　これはちょっと気になりました。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

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