2015年05月25日

週刊少年ジャンプ2015年26号 【新連載『デビリーマン』スタート号】 感想<前編>

 悪魔のマドギワーよりも隣の少年の見開いた目のほうがなんだか怖いような気がする、そんな表紙の26号。
 感想さっそくいきましょー。





 前半の感想は、

・【新連載】デビリーマン
・ワンピ
・暗殺教室
・ハイキュー
・ナルト外伝
・火ノ丸相撲

 の 6 本でお送りいたします。



【新連載】 デビリーマン

 金未来杯でグランプリを獲得したデビリーマンが新連載スタート。
 お人よしな悪魔のダメサラリーマン・マドギワーと、無邪気の正反対のようなお子様・平和(たいら あえる)がタッグを組んで悪にオシオキする。
 詐欺と騙しと脅迫のテクニック。
 読切でなかなか気に入った作品だっただけに連載スタートは嬉しいですねー。
 今後、どんなキレのいい脅迫文句が飛び出すか、そのへんが楽しみだったりします(笑)。

 読切時に公開されたお子様・平和くんの正体暴露は次回にひっぱられましたが、そのぶんマドギワーのお人良しっぷりが掘り下げられましたね。
 涙もろくて騙されやすく、まさに平和くんの真逆。
 最後は、マドギワーにすらその能力を使用しようとした平和くんが、「マドギワーの心が一番綺麗だ」となったのも、読切時よりもマドギワーの存在感が大きくなってきてよかったと思います。
 マドギワーがいるから平和くんが輝き、逆もまた真なり、みたいな相互作用が発揮されるといいですねー。

 しかし、しょっぱなからなかなか大掛かりな「オシオキ」が発動しましたねー。
 大型モニターを使ったときはそんなおおっぴらにやっちゃって大丈夫なのか!?と思いましたが、なるほど、普通の人にはマドギワーは見えないし声も聞こえないんでした。
 まぁそれにしたって往来の雑踏ですから、これを見ちゃった人ってけっこういるんじゃないかな。
 そのへんからどんどん話が広がっていったりして。
 読切では他の「契約者」とのバトルもありましたしねー。



ONE PIECE

 別エントリーにて。
 明日アップ予定。



暗殺教室

 なるほどー、ようやっとほぼほぼ全てが判明しましたね、殺せんせー誕生秘話。
 もともと隙のないキレモノだった“死神”が、どうして今のような弱点だらけの“殺せんせー”になったのかが不思議だったのですが、自分からそうなりたくて変わったということでしたか。
 歪んだ感情が触手を歪め、歪んだ触手が感情を歪めることもできれば、優しい感情が触手を優しくし、優しい触手が感情を優しくもすることができるということでしょう。
 自分でこうありたいと望む自分に、触手を鏡とすることでより明確に自分をそう作り変えることができるんでしょうね。
 でもそれは作られた偽りの自分ではなくて、本来そうなるはずだった本当の自分っていうことなんでしょう。

 そして、死にゆくあぐり先生の残した言葉、

「あなたになら…私は例え殺されても良いと思う」

「きっとあなたも…そんな相手に巡り合えますよ」


 というのが、予言のように響いてきます。
 殺せんせーにとってのその相手は、E 組のみんなということになるんでしょうか。
 本当にこのままいくと、E 組の殺せんせー暗殺は成功することになりそうです。
 実際に、そんな辛く悲しい結末がやってきてしまうのか。
 あらためて緊張感が高まってきた感じがします。



僕のヒーローアカデミア

 かっちゃん優勝おめでとーっ!
 まあでも、ちょっと納得のいかない優勝でしょうね〜、かっちゃんにとっては。
 轟くんは結局最後まで左を使わず仕舞い。
 素直に喜べない優勝となってしまいました。
 しかし、これがまたかっちゃんらしい。
 満足しちゃったらその時点でかっちゃんらしくない感じがしますからね(笑)。
 不満と怒りを抱え、絶えずイライラし続け、上を睨み続けてこそのかっちゃんではないでしょうか。

 反面、轟くんの迷いはまだまだ当分は続きそう。
 でも、あの「オリジン」の瞬間があった以上、いつかはあのスーパーモードの境地にたどり着いてくれることでしょう。
 ま、アレはちょっと強すぎですからね(笑)。
 好き勝手に使えるようになるには、まだまだ長い道のりがあったほうがいいかもです。



ハイキュー!!

 まだまだ続く烏野苦難のターン。
 しかし、そんな中でも同時シンクロ攻撃が通用したり、ウシワカに潰されこそしたものの山口くんのサーブがしっかり相手の陣形を崩したりと、光明のようなものは見えたり見えなかったり。
 あとは月島がいつ何かを掴むかどうかってところにかかってそうなんですが……。
 その何かがさっぱりわからないところがヤキモキさせられますねー。
 うーん、焦燥感。

 それはそれとして、山口くんのサーブ前に「ナイサー」とボソリと言うツッキーのとこ、この2人の表情がなんかスゴイいいですねー。
 2人だけの信頼関係が見えてきます。



NARUTO-ナルト-外伝

 ナルトの戦闘シーンのかっこよさに、これは確かにサラダも惚れるわーって思ったけど、バトルだけじゃないんですよね。
 この子供ふたりを相手するナルトの安心感。
 なんていうかサラダにとっては理想のパパ像なんじゃないですかねー。
 パパがいたらこういう風にしてほしい、こういう風なパパであって欲しいっていうのを、ナルトは奇しくもやってくれたってことなんじゃないでしょうか。
 やー、あのナルトが、まさかそんな理想のパパ像を体現しちゃってるってのが、面白おかしくも、なんか満足感というか暖かい気持ちにさせられてしまいました。

 その反面、さぁ来ました、本当のパパであるところのサスケ。
 いきなりサラダを敵扱いですが(笑)。
 はたしてどんな対面になるのか楽しみになってきました。



火ノ丸相撲

 おー、真田さんかっこいいなー。
 元伝説のヤンキーだけど、今は仏の真田さんっていうキャラの立て方もしてきましたが、ちゃんとダチ高メンバーの実力を見抜き、評価してくれるってところが好感度高まります。
 ついでにそんなダチ高の強さをある程度見抜けるだけの眼力があるぞってところで、真田さん自身の実力もけっこうありそうだぞっていう風に、真田さんの風格もあがってきてますしね。
 主人公サイドをアゲつつ、ライバルもアゲちゃう、直接対決がますます楽しみになる一話でした。



 といったところで前半はここまで。
 続きは後編にてー。



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