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【感想小タイトル】
■ツンデレ姫
■ボンネットの秘密
■ツンデレ姫
とんでもない性格のお姫様ってことでレオが危惧していたマンシェリー姫ですが、なんのことはない、大好きなレオにだけワガママを言っちゃう、かわいい姫様だったんですねー。
こちらはめでたしめでたしってことになりそう。
トンタッタの未来は安泰だー(笑)。
ところでマンシェリー姫の能力ですが、レオのセリフによれば自分のケガも治すことができるということで、その点においてはクレイジー・ダイヤモンド(ジョジョね)よりも高性能の様子(もちろん爆発中の身体を治癒して元に戻すとか、料理を素材の状態まで戻すとかはできないかもですが)。
先週兵士のケガを治したシーンからすると、治癒にかかる時間も一瞬のようですし、さらには寿命を削って行う「復元能力」という最上の業まであるとのこと。
チユチユの実、これはかな〜り強力な能力のようですねー。
ドフラミンゴがキープしていたのもわかります。
また、ジョーラによれば、この復元能力を使って SMILE 工場に、もしものことがあったとしても、工場を復元できる、というような話もあったようです。
が、しかし、それだけなんでしょうか。
ドフラミンゴはまだまだヒミツの計画を持ってるようですからねー。
そのへんと搦めて、マンシェリー姫の能力を使う計画を考えている可能性というのもあるかもしれません。
■ボンネットの秘密
そして今回はフランキーVS.セニョール・ピンクの戦いに決着がつけられたわけですが、いやー、やられましたね!
そう来ましたかー!
まさかセニョール・ピンクのあのバカみたいな格好に、そんな秘密があったなんてね!
もう、すっかり涙腺直撃……いやさ、涙腺大破壊でありましたわ。
ハードボイルドでありながら、どこかシャイで臆病なところのある若き日のセニョール・ピンク。
奥さんに秘密を明かせなかったことで、取り返しのつかない喪失を味わってしまったんですね。
植物人間になってしまった奥さんが、唯一微笑んでくれるのがその死んでしまった息子ギムレットのボンネットを、セニョール・ピンクがつけたときだけ。
だとしたら、このボンネットこそ自分にとっての最高の服なんだと。
いやいやいやいやー、あのヘンタイの姿が、なんでこうまで一気に感動の姿に見えてしまうのか。
むしろ最初はバカバカしく見えたからこその、この強烈なギャップ、ですねー。
いやー、今週は強烈な感動でありました。
一発ガツーンと強烈なのをやられた感じでありましたわー。
なんて悲しい過去ですか。
こんな取り返しのつかない過去と悲しみを背負っているからこそ、セニョールは外見を吹き飛ばすほど男らしさがにじみ出ていたのかもしれませんねー。
しかし、ちょっと思うのですが、このセニョールの味わった悲しみって、レベッカのお父さん、キュロスが自分の妻を失ったときの悲しみと、若干似ているものがあると思うんですよ。
もちろんキュロスの状況は「奪われた」わけですし、セニョールは自分が事実を隠していたことで「失った」わけですけれども。
そういう原因の違いこそあれ、どちらも妻が夫のことを「わからない状態」で逝ってしまうことになったという点においては一致していると思うんですよね。
一方は、記憶を消されて、もう一方は、事故による植物状態で。
この、自分を分かってもらえない辛さ、最愛の者が死に逝く時に、自分を伝えることのできない悲痛さは、どちらも同じだと思うんですけどねー。
どちらも、己の無力感や罪悪感にさいなまれまくりの、胸が張り裂けるような痛みだと思うんですよね。
そしてその痛みは、現在に至るまで、まったく癒されるものでもないと思うんですよー。
どこまでもどこまでも背負って行かなければいけない、そういう痛みだと思うんですよね(キュロスのほうはまだ娘という救いがあるかもですが)。
どちらも、悲しくも辛い男達だなーと、思うんですわ。
そこで疑問に思うのですが、どうしてセニョールは、そういう悲しみを知っていながら、ドフラミンゴの非道なやりかたに協力していたんでしょうか。
そういう愛と悲しみと痛みとを知っているはずのセニョールが、なんで同じ痛みを世に拡大再生産するような仕事をやっていたんでしょうか。
そこが疑問に思えたんですよねー。
私生活は私生活、仕事は仕事ってことなんでしょうかね。
仕事人セニョール・ピンクとしての、それもハードボイルドな生き方だったんですかねぇ。
あるいは、ファミリーの一員として、通すべきスジってものだったんでしょうか。
なんだか、一気にセニョールという人物について、興味がわいて来ちゃいましたよ。
ともあれ、このセニョールとフランキー、めちゃくちゃ気の合う「男の美学」の持ち主ふたりですから、また別の機会に再会して、もう一度意気投合してほしいなーと思いますわ。
そうして静かに酒をかたむけながら、ポツリポツリと語らいあう、そんな夜が似合う二人って感じですねー。
いやー、馬鹿馬鹿しかったはずなのに、最後はすっかりこの男達ふたりの世界に惚れこんでしまいましたわ。
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それもハードボイルド。
それこそがハードボイルドなのかもしれません。
いやー、味わい深いですわーセニョール・ピンク。
たった一話でここまで深い味わいを表現してくれるんですから、ほんと尾田先生はすげーって思いますわ。