2015年01月28日

週刊少年ジャンプ2015年09号 感想<後編>

 さてさて後半戦。

■前編の感想はこちら





 後半の感想は、

・【読切】天杖のアルワンド
・銀魂
・トリコ
・こち亀
・E-ROBOT
・【打切】ハイファイクラスタ
・磯部磯兵衛

 の 7 本でお送りいたします。



【読切】 天杖のアルワンド

 池田恵介先生描くファンタジックバトル読切。
 ファンタジーの世界から魔法を使う王子様がやってきたっていう、ジャンプでは定番のモチーフなのですが、魔法の杖を失った王子様が現実世界の日常的な品物を杖がわりにして、その品物の特性を活用していくというところが面白いアイデアでした。
 究極の杖が、わたしたちの世界のほうにあるっていうのも面白くて、いったいそれはなんなんだろうって考えさせてくれますしねー。
 それは単に魔法世界から来たものではなくて、実際に現実にあるものだったりするとさらに面白いんですが、どうでしょう。
 たとえば原発の燃料棒とか、それこそいっそ核ミサイルとかだったらたしかに究極の魔法の杖になりそうですけどね。
 ま、そんなでかいの振れないか(笑)。

 ただちょっと気になったのは、主人公の王子はまだしも、この現実側の主人公の少年が、あまり好感度が高くないなーというところなんですよねー。
 最後は頑張って成長したようではありますが、それまでがなんとも低空飛行。
 負け犬精神がしみついちゃってる少年が成長する話だとしても、もうちょっと最初から人間的魅力の断片でも見せていたほうがよかったんじゃないでしょうか。

 あともうひとつ欲を言えば、王子のほうも個性をもっと出したほうがよいかもしれません。
 外見特徴なり、しゃべりかたのクセなり、面白い性癖なり、繰り返し言うキメ台詞なり……。
 この王子をズバッと記憶に焼き付けるだけのなにかがないと、名前も覚えられないと思うんですよねー。

 総じて悪くない、ちょっと設定が新しいところがあって面白く、話のまとまりもよく、さらっと読めて楽しい漫画でしたが、そんなわけで個性の面ではまだまだ課題をかかえている漫画なのではないかなと感じました。



銀魂

 新撰組もついに崩壊かー。
 近藤さん、衝撃の斬首さらし首。
 いよいよ激動の幕末エピソードが押し寄せてきたかんじですねー。

 もちろんこれは単なる土方さんの悪夢にすぎず、近藤さんはまだ斬首されてないという可能性もあるとは思います。
 しかし、近藤さんを救出できそうな沖田さんが、「何もできやしねェ」ってなってますからねー。
 ここは史実どおりの流れとなってしまいそうだなーと、ズーンときてしまいますわ。

 そうなると、このあと、土方さんや沖田さんたちにも、史実の波は押し寄せて行っちゃうんでしょうかね。
 どうなっちゃうんだよーっていう感じです。
 そしてつくづく、もう後戻りはできないんだなーと。
 もうギャグの日常回には二度と戻れないんだなーという感慨が、ひしひしと押し寄せてきますわ。



トリコ

 おー、見事に猿王バンビーナの遊びにつきあえるだけの力を手にした四天王。
 さぁ、ここから本格的な遊びがスタートするのか、と思いきや、

「遊戯ではない…

 猿王との“真剣勝負”を見に…!!」


 って!!(笑)
 ちょ、それはなんか大丈夫なのか!!?



こちら葛飾区亀有公園前派出所

 部長の万年筆への静かな怒り爆発エピソード、なんかリアルな迫力がありますなー(笑)。
 実際、中年の突発的な爆発っておっかないですよねー。
 満員電車とかでキレてるのって、個人的な少ない経験でもだいたい中年ですし。
 電車でよくあるのが、キレるまではいかないんですが、何も言わずに乱暴にぶつかってきて押しのけたりする人がいるんですが、そういうのは若い人間じゃなくって、むしろ偉そうな中年男性なんですよね。
 人間、年をとってもああいう風にはなりたくないものです。



E-ROBOT

 うん、自身をもとう!
 くそう、思わず説得されてしまったぜ!(笑)



【最終回】 ハイファイクラスタ

 ということで、これにてハイファイクラスタも打ち切り終了。
 敗因はいろいろと挙げられるとは思いますが、私としては二点ほど気になるところがありました。

 まずは視点側主人公、ぺーた君の好感度の低さですねー。
 この子が最後までいいところをほとんど見せなかったのが逆に驚きでした。
 もちろんこの作品の基本メッセージが、ダメ人間でも社会のどこかには自分が歯車になれる場所がきっとあるよっていうことなわけですから、この子があまり成長してはいけないというのはわかるのですが。
 有能な少年になっちゃったら、歯車になれて当たり前ですからね。
 それにしても、もうちょっと読み手が好きになれるような頑張ってる姿を見せてくれたほうがよかったのではないかなーと思いました。

 もう一点としては、作中のバトルにしてもストーリー展開にしても、主人公側が「これはムリだろ!」ってなる場面がほとんどなかったというところ。
 一応のピンチはあっても、それは致命的な感じではなく、なんか能力を発動しただけでサラッと解決しちゃったなーという事件が大体のところを占めていた印象が強いのですねー。
 これどうなっちゃうの!? やっべー、来週が待ちきれねー!ってなるような強めのヒキが、ガンガン必要だったんではないでしょうか。

 しかし、最後までなんで過去の偉人の能力がわかるんだろうっていう謎は判明しないずくでしたかー。
 タイムマシンのハイファイが出てくるものだとばかり思っていたのですが。
 こういう SF が好きなだけに、そのへんの裏設定が描かれるまで話がいかなかったのは残念であります。



磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜

 すっげー物を見た!!
 なにこれ、母上天井からぶらさがるときこういう風になってんの!?
 いやー、あまりに絵のインパクトがすごかった(笑)。
 母上、やはり恐ろしい人である。



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posted by BOSS at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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