ジャンプ感想別室 ONE PIECE（ワンピース）第774話 “トンタッタ族戦士長レオ”: 少年、グリグリメガネを拾う

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2015年01月27日

ジャンプ感想別室 ONE PIECE（ワンピース）第774話 “トンタッタ族戦士長レオ”

　週刊少年ジャンプ 2015 年 09 号掲載分の感想です。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

【コミック派ネタバレ注意！】

　最近はメインキャスト以外の戦いにスポットが次々と当たっていっているワンピースですが、今週はトンタッタ族のターン。
　これが意外と全体の戦局を左右しかねない、超重要な戦いになっておりました。

　前回敗れ去ったグラディウスの死体（死んでないけどｗ）を回収している動きがなんだか怪しいなーと思っていたら、なんと、ジョーラが倒れた幹部を復活させようとしていたんですね。
　とらわれていたマンシェリー姫の能力は、驚きの“チユチユの実”。
　いわゆるヒーラー能力だったんですねー。

　ついに出てきましたねー、ヒーラー能力。
　これだけのバトル漫画で、一瞬で HP を回復させちゃうようなシンプルなヒーラー能力者がなかなか出てこないなーとは思っていたんですよ。
　そりゃもちろん、麦わら一味にはチョッパーっていう名医がいますから、ヒーラーが仲間になったらチョッパーの立場がまったくなくなっちゃうんですけどね（笑）。
　でも、世の中どこかにはこういう能力者はきっといるだろうな～と思っていたら、なんと敵の掌中でしたか。

　この戦局で、幹部たちが元気に復活してしまったら、それはたしかにジョーラの言うとおり、一気に戦況は決まってしまいかねません。
　まぁ「みな致命傷」っていうジョーラの見解については、ちょっと希望的観測すぎるかなとは思いますが（笑）。
　それにしても決定的なことになりそうですよねー。
　削りに削ったラスボスが、ベホマ使っちゃったみたいなゲッソリ感があるはずです（笑）。
　これぞ治癒能力の恐ろしさってところでしょう。

　しかしこれも、チユチユの涙が幹部たちにふりかかるその寸前で阻止成功。
　カブさんが幹部たちを吹き飛ばし、その吹き飛ばされた身体をレオがヌイヌイしまくってジョーラに集めてぶつけると言う、なんともアクロバティックな技で〆。
　発言がなかなかウザめだったジョーラですが、自分のやられっぷりにも「アートざます」と満足しているようで、これはこれでよかったかもなと（笑）。
　そんなわけでトンタッタ編は、かなりの駆け足でまとめられたっていう感じではありますが、一気に危機感がもりあがり、一気に解決するという、なかなか気持ちのいいものでありました。

　ところで、正確は最悪、みたいなことを言われていたマンシェリー姫ですけど、最後のやりとりを見る限り、悪いのはこれレオのほうじゃないの？（笑）

　そしてふと思ったのですが、このチユチユの力って、どこまでのダメージなら回復できるんでしょうかね～。
　傷痕ならどんなものでも一瞬でふさぎ、綺麗に消すことができるんでしょうか。
　たとえば、切断されたローの腕とか、かなり古いですがキュロスの脚とか。
　そういう切断されたものを繋いだり、また生やしたりすることはできるんですかねー。
　さすがに古い傷は癒せないでしょうか。
　他にも、ルフィの胸の傷はまぁダメージではないにしても、ゾロの片目とかね。
　そういう失ってしまった器官は、さすがに復活できないかなー。
　なんにも制限なしに治癒できるのだとしたら、かなーり強力な能力ですものね。
　うーん、どうなんでしょう。
　気になるなー。
　個人的には、古傷ってのは戦いで得た勲章みたいな面もありますから、そういうのは残して欲しいって思うんですけどね。　

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

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