2014年12月03日

週刊少年ジャンプ2015年01号 感想<後編>

 ではでは後半戦です。

■前編の感想はこちら





 後編の感想は、

・火ノ丸相撲
・トリコ
・ワールドトリガー
・こち亀
・磯部磯兵衛

 の 5 本でお送りいたします。



火ノ丸相撲

 いやー、さすがに久世草介は強かった。
 先週その姿勢を崩すことに成功したユーマでしたが、その勢いで土俵際くらいまでは追い込めるかと思ったんですがねー。
 気づいたら自分が土俵際って。
 ただパワーが凄いとかじゃなくて、連打を受け止めながらちゃんと一発一発軌道をずらしているとか、その技術面もさすがです。
 思いっきり強さを見せつけてくれちゃいました。

 しかし、そんな敗北のなかでも、ユーマのかっこよさは光ってましたねー。
 偶然そういう形になったとはいえ、一発ちゃんと久世草介の姿勢を崩したのは紛れもない事実です。
 まぎれもなく、技が通じていたんですよね。
 まだまだ相撲は始めたばかりなんですから、これを大きな糧にして、稽古あるのみって思いますわ。
 なにより、この負けん気の強さですねー。
 「くやしい」とちゃんと思えるヤツってのは、きっと強くなりますよ。
 いやー、応援したくなるなー、こういうキャラは。



トリコ

 うおー! なんかとんでもない事になっちゃったー!(笑)
 いきなり出てきたバンビーナには驚きましたが、まさかここまでの爆発的展開がやってこようとは。
 一瞬にして、まさに一瞬にして、サニー以外全滅!!
 いやいやいやいや、まさに驚愕の展開ですわー。

 まぁしかし、さすがに全員死亡ってこともないでしょうから、いったい何が起こったのか、ここから謎を解いていく感じになっていくんですかね?
 バンビーナが見せたアルティメット・ルーティーンの超強烈版なのか、はたまたココによる毒人形だったりするのか。
 あるいは実は死に掛けてるのはサニーのほうで、サニーの死の間際の脳が見せる夢だったりするのか……とかね。
 いろいろ考えられるとは思うのですが、はてさて、どうなるんでしょう。

 ともあれ、こういう衝撃展開をときどきドカーンとかましてくれるトリコ、あいかわらず尖ってて、私は好きですよー。



ワールドトリガー

 いやー、気持ちよかった。
 いったいどういうことをブチかましてくれるんだろうと思っていたら、なんのことはない、いつもどおりの修でしたね!
 どこまでもバカ正直でまっすぐな、修そのままを、正々堂々とブチかましてくれました。
 建前とか理想ばっかり持ち出して、とにかく修のことをワルモノに仕立てようとしている記者に対して、修がカマした名演説。

「運命の分かれ目は

 こちらの都合とは関係なくやってきます

 準備が整うまで待っていたら

 ぼくには一生なにもできません」

「ぼくはヒーローじゃない

 誰もが納得するような結果は出せない」

「ただその時やるべきことを

 後悔しないようにやるだけです」


 大上段から当たり前のことを振り下ろしてくれました。
 これは戦争をやってるんですからねー。
 準備が整うのを待って襲ってきてくれる敵なんていやしないですし、むしろ準備の整わないところを狙ってくるのが敵ですものね。
 順序を守ってたら、いったい何人無辜の被害が出てしまうか分かったものじゃないですよ。
 修、しっかりと自分の意志を隠すことなくブチかましてくれました。
 もちろんこれでも責められることはあると思うんですが、言うだけ言いましたからね、かなりスーッといたしましたわ(笑)。

 それにしてもムカつく記者たちでしたが、フタを開けてみれば、かれらには実は、憎悪の持って行き場とか、希望を託す場がなかったんですね。
 まさか遠征が秘密にされていたとは思いませんでした。
 そりゃー閉塞感とかで、イライラがつのってたとしてもおかしくないですわ。
 持って行き場のないイライラで、修のような子供ひとりに矛先集めても不自然ではないと思いますね。

 ボーダーとしては、遠征というリスクの大きい事業には支持は簡単には集まらないだろうということで、秘密にしていたんでしょうね。
 それが今回、奇しくも修の発言のおかげで発表の大チャンスを得たわけですね。
 城戸指令も、機を見るに敏というか、かなりのキレモノですよ。
 この降ってわいたチャンスを利用して、一気に公式の遠征大作戦の流れを作り出しちゃいました。
 情勢の流れを読み切り、今回出た犠牲も、ある意味利用したともとらえられます。
 これまであんまり好ましく思えてなかった城戸指令ですが、いやー、やっぱこの人も凄いひとですわー。
 記者をやりこめたところでは、ちょっとイカスって思っちゃいましたしね(笑)。

 まぁしかし、そんな記者たちも、もちろん世間も、これでフラストレーションの持って行き場が生まれたことになるんですね。
 ただ防戦一方だったこれまでとは大きく違い、失われた命と思われていたものがもしかしたら取り戻せるかも?という希望になり、また別世界への遠征という大冒険のテーマが提示されたわけで。
 これは、世界中の雰囲気が一変しそうな話題ですよ。
 世はまさに、大遠征時代!ってことになるかもしれません(笑)。
 うーん、これはちょっとワクワクするなー。

 と、そんな大遠征時代を招いた立役者になったかもしれない当の修ですが、さー、ここからいよいよ B 級ランク戦、開始ですねー!
 こんなに煽られたら興奮しないわけがない(笑)。
 頼りになるチームメイトがいて、回りの人たちもたっくさん応援してくれて。
 こんなに心強いことはないじゃないですか。
 最初は才能がないと言われていた修ですが、これまでのいくつもの戦いのなかで、その本当の才能はおおいに示してくれましたからねー。
 A 級隊員への道、一気に駆け上ってって欲しいものです!



こちら葛飾区亀有公園前派出所

 こち亀お馴染みサバゲー回。
 今回は夜戦ということで、真っ暗な演出が目先が変わって面白かったんですが、ちょっと誰が誰やらでもありましたね(笑)。
 リアルに夜戦の暗さを読者にも体験させてくれちゃいました。
 しかし、両さんだけはマユの太さで一瞬で識別できたのはさすがというかなんというか(笑)。
 あらためて強烈なキャラデザインですわ。

 しかし、こういうのを見ると、サバゲーってちょっとやりたくなっちゃうんですよねー。
 ああ、でも虫とか出るのかぁ。
 カエルはいいとして、虫はどうもやだなぁ。



磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜

 さすが天才葛飾北斎!
 まさか江戸時代にエロ動画の域まで達していたとは!!(笑)
 「春動画」って、なんかちょっとニコニコ動画の親戚みたいになってるのが笑えますが、しかもその動画がエロいを通り越して感動の渦まで巻き起こしちゃうって。
 脚本家の才まで持ちあわせていたとは、やはり恐るべし、北斎先生!(笑)

 あと、磯兵衛アニメ化の折には、ぜひここを再現して欲しいですねー。
 モザイクだらけでもいいのでね(笑)。



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