■前編の感想はこちら。
後編の感想は、
・火ノ丸相撲
・銀魂
・【読切】
・ワールドトリガー
・こち亀
・【終了】三ツ首コンドル
・磯部磯兵衛
の 7 本でお送りいたします。
火ノ丸相撲
偉大な父親の指図通りにしか生きてこられなかった久世草介が、潮の熱気に影響を受け、ついに父親の下から自立する時を迎える。
いいですねー、運命に逆らう主人公が、知らず知らずライバルの胸にも火を灯す。
熱くなれるモチーフです。
敵ながら、思わず応援したくなりますわー。
しかし、それに対するチヒロのほうだってなかなか熱い。
一目で怪物とわかる久世草介を相手に、どこまでも勝つ気十分。
立ち合いの位置をめいっぱい下げたり、勢いを利用したガチンコの当たりと思わせておいて、サラッと変化したり、めちゃくちゃ工夫しているのもカッコイイ。
相手の強さは十分承知しつつも、それでもオレはそんなヤツらあいてに勝って来た!という自負があるんですねー。
レスリング経験を、技術面でも精神面でも、しっかり活かしている感がでています。
うまいなー。
これは両者とも、おもわず応援したくなる演出ですわ。
銀魂
おー、ここで過去編が来ましたかー。
銀さんたちの松下村塾時代は、これまでチラホラとは出てきましたが、しっかりと描かれるのは今回が初めてとなりますよね。
童顔の銀さんがやたらと可愛くも、ふてぶてしく憎たらしい感じが実に銀さんらしくてよかったのですが、さてさて、とにかく気になるのは吉田松陽さんがいったいどんな先生だったのか。
まずはそこに尽きますかねー。
しかし、こんなに生真面目を絵に描いたような桂くんが、なぜに今はあんな感じになってしまったのか……(笑)。
【読切】 娘入り箱
西尾維新先生が原作を大量投下。
集英社系雑誌に次々と掲載される読切、その数なんと 9 本という、ちょっと聞いたことのないような怒涛のプロジェクトが発動です(笑)。
まずは一本目として、めだかボックスでタッグを組んだ暁月あきら先生と、タッグ再結成。
不思議な箱と幼女が出てくる SF 短編でありました。
最初、実はこの幼女は少年の願望を箱が叶えただけの幻の存在なのでは?とドキドキして読んでしまいましたが、いやいや、さすがにそこまでダークな話ではなかったですね(笑)。
むしろそうやってひっかけようとしたんじゃないですかねー、西尾先生は。
そのくらい普通にやりそうな先生ですのでね、見事にひっかかったぜーと言っておきます(笑)。
箱を使った逆転のトリックや、出会いを経験して歩き出す少年やら、短い物語に要素をいっぱい詰め込む技術も相変わらず。
普通の読切漫画なら十分オチたなと思ったところから、さらに何度も場面が追加され、さらに最後のダメ押しまで待っているわけですから、満足度の高さが違います。
やっぱりこの人は上手いなーと再確認させていただきました。
あと、暁月先生の絵もこの作風と相性がいいんですよねー。
また機会があったら、このコンビの連載を読んでみたいものです。
ワールドトリガー
おっと、このタイミングで意外なガールズチームが登場。
テコ入れってことでしょうかねー(笑)。
綺麗なおねーさんタイプと、真面目ちゃんロリタイプの二人組み。
あまりあざとく「作りすぎた感じ」がしないのも良いではないですか。
A 級 6 位ってことですから、この二人も相当やるんでしょうね。今後が楽しみです。
そしてついに撤退したアフトクラトルですが、ななんと、エネドラさんはさておきヒュースを置いていったことも最初から織り込み済みの行動だったようです。
「連れ帰ればヒュースは我々の敵になる」なんていうセリフもありますし、なにやら、お家事情かなにか、深い政治的理由みたいなものがありそうですねー。
アフトクラトルとの戦い、今後もまだまだ続きそうです。
あと、ハイレインのセリフですが、
「エネドラ ヒュースの件も含めて
当初の目的は達した」
って、「含めて」って言ってるんですよね。
「含めて」ってことは、それ以外にもなにか達した目標があったっていうふうに聞こえてしまいます。
まぁ、30 名以上の雛鳥の捕獲に成功しているわけですから、それを当初の目的と見ることはできるわけですが。
この含んだ言い方だと、なにやらもっとそれ以外にもありそうな感じに聞こえてしまいます。
うーん、気になるなー。
ともあれ、なにはともあれこれにてついに大規模侵攻編、完結!
いやー、長い長い、大変な戦いでしたー!
ここから、またワルトリは新たなターンに入っていくんでしょうねー。
いったいどんな物語が始まるんでしょうか。
そういえば、すっかり忘れていましたが、修たちは昇級目指して頑張ってるところだったんですよね(笑)。
そのへんのエピソードが始まるのかな?
こちら葛飾区亀有公園前派出所
おー、今週のこち亀は構成が上手いなー。
序盤の会話でネタとして出てきた「ロボットによる制作工場」とか「謝罪会見」が、最後のほうでしっかりオチに繋がっていくという。
まるで漫画のお手本みたいな構成じゃないですか。
それにしても、ほんっと謝罪会見するひとたちって、どうしてああも謝罪がヘタな人たちばかりなんでしょう。
それこそロボットにでもさせたほうが上手くやってくれるんじゃないかと思えてしまいますわ。
【最終回】 三ツ首コンドル
ということで打ち切り最終回となってしまいました三ツ首コンドル。
終盤はだいぶ面白くなってきて、最後のほうなどは主人公の死からのまさかのヒロインが真打として覚醒など、見所もいっぱいあってなかなか読ませる感じになってたのですがねー。
やはり、序盤のスロースターターぶりが祟ったといったところでしょうか。
もちろん、連載しつつ先生がグイグイメキメキと成長なさったというところが大きいのだとは思うのですが、やはり面白いネタを練っていたのなら、ネタ切れなんか恐れずにガンガン投入していかなくてはいけないってことなのではないでしょうか。
あと、個人的にすごく気になってたところなのですが、そもそも「美」ってなんなんでしょうね。
そこがいずれクローズアップされるんだろうなーと思っていたら、結局最後まで詳しく語られることはなかったんだなーって、いまさらのように気づきました。
マシマロがなぜ美に執着するかについては、なるほど 10 年の監獄生活が影響してたのねってことで語られましたが、じゃあ憧れた美って、そもそもなんだろうっていうね。
そういうところをこそ、第一話からガンガン押し出していくメッセージ性になりえたんじゃないですかねー。
どうなんでしょう。
読切版ではそのへんがちょっと描かれてたと思うのですが。
今時、メッセージ性とか、あんまり流行らないかな?(笑)
ともあれ、石山先生お疲れ様でした。
今回の初連載で得られたことはかなり大きかったと思います。
この経験を活かして、めざせ次こそ大ヒット、ですね!
磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜
前半と後半の間に 2 本だけっていう、これなら二連続で掲載したっていいじゃないって言うような掲載位置。
ちょっとアンケが悪いんですかねー? 心配です。
さてさてしかし、今週はお犬様の昔のお姿が衝撃でした。
まさかこんなにリアルな顔をしていただなんて(笑)。
一体何がお犬様を変えてしまったのか。
やはり、殿様の上げ膳据え膳生活が野生を奪ってしまったんですかね。
人間も犬も、だらけた生活はダメってことですね(笑)。
そしてお犬様、なんとあなた、磯兵衛を飼ってるつもりだったんですかい!(笑)
たしかにそれならしっくり来ます。
このちょっとプライドの高いお犬様が、どうしてダメ人間の磯兵衛に飼われることに納得してるんだろうとちょっと不思議でしたが、なるほど、飼われているのではなく、飼い主の気分でダメ人間磯兵衛を観察してたんですねー(笑)。
視点の逆転がなかなか快感となるオチでした。
そしてまた、後編の本気を出した磯兵衛にも大笑い。
手裏剣を受け止めたり、本をすり替えたり、普通にけっこう凄いじゃない。
ちょっと感動すら覚えちゃいましたわ。
さすがあの母上さまの息子なわけですが、まぁでも、エロ以外だと絶対覚醒しないんでしょうねー(笑)。
やはりそこが安定の磯兵衛です。
感想後記
といったところで今週はここまで。
来週は NARUTO が大団円の二話一挙掲載。
ナルトの正妻の座を、一体誰が勝ち取るのか、そこがとにかく気になってしょうがない!(笑)
ヒナタがんばれーーーィ!!
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まぁいつも頼んでんので大丈夫信じたいが互いに健闘祈る