2014年09月15日

ジャンプ感想別室 ONE PIECE(ワンピース) 第760話 “同じ賭け”

 週刊少年ジャンプ 2014 年 42 号掲載分の感想です。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

【コミック派ネタバレ注意!】





【感想小タイトル】
■一点張り
■ドフラ流連携攻撃
■ドフラの真実



 扉絵連載シリーズ、ジンベエがルフィとローの同盟のことを知ったんですねー。
 さてジンベエ、これを知ってなにを考えるのか。そしてどう動くのか。
 今回の扉絵連載は、本編とほぼ時間軸をリンクさせていることもあって、本編とからんでくるもしれないワクワク感がありますなー。



■一点張り

 まずはサボパート。
 おお、藤虎との戦いはもう終わっていたんですね。
 コアラに叱られつつ、藤虎とのやり取りを思い出すサボ。

 ははーん、藤虎は、ちゃーんとドレスローザの民衆のことを考えていたんですね。
 その昔、ドレスローザが地獄となった時、ドフラとグルだった海軍には、ドレスローザを救う資格などないと。
 たとえ救おうとしたところで、きっと民衆を本当の意味で救うことはできないと、そういうことを考えていたようですねー。
 民衆だって納得しきれないでしょうし、そんな足元のおぼつかない状態では、打倒ドフラだって成功できるかどうかわからないと。
 そんな危惧をかかえての、藤虎のこれまでの不思議な動きだったということでしょう。
 なるほど、藤虎にとっては、ここでサボに阻まれたのも好都合だったわけか。

 そしてそんな藤虎は、リク王の前に登場。
 王も、藤虎も、事ここにいたって、勝利をたったひとりの海賊に賭ける。
 うーん熱い。
 いやー、毎度のことながらルフィ、でっかいものを背負わされてしまいました。

 それはそうと、サボを叱るコアラがやたらとかわいいんですが、これはどうしたことでしょう(笑)。



■ドフラ流連携攻撃

 場面かわってこちらは決戦会場。
 先週みごとに炸裂したルフィとローの連携技でしたが、当然ドフラはKOならず。
 まぁ、そのぶんラジオナイフで数分の間はトレーボルをばらばらにしておけるので、いちおう御の字としておきますか。

 しかし今週は、お礼だとばかりにドフラたちの連携攻撃が炸裂いたしました。
 トレーボルがローの足をつかまえ、そこに突き刺さるドフラの“降無頼糸(フルブライト)”。
 ザックザクじゃないですかロー。
 これは痛々しい大ダメージ。

 そしてドフラは返す刀でルフィに殺到。
 ルフィの武装色のガードをものともしない、ドフラの猛烈な武装色蹴り。
 ぬぬー、武装色のパワー対決では、ドフラに軍配が上がってしまうっぽいですねー。
 さすがはドフラ。めちゃくちゃな強さです。

 さらに、息をもつかせぬ連携攻撃ですが、ここでベラミーを利用するところがまたドフラらしい。
 ルフィとローの連携攻撃とは、明暗好対照な連携攻撃じゃないですか。
 


■ドフラの真実

 そして、来ました来ました!
 ついに語られる、ドフラの過去。
 ほはー、ドフラのお父さんっていうのが、実はかなりまっとうな人だったんですねー。
 天竜人の地位を捨て、一般人になって貧乏暮らしをしていたら、ドフラのお母さんが病気で死んでしまって。
 幼少のドフラから天竜人としての特権を剥奪し、さらに母の命まで奪われた(と受け取った)ドフラは、そこで父を殺害。
 その首を手土産に天竜人に復権しようとしたら、ところがどっこい天竜人にも跳ねつけられて。
 なるほどー。そこで全てを失ったドフラは、全てを破壊するしかなかったわけですかー。

 うーん、これはドフラミンゴの印象が、180 度一気に変わりそうな話です。
 以前、子供時代のドフラが一枚絵で描かれた時は、「ボロは着てても心は錦」って感じで、ものすごい大物っぽいガキんちょって感じだったんですがねー。
 その後描かれてきたドフラは、七武海のなかでも一味違う、時代の変革を狙う策謀家、善悪の絶対性すらあざ笑う、スケールの大きな世界観の持ち主、なにか世界の深いことを知っている高所に立つでっかい人物、というような印象だったんですねー。

 こうなってくると、かなりそこが変わってきます。
 なんというか、天竜人の歪み、そのものがガキンチョの姿で生れ落ちて、そこからまったく成長しないまま大人になってしまったような。
 己が天竜人であるという、醜いアイデンティティを維持するためだけに世界を壊そうとしているような。
 そういう、ワガママな駄々っ子として見えてきたような気がします。
 深層心理では、お母さんが恋しいからこそこういうことをやっている、という見方もできるでしょうしねー。 
 器のでっかい陰謀家、策謀家という仮面が脱げて、その下から、癇癪を起こして泣きわめいている子供がでてきたような、そんな印象です。
 大物感は薄れたかもしれませんが、そのぶん、なんだか不思議と人間らしい弱さのある、魅力的な人物として見えてきたかもしれません。
 いやー、面白いなー。
 


■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編



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posted by BOSS at 19:47| Comment(5) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ドフラミンゴの過去、少しわかりましたね。でもこういう事だったらロビンやブルック、今回のドレスローザ編ではキュロス達の過去の方がハードだと思いました。しかしドフラの方がわかったら次はローの過去が明かされるんでしょうかね。
Posted by 唄種 at 2014年09月15日 23:56
ドフラミンゴの立場から見れば、キュロスと同様な悲劇的な話だと思いますよ。
自分の意思とは無関係に無力な立場に貶められ、家族をそのために失ったわけですから。

それに、天竜人がその地位を失うということは、普通の人間の価値観で言えば人権を剥奪されて家畜以下の扱いをされると同じでないでしょうか。
これは、大変な悲劇では?
Posted by GR at 2014年09月16日 22:46
やりたい放題のボンボンが貧乏になっても同情は得にくい。ってこと、ましてやそんな事で世界壊すとか言うなら更にね。
Posted by 地方民 at 2014年09月17日 13:54
この一家 …というよりドフラにとっては貧乏より
むしろこの件が起こった事で"対等になった立場"
からの"偽り無き思い"による苦痛が大きいのでは?
Posted by 某県人 at 2014年09月21日 14:20
 受け取り方はひとそれぞれで、誰が一番悲惨な人生なのかというような疑問には正解はないのかもしれません。
 しかし、ドフラの「お前らの生きてきた人生とはレベルが違う!」ってところに、ドフラの心の歪みがよく出ているように思うんですよねー。

 天竜人は偉い、偉くて当然。
 天竜人というか、自分は偉い、偉くて当然!
 この、「自分は絶対偉い」んだっていう確信がドフラの「アイデンティティ」で、彼の全てを決定しているように思うんですよね。

 貧民の暮らしをしたことでそのアイデンティティが崩れかけ、さらに親父を手にかけて復帰しようとしても天竜人たちにはねのけられて、ドフラのアイデンティティは危機に陥ります。
 このままでは自分の全てが崩れ去る。
 心が寄って立つ足場を、すべて失ってしまいます。
 そうなってはいけないと、ドフラが自分を維持するために出した結論は、世界の破壊でした。
 偉いオレサマを見下すヤツはすべてクズ!
 天竜人の地位を捨てたオヤジもクズなら、オレサマを認めない全ての天竜人もクズ!
 ならば全部破壊してやる!
 そういう結論を出さないことには、ドフラは自分の精神を保てなくなったのだと思います。
 正義や悪は絶対ではないっていうドフラの言葉は、このあたりから出ていたのではないでしょうかねー。

 なんというか、こういう言い方も酷かもしれませんが、脆弱で歪んだ精神だと思いますよ。
 根拠なんてまったくないのに、俺は偉いんだーって叫び続ける子供のイメージです。成長を完全に拒否している感じです。
 でもこういう歪んだ子供を生み出したのも、“天竜人の歴史”という歪んだ世界そのものなのかもしれないなーと思うんですよね。

 たしかに納得できないうちに権利を剥奪され、さらには母親の命まで奪われた(とそう少年ドフラには思えた)のは本当に悲劇だったかもしれません。
 ですが、そこから一足飛びに飛びついた結論は、このドフラもまた“天竜人”というワンピ世界最悪の病に冒された病人であるのかもしれないなーと思うのですわ。

 そんなわけで、ドフラにはそういうちょっとした哀愁を感じつつ、人間らしい弱さ、醜さを感じつつも、でも、これまでやってきたことは絶対許せないよね!それはぜんぶ思い上がりだよね!っていう憎しみものっけることができるわけで。
 最後は思いっきりパンチをぶちこめる、なかなかにいい悪役になってくれたなーと思うのですわー。

 長文、失礼いたしました。
Posted by BOSS at 2014年09月22日 20:59
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